韓国現代自動車の下請け、倒産が相次ぐ! これも最低賃金引き上げのせい?

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韓国の自動車業界が大変なことになってるみたいですね!現代・起亜自動車の下請けに倒産が相次いでいるみたいです。1次下請けの上位50社の半数が赤字に転落したとか。やっぱりこれも最低賃金引き上げのせいなんでしょうか?

(朝鮮日報日本語版) 韓国自動車業界に激震、下請け会社の倒産相次ぐ
7/28(土) 5:02配信

現代・起亜自動車の2次下請け会社で年商1000億ウォン(約100億円)のエナインダストリー(慶尚北道慶山市)が7月12日、不渡り手形を出した。同社はゴム部品などを生産し、年間30億ウォンの営業利益を上げていた。しかし、韓国の自動車生産が2年連続で不振となり、昨年は売上高が832億ウォンに急減し、8億ウォンの赤字を出した。その後数カ月間にわたり月給を支払えず、結局は法定管理(会社更生法適用に相当)を申請した。1800億ウォンの売上高を上げていた現代・起亜自動車の1次下請け業者、リハンも先月、韓国産業銀行にワークアウト(金融機関主導の経営再建)を申請した。

慶山市にある別の2次下請け会社A社は昨年4月、プラスチック部品を作る金型230セット余りのうち150セットを納品元の1次下請け会社に返納した。同時に生産職36人のうち40%に相当する14人を解雇した。過去7年間にわたり、売上高の15%に相当する10億ウォン台の赤字を出しながら、何とか持ちこたえてきたが、今年になって最低賃金が前年比16.4%上昇したことでお手上げになった。

韓国製造業の寵児である自動車産業が根底から揺らいでいる。韓国の自動車の輸出、国内販売の同時不振が2年続き、自動車メーカー5社の1次下請け会社800社、2次・3次下請け会社8000社余りから悲鳴が上がっている。1次下請け会社のうち、上場50社の財務諸表を見ると、23社が今年1~3月に赤字に転落した。

(中略)

■最悪の状況で人件費上昇

「大企業で働く人が利益を全て持っていく構造の中で何とか持ちこたえてきた中小部品業者が今崩壊しつつある。大企業が倒産しても、オーナーだけが変わり、従業員は生き残るだろうが、中小企業は経営者も従業員も空中分解してしまう。政府は財閥をたたくのに、なぜ貴族労組を何とかしないのか」

今年4月に従業員36人を22人に削減したA社の経営者は憤っていた。同経営者は「昨年は昼間勤務者に170万ウォン、昼夜勤務者に240万ウォンの月給を支払ったが、最低賃金引き上げで4大保険料まで上昇し、人件費が24%も増えたと話した。A社は製品単価を35%引き上げなければ、納品を続けられないと1次下請け業者に通告したという。同経営者は「下請け業者の営業利益率はやっと1~2%で、マイナスであることも多い。景気が良い時であれば問題ないだろうが、なぜこんなに苦しい時期に最低賃金を引き上げるのかと不満を漏らした。

現代・起亜自の1次下請け業者で年商1000億ウォン、従業員270人の部品メーカーB社の人事部長は最近、心配が山ほどある。昨年時点で月7億~8億ウォンだった人件費が今年は10億ウォンへと増大する中、最大週52時間の労働制度導入(2020年)に備え、従業員を増員しなければならないからだ。人事部長は最大限自動化したとしても、30人は採用しなければならず、人件費がさらに年10億ウォンかかる。年間の純利益が20億ウォンなのに、支出ばかりが増えて心配だ」と語った。

(以下略)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180727-00001927-chosun-kr

中国車が台頭して韓国車は魅力がなくなった?

記事を見る限りは、最低賃金引き上げ以外にも原因があるようですね。貿易戦争やTHAADを巡る中国の報復、そして自動車産業自体の不振にも触れています。

さすがに最低賃金のせいだけじゃないですよね。自動車業界の不振の理由は何でしょうか?

複数の理由が考えられますが、中国からの制裁が一番大きいでしょうか。THAADの報復や中国の国民感情、そして中国車自体の技術革新など様々な経緯から中国市場で全く売れなくなりました。それだけで自動車産業の構造自体が揺らいでしまうほど依存していたのだと思います。韓国車自体にあまり魅力がなくなったとも言えますね。

中国車ですか~!安くて危険なイメージなんですけど・・・。

正道集団という香港企業をはじめ、いくつかの中国系企業が台頭してきていますね。フェラーリなどをデザインしたイタリア人を引っ張ってきたりと、金に物を言わせているようです。単純に見た目が格好いいというだけで、性能は未知数な部分が多いですが。韓国車を選ぶ理由がなくなってきたことだけは確かです。

へぇ~。日本じゃ絶対にお目にかかれなさそうですね。

中国はいつも見た目から入るからな。この前巨大な滝が流れるオフィスビルの写真を公開してたけど、見た目のインパクト以外は特に何とも思わなかったわ。

そのビル、「どう見ても水漏れだ」という中国人のコメントが紹介されてますが・・・。

ブーッ!!

最低賃金の引き上げがとどめを刺した?

だいぶ話が逸れましたが、韓国車の産業構造そのものに異変が起きていることは確かですし、今年に入って赤字が増えていることに関しては最低賃金の影響が大きいようですね。自動車産業の下請けは膨大な中小企業群で成り立っていますので、既に資金繰り的に厳しかったところも少なくないでしょう。最低賃金引き上げがいわばとどめのような形で機能してしまったのだと思います。

やっぱり最低賃金のせいなんだ!最低賃金引き上げ、恐ろしすぎます。

中小企業をないがしろにした報いじゃな。大企業の驕りが見えるのう。

でも、資金繰りが厳しかったのは中国市場から締め出されたせいだろ?最低賃金はあくまでも副次的な理由だよ。

その通りです。これに米中の貿易戦争による関税引き上げが加われば、自動車産業自体が根こそぎ崩壊してしまうとも言われています。今とは比較にならない状況となるかもしれません。最悪のタイミングで最低賃金の引き上げをしてしまった、という失策による部分はあると思いますが。

最悪のタイミングで最低の選択をしてしまったわけだな。

最低賃金引き上げ、最低!

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そのフレーズいいですね!韓国の人達にデモで使ってもらいましょう(笑)

日欧EPAで日本車の関税がゼロに?さらに追い打ちをかける?

これに追い打ちをかけるように、日欧EPAが始まります。これまでEUは日本車にとって障壁が高く、韓国車がシェアを守っていました。ですが、今後は日本からEUへ輸出する際の自動車関税が撤廃される方向となりますので、韓国にとってはさらに厳しい局面が待っていることになります。

日欧EPA!ありましたね~。今は何%なんですか?

10%ですが、これを7年かけて撤廃していくとのことです。日欧EPAの発効は早くても2019年中となりますので、あと1年もすれば大筋が決まることになります。今後日本車が安くなることが分かっているのですから、今のうちだけ安い韓国車を買おうと考える人は確実に減っていくでしょう。消費者に与えるインパクトは大きいと思います。

関税がなくなるのは7年も先なのか・・・。そんなに待てますかね?

逆に言えば7年しかありませんので、将来確実に需要が先細りしていく前提で考えなければならないわけです。工場を増やすこともできませんし、EUの代わりとなるマーケットを探すなど早めに手を打たないと八方塞がりになります。このことが投資家にマイナスの印象を与えることは想像に難くないでしょう。

そっか!消費者だけじゃないんですね。投資家も気にしないといけないんだ。

長期的な計画を立てられない国は自動車なんて作れないよ。韓国は目先の利益だけを優先して、中国市場に依存しちゃったのが最大の失敗だったね。

国の経済を一国に依存するとは理解できん話じゃな。弱みを握られたら一巻の終わりじゃのう。

もう中国に国自体の面倒を見てもらうしかないですね(笑)