ラオスダム建設を計画したのはSK建設ではなかった!? どういうこと?

東南アジアニュース, 韓国ニュース

ネット掲示板を根気よく探していたんですが、ついに見つけました!衝撃の情報!ラオスのセナムノイダムを最初に計画したのはSK建設ではなく、SK建設に買収された東亜建設産業という韓国の企業だったそうです。しかもこの東亜建設産業は、過去に韓国で建設した大橋を崩壊させてしまったとか。前科持ちだったんですね・・・。

More flooding in Attapeu after heavy rain
Latest Update August 16, 2018

Sanamxay district, Attapeu province: Flooded villages here had emerged from the muddy waters but now floods are inundating the area yet again after several days of heavy rain.
Director of the province’s Information, Culture and Tourism Department, Mrs Bounnan Bounnaseng, said on Wednesday that access to the main town in Sanamxay district was very difficult.

http://vientianetimes.org.la/FreeContent/FreeConten_More_190.php

東亜建設産業がセナムノイダム計画の調査をスイス企業に依頼?

ネット掲示板で宝を見つけてしまったか…。

そうなんです!ダムコミュニティの情報だそうですが、元の書き込みは見つかりませんでした・・・。

釣りじゃないよね?

まさか!実際にネット上のソースで裏付けが取れましたから。

マジか。どういうこと?

ここの英文記事に、韓国企業の名前が書かれてるんですが・・・。

Colenco studies Laos’ 400-MW Xe Pian-Xe Namnoy
03/28/2007

Colenco Power Engineering AG of Switzerland has begun a feasibility study of developing the 400-MW Xe Pian-Xe Namnoy hydroelectric project in the Xe Kong River Valley of Laos.

Colenco said it initiated project activities with a site visit in December. The study, for South Korea’s Dong Ah Construction, is to investigate feasibility and to elaborate, design, and optimize alternatives. The work is to be complete by the end of 2007.

(中略)

Xe Pian-Xe Namnoy was to be developed in the second half of the 1990s, but was halted by the Asian financial crisis at that time. In 2005, Dong Ah decided to resume the project.

(以下略)

https://www.hydroworld.com/articles/2007/03/colenco-studies-laos-400-mw-xe-pian-xe-namnoy.html

「Dong Ah Construction」という企業は、日本語だと東亜建設産業と呼ぶそうです。

「Xe Pian-Xe Namnoy」という記述があるな…。それで、2007年にスイス企業がダムの実現可能性について調査をしたんだと。セナムノイ計画は90年代後半に始まったが、アジア通貨危機で中断しており2005年から東亜建設産業が再開させたと。そんな前からの計画だったのか…。

SK建設ではなかったんですね!実質この東亜建設産業が造ったということでしょうか?

東亜建設産業は過去にも韓国で大橋を崩壊させる?

それで、この東亜建設産業には前科があるって?

はい。ネット百科事典の情報なんですが、韓国で聖水大橋という橋を1979年に建設したそうなんです。ところが、1994年に突然崩壊してしまったとか。

崩壊の原因はなんだろう?

手抜き工事だそうです・・・。監督責任者が刑事訴追され、当時のソウル市長が大統領の手によって更迭させられたとか何とか。

マジか!そんな企業がラオスでダムを造ろうとしてたのか…。

これとは別の話なんですが、日本とパラオの友好の橋を造ったSOCIOという建設企業も関わってたみたいですね。

そっちも確か崩壊してなかったか?

はい。こちらは1996年ですね。韓国の企業が関わったプロジェクトが相次いで崩壊事故を起こしてしまったことになりますね・・・。

どういう偶然なんだ?これはもう少し深堀りする必要がありそうだな。

SK建設は東亜建設をいつ買収したの?

この東亜建設産業とSK建設の関わりなんですが、実はよく分かっていないんです。

あれ?買収したんじゃなかったの?

こちらの記事を見る限り、東亜建設産業は2001年に破産してるようなんですが・・・。

プライムグループ、東亜建設の買収優先交渉企業に
2006年8月29日16時7分配信

 2001年に破産宣告した東亜建設の買収企業を選定する本入札が行われ、プライム産業・トライデント企業連合が最高得点を獲得した。東亜建設売却主幹事の韓国資産管理公社(KAMCO)が29日に明らかにした。入札提案書は前日に締め切られ、6社の中で審査が行われた。次点は大宇建設企業連合だった。

 KAMCOは債権団の同意を経て、両企業連合をそれぞれ「優先交渉対象企業」、「予備交渉対象企業」に選定する予定だ。優先交渉対象企業となるプライム産業・トライデント企業連合は、来月中に債権団と了解覚書(MOU)を締結し、破産裁判所の許可を得て詳細手続きを行う。早ければ10月中に本契約が締結される見通しだ。

http://www.wowkorea.jp/news/korea/2006/0829/10013584.html

この「プライム産業・トライデント企業連合」の中にSK建設がいるんじゃないの?

詳細が分かりません・・・。東亜建設が破産したのは2001年なのに、東亜建設産業は2007年にスイスにセナムノイダムの計画調査を依頼しているんです!

その2社って別なんじゃない?

日本に別名の東亜建設工業という無関係の企業があるそうですが、韓国のは同じだと思います!

じゃあ2001年に破産した東亜建設産業が企業連合に買収され、その中でスイス企業にダム計画の調査を依頼したというわけか。SK建設が出てくるのは?

2012年に韓国電力と共同受注してからです。5年間の空白がありますね・・・。

その5年間のどこかで、SK建設が東亜建設産業を買収したと考えるしかないよね。でも結局SK建設がダムを造ったことに変わりはないよな。2012年着工だろ?

設計の部分というか、計画の概要自体を東亜建設産業が進めたという話のようですね。

過去に大橋を崩壊させた企業がダムの設計か…。それだけでも十分おかしな話だわ。

ラオスとしてはもう少し小規模のダムにしたかったみたいなんですが、東亜建設産業がプロジェクトを再開させた際に現在の規模にすると決まったのではないかということです。

当初より大きいダムにしようとして、設計面でも無茶したんじゃないか?スイスの調査会社は何も警告しなかったんだろうか?

都合いい部分だけ聞き入れて、問題のある部分は無視したとかでは?

そうでなければスイスの調査会社にも責任が行ってしまうからな。当時の東亜建設産業が調査会社の意見を聞き入れず無茶な設計をやったのが遠因となり、SK建設が手抜き工事をやらかして決壊に至ったと考えるのが自然だよね。こうして考えると、20年にも渡る大掛かりな事故だったということだ。

ラオスは20年計画を台無しにされましたね・・・。

SK建設が逃げてるのは、その辺りの後ろ暗い事情があるからかもな。今後ますます追及の声が強まるだろうね。