ラオスダム決壊で韓国が隠したい重要キーワード3つ ⇒ 「人災」「ODA」「出資比率75%」

東南アジアニュース, 韓国ニュース

3日前の時事通信の記事になるけど、ラオスの続報が書かれている。各テレビ局が一切報道をしていない中での貴重な報道だけど、内容はダムを計画した業者への批判が中心となっている。需要を無視し、現地住民の負担になってるそうだ。決壊を引き起こしたSK建設への言及もしつつ、最後には「人災」という言葉を使っている。この言葉が意図するところは?

「ダムはラオス国民に負担」=依存に警鐘―決壊から1カ月
8/21(火) 14:18配信 時事通信

 【バンコク時事】ラオス南部アッタプー県で建設中だった水力発電所のダムが決壊してから23日で1カ月になる。

 決壊は130人以上の死者・行方不明者を出しただけでなく、隣国カンボジアにも深刻な洪水被害をもたらす惨事となった。環境保護団体は「ダムは経済発展に寄与するどころか、国民の負担になっている」と訴え、ダムへの依存に警鐘を鳴らしている。

・・・

 決壊したダムは、韓国のSK建設と韓国西部発電、タイのラチャブリ電力、ラオスの国営企業による合弁会社が建設を手掛けた。日本の金融持ち株会社傘下のタイ銀行大手も融資している。

 韓国・西江大学東アジア研究所の金昭延准教授はバンコクで開かれたセミナーで、韓国のエネルギー産業は飽和状態で、企業は東南アジア市場をにらんでいると分析。「大きな利益を短期で上げるため、経費縮減と工期短縮により低水準のダムを建設した」と批判した。

 決壊したダムは、稼働開始後は電力を主にタイ発電公社に供給する予定だった。NGO「メコン・エネルギー生態学ネットワーク」のウィトゥーン事務局長は「タイは既に供給過剰の状態」と指摘。電力需要を考慮せず、業者の利益だけのために開発が進んでいると懸念を示した。

 NGOや識者の横断組織「セーブ・ザ・メコン」は声明で、水力発電所の建設は生態系や食料安全保障の脅威となると警告し、決壊は「自然災害ではなく人災」と非難。「ダムが生む利益を開発者や投資者が獲得する一方、住民は危険にさらされる」と強調している。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180821-00000053-jij-asia

人災という言葉を遣いつつ、意味をすり替える?

記事を読みましたけど、人災のニュアンスが違うと思います!

どういう意味?

ダムの建設で利益を得ようとするために無茶な開発を進めたことを「人災」と言っているような気がします!

あっそういうこと?SK建設の欠陥工事を指してるのではないってことか。

だから記事全体が決壊ダムへの批判ではなく、ラオスのダム事業全体に渡ってるんだと思います。

そういうことか…。巧妙な言葉の意味のすり替えをやってきたわけだ。

時事通信さんはどうしてこのような報道を?

危うく俺も勘違いするところだった。まあそういうことだろ。「人災」という単語を出しておきながら、その人災の意味の方をすり替えてSK建設に批判が行かないように仕向けたわけだ。実に賢い情報戦略だね。時事通信は手強いよ。

「人災」という言葉に飛びつくネットユーザーの心理を見抜いていますね・・・。

ネットでは自然災害と連呼する奴が結構いるだろ?だから「人災」と報道されただけで、中身も見ずに記事を拡散してしまう可能性はあるよね。

韓国のODAだと知られると都合が悪い?

他のネットユーザーの反応なんですけど、ODAという単語を出す人が目立ち始めましたね。

それに対する反応は?

ほとんどありません・・・。やはり都合が悪いんでしょうか?

ODAとなると、韓国政府として賠償しなければならないからな。建設資金の大半を韓国輸出入銀行と韓国企業が出資しているらしいから。

ソースはありますか?

ほら。結構詳しい数値が出てるぞ。

<総合>韓国・ラオスに大型水力発電所建設
2012/12/14

 韓国がラオスのメコン川流域で大型水力発電所を建設する。建設資金の大半を韓国輸出銀行と韓国企業が出資する開発援助方式を採用しているのが特徴だ。ラオス政府から事業権を取得したSK建設が発電所の設計・施工を担当し、西部発電が運営と管理を行う。企業側が工事期間を含め32年間運営し、投資費用を回収した後にラオス政府に所有権を譲るBOT(建設・運営・譲渡)方式で進められる。この方式は、資金や運営能力に乏しい開発途上国のインフラ建設の方式として広がりそうだ。
・・・

 総事業費は10億㌦で、韓国が5億7500万㌦、タイが4億2500万㌦出資する。出資の仕組みをみると、まず3億㌦の出資金でダム建設の特殊目的法人(SPC)を設立する。出資比率はSK建設26%、西部発電25%、タイ電力会社25%、ラオス政府24%。ラオス政府出資分は輸出入銀行が全額肩代わりし、対外経済協力基金から7300万㌦を有償融資する。

 次に、事業を担うSPCに対する7億㌦のPF(プロジェクトファイナンシング)を行う。PFは、特定事業からあがる予想収益をもとに融資することをいう。

 輸出入銀行は、この7億㌦の半分、3億5000万㌦をADB(アジア開発銀行)と共同で融資する。残りはタイ国策銀行が行う予定だ。
・・・

http://www.toyo-keizai.co.jp/news/general/2012/post_5132.php

あっそうか!ラオス分の24%を韓国輸出入銀行が出してるんですね!

そうみたいだね。つまり、韓国の出資分は全部で75%ということになる。

それで韓国は75%を出している、と書いてた人がいたんですね・・・。情報元が不明だったので取り上げなかったんですけど。

書き込みがあったんだ?その人は話をよく分かってると思う。

その人はODAとも書いてた人なんです。かなりの事情通ですね。

反論は何かある?

その韓国輸出入銀行にお金を出しているのは日本だ、日本の迂回融資だという反論があります。

もはやヘリクツだなww

重要キーワードの意味をすり替える情報活動が行なわれる?

あと同じく「75%」と「ODA」という単語を出してる人がいるんですけど、なぜか日本の話にすり変わっているんです。

75%ってのは何の数値?

分かりません。事業に影響を与えるって書いてあるので、韓国の出資についての話だと思うんですけど・・・。

その書き込みが書かれてるトピックって、ひょっとして昨日の”ハーバービジネスさん”の記事が元になってるやつじゃない?

そうです!よく分かりましたね。

“ハーバービジネスさん”によれば、アユタヤ銀行の株を三菱UFJが76%保有してるんだろ?たぶんそっちの数値を75%って言ってるんだよ。

確かに!そうかもしれません。でもODAではありませんよね?

ラオスのダムは日本のODAで進められたと主張してるの?さすがにそれはおかしいだろ。

違います。そもそも日本のODAは海外で日本企業がビジネスをするためのものだ、と書いてるだけです。

なるほど。韓国のODAで進んでるラオスのダムのトピックの中で、わざと日本のODAについての一般論を主張してるわけだ。

そういうことになりますね・・・。

これが意味するところは?

情報活動ですか?それとも愛国心の発揮でしょうか?

どちらも当てはまるね。冒頭の時事通信もそうだけど、今回のラオスダム決壊における一連のキーワードに対するすり替え活動を一斉にやり始めたわけだ。まあこれも日本語圏のネット内だけの話だろうけど。

一連のキーワードとは?

「人災」「ODA」「75%」この3つだ。つまりこれらのキーワードが韓国にとって都合が悪いということ。

具体的にどういうすり替えが行なわれてるんでしょう?

まず人災。これはSK建設による欠陥工事を人災としていたのが、いつの間にか利益優先で一連のダムを計画した関連企業全ての人災とされている。次にODA。韓国のODAで進められているセナムノイダム計画についてのトピックで、日本の銀行がタイの銀行の株を取得していたこととなぜか日本のODAを関連させて書き込む。最後に75%。これはダムの合弁会社への出資比率がSK建設、韓国西部電力、ラオス政府=韓国輸出入銀行で約75%を占められているという意味が、いつの間にか日本の三菱UFJ銀行によるアユタヤ銀行の株式保有率の方にすり替わっている。

長いですけど、重要ですね!こういった情報活動に騙されないようにしましょう!