中国の一帯一路事業が東南アジアで相次ぎ中断される  習近平氏の構想に打撃か

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一帯一路の事業を相次ぎ停止させているマレーシアですが、今度はマラッカ沿岸の港湾開発事業を中断させているそうです。10月18日から建設作業が中断され、建設業者や船会社への未払いも問題となっています。マハティール氏により直接中止に関しては言及されていないものの、中国側が様子見の姿勢を取り始めたとの観測があります。さらにはミャンマーでも事業の縮小に着手したことが報道されました。一帯一路構想は失敗へと追い込まれるのでしょうか。

「一帯一路」事業また中断 マレーシアの港湾開発で
11/9(金) 16:13配信 産経新聞

 中国がマレーシアで進める港湾開発事業「マラッカ・ゲートウエー」の建設作業が中断していることが、9日までに分かった。財政再建のためマハティール政権が中止表明した中国案件に、同事業は含まれていない。だが、中国側は業者らへの支払いを停止し、現政権の出方をうかがう姿勢だ。巨大経済圏構想「一帯一路」へ国際社会から猜疑の目が向けられはじめている中、中国が慎重姿勢に転じた可能性がある。

 同港湾事業は、マレー半島南西の古都マラッカ沿岸に3つの人工島を造成し、東京ディズニーリゾート13個分以上の1366ヘクタールに、貿易拠点や観光、商業施設などを造る複合開発計画。投資額430億リンギット(約1兆1700億円)で、2025年の完成予定。現地開発業社KAJDと中国国営の中国電建集団の子会社が、16年に共同出資で契約し、埋め立て工事などを進めてきた。

 だが、7日のマレーシア華字紙、東方日報(電子版)によると、建設作業は今年10月18日から中断。賃金未払いを理由に中国人労働者は帰国し、現地労働者も解雇された。影響を受けた労働者は200人以上という。

 仕事を請け負った建設業者は、数億円以上の売掛金を開発業者に求め、一部は法的措置に移行。資材運搬などを行ってきた船会社への未払いは7カ月以上で、運搬作業は1カ月以上停止しているとした。 

 開発業者側は、同紙や中国メディアに、資金繰りや許認可問題を解決するため作業を3カ月間暫定停止したと説明。ただ、本当の中断理由は「マレーシア新政府の方針が分からないため」と証言した。マハティール首相が、中国への債務返済が不可能だとし、中国がマレーシアで進めていた、東海岸鉄道やパイプラインなどの大型事業の建設中止を発表したためだ。

 マラッカ・ゲートウエーについて、マラッカ州首相は9月、「最初の人工島の埋め立てが来年末にも完了する」と、計画中止の観測を否定した。

 だが、マハティール氏は政権奪還前、同事業が「主権を侵害する」と批判した経緯がある。事業計画や採算性に不透明な部分があることから、一部の専門家が「中国はマラッカの深港を利用し、自国の潜水艦などのための軍事基地化を視野に入れている」と指摘するなど、中国の真意への懸念もつきまとっている。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181109-00000552-san-asia

中国が港湾を軍事基地化するとの見方

またもやマレーシアか。一帯一路に反対を続けてる国って他にあるんだろうか?

建設作業が中断して、中国の人達もみんな帰ってしまったみたいですね・・・。

今回の港湾開発事業に関しては、マハティール氏が直接中止させると言及したわけではないそうです。中国側が様子見の姿勢に転じて、投資を自主的に控え始めたのかもしれません。建設業者や船会社への支払いも滞っているようです。

開発業者はマレーシアと中国の両方が参加していて、2016年から共同出資で建設を進めてきたのか。前首相の頃からだね。

最後にすごいことが書いてあります!中国はこの事業で港を軍事基地化しようとしてたみたいです!

それはヤバいな…。まあ行く行くはそうするつもりだったのかもね。マラッカってどこにあるんだろう?

「マラッカ・ゲートウエー」で画像を検索したんですけど、大規模ですね!ドバイみたいです!

ふむふむ。これは大掛かりなプロジェクトだね。ドバイに似てるのか?何でドバイのことを知ってるんだ?

だって、奥にある大きい建物が7つ星ホテルとそっくりですよ!

7つ星ホテル?

公的な格付けだと5つ星(最高ランク)、世間では7つ星ホテルと言われているブルジュ・アル・アラブ ジュメイラ(Burj Al Arab Jumeirah)は、ドバイにある世界唯一の最高ランクホテルです。

横浜にあるインターコンチネンタルホテルみたいだな。周辺の環境もマラッカのとは全然違うと思うけど。ドバイにもそういう計画があるの?

ボクは詳しく知らないんですけど、そうだと思います!

何だその歯切れの悪い回答はww まあいいや。

中国は同様の計画をマレーシア南部のジョホールバルでも計画しており、今回のマラッカでも頓挫となれば、立て続けに一帯一路の中核事業を失うこととなります。習近平氏の構想にも暗雲が垂れ込め始めました。マハティール首相としては、これ以上中国の債務攻勢に屈するわけにはいかないと考えているのでしょう。

まさにそんな流れだ。マハティール首相とトランプって政策の方針が似てると思うんだけど、別に示し合わせたわけではないよな。不思議な感じだね。

ミャンマーでも一帯一路事業の規模縮小へ

あの、ミャンマーでも中止になったみたいです!

ミャンマーと中国側「一帯一路」規模縮小で合意
11/9(金) 21:14配信 読売新聞

 ミャンマー西部ラカイン州で計画されている港湾開発について、ミャンマー政府と中国側は8日、事業規模を当初計画から大幅に縮小することで合意した。中国の巨大経済圏構想「一帯一路」の一環に位置づけられる事業だが、多額の債務を返済できなくなる懸念を強めたミャンマーに、中国側が譲歩した。

 港湾開発計画は、ラカイン州チャウピューに、大型船が接岸できる深海港を建設するものだ。中国の国有企業「中国中信集団(CITIC)」を中心とする企業連合が、2015年に開発権を得た。初期投資は当初計画で約72億ドル(約8140億円)だったが、今回の合意で5分の1以下となる13億ドル(約1470億円)に縮小した。中国側の出資比率も85%から70%に引き下げた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181109-00050102-yom-int

昨日の話じゃないか!中止ではなく事業の大幅縮小化だけど。ミャンマーって中国寄りだと思ってたんだけど、変わってきたのかな?

ミャンマーは元々スーチー氏と習近平氏が関係を深めるなど、中国寄りの姿勢を取っていたという認識です。一帯一路構想の拠点にするべく中国側から圧力もかけていました。そのミャンマーですらも事業の縮小化に言及し始めた意味は大きいかと思います。

しかも同じ港湾事業だ。中国の軍港にされるのを警戒したとしか思えないね。

これは偶然なんでしょうか?

マレーシアやミャンマーに限らず、中国への警戒感が世界的に強まっている状況です。米国政府の警告に従わずに中国との計画を進めれば、債務漬けとなっても誰も助けられない状況が発生します。少なくとも規模縮小を明言することで、来たる米中間の”新冷戦”に向けた意思表示と見なすことが可能となるのです。

まあ要するに今中国との計画を進めてる国はカーテンの向こう側に行く恐れがあるわけだな…。日本は大丈夫なのか?

日本政府がマレーシアの債務を肩代わりか

その日本なんですけど、マレーシアにもサムライ債を発行してあげるみたいです!借金の肩代わりをするってことでしょうか?

マレーシアの債務解消に日本が協力 中国牽制の狙いも
11/6(火) 19:46配信 朝日新聞デジタル

 安倍晋三首相は6日、マレーシアのマハティール首相と首相官邸で会談し、中国などからの融資で債務問題を抱えるマレーシアを支援するため、国際協力銀行(JBIC)の保証つきでマレーシアが日本で2千億円規模の円建て債券「サムライ債」を発行する準備を進めることで合意した。

 「期待の高いサムライ債について発行を目指すことを確認した」。会談後の記者発表で安倍氏はこう述べた。マハティール氏は「財政問題を解決する方法を提示していただいたことに感謝したい」と応じた。

 マレーシアはナジブ前政権時代に中国との関係を強め、中国の支援でインフラ事業を進めた。だが、5月に首相に就任したマハティール氏は1兆リンギ(約27兆2千億円)の巨額債務があると公表し、中国主導の事業の見直しを進めている。

 マレーシア側の説明によると、今回のサムライ債は金利が0・65%という低利になる見通しで、日本国内で得られた資金は中国からの債務などの元利払いにあてる。マレーシア政府関係者によると、中国の融資は高金利で、「日本のような友好的な国に助けてもらう必要がある」と話す。

 マレーシア経済に詳しい日本貿易振興機構アジア経済研究所の熊谷聡研究員は「日本が借り換えを助けることによって、マレーシアは中国に弱みを握られる構造を解消することができる」と指摘する。

 日本側にはマレーシアとの関係を深めることで、中国が軍事拠点化を進める南シナ海問題などで中国を牽制(けんせい)したい狙いがある。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181106-00000089-asahi-pol

マジだな。日本がマレーシアを助けてあげることになるね。2000億円じゃ焼け石に水だろうけど。これもマハティール首相がしっかりと中国に対抗する意思を表明したからなのか?

マレーシアは政府の方針が明確ですので、日本政府としても動きやすいはずです。シンガポールとの高速鉄道に関しても計画は残されているようですし、将来的な入札の機会を踏まえての布石かもしれません。米国としても安心して任せられる状況です。

この前の日中首脳会談は問題にならないのか?ならよかった。

マハティール氏は優れた政治家じゃよ。外交をよく分かっておる。

ネット掲示板だと、これらのニュースでは全然トピックが立ってないです・・・。「砂糖税」が導入されるという話しかありません。

何だそりゃ?そこまでしないと債務を返済できないってことか。実情は想像以上に苦しいのかもしれない。

マレーシアの政府債務は、全部で27兆2000億円みたいです!そこまで多くない気もしますけど、どうなんでしょう?

まあ日本の1000兆円に比べたらな。マレーシアの経済規模で考えたらそれでも多いだろう。2000億円の支援でもありがたいのは間違いないね。韓国にはサムライ債なんて1円も発行してほしくないんだけど。

ホントですね!韓国に支援するくらいならマレーシアに支援した方がいいです!

まあ日本との友好関係を維持するってのはそういうことだから。韓国は誰のおかげで国家を維持できたのかが何も分かってないと言える。

中国の債務の罠に陥った国々の現状とは

ネットユーザーは、中国包囲網の強化にはマハティール首相の存在が欠かせないって言ってます!賢明な判断だ、という意見もあります。

中国包囲網という言葉はもうすっかり廃れたけどな。その代わり“米中新冷戦”という言葉で見出しが躍るようになった。

みんなマハティール首相の決断を大絶賛しています!強い指導者は先を見る目がある、高齢が気になるけど頑張っていただきたいと言われています。

トランプよりも21歳年上というのが衝撃だ。上には上がいるんだな…。まあ中曽根父も100歳だけど。

色んな国が中国の罠にはまってしまった、と嘆く声もあります。

他の東南アジア諸国はどういう状況だろう?

タイでも拘束鉄道計画が進んでるみたいです!バンコクとラオスを繋ぐ計画みたいで、一部区間の完成が2019年2月にずれ込むと報道されています。予算や原材料の問題みたいです!

ほら出た。タイも中国の債務の罠にはまろうとしてる。ラオスもだな。

フィリピンは、逆に中国の追加支援を期待してるみたいです・・・。米軍との共同軍事演習も控えてしまったそうです。

自ら債務の罠にはまりに行くという特殊パターンか。ドゥテルテは全然ダメだな。

前にあった東南アジアのアンケートって、どうなったんですか?

結果は1位タイ、2位が意外にもインドネシア、3位フィリピンで4位ベトナムという感じかな。中国の債務の罠にはまったトップ3とも言えるね。

日本の人達の間では、東南アジアは中国の犠牲になってる地域という認識なんですね・・・。何だかかわいそうです。

まあ大半の人達はハワイより安いビーチリゾートという認識しかないだろう。プーケットにバリ島、セブ島だからな。

ホントだ!ボクはバリ島しか行ったことがありません・・・。

タイでも高速鉄道計画が進んでいるという話は、あまり認識していませんでしたが重大な結果に繋がる恐れがあります。債務の罠に気付いた国々が徐々に反旗を翻すことになるでしょう。誰もがインドネシアやスリランカの二の舞にはなりたくないと考えるはずです。

一帯一路は最初から軍事計画ありきで進んでるとんでもない構想なんだよ。中国が港湾事業を進めるのも、いずれ軍港にしようとしてるから。冒頭の専門家の意見をもっと世界に広めるべきだね。

マハティール首相、頑張ってください!応援しています!