フィリピンは中国の一帯一路に騙されたのか  中国寄りの政策に批判が集まる

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世界中で中国の一帯一路構想に対する反発が広まりつつある中で、逆に中国へと傾倒していく国もあるようです。フィリピンがその代表例で、同国大統領のDuterte氏が習近平氏との歴史的な覚書を交わしたことが大きく報道されています。しかしその実情は苦しく、計画が思うように進んでいない一面もあるようです。これを受けて、フィリピンの外交専門家が”騙された”と口にしています。

中国寄り政策に非難集中、フィリピンのドゥテルテ大統領
11/26(月) 6:15配信 JBpress

 (省略)11月21日までの2日間、2005年の胡錦濤氏以来13年ぶりに中国国家主席として訪問したフィリピンで、南シナ海において天然ガスと石油を共同で資源探査する覚書をドゥテルテ大統領と交わしたからだ。

 フィリピンは、これまで南シナ海問題で、中国を国際的な仲裁裁判所に訴え、中国が主張する管轄権を全面否定する勝利を勝ち取るなど、対中国でアジアで最も強硬な姿勢を崩さなかった。

 覚書の内容は公表されず、法的拘束力はないものの、中国としては国家の死活問題であるエネルギー確保で、長年の懸案だったフィリピンとの関係強化を図る第一歩が踏めたことになる。

 習政権にとって極めて重要な外交得点となったと見ているだろう。そのため、中国では連日、習政権の歴史的外交成果としてメディアが大々的に報道し、内外にアピールしている。

 さらに、両首脳は、習主席主導の新シルクロード経済構想の一帯一路でも覚書に署名。

 マニラ首都圏に水供給のダム建設や、マニラとルソン島を結ぶフィリピン国有鉄道再建などのインフラ整備で、29件の経済支援でも合意した。

 フィリピンのドゥテルテ氏はアキノ前政権時代に下った上述の南シナ海における国際的司法判断を踏襲せず、棚上げすることで、中国から最大限の経済・財政支援を引き出し、遅れているインフラ整備や資源開発を進めたい考えだ。

 そうした意味で、今回の中国の習国家主席のフィリピン訪問は双方の利害を一致させただけでなく、今月末にアルゼンチンで開催されるG20での米中首脳会談前に、南シナ海での中国のプレゼンスを強調できる大きな成果と、「中国は大歓迎」している。

 しかし、その期待通り、事態は進みそうにない。

 「フィリピンは、中国に騙された」

 フィリピンの外交問題研究家、ヘーダリアン氏は、習国家主席の訪問前に、そう中国を非難し、ドゥテルテ大統領の対中政策を批判した。

 2016年10月、同大統領は北京訪問時、中国の習国家主席と会談し、27件の協定に署名。

 中国は港湾、鉄道、採鉱、エネルギーなどのインフラ整備などに対する150億ドルに上る直接投資、さらに90億ドルの低利融資など、支援規模総額240億ドルを約束した。

 しかし、2年が過ぎた今でも、投資プロジェクトは殆ど、実施されていない。

(以下略)

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181126-00054750-jbpressz-cn

フィリピンは中国に騙されたのか

フィリピン終わってるな…。ドゥテルテはとんでもない大統領だった。

大変じゃないですか!債務のワナにはまってしまいます!

南シナ海問題でも司法判断を棚上げし、代わりに中国からの経済支援を最大限に引き出す狙いがあったようです。そのこと自体は国家戦略としては問題ないように見えますが、実際にはろくに経済支援を得られていないようです。フィリピンは”中国に騙された”と断言する専門家まで出始めました。記事の続き部分をご覧ください。

 それどころか、当時、総工費10億ドルをかけ、フィリピンのエネルギー会社と中国の電力会社が水力発電所の共同建設で合意したが、中国側が再三延期を申し出。

 最終的に2017年2月まで延期と公表したが、着工の目処が立たず、フィリピン側から契約を中止させた経緯がある。

 中国支援による借款協定は、7300万ドルの灌漑プロジェクト1件で、今年7月に入って橋梁建設が2件始まっただけ。

 「計画は大幅に遅れ、2018年の中国からの純投資額は約2億ドルのみ」(ペルニア国家経済開発庁長官)と大国中国にしてはお粗末な額だ。

 さらに、ディオクノ予算長官も次のように批判する。

 「中国の官僚主導の政治決断は遅い。早期着手するよう中国政府の尻を叩く必要がある。習国家主席がフィリピンに2年前約束したすべてのプロジェクトが遂行されるよう圧力をかけるべきだ」

 ドゥテルテ氏は、2年半前の大統領就任後、中国からの投資促進を目的に強硬派のアキノ前政権から「対中太陽政策」に180度転換。

 一方、欧米とは経済面、軍事面で距離を置いた。だが、中国依存政策は結局、フィリピンに実質的な収益をもたらしていない。

(以下略)

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181126-00054750-jbpressz-cn&p=2

ひでえ話だな…。南シナ海問題を棚上げした見返りがたったの2億ドル?こりゃ騙されたと思うはずだわ。

工事も全然始まってないみたいですね!

大国との関係は重要じゃが、依存してはならんぞ。一方的に与えるだけになりかねんからのう。

フィリピンは島国なのに、大陸国家の中国に依存してますね…。

Duterte氏は主張が二転三転する向きもあり、国民からもそこまで信頼されているとは言えません。今年9月には就任以来最低の支持率を更新したとも報道されましたが、調査会社により大きく結果が開くなど調査の信頼性そのものに疑問が持たれています。

Duterte大統領の任期は6年、弾劾も却下

ドゥテルテ大統領って、いつまで大統領を続けるんでしょうか?

フィリピン大統領の任期は6年だそうだ。長いね。2016年6月30日からとのことで、2022年までドゥテルテの天下が続くことになるわけだ。

フィリピンの人達がかわいそうです・・・。弾劾はできないんですか?

昨年の3月に野党の下院議員が弾劾裁判を求める申立書を提出しましたが、同年5月に却下されています。大統領が弾劾されることは通常あまりなく、トランプ氏にも数度弾劾の噂が流れたものの具体的な動きへとは発展していません。

な。韓国が特殊すぎるんだよ。いくら悪政だったとしても、大統領をあっさり辞めさせてしまうようでは国家の信頼がすぐに失われる。かわいそうなようだけど、ドゥテルテに考えを改めてもらうしか方法がないわけだ。

だって、中国の言うとおりにしたのに!約束を守らないなんてずるいです!

おいおいインドネシアに中国が何をしたのか忘れたか?高速鉄道の受注を日本から奪っておいて、全然工事が進んでないじゃないか。中国なんて端から信用しちゃダメなんだよ。ドゥテルテは騙されたのかもしれないけど、それでも国内から文句が出るのは当然だろう。

習さんと交わした覚書って、破ってはいけないんですか?

だからそういうのを簡単に破るのは韓国くらいだろww 普通はどんなに不利な条件であっても、一度交わした合意や約束を履行するしかないんだ。ドゥテルテが市長時代のノリで外交をやってたら、それはそれで問題だよ。

米国は例外的にパリ協定から離脱したり、イランとの核合意を反故にしたりと前政権の成果を覆すような外交を進めています。トランプ氏は自らが正しいと思うことを行なうのみですが、国力の強さから例外的に国際社会で許されているのかもしれません。もっとも、フィリピンが同等の力を有しているとは考えていませんが。

ほら!アメリカだってやってるじゃないですか!韓国だけじゃないですよ!

まあな…米国は自分がルールみたいなところがあるし、現にTPPにも参加してない。米国は鎖国したってやっていける国だけど、フィリピンは違うだろ?現実を見ようぜ?

でも・・・。そんなのずるいです!

まあフィリピンの元宗主国が米国だったことも関係してると思うけど、ドゥテルテが愛国心を発揮するようなら誰も止めないんじゃない?中国になびいても何もいいことがないのは分かってるのに、それでも元宗主国が嫌だというなら仕方ない話だ。

アメリカは4年ですよね?韓国は5年で、フィリピンは6年です!だからフィリピンが一番偉いと思います!

大統領の任期と国力の強さは関係ないだろwww

TPPは環太平洋地域の軍事同盟であるという解釈

ネットユーザーは、ドゥテルテ大統領が強いのはギャング相手だけだったと言ってます!

中国共産党のような強大な相手には媚びるというわけか。

大物ではなかった、中国が約束を守ると信じてるのが信じられない、沢山袖の下をもらってるに違いない、

確実にもらってるだろう。マハティール首相みたいにお金でなびかない政治家はいないものか?

台湾も与党が大敗してしまいましたよね・・・。中国の政治工作が次々と進んでて、安全保障面でも問題になってると心配してる人もいます!

台湾か。香港の民主化運動もすっかり下火になってしまったし、アジア全体が中国の制圧下になりつつあるね。米国がしっかり面倒を見てあげないとあっという間だろう。

みんなで団結しないとダメなんでしょうか?

TPPはそういう意味で非常に良い働きをしてると思う。今挙がった国々はみなTPPに加盟してないことに気付いてるか?それこそが、TPPが実は軍事同盟という側面も持っていることを端的に表わしてるんだよ。

ホントだ!あとタイも加盟してません!

米国がTPPと距離を置き始めたのも、TPPが軍事同盟であるという背景を考慮すれば妥当でしょう。米国の加盟により力の均衡が崩れてしまうことになります。取りまとめ役として最適な日本が環太平洋地域の力を結集させ、中国と対峙することが求められているのです。幸い中国側の企みであるRCEPは妥結が見送られたため、TPPに対抗できる術は今の所持ち合わせていないことになります。

大体さ、フィリピンは一帯一路構想の中では端っこの方なんだから重要視されないと分かるはずだよね。タイやミャンマーと違って陸続きでハブになれないし、インドネシアもそうだけど投資の優先度として低くなるのは仕方ないと思うよ。

確かに!アジアから中東、アフリカ、ヨーロッパへと続く計画ですよね?

そう。だからまず政治的に制しておいて、投資は後回しにしても問題ないと中国の上層部は考えてるんだろう。世界地図を眺めれば分かるはずだ。海洋国家のはずのフィリピンが米国を敵に回すことがどれだけ恐ろしいことか。安倍首相が言ってる“地球儀を俯瞰する外交”の重要さがここにあるわけだ。

アジアには数多くの国家が存在し、それぞれに中国は債務の罠を仕掛けて支配力を強めています。米国一国では対応できる範囲に限界がありますが、この米中貿易戦争は覇権争いですので譲るわけにはいかないのです。ペンス氏が国際社会の眼前で二度も中国を激しく批判したことからも、米国政府の決意は並大抵ではないことが分かります。トランプ氏の次の言葉を待ちましょう。