トランプ氏が1月30日に中国と会談へ  中国が合意を順守できなければ罰則も

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3月1日の追加関税発動まで残り1カ月となる中、訪米中の中国側の代表団がトランプ氏らとの会談をすることが発表されました。財務長官のMnuchin氏によれば日程は1月30日と31日の両日となり、知的財産権の保護などに関する合意を中国に順守させるとしています。中国が合意を破れば罰則を設ける仕組みも検討されており、中国側がこの内容で納得できるかどうかは不透明です。

トランプ氏、中国副首相と会談へ 貿易協議
1/29(火) 8:56配信 産経新聞

 【ワシントン】ムニューシン米財務長官は28日、月末の閣僚級貿易協議のため訪米する中国側代表の劉鶴副首相がトランプ米大統領と会談すると発表した。ムニューシン氏は「協議はこれまでに大きく前進した」と話す一方、知的財産権保護などをめぐる合意を中国に順守させることが重要だと強調した。

 ホワイトハウスでの記者会見でムニューシン氏は、中国が取り組む経済分野の構造改革では「(合意を順守させる)執行の問題がカギだ」と指摘。米中は交渉期限とする3月1日までに合意を目指すが、合意内容が「確実に執行されることを求めている」と述べた。

 ただ、ムニューシン氏は合意事項を守らせる仕組みが「とても複雑で、詳細はさらなる協議を要する」とし、残り1カ月余りの交渉期限内に具体的な内容を固めていく考えを示した。

 米政府内では合意を担保する仕組みについて、中国の改革の進展状況を定期的に検証する制度のほか、合意破りに罰則を設ける案が浮上しているとされる。

 ホワイトハウスは28日、30、31両日の協議概要を発表した。米国側の代表を通商代表部(USTR)のライトハイザー代表が務め、ムニューシン氏やロス商務長官、ナバロ大統領補佐官らが出席する。

 トランプ氏は協議日程中に劉氏と会談するとみられる。トランプ氏は昨年5月の米中協議でも訪米した劉氏と面会したが、同年7月に対中制裁関税の発動に踏み切った経緯がある。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190129-00000527-san-bus_all

中国にとって厳しい交渉となる

1月30日と31日って、もう明日からじゃないですか!

米国時間だから感覚的には明後日だな。結果が出てくるのは2月に入ってからとなるね。

中国が守れるとは思えないんですけど、合意できるんですか?

3月1日の追加関税発動まで残り1カ月となりましたので、今回の中国側との協議が事実上最後になるかもしれません。知的財産権の保護などに関する合意を中国が順守できることが条件となります。中国が合意を守れなければ、罰則も設ける案も浮上しているとのことです。

罰則か…。もう米国が中国を制裁するかしないかという話にしか聞こえないね。

中国は勝てぬ戦を挑んだ代償を払うべきじゃ。敗者になるのを恐れてはいかん。負け方もまた重要じゃよ。

今の調子だと大日本帝国と同じ轍を踏みそうな勢いですけどね…。

中国寄りのムニューチン長官も、何だか厳しそうなことを言ってます!

合意を守らせるのは複雑だ、協議がさらに必要だ…とオロオロしながら3月1日のリミットを迎える未来が見えるね。米国側の出席者がライトハイザー代表にロス商務長官、ナバロ大統領補佐とスタメン揃いだからな。

そうですね。現状では何らかの合意がなされる可能性は否定はできませんが、中国にとって厳しい交渉となるのは間違いないでしょう。仮に合意できたとしても、米国が要求するような進捗状況の定期的な検証が必要になります。中国にとっては到底受け入れられない措置かもしれません。

あと、2月中旬にはまた政府予算が切れるんだろ?その日までに交渉がまとまらないと、事実上3月1日の制裁は避けられないことになるんじゃないか?

確かに!政府閉鎖したら、交渉も止まってしまいます!どうなるんでしょうか?

対中依存度の高い米国企業の決算悪化

米国企業の決算が徐々に出てきていますが、対中依存度が高い企業ほど落ち込みが激しい傾向となりました。

米国株式市場は反落、キャタピラーの決算などが重し
1/29(火) 6:52配信 ロイター

 [ニューヨーク 28日 ロイター] – 米国株式市場は反落して取引を終えた。キャタピラーの決算やエヌビディアの業績見通しがさえず、中国経済の減速や貿易摩擦による企業業績への影響を巡る懸念が強まった。

 キャタピラー<CAT.N>の第4・四半期決算は中国の需要減退や製造・輸送コスト拡大などが響いて利益が市場予想を下回った。株価は9.13%安と、2011年以来の大幅な下げを記録した。

 エヌビディア<NVDA.O>も第4・四半期の売上高見通しを5億ドル下方修正したことを嫌気して13.82%急落。中国市場でゲーム向け半導体の需要が軟調だったことに加え、データセンターによる収入が予想より低調だったと説明した。

 フィラデルフィア半導体指数<.SOX>は2.09%安、S&P情報技術指数<.SPLRCT>は1.40%安。

 12月の中国工業部門企業利益が2カ月連続で減少したことも投資家心理を圧迫した。

 今週決算を発表するアマゾン・ドット・コム<AMZN.O>とマイクロソフト<MSFT.O>は約2%、アップル<AAPL.O>も1%近く下落した。

 チェリー・レーン・インベストメンツのパートナー、リック・メクラー氏は「前週は企業決算が比較的良好で、投資家の間では一定の楽観的な見方が出ていたが、きょうは明らかにその逆となった」とし、「中国は非常に多くの企業の業績にとって極めて大きな要素となっている」と指摘した。

 市場関係者は30─31日に開かれる米中通商協議での歩み寄りに期待を寄せている。

(以下略)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190129-00000021-reut-bus_all

財界は米中の歩み寄りを期待か…。これらの悪い決算は中国にとっては交渉材料になりうるんだろうか?

トランプ氏にとっては良い方向に働く可能性があります。決算が悪化しているのは中国経済が減速しているためですので、米中貿易戦争を続ける理由になるからです。対中依存度の高い企業をトランプ氏はよく思っていません。CaterpillarやNVIDIAが米国を第一に考えてないのであれば改める必要があるということです。

そうですよね!ここで引き下がらないでほしいです!

何も中国だけが理由じゃないと思うんだけど。半導体の需要自体が世界で縮小してるんだろ?スマホも頭打ちだし。

トランプ氏にとって今重要なのは一般教書演説です。当初の日程から延期はされたものの、2月5日に行なうことが無事に決まりました。民主党との一時休戦を選択してでも行なう必要があったのです。

延期していたトランプ氏の一般教書演説、来月5日に
1/29(火) 10:21配信 朝日新聞デジタル

 米ホワイトハウスは28日、トランプ大統領が、議会で内政や外交など重点的に取り組む政策課題を説明する「一般教書演説」を2月5日に行うことを発表した。当初は29日の予定だったが、国境の壁建設をめぐる与野党対立で政府閉鎖が長引いたため、野党・民主党のペロシ下院議長が延期を決めていた。

 ペロシ氏がこの日、トランプ氏に書簡を送り、「2月5日に下院議場で、上下両院合同開催による一般教書演説を行うよう招待する」と提案。トランプ氏が書簡を返し「語るべき素晴らしい話があるし、達成すべき素晴らしい目標もある」と了承した。(ワシントン)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190129-00000026-asahi-int

でも、民主党も対中強硬政策には賛同してるんですよね?どうしてトランプ大統領は、壁の予算で民主党と対立してしまうんですか?一致団結して中国に立ち向かえばいいのでは?

いい質問ですね。政府閉鎖に賛同する米国人はほぼいないと言っていいでしょう。それでもトランプ氏が壁の予算にこだわるのは、民主党との協議で譲らない姿勢を有権者に見せる必要があるからです。トランプ氏は重要な決定を次々と下していますが、それらは全て大統領選の公約です。最大の公約とも言える壁の予算で妥協することは、政府閉鎖よりも重大な結果に繋がる恐れがあります。

えっ?じゃあ、中国は放置なんですか?

だから前から言ってるじゃん。トランプ最大の敵は中国じゃなくて国内にいると。そこから片付ければ、後は中国なんてどうにでもなるって思ってるんじゃないの?

そうですね。米国にとっての最大の懸念事項は米国そのものが大き過ぎることです。あまりに強大な力を持ち過ぎているため、それをまとめる強い指導力が必要になります。米国が中国に負ける可能性は万に一つもありませんが、米国内部での争いに発展するようであればその限りではないとも言えます。

アメリカの最大の敵は、アメリカにいる・・・?

日本だってそうだぞ。日本最大の敵は中国でも韓国でもない。当然欧米にもいない。自国内で足を引っ張る勢力が最も厄介なんだ。米国もそれは同じなんだな。だから俺は妙に納得した。

米国にとっては中国より不法移民の方が喫緊の話題

ネットユーザーの反応です!

・これは最後通告?
・トランプ大統領だけじゃなく、アメリカ議会もヒートアップしている
・知的財産権の話は平行線に終わると思う
・ジョージソロスさんが中国は敵だと言っていた
・中国は30年前に戻ってやり直せばいい
・前から中国の景気は悪化すると言われてた。早いか遅いかの違いだけ

ほとんど誰も反応してません・・・。

まあ目を引く話題ではないからな。だが少ない中にも重要なことが書かれているね。知的財産権の面ではとてもじゃないが合意できるとは思えない。

普段は仲の悪い民主党とも、対中政策では一致しているというのが不思議です!

米国にとってアジアは遠い地域ですので、必然的に擁護する声は小さくなります。米国周辺部からの不法移民の方が喫緊の話題として扱われます。民主党は不法移民のDreamersの在留資格を恒久的にするよう求めていますが、その理由は民主党の支持母体である企業群が多数のDreamersに支えられているからです。

なるほどね。不法移民でもちゃんと働き職を得てることで、滞在資格を追認させようとしてるわけだ。だがトランプはそれは米国民の職を奪うとして反対。どちらの言い分もそれなりにしっかりしていて議論の余地がありそうだ。

日本にとっては、確かにアメリカの話題って遠い気がしますよね?同盟国としてのアメリカと、アメリカ本土のアメリカとは別なんじゃないかって思ったりもします!

どういう意味?

日本人が考えるアメリカと、実際のアメリカってズレがあると思うんです!だから、ステレオタイプな考え方を持つのはよくないと思いました!

米国に対するステレオタイプ、思い込みか。過去には英会話教室のCMで問題になってたりもしたし、最近ではそういうお笑い芸人が物議を醸していた。米国=これ、というレッテルを貼るのは最も米国が嫌がることかもしれないよね。

対中強硬政策については、中国が合意事項を全て受け入れて順守すればいいまでの話ですので、米国としても反対する理由はありません。中国が態度を改善させれば当然制裁は解除されます。トランプ氏は無闇に争うことは望んでいません。中国が守るべきことを守っていないことだけが問題なのです。

1ミリもその可能性はないと思うけどね。建前上はそうだわな。現実はシビアだよ。

中国は、もう相手にされてない気がします・・・。

米国時間で明日より会議が始まります。新たな情報も出始めるものと思われます。トランプ氏の次の発言に注目しましょう。