米中通商協議は合意に至らず  3月1日の期限を過ぎれば追加関税発動へ

トランプ政権, 中国ニュース, 米国ニュース

2日間に渡って行なわれた米中通商協議ですが、合意に至らなかったようです。これを受けてトランプ氏が中国へ制裁猶予の期限を再度通告しています。3月1日は厳格な期限であり、米中がそれまでに合意できなければ関税を引き上げると述べました。2月中に習近平氏と合意できるかどうかが注目されます。

米中通商協議、3月1日は「厳格な期限」―トランプ大統領=ホワイトハウス
2/1(金) 7:37配信 ロイター

 [ワシントン 31日 ロイター] – 米国のトランプ大統領は、3月1日が中国との通商協議の厳格な期限だと述べ、期限までに合意に達しない場合は中国製品への関税を引き上げるとの見解を明らかにした。ホワイトハウスが31日明らかにした。

 ホワイトハウスは、現在ワシントンで行われている米中通商協議について「トランプ大統領は、(12月の)ブエノスアイレスにおける両国首脳会談で合意した90日の猶予期間は厳格な期限であり、米中が3月1日までに満足できる結果に達しなければ、米国は中国製品への関税を引き上げると繰り返したと述べた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190201-00000025-reut-cn

トランプ氏は習近平氏との合意を求めている

あれ?結局合意できなかったんですか?

そのようだね。期限までに合意に達しない場合は、というのは協議を受けての話だろう。

別の記事ですが、トランプ氏は最終的な合意は習近平氏との会談が必要になると考えているようです。協議は順調に進んでいるとしています。

米中通商協議は順調、最終合意は首脳レベルで=トランプ大統領
2/1(金) 1:21配信 ロイター

 [ワシントン 31日 ロイター] – トランプ米大統領は31日、ワシントンで行われている米中通商協議が順調に進んでいると述べるものの、自身が習近平・中国国家主席と会うまで最終合意は成立しないとの見通しを示した。

 トランプ大統領はこの日、中国の交渉団を率いる劉鶴副首相と会談することになっている。

 トランプ大統領は「中国の交渉団が米国にきていて、われわれの代表と会っている。協議は順調」とツイッターに投稿。

 「最終的な合意は、近い将来に友人の習国家主席と私が会い、長く引きずっている、より困難な問題のいくつかについて協議し合意するまで成立しないだろうと述べた。

 ワシントンで行われている協議については、双方が合意した期限の3月1日までに「未解決の問題がない」合意のとりまとめを目指して協議しているとした。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190201-00000002-reut-cn

今朝そのツイート見た。トランプにしては珍しく中国との交渉について3部作で触れてるね。
https://twitter.com/realDonaldTrump/status/1090953323895840768
https://twitter.com/realDonaldTrump/status/1090954907593646081
https://twitter.com/realDonaldTrump/status/1090957015038545920

ホントだ!もう3月1日の25%は決定事項みたいに書いてますね・・・。そのために最大限みんなで努力すれば解決するだろうって。

これらの一連のTweetより、トランプ氏は中国の譲歩こそが唯一の努力であると考えていることが分かります。トランプ氏の目の前で習近平氏自らが全ての改善項目についての報告をする必要があるのです。期限の延長はありません。

今回の訪中団では話にならない、と一蹴したようにしか見えないんだが…。

ホントですね・・・。立場がありません。

トランプ氏相手に副首相を送るようでは話にならんぞ。中国は米国を見くびりすぎておるのう。交渉を分かっておらん。

格が違いますからね…。確かに習近平が出てこないと対等な話し合いはできないと思います。

米国株は強気相場へ、要因は対中協議ではなくFRBの姿勢変化か

米国株については1月の上昇率が2015年以来となりました。ダウ平均株価はやや下げたものの、S&Pに関しては好決算が相次ぎ強気相場となっています。FRBが強硬な利上げ方針を転換させる意向を示したことも材料となっているようです。

米株市場でS&P続伸、月間15年以来の大幅高
2/1(金) 8:01配信 ロイター

 [31日 ロイター] – 米国株式市場はS&P総合500種<.SPX>とナスダック総合<.IXIC>が続伸して取引を終えた。S&Pは月間で2015年以来の大幅な上昇率を記録した。米中通商協議の結果が待たれる中、米連邦準備理事会(FRB)が前日示したハト派的な姿勢や、フェイスブック<FB.O>の好決算が楽観ムードにつながった。

 ダウ工業株30種<.DJI>はほぼ横ばいで引けた。

 フェイスブックは10.82%急伸し、2016年1月以来の大幅高となった。同社の第4・四半期決算は売上高と利益がそろって市場予想を上回った。個人情報流出など一連の不祥事にもかかわらず、広告事業が影響を受けていないことが示された。[nL3N1ZU6P9]

 ゼネラル・エレクトリック(GE)<GE.N>は11.65%急伸。第4・四半期の売上高とキャッシュフローが市場予想を上回った。[nL3N1ZV5PR]

 FRBは30日までの連邦公開市場委員会(FOMC)で、年内の追加利上げに忍耐強く対応する姿勢を表明。金融状況の引き締まりによって経済成長が阻害されるとの懸念が緩和した。

 アイコン・アドバイザーズのプレジデント、クレイグ・キャラハン氏は「1カ月前にはFRBへの信頼感がかなり欠如していたが、その状況が和らいだ」と指摘。ここ数日に発表された企業決算の多くが予想を上回ったことも、市場の楽観ムードを押し上げていると語った。

 S&Pは1月に7.9%上昇した。月間上昇率としては2015年10月以来の大きさ。1月としては1987年以来の大幅高となる。

 リフィニティブのデータによると、S&P総合500種採用企業でこれまでに第4・四半期決算を発表した210社のうち、利益がアナリスト予想を上回った企業の割合は71%。

 投資家は米中通商協議の結果を待っている。

 中国の習近平国家主席はトランプ米大統領への書簡で、米中両国が期限の3月1日までに通商問題で合意できるよう、互いに譲歩することを望むとの考えを伝えた。[nL3N1ZV6GT]

 第4・四半期売上高が予想を下回った化学大手ダウ・デュポン<DWDP.N>は9.23%安。この日のダウ工業株30種を押し下げた。S&P素材セクター<.SPLRCM>は1.54%安。

 月間ではナスダック総合は9.7%、ダウ工業株30種は7.2%、それぞれ上昇した。

(以下略)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190201-00000026-reut-bus_all

米中の協議はほとんど関係ないかのような値動きだな。米国が中国をどう見ているかがよく分かるね。

ホントにどうでもいいんですね・・・。大事なのは決算と、FRBの動きなんですね。勉強になりました!

だがダウ平均はトランプが25000をブレイクした!というツイートをあざ笑うかのように24999という妙な数字で取引終了。ナスダックやS&Pが強く上昇してるのとは対照的だね。これはどうしてだろう?

DowDuPont社の決算が悪く、ダウ平均株価を全体的に押し下げたことが原因です。それ以外の理由は特にありません。当然中国との協議が進まず合意がなされなかったことも関係していません。中国が米国経済に与える影響はほんのわずかです。

決算、決算か…。米国にとって中国とは何なんだろう?

いてもいなくてもいい存在なんでしょうか・・・?

対中依存度が比較的高いAppleは、先日の決算で売上高を前年同期比で5%落としていたことが分かりました。事前予想は上回ったためさほど影響は出ていません。中国経済の減速がより明らかになれば、決算にも大きな影響が出る可能性はあります。

中国に追加関税を発動しても、決算が良ければ問題ないっていうのがトランプの認識なのかな?

中国経済の減速は米中貿易戦争の結果とする見方が多いですが、トランプ氏を勢いづかせる結果にしかならないでしょう。これは覇権争いですが、中国側が勝利する可能性を考えている投資家はほぼいないものと思われます。Twitterで中国側への圧力を強めているのもその表れと言えそうです。

中国との通商合意、市場開放なければ「了承できず」=米大統領
2/1(金) 2:50配信 ロイター

 [ワシントン 31日 ロイター] – トランプ米大統領は31日、中国との通商協議について、中国が米国の金融サービス業、製造業、農業などの産業に対し市場を開放しない限り、合意はあり得ないとの立場を示した。

 トランプ大統領は「中国は現在、金融サービス業に対して市場を開放しつつあるが、製造業や農業など他の産業に対しても市場を開放することを期待している。こうした動きがなければ合意は了承できない!」とツイートした。

 トランプ大統領はこの日、通商交渉のために訪米している劉鶴・中国副首相と会談する。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190201-00000009-reut-cn

日本の報道機関で読解力不足が露呈する要注意事例も

ネットユーザーの反応です!

・トランプ大統領、厳しい態度でお願いします!
・再選に向けたアピール
・ファーウェイの副会長をまず取り調べるべき
・中国は考えを改めよう
・ドルが基軸通貨である限り、中国は勝てない
・アメリカの方が立場が上ってこと。産経新聞の記事と全然違うね
・中国は言い訳できないと思います。トランプ大統領の方が筋が通ってる
・一帯一路も製造2025も頓挫したら、3月の全人代はどうなるの?
・中国はアメリカには逆らえない

産経新聞の記事?

これだと思います!関連記事の所に出てきました!

トランプ氏、習近平氏との再会談に意欲 貿易問題 中国、開催地打診か
2/1(金) 1:36配信 産経新聞

 【ワシントン】トランプ米大統領は31日、中国との貿易協議について「近い将来、私と友人の(中国国家主席の)習近平氏が会うまでは最終合意することはない」とツイッターに投稿した。トランプ氏は昨年12月に続く首脳会談を開き、31日まで開催予定の閣僚級協議で積み残した「難しい問題」を、習氏と直接話し合う意向を表明した。

 米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は31日、閣僚級協議のため訪米した中国代表団が、中国の海南省で米中首脳による再会談を米国側に打診したと報じた。2月末に予定するトランプ氏と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長との会談後に、同省内でトランプ氏が習氏と会うよう要請したという。

(以下略)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190201-00000510-san-n_ame

こちらの記事ですが、トランプ氏は習近平との会談を望んでいるというよりは、習近平氏がトランプ氏の目の前で改善事項について報告する必要があると考えているのです。トランプ氏の言葉に間違いはありませんが、産経新聞の解釈にやや問題がありますね。

共同通信もおかしなことを言ってるね。日本のマスコミはどうした?

米、対中貿易交渉延長も 大統領、包括合意へ圧力
2/1(金) 6:40配信 共同通信

 【ワシントン共同】トランプ米大統領は1月31日、米中貿易協議に関し、3月1日までの交渉期限を延長する可能性を示唆した。中国の習近平国家主席と再び会談し、合意に向け最終的に話し合う考えも示した。米政権は市場開放や知的財産権侵害への対応を含む包括的な通商合意を目指し、中国への圧力を強める姿勢だ。

 米中は31日まで2日間にわたりワシントンで閣僚級の貿易協議を開いた。米側は期限は「厳格」(ライトハイザー通商代表部代表)と延長しない方針を示してきた。ただ国有企業支援など中国の構造問題の対応策を巡って協議は難航しているとみられる。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190201-00000028-kyodonews-bus_all

えっ?交渉期限を延長?誰がそんなこと言ったんですか?

トランプのツイートを見ても、他の報道記事を読んでも、どこにもそのようなことは書かれていないが…。

こちらの記事ですが、トランプ氏のTweetを一切読まずに書いている可能性が高いです。もしくは英語の読解力に問題があります。日本の報道機関では、このような報道が常態化しているのでしょうか。

最近感じるのは、韓国事案以外でマスコミの論調がおかしいことが加速度的に増えてきていることだ。この前も大坂なおみ選手の発言を誤訳した事件が話題になった。あそこまで露骨な事例はさすがに今までなかったよ。時事通信が朝日新聞よりもヤバいメディアだと全国民が知ってしまったと思う。

共同通信も、もしかして時事通信と変わらない・・・?

まあ元の母体は同盟通信社で一緒だったからな。ひょっとするとそうかもね。

私は基本的に日本の報道機関を採用しませんが、今後も同様の事例が続くようであれば以前時事通信について述べた時と同様の”お願い”をするかもしれません。今回事例として出てきた産経新聞と共同通信の2社に関しては要注意とします。皆さんは英語の読解力があるので、トランプ氏のTwitterを優先的に確認してください。大手報道機関の記事で異なる内容が報道されていたら、ここで取り上げてください。

分かりました!

産経新聞は安保理制裁決議の記事も遅かったからな…。まあ一時的な気の迷いだと考えておくことにするよ。