トランプ氏が対中強硬派を世界銀行総裁に指名  中国向け融資を減らすよう働きかける

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前総裁のKim氏が突然辞任した世界銀行ですが、トランプ氏が後任候補としてMalpass財務次官を指名したようです。中国への融資を減らすように働きかけてきた対中強硬派の人物として知られており、現時点では最有力候補とされています。あまりにも巨大かつ非効率な世界銀行の改革が進められる見込みです。

トランプ大統領:世銀総裁候補にマルパス米財務次官を指名
2/7(木) 6:49配信 Bloomberg

 トランプ米大統領は6日、世界銀行総裁候補にマルパス財務次官(国際問題担当)を指名した。マルパス氏は中国批判の急先鋒(せんぽう)で、世界経済秩序の見直しを求めてきた人物。

 トランプ大統領は「私の政権が最優先事項としているのは、米国の納税者の資金が効果的かつ賢明に使用されるようにすることだ。マルパス氏は世銀の説明責任を長年強く主張してきた」と述べた。

 世銀総裁職(任期5年)は米国出身者が務めるのが長年の慣例となっており、今回の指名により、マルパス氏は次期総裁の最有力候補となる。

 マルパス氏は世銀について、あまりにも巨大かつ非効率的で、活力に満ちた新興国に成長を遂げている途上国への支援縮小に消極的過ぎるとの見方をこれまで示しているほか、中国向け融資を減らすよう同行に強く働き掛け、中国による市場開放のスピードが十分でないと批判していた。

原題:Trump Nominates Global Reformer Malpass to Lead World Bank (1)(抜粋)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190207-89744155-bloom_st-bus_all

Malpass氏は一帯一路についても言及

いいね!トランプは世界銀行を世界の手に取り戻した。

世界銀行なのに、中国にばかり融資してたんですか?ひどい話です!

まったくだな。中国が国際組織を私物化する事例が後を絶たない。

今回指名されたMalpass氏ですが、中国向けの融資を縮小させることを提案するなど対中強硬派として知られているようです。一帯一路についても言及しており、産経新聞で少し詳しく書かれています。

世銀総裁候補にマルパス氏 対中強硬派の米財務次官
2/7(木) 9:54配信 産経新聞

 【ワシントン】トランプ米大統領は6日、世界銀行の次期総裁候補にデービッド・マルパス米財務次官を指名したと発表した。世銀の総裁ポストは米国の「指定席」とされる。トランプ米政権は、世銀の対中国融資が優遇され過ぎていると問題視しており、マルパス氏が就任すれば、米政府の意向が反映される形で世銀の運営に影響する可能性がある。

 トランプ氏はホワイトハウスでマルパス氏の指名を発表し、「彼は(世銀の)融資が、極度の貧困地域を含む本当に支援を必要とする案件に集中するよう奮闘してきた」と述べた。

 マルパス氏は2017年に国際問題担当の財務次官に就任。これまでも米政府の立場から世銀の運営に関与してきた経験がある。トランプ政権は中国が世銀内で「途上国」として扱われ、開発融資の規模が維持されていることに疑問を呈してきた。

 マルパス氏は昨年の米議会証言で、中国主導の巨大経済圏構想「一帯一路」について「(対象国が)しばしば過度の債務と質の悪いプロジェクトにさらされている」と指摘。そのうえで「貸し倒れを起こせば、その国々の資産を中国が支配しかねない」と強い懸念を示していた。

 世銀のキム前総裁は2月1日付で辞任していた。世銀は次期総裁の推薦を3月14日まで受け付け、4月までの正式決定を目指す。

 総裁の選出には最大出資国である米国の意向が強く働き、これまで米国が総裁ポストを独占してきた。米政府内ではムニューシン財務長官らが中心となり、後任候補の選定作業が進められていた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190207-00000510-san-bus_all

いいね。中国向けの融資という話に限らず、中国主導の一帯一路が世界中で問題を引き起こしていることを認識してるわけだ。トランプ政権の方針にうってつけの人材だね。

中国の政策は実に前近代的じゃよ。植民地時代の繰り返しじゃ。

債務の罠で港を奪われた事例も数多いですからね…。やってることが昔に逆戻りです。

今回の後任候補については元Goldman Sachsで財務長官のMnuchin氏も関わっているとされており、彼もまた対中強硬姿勢に転じた可能性があります。トランプ氏は一般教書演説で中国の態度改善を促しましたが、一方で中国との協議は続ける姿勢です。中国側が今回の人事についてどのように考えるかはまだ明らかにされていません。

Malpass氏は対北朝鮮でも強硬派と報道される

ネットユーザーの反応です!

・国際組織の対中強硬人事をお願いします
・さすがにトランプ大統領の娘さんではなかった?
・そのうちまた解任するの?
・AIIBについても整理してほしい
・いい流れだと思います
・北朝鮮だけでなく、韓国にも強く制裁してください
・南北揃って苦境に陥る?
・世界銀行などの重要な国際ポストは日本人がやるべきだ
・日本でもこれくらい強硬になれる人がほしい
・キム総裁が就任した時は、韓国が世界征服したかのように報道してた
・トランプ大統領は、意外と謀略上手?米朝首脳会談の裏で北朝鮮に圧力かけてる

どうして急に北朝鮮や韓国の話が出てくるんだよwww

すみません、ほとんど反応がついてなかったので、中央日報さんの同じ記事からも拾いました!

トランプ大統領、世銀総裁候補に「対北強硬派」財務次官を指名
2/7(木) 17:43配信 中央日報日本語版

 トランプ米大統領が6日(現地時間)、任期を3年ほど残して1日に辞任した韓国系米国人ジム・ヨン・キム世界銀行総裁の後任に「強硬派」デービッド・マルパス米財務次官(国際担当)を指名すると発表した。

 トランプ大統領は「マルパス氏は立派で特別な人物」とし「わが政府の最優先課題は米国納税者の税金が効果的かつ賢明に使われるようにすることだが、マルパス氏は以前から世界銀行の責任に対して強く擁護する立場を見せてきた」と強調した。事実上、次期総裁が世界銀行の構造調整と予算削減、役割縮小に向けて速度を出すよう注文したと解釈される。

 世界銀行理事会は来月14日まで189加盟国から次期総裁候補の推薦を受け、最終候補3人を発表した後、4月中旬に新総裁を公式的に選出する計画だ。世界銀行の場合、16%の議決権を持つ最大株主の米国が指名した候補が伝統的に総裁を務めてきた。したがって異変がない限りキム総裁の後任はマルパス氏に決まる可能性が高い。

 マルパス氏はトランプ大統領の大統領候補時代の経済参謀。レーガン政権、ブッシュ政権当時はそれぞれ財務省、国務省で勤務した。トランプ政権に合流した後からは「米国優先主義」保護貿易政策の実行に率先してきた。次期総裁が誰になるかは今後の対北朝鮮経済支援とも密接な関係があるだけに関心が集まるしかない。

 韓国政府は非核化の実質的進展と対北朝鮮制裁緩和の雰囲気が形成される場合、北朝鮮が世界銀行など国際機関に加入するよう支援し、南北経済協力に対する国際社会の支持を引き出そうと構想している。

 南北間の経済格差が大きく、北朝鮮開発が類例のない大規模な長期プロジェクトになるという点を勘案すると、世界銀行など国際機関との連携なく成果を出すのは難しいという判断のためだ。

 これまでマルパス氏の北朝鮮関連言及はそれほど多くない。ただ、マルパス氏はトランプ政権発足から10カ月後の2017年11月、米外交協会(CFR)主催のシンポジウムで「私は見栄えよく繕う考えはない。私たちは北朝鮮問題を抱えている。それは本当にうまく扱うべき大きな問題だ。そしてその問題を解決するために中国がより多くの努力をしないことが我々を挫折させるとし、対北朝鮮制裁に消極的な中国を批判している。

 またマルパス氏は「中国はさらに(制裁および対北朝鮮圧力が)できるはずであり、そうすべきだという我々(国際社会)の不満を明確に把握しなければいけない」とし「さらに中国は貿易関係にもさらに均衡的かつ相互作用をする関係に進むべきだ」と強調した。

 キム総裁が世界銀行の対中国援助に積極的だったなら、マルパス氏はむしろ支援中断を主張する「対中国強硬派」とみることができる。また、米財務省のスタンスと同じように強力な対北朝鮮経済制裁を要求してきた人物でもある。

 ただ、「トランプ忠誠マン」(ブルームバーグ通信)という評価があるだけに、トランプ大統領が対北朝鮮経済支援を積極的に進める方向を定める場合、これを誠実に執行する可能性も排除できない。

 一部ではグローバリズムを拒否するトランプ大統領に対抗して多数の国がこれまでの米国主導方式に反旗を翻すという見方もある。ブルームバーグ通信は「中国やインドなど新興市場の影響力が強まっているという認識のため、世界銀行が伝統を打ち破って『非米国人』を選任すべきだという声が出る可能性がある」と予想した。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190207-00000045-cnippou-kr

中央日報で韓国が絡むとなると途端に反応が増えると。この傾向は確かにあるよな…。

もし対韓強硬派って報道されたら、反応の数が100倍近くになると思います!

トランプ氏は世界銀行の総裁を解任したわけではありません。世界銀行の最大出資者である米国が総裁候補を指名する権限を持ちますが、あくまでも推薦ですので変わる可能性もあります。

まあそりゃそうだな。でないと最大出資者の米国が国際機関を独占していると中国に逆に突っ込まれかねない。今までは米国が選出していた候補者が米国ではなく中国や韓国のために働いていたという異様な状態だったわけだ。

オバマ元大統領が選んだんですよね?オバマ元大統領とは、一体・・・?

そして中央日報はなぜかトランプを北朝鮮支援派と決めつけていて、そのトランプに従順なマルパス氏もそうなるかのように印象操作しているね。お得意の愛国メソッドを発露している。

私は中央日報というこの報道機関は評価に値しないと考えています。論調が偏っている、公平でないという評価を下す段階に達していないということです。私が韓国の報道機関で価値があると考えているのは唯一朝鮮日報だけです。

手厳しいな…。まあ中央日報は単なる愛国新聞だからな。事実かどうかよりも、愛国かどうかを重要視しているという印象だ。愛国心をサプリメントのように取り入れたい際につまむように読む層を想定していると思う。何となく今日は愛国パラメーターが足りないな…と思ったら手に取るみたいな。

何ですかそれ(笑) でも、何となく分かります!

愛国日報を読んで、愛国心をイッパツ発揮だ!突撃一番を装着せよ!我らが韓国1919派は偉大なり!

ちょっと(笑) 戻ってきてください!

現国務長官のPompeo氏が辞任する可能性も

皆さんには、こちらの記事にも目を通してもらいたいと考えています。現国務長官のPompeo氏についての重要な記事です。

ポンペオ国務長官「上院議員選出馬検討」で懸念されるトランプ大統領の「独善性」
1/28(月) 15:00配信 新潮社 フォーサイト

 【ワシントン発】トランプ政権が2年前の2017年1月に始動してからちょうど2年が経過して折り返し点を過ぎたが、閣僚及び閣僚級高官ポストの約半数がすでに政権を去るという異例の事態となっている。

 トム・プライス厚生長官、ラインス・プリーバス大統領首席補佐官、ジョン・ケリー国土安全保障長官(大統領首席補佐官に横滑り後、辞任)、スティーブ・バノン首席戦略官兼大統領上級顧問、レックス・ティラーソン国務長官、デビッド・シュルキン復員軍人長官、アンドリュー・プルイット環境保護庁(EPA)長官、ジェフ・セッションズ司法長官、ライアン・ジンキ内務長官、ジェイムス・マティス国防長官、ニッキー・ヘイリー国連大使、ジョン・ケリー大統領首席補佐官らが、1期目の折り返し点にすら到達することなく、ドナルド・トランプ大統領に更迭され、あるいは自ら政権を離れた。

 対照的に、トランプ政権発足当時から現在も政権に残っている主要閣僚としては、スティーブ・ムニューチン財務長官、ウィルバー・ロス商務長官、イレーン・チャオ運輸長官、リック・ペリー・エネルギー長官、ベン・カーソン住宅都市開発長官、ロバート・ライトハイザー米国通商代表部(USTR)代表らに限られ、トランプ政権の閣僚がいかに流動的であるかを改めて認識することができる。

■「上院議員選」挑戦の過去も

 そうした中、政権3年目を迎えようとするこのタイミングで、再び主要閣僚人事関連の注目すべき動きが明らかになっている。

 トランプ政権の主要閣僚の中でトランプ大統領の信頼が最も厚いとみられているマイク・ポンペオ国務長官が、辞任して2020年に行われるカンザス州選出上院議員選挙への出馬を真剣に検討していることが明らかになったのである。

 昨年末、トランプ大統領がシリア駐留米軍の撤退方針を突然決定したことを受け、中東地域の米国の同盟国の間に動揺が広がっていた。そのためポンペオ国務長官は、トランプ政権の対中東政策に対する同盟国の懸念を払しょくする目的で、1月8日から15日の8日間の日程で中東9カ国を歴訪していたが、帰国したばかりのタイミングで、上院議員選出馬を検討していることが発覚した。

 カンザス州選出の現職共和党上院議員パット・ロバーツ氏は、2020年に改選期を迎えるが、5選を目指さず、任期を満了する2021年1月に政界から引退する意向を、第116議会が招集された翌日の1月4日に明らかにした。

 2020年11月に実施されるカンザス州選出上院議員選挙は、ロバーツ上院議員の不出馬表明を受けて現職不在の「オープン・シート」となる中で、同氏の後継者としてポンペオ長官の名前が浮上しており、上院共和党指導部を率いるミッチ・マコネル院内総務(ケンタッキー州選出)も、ポンペオ長官に対して上院選出馬を促していると関係者は説明している。

 2008年大統領選挙の投票日の約1カ月半前にリーマンショックが発生し、米国が金融危機に直面する中で政権を始動させたオバマ前政権は、米議会上下両院で与党・民主党が多数党の立場を支配する中、政権発足の翌月の2009年2月には、大規模財政出動を可能にした「2009年米国復興・再投資法(ARRA)」を成立させるとともに、2010年3月には「医療保険制度改革関連法(通称オバマケア)」を成立させている。こうしたオバマ政権下での連邦政府の財政支出が大幅に増大する状況に反発するかたちで、全米各地において自然発生的に保守派有権者の草の根運動「ティーパーティー(茶会党)旋風」が吹き荒れた2010年中間選挙で、ポンペオ氏はカンザス州第4区選出下院議員選挙で勝利し、翌11年1月から下院議員として3期6年在職している。

 中西部カンザス州は共和党の支持が強固な「レッドステート(Red State)」であり、ポンペオ長官は同州選出下院議員という経歴もあり、抜群の知名度を誇っていることも、2020年に実施される同州選出上院議員選挙への関心を示している背景の1つと考えられる。

 実際、ポンペオ長官は、下院議員当時の2016年、現職共和党上院議員のジェリー・モラン氏に挑戦するために共和党上院議員予備選挙に出馬することを真剣に検討していた過去がある。

 同州選出上院議員選挙で民主党候補が勝利したのは、世界大恐慌の最中に行われた1932年に当選したジョージ・マギルが最後であり、ポンペオ長官が出馬を決断した場合、共和党候補の指名を獲得し、本選挙でも勝利する可能性は極めて高い。

(中略)

■魅力的な転身

 任期4年の折り返し地点を過ぎたばかりのトランプ政権の不安定さを考慮すると、ポンペオ国務長官も遅かれ早かれ政権から離れて上院議員を目指すのではないかと憶測されるのは当然である。

 実際、ポンペオ長官は現在55歳であり、将来を見据えると、共和党支持が強固な「レッドステート」のカンザス州選出上院議員として6年間の任期を確保することは魅力的に映る。

 だが、トランプ大統領が絶大な信頼を寄せているポンペオ国務長官が政権を離れる決断をした場合、対北朝鮮政策や対イラン封じ込め政策といったトランプ外交全般に多大な影響が及ぶと予想される。

 加えて、極めて忠誠を尽くしている主要閣僚をトランプ大統領が失う結果、トランプ大統領の独善性にさらに拍車がかかることが懸念される。

 そうした観点からも、ポンペオ国務長官の今後の去就をよくよく注視しておかなければならない。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190128-00544814-fsight-int

おいおいマジでポンペオ辞めるのかよ…。

ボク達、ちょうど昨日そんな話をしてたんです!国務省が勝手にアメリカ軍の韓国駐留費の話を決めてるので、ポンペオ国務長官も辞めさせられるんじゃないかって。

これ表向きは2020年の上院議員選挙への出馬のために辞めるってされてるけど、口実でしかないような気がする。

そうですね。米国ではこのような話は珍しくありません。Pompeo氏ともなれば優れた経歴を持ちますから引く手数多でしょう。トランプ氏としても心置きなく解任することができます。私は基本的に更迭には負の印象は持っていません。本人が望むような活躍すべき場所を探してほしいという前向きな捉え方をするべきだと考えています。

米国らしい考え方だな。日本じゃ更迭=人生の終わりかのような印象だよな。俺だけの印象か?

人は誰もが1人1人異なる個性を持ちます。自分がいるべき場所を探し続けるのが人生そのものと言ってもいいかもしれません。名誉ある仕事をするとか、お金を多く稼ぐといった目標は副次的な効果にすぎないのです。Pompeo氏がKansas州の上院議員選に出馬したいという意思表示をしましたので、トランプ氏としてもその希望に応える形で国務長官の職を解くのは自然なことなのです。

いやいや、ポンペオは自分が解任されることが分かったので、仕方なくカンサス州の上院議員選挙に出ることにしたんじゃないの?

米国ではそのような考え方をする人は多くないです。自らが望んだ結果が今目の前にあると考えるべきだからです。もっともそれを望まないMattis氏のような閣僚も大勢いましたし、今後もそのような閣僚は増えるでしょう。トランプ氏と一緒に仕事をしたいか、したくないかが全てです。私が見る限り、Pompeo氏はその結果を受け入れているようです。ただし確定事項として発表されたことではないので、トランプ氏の意向で配置換えとなる可能性も残されています。

ポンペオは納得してるのかしてないのか…まあシリアの米軍引き揚げに対する動きがトランプには気に入らなかったのかもね。さて米朝首脳会談はどうなるんだろうね?

長くなりましたので、今回はここで区切ります。トランプ氏の対中国政策には特に変更点はありませんが、対北朝鮮政策について変化があるかどうかに注目しましょう。