全世界で「チップウォー(邦題:半導体戦争)」という書籍を発売し話題を呼んでいる著者で経済史学者のクリス・ミラー氏がテレビ東京のWBCの単独取材に応じた。

ミラー氏は中国について「これからの半導体業界は2つに分かれる。中国か、それ以外の国かだ。中国は日米に技術的に大きく遅れている」と話し、続けて「中国が追い付くのは厳しい。10年後も先端半導体からかなり遅れをとっているだろう」と中国の将来性を強く疑問視した。

一方台湾については、TSMC創業者モリス・チャン氏と対談した際の話を出しながら「TSMCの生産を台湾にとどめたい考えのようだ」と明らかにした。台湾への投資が減ってしまうことを懸念しているようだ。

コメント欄では中国への半導体製造装置輸出管理強化を念頭に「規制強化で日本人の拘束が増えていく。人質外交の中国に対する進出はリスクでしかない」と日本企業に再考を促す意見があった。(黒井)

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