【韓国経済】ウォン防衛に1年で6兆円分のドル投入 過去最悪の規模に膨張

韓国銀行が3月30日に公開した「2022年10-12月期通貨当局取引」で、韓国当局は通貨防衛のために去年同時期に46.04億ドル(約6,100億円)を費やしたことが分かった。

愛国日報こと中央日報によれば年間全体では458.67億ドルで、これは日本円にしておよそ6.08兆円となる。2022年末の外貨準備高は4,213.6億ドルだから、実に10分の1をウォン防衛のためだけに費やしたことになるわけだ。

これにより外貨準備高そのものが1年で400億ドル減少した。

だが韓国銀行は「現在の外貨準備高は懸念される状況ではない」と話している。純対外金融資産や短期外債比率は健全な水準にあるという。

今年はウォン安は落ち着いたものの、貿易赤字が一向に解消されず経常収支まで落ち込む状態ではいつ通貨暴落が再開しても不思議ではない。

コメント欄では「外貨準備があるならスワップも必要ない」「10分の1は結構な痛手。懸念してるとは言えない」と言われていた。「日本は懸念される状況であり、スワップで日本を助けるなどと言い出すつもりか」と韓国に対して疑心暗鬼になる様子もあった。(黒井)

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