Huawei副会長のイランとの不正取引の内容が明らかになり、釈放への道は極めて厳しいものとなっています。香港の関連会社を通じてイランと取引を行ない、少なくとも1億ドルの現金を詐取した容疑が持たれているのです。金融機関が取引は制裁違反に該当すると説明しましたが、適法であると虚偽の申告を行なったためです。カナダ当局がニューヨーク連邦地検へ身柄を引き渡した後、詐欺容疑で立件されることになります。
イランから1億ドル不正取得、孟CFOが関与か
12/10(月) 10:41配信 読売新聞中国の通信機器大手「華為技術」(ファーウェイ)がイランに対する金融制裁に違反し、巨額資金をイランから送金させていた疑いがあることが、米ニューヨーク連邦地検の訴追資料から明らかになった。連邦地検は、ファーウェイの孟晩舟(モンワンジョウ)・最高財務責任者(CFO)(46)が不正取引に関与したとみており、カナダ当局から身柄の引き渡しを受け、詐欺容疑などで立件する方針だ。
カナダの裁判所に提出された連邦地検の訴追資料などによると、ファーウェイは香港の関連会社を通じて制裁対象のイランと不正取引を続け、ニューヨークなどの金融機関を通じて2010~14年だけで少なくとも約1億ドル(約112億円)を手にしていた。
金融機関は、取引が制裁違反と指摘したが、孟氏らは、関連会社がファーウェイとは無関係で、取引は適法と虚偽の説明をしたという。ファーウェイは昨年、連邦地検から資料提出を命じられ、当局の動きを察知した。孟氏は米入国を回避していた。訴追資料によると、中国や香港発行のパスポート(旅券)を計7通保有し、海外出張で使い分けていたという。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181210-00050017-yom-int
目次
日本のメディアに関する考察について
時事通信がまた株安を煽っててちょっと笑った。アクセスランキングにも入ってたけど大丈夫?
ちょっと!まだアクセスランキングを見てなかったのに!
しかもばっちり株価の下げ幅を記事タイトルに入れてやがる。ワトソン君、大丈夫だぞ。この後ダウは急速に回復し結局はプラスで終えてるから。俺があらかじめ教えておいてやる。
えっ?そうなんですか!よかったです!
アクセスランキングを見ても、時事通信の記事は特に浮いて見えるね。邦人男性がタイで運び屋になりそうになった話とか、iPhoneが中国で販売停止になった話とか日本にとっていい話が1つもない。こうして元ネタへの使用を控える事態になってから冷静に眺めてみると、時事通信というメディアはちょっとおかしいね。俺は朝日新聞の方がまだマシなんじゃないかと思えてきた。
さっきの日韓議員連盟の記事も、朝日新聞でしたよね!
朝日は韓国絡みの話では意外とまともな記事を書くことがある。期待してないだけに、たまにそういう記事が出ると好印象に感じることもなくはない。ところが時事通信はそういう褒められる点が1つもないように見えるね。
時事通信って、無味乾燥なイメージです!特徴が全然ありません!
同じ通信社でも共同通信なんかは俺はすごく特色が出てていいと思うね。記事の短さによるインパクトで勝負というのは、これまでどこの国内メディアもやってこなかった手法だ。共同通信メソッドとして確立されるかもしれない。
ボクは、共同通信についてはいいと思います!同じ通信社なのに全然違います!
あと毎日新聞なんかはゴーンの逮捕に対する批判記事をバンバン載せてランキングに入っているね。まあこれまた全然期待してないので、記事を見ることもないだろうし特に目障りにはならない。
毎日新聞って、ほとんど取り上げられませんよね?検索でも全然見かけません!
まあ俺らが使うようなソースにはなりえないってわけだな。時事通信はその点ちょいちょい食い込んでくるので厄介という話だ。
日本の各メディアに対する考察は以上でよろしいでしょうか。これより本題を始めます。
はーい!先生!
学校かよwww
ニューヨークの金融機関は中国側に制裁違反の事実を警告
Huawei副会長の孟氏が関わっていたとされる不正取引についてですが、香港の関連会社を通じてイランから巨額の資金を受け取っていたとされています。その金額としては少なくとも1億ドルとされており、ニューヨークの金融機関は制裁違反の取引であると説明しました。孟氏はこのことに関して虚偽の申告を行なったため、詐欺行為が疑われることとなりました。
これはもう言い逃れできないね。制裁違反と分かっていながらウソをついたってことだから。金額も1億ドルと巨額だし見せしめとするには十分な金額だ。
ウソをついてまで、どうして取引しようとしたんでしょうか?
そりゃ儲かるからだろ。イランが中国の上客になれば米国に勝てるかもしれないし。イランには北朝鮮から核の技術が流れているという噂もある。中国の一帯一路構想としては外せないだろうからな。
詐欺になると分かってて取引したなら、捕まっても仕方ないのでは?
な。中国側はどうせ逮捕できないと高をくくってたんじゃないか?米国にも親中派がいるし、逮捕すればどんな報復をするか分かってるのか…と思いつつやっぱり米国は怖いから入国は避けていた。
怯えながら生きるなぞ愚かなことじゃよ。堂々と胸を張れない人生なぞ無価値じゃ。
現状で判明している旅券は7つですが、他にも出てくる可能性は否定できません。新たな罪状が判明することも踏まえ、釈放への道のりはさらに遠ざかったと見ていいでしょう。
そりゃそうだ。カナダのどこかに未使用のパスポートが埋めてあったらどうするんだ?
未使用、というのは?入国記録がないと怪しまれるのでは?
カナダの中国大使館が協力してるかもしれないだろ。大使館発行なら入国スタンプのないまっさらな状態だし、それにカナダは出国は審査がなかったはず。
確かに!ボクもアメリカやカナダを旅行したことがあって、出国はスムーズだったのでびっくりしました!入国時はあんなに大変だったのに・・・。
どう大変だったの?
それは言えません!
まあ聞くだけ野暮かwww
中国は通商問題とは結びつけず弱気姿勢を見せる
中国は今回のHuawei副会長逮捕について、やや弱気な姿勢を見せています。Huaweiの逮捕を進めたのはトランプ政権ではないからです。ここでトランプ政権を追及すれば逆効果となり、90日の猶予期間の中で態度を改善したと判断される可能性が極めて低くなります。
中国国営メディア、ファーウェイ巡る論調控え目 対米貿易交渉に配慮か
12/11(火) 2:42配信 ロイター[北京 10日 ロイター] – 中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]の孟晩舟・最高財務責任者(CFO)がカナダで逮捕されたことについて、中国国営メディアは10日、逮捕を批判するものの、米国との貿易交渉には関連付けていない。ファーウェイの問題が、米との貿易交渉に影を落とすのを避けたいとみられる。
トランプ米政権は、米の要請を受けたカナダでの孟容疑者逮捕は法執行の問題であり、中国との交渉には影響しないとの立場。
一方、中国側は、外務省が厳しく非難するものの、貿易交渉を担当する商務省はコメントを差し控えている。
中国共産党の機関紙、人民日報傘下の国際情報紙「環球時報」は論説で、「現時点で中米ともに一応2つを関連付けない姿勢をみせている」と指摘。ただ、別の論説で、米国がファーウェイを排除すれば、世界のデジタル経済から孤立すると主張した。
チャイナ・デーリーは、孟容疑者逮捕について、カナダが「悪魔の悪事」に手を貸さないよう希望するとの論説を掲載したが、貿易問題に結びつける論調はほとんどみられない。
中国の対外経済貿易大学の貿易の専門家、Tu Xinquan氏は、商務省がファーエイ問題に言及していないのは、貿易交渉に集中しているからだと指摘した。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181211-00000006-reut-bus_all
マジか。中国が弱気になるってのは…まさかパスポート7枚のことが報道されたからか?
それって、中国の共産党に所属してないともらえないんですよね?ボクが中国の人だったら、絶対にずるいって不満を持ちますもん!
その件も含めて、中国にとってHuaweiの件を荒立てるのは不利だと判断したようです。ニューヨーク連邦地検への身柄の引き渡しはほぼ確実と見られており、当然中国の反対で何かが変わることはありません。もちろんトランプ氏が反対しても同様です。孟氏の制裁違反は明確な犯罪行為であり、いかなる場合でも法の裁きを受けなければならないからです。
そりゃそうだわな。中国はそれでも食い下がるような国だというのが世界の共通認識だったんだが、やっと立ち位置を理解できたのかな?
そうですね。中国は国内世論への配慮も必要となりますので、ある程度は強気姿勢を見せなければ求心力をすぐに失ってしまうでしょう。本音ではトランプ政権との対立を望んでいないというのは皆さんもご存じの通りかと思いますが、トランプ政権としては中国がどう考えるかに関わらず、中国の犯罪行為をこれ以上見逃すわけにはいかないのです。先日のLighthizer氏の発言の通り、今後も中国企業に対する刑事責任を問う流れが相次ぐでしょう。それは誰にも止められない流れであり、米国という国家自身の意思でもあるのです。