韓国が軍用ヘリをフィリピンに輸出しようとしていたが、フィリピン政府が米国のブラックホークの方がいいと言い出したため頓挫する見込みとなった。形勢を逆転させるのは事実上困難で、確定すれば米軍練習機の受注失敗に次ぐ大打撃となる。韓国の防衛産業界にとっては最悪の1年になってしまったようだ。
(朝鮮日報日本語版) 韓国型ヘリ「スリオン」、フィリピン向け輸出計画が頓挫
12/12(水) 10:30配信 朝鮮日報日本語版韓国航空宇宙産業(KAI)が推進していた韓国型機動ヘリ「スリオン」(KUH1)のフィリピン向け輸出が、事実上暗礁に乗り上げたことが11日までに分かった。韓国軍関係者は11日、「機動ヘリ事業を推進していたフィリピン政府が、機体部分に関する評価でスリオンよりも米国のUH60(ブラックホーク)に高い点数を付けた。韓国側では、企業協力や各種の追加支援などを『オプション』として打ち出して終盤の総力戦を展開しているが、ひっくり返すのは事実上困難な雰囲気」と語った。
このことは、フィリピン政府関係者の公の発言にも表れた。フィリピンのデルフィン・ロレンザーナ国防相は最近、「最終的に、ブラックホークを購入するのが一番いいオプションだという結論を下すことになった」として、スリオンではなくブラックホークを配備することにしたと語った。ロレンザーナ国防相は「われわれは資金不足でスリオンを10機しか購入できない。ところが(ブラックホークは)16機購入できる」とも語った。
韓国の防衛事業庁の関係者は「たとえ機体の評価がそのように出ても、最終決定されたわけではない」と語った。
今回、事実上挫折してしまったスリオンのフィリピン向け輸出は、韓国の現政権が力を入れてきた事業だ。韓国国防部(省に相当)は、フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領が今年6月に韓国を訪れた際、ソウル市竜山区の国防庁舎前練兵場にスリオンを展示したこともあった。当時、ドゥテルテ大統領はおよそ10分間スリオンの性能や作動法について説明を受け、自らヘリを始動させてみることもした。その後、ドゥテルテ大統領はロレンザーナ国防相にスリオン購入を検討するよう指示を下した。
だが問題は「価格競争力」だった。韓国軍関係者は「スリオン1機の価格は250億ウォン(現在のレートで約25億円。以下同じ)前後で、フィリピン側が策定した予算では10機買えるというレベルだった。だがブラックホーク側は同じ予算額で16機を提案したので、あちらに傾くのは避けられない面がある」と語った。また韓国政府の関係者は「結局、戦闘機や戦闘ヘリを輸出しようと思ったら米国と競争しなければならないが、米国側のけん制が強いという面もある。市場参入そのものが困難な状況」と語った。
スリオンの「親類」に当たる韓国海兵隊上陸機動ヘリ「マリオン」の墜落事故も、今回の決定に影響を及ぼしたという。フィリピン政府側が直接、安全上の問題を提起したわけではないものの、スリオンに傾きそうだったフィリピンからのヘリ受注の件にブラックホークなどが食い込む余地が生まれた-という見方だ。事故直後、韓国大統領府(青瓦台)の金宜謙(キム・ウィギョム)報道官が乗り出して「われわれのスリオン・ヘリの性能と技量は世界最高水準」と語ったが、スリオンのイメージ失墜を防ぐことはできなかった。
期待を集めていたスリオン輸出事業すら怪しくなったことで、韓国の防衛産業界は今年、「最悪の一年」を過ごすことになった。KAIは、今年9月に米空軍の次期高等練習機(APT、Advanced Pilot Training、別名T-X)事業受注合戦から脱落したのに続き、2連続で打撃を被ることになった。防衛産業界の関係者は「高等練習機事業から脱落した後も、KAIはフィリピン向けスリオン輸出の件でばら色の見込みばかり掲げていた。首脳部などがきちんとした雰囲気刷新をすべきだったのに、ちゃんとやったのかどうか気掛かり」と語った。インドネシアと共に推進中の韓国型戦闘機(KFX)事業も、インドネシア側の事業費拠出が遅れ、共同開発が座礁するのではないかという懸念が持ち上がっている。ある国策研究所の関係者は「インドネシアは経済事情を理由に一部事業費の拠出を遅らせている。このため、インドネシア側がKFX事業から手を引くこともあり得る、という声が上がっている」と語った。
・・・https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181212-00080024-chosun-kr
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韓国防衛産業にとって最悪の1年に
フィリピンが、韓国製の採用をやめたんですか?
そう。韓国の軍用ヘリをフィリピンに輸出しようとしていたが、突然米国製のブラックホークの方がいいと言い出して形勢逆転も困難になってしまったようだ。
ボクもアメリカ製の方がいいと思います!多少高くても、信頼性が高い方がいいです!
この話が確定すれば、米軍練習機の受注失敗に次ぐ大打撃を受けることになる。韓国の防衛産業にとっては最悪の1年になるとも言われている。
フィリピンでは、韓国の廃棄物が問題になってますよね?そのことと関係があるのでは?
記事でも分かるけど、韓国製のヘリより米国製の方が安いみたいだぞ。同じ金額で韓国製は10機しか購入できないが、ブラックホークは16機購入できる。
あれ?ホントだ!どうして韓国製の方が高いんでしょうか?
まあブラックホーク側がディスカウントを提案したんだろう。韓国製のヘリは少し前にも事故を起こしてるし、フィリピンに韓国製が導入されることは米国にとってもマイナスだと考えたんじゃないか?
そうみたいですね・・・。事故でフィリピン側の印象も悪くなった、って書いてあります!
ドゥテルテ本人は韓国製でノリノリだったようだがな。韓国でちょっと接待されただけで、国防相に自ら指示するなど分かりやすい行動を取っている。やはりドゥテルテは信用できないね。
映画「ブラックホークダウン」のネガキャン戦略で勝てると思った?
ネットユーザーは、映画のおかげで勝てると思ったのではと言ってます!
ごめんちょっと意味が分からないwww
「ブラックホークダウン」という映画があったので、イメージ戦略で勝てると思ったのではという意見です!
映画だからwww 現実と映画がごっちゃになってるのか?
あの映画って実話がベースですよね?でも運用上の問題であって、地対空ミサイルに耐えられるヘリがいるなら教えてほしいと反論してる人もいました!
まあそうだけど、あの映画ってまさかブラックホークのネガキャンのために作られたの?
そう言ってる人がいるので、実際にそうなんだと思います!ドゥテルテ大統領もきっと見てると思います!
ありえないと否定できない面があるのが何とも…。
世界各国で運用されてて信頼性が高い、本物より高かったら意味がない、パイロット養成も考慮すれば1択だろう、
なぜ韓国は価格の切り下げで勝負しなかったのかと聞いてみたい気はする。
ドゥテルテ大統領が関心を持ってたので、大丈夫だと油断したのでは?鼻薬?がなくなったのではと推測してる人もいました!
まあ6月の訪韓でどんな接待を受けたかはお察しだね。ドゥテルテはそういうのに弱そうだ。
どんな接待なんですか?
聞くなwww まあフィリピンのトランプとか言われてた頃が懐かしいね。今や天と地ほどに差が開いて、中国にペコペコするだけの弱気な大統領になり下がってしまった。フィリピンの人達が不憫でならないよ。
フィリピンに裏金を渡しすぎて値引き困難になったとの意見も
フィリピンの政府高官に裏金を渡してたけど、渡しすぎたので本体の値引きができなくなったのでは、という意見もあります!
韓国から裏金をもらっておいて、安くしてくれたブラックホークの方に発注か。韓国側にはあなたたちは先日事故を起こしたと言って断ったわけだ。フィリピン政府もうまいことやったね。
ドゥテルテ大統領の発案だったりしないんでしょうか?
それは分からない。まあロレンザーナ国防相が突っぱねたのかもしれないし、結論として導入しなくなったならよかったと思う。
不法廃棄物のことに触れてる人がいませんでした・・・。あまり関係なかったんでしょうか?
直接関係はないにせよ、世界的に韓国の居場所をなくしつつあるのは間違いないだろうね。韓国の味方がどんどん消えてるからな。ぶっちゃけゴーン逮捕から流れが変わってる気さえする。
ゴーン会長って、そんなに影響力を持つ人だったんですか?
裏にフランス政府がいるとなればな。それにフランスのマクロンはバックが資産家だろ?ゴーン逮捕で敵に回す勢力がどれだけいるかを知りながら、日本政府は逮捕に踏み切ったわけだ。裏にトランプがいるとまで囁かれる背景となっている。
えっ?じゃあゴーン会長を逮捕したのはトランプ大統領なんですか?
噂だけどな。トランプの存在をよく思ってない人は世界中に山ほどいるけど、その中の1つがフランス勢だったという話だよ。トランプはGMを目の敵にしてるけど、当然ルノーサムスンのことも良く思ってないだろうし。
世界中から韓国が見放されてるんですね・・・。日本とも関係がなくなります。
そうだ。日産はルノーサムスンを見捨て、GMは激怒し完全撤退を検討、富士ゼロックスは工場を閉鎖した。頼みの綱の中国でさえサムスンに厳しく独占禁止法違反を追及するし、そのせいで中国内での販売も停止になりかねない。一方では粉飾が発覚して米国ファンドとの訴訟にもなろうとしてる。日米中すべてとの関係を悪化させて国際社会で孤立、欧州でもガラパゴスと言われてぼっち飯。日本は何も困らないし、どうでもいい話だがね。
韓国の皆さん、このままでいいんですか?嵐がすぐそこまで迫っています!
日本は関係ない!統一おめでとう!韓国さようなら!