マティス国防長官が辞任することについて、朝鮮日報さんが嘆いてます!在韓米軍撤収を主張するトランプ大統領をなだめる人がいなくなるので、米韓同盟が軽視されるのではないか、ということです!軍事費を2倍にする主張に反対する人もいなくなってしまいます・・・。どうなってしまうんでしょうか?
(朝鮮日報日本語版) 【社説】韓国政府の「非核化」仲介外交、マティス氏辞任後はどうなるのか
12/22(土) 8:34配信 朝鮮日報日本語版米国のマティス国防長官が来年2月に退任する。トランプ大統領が、イスラム国(IS)と戦ってきたシリア駐留米軍およそ2000人の撤収を決定すると、マティス長官は「気に入った国防長官と仕事をしろ」と辞表を出した。これで、マクマスター大統領補佐官(国家安全保障担当)、ティラーソン国務長官、ケリー首席補佐官の辞任に続いて、「ラグビーボール」のようなトランプ大統領をつかんでくれていた「大人たちの軸」が全て消えることになった。マティス長官は、トランプ大統領に辞意を伝えた手紙に「強力な同盟がなければ米国の利益を守ることはできない」とつづった。同盟の価値を理解せず、いくばくかのドルの勘定を優先するトランプ大統領に対する懸念だ。彼が去ると、「同盟の軽視」はさらにひどくなる可能性が高い。
まず韓米同盟が心配だ。ワシントン・ポスト(WP)紙のボブ・ウッドワード記者の著書『FEAR 恐怖の男 トランプ政権の真実』を見ると、マティス長官は今年の初めごろ、「在韓米軍に35億ドル(現在のレートで約3890億円)も使う理由があるのか」と撤収を主張するトランプ大統領に「米軍の駐留は第3次大戦を防ぐため」だと言って断固立ち向かったという。マティス長官は、在韓米軍の分担金問題でも韓国の立場を理解してくれた。彼が退場したら、米軍の分担金を今の2倍に増やせというトランプ大統領の圧迫がストレートに伝わることになりかねない。昨年、北朝鮮の核危機が持ち上がった当時、マティス長官はトランプ大統領が言及していた軍事オプションではなく外交的解決を強調して摩擦を起こしたこともあった。マティス長官退陣で「韓半島(朝鮮半島)の不確実性が強まった」とする米国メディアの分析は枚挙に暇がない
加えて北朝鮮は今や、いわゆる「韓半島非核化」を巡る本音を露骨に主張し始めている。北朝鮮国営の朝鮮中央通信は20日、「韓半島非核化とは、われわれの核抑止力をなくす前に、米国の核の脅威を完全に除去すること」だと表明した。米国は厳しい反応を見せている。コリー・ガードナー元連邦議会上院外交委東アジア・太平洋小委員長は「米朝第2次首脳会談をやる必要はない」と語った。また、ある専門家は「金正恩(キム・ジョンウン)の非核化の意思」を公言してきた韓国政府は釈明すべきだと指摘した。韓米同盟を理解しないトランプ大統領と北朝鮮の「非核化」の本音がぶつかり合ったら、現在の情勢に地震を引き起こしかねない。安全保障政策は、常に「最悪」を前提として備えるべきものだ。だが韓国政府は「最善のケース」を前提にしたバラ色の非核化外交ばかり行ってきた。このままで本当に大丈夫なのか。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181222-00080002-chosun-kr
目次
トランプ大統領の方針を止める人がいなくなる?
昨日言ってたのはこの記事だね?なかなかストレートな嘆き記事じゃないか。
そうです!マティス国防長官が辞めてしまうと、トランプ大統領を止める人がいなくなってしまうのではという記事です!
トランプが在韓米軍撤退を求めたけど、マティスがそれを食い止めていたということが書かれてるね。韓国への軍事費負担増加要求にも反対気味で、韓国の立場を最大限尊重してくれたということが分かる。そういう人物がホワイトハウスを去るということが、何を意味するかだ。
同盟国の軽視、つまり韓国の軽視なんでしょうか?
次の国防長官が誰になるかにもよるけど、長い空白期間ができる恐れもあるから米韓同盟軽視どころか無視レベルになりかねない。何しろ政府閉鎖で予算も成立してない状況だからな。次を決めるどころの騒ぎではなくなっている。
米政府機関の一部閉鎖 予算失効で異例の今年3回目
12/22(土) 19:29配信 産経新聞【ワシントン】米連邦政府の支出を一時的に手当てする「つなぎ予算」が22日午前0時(日本時間同日午後2時)すぎに失効し、政府機関の一部が運営できない閉鎖状態となった。つなぎ予算の期限だった21日中に、次のつなぎ予算案が与野党対立のあおりで成立しなかった。
予算失効で政府機関の一部が閉鎖に追い込まれるのは今年、1月と2月に続き3回目。米CNNテレビによると、1年で3回も失効するのは約40年ぶり。上院は22日に、新たなつなぎ予算案の協議を再開する予定だが、調整が難航すれば閉鎖が長引く恐れがある。
米メディアによると、予算失効の対象は国土安全保障省、商務省、農務省など9省庁。入国審査や沿岸警備などの政府職員は一時的に無給で勤務を続けざるを得ないほか、40万人近くが一時休職し、国立公園も閉鎖される可能性がある。
トランプ大統領はつなぎ予算案に、公約だったメキシコ国境の「壁」建設費計上を要求。これを受けて下院では20日、57億ドル(約6300億円)の建設費を計上したつなぎ予算案を可決させていたが、上院では与野党の調整が難航し、21日中の成立を断念した。
トランプ氏は21日、野党の民主党が「壁」の費用で譲歩しない場合は「政府閉鎖が長い間続くだろう」とツイッターに投稿した。
2019会計年度(18年10月~19年9月)は国防総省などの予算は成立しているものの、一部省庁の通年予算は成立していない。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181222-00000550-san-n_ame
国立公園・・・?はっ!
あれ?もしかしてようやく気付いた?
やっと分かりました!そういうことだったんですね・・・。
まあそういうわけで、同盟国のことなんて構ってる暇はないというわけだよ。在韓米軍の撤退も現実味が帯びてくるという話だが、そのことを具体的な記事にしたのがまさか朝鮮日報だったとはね。なかなか勇気のある記事じゃないか。
当事者なのに、現実を直視しようとしてるんですよね。中央日報さんとは大違いです!
まあ中央日報としては在韓米軍が撤収してくれた方が都合いいからな。1919派は米軍がいなくなる方が日本への侵攻を企てやすいと考えている。だがそれは同時に北朝鮮がソウルを攻め込むリスクも高まることを意味するんだ。
アメリカはシリアの部隊を朝鮮半島に投入する?
マティス国防長官と在韓米軍については、他にはハンギョレが書いてました。中央日報さんはいませんでした・・・。
トランプ、シリアに続きアフガンでも「紛争撤退」…朝鮮半島への影響は
12/22(土) 10:31配信 ハンギョレ新聞「アフガン駐留米軍の顕著な削減を考慮」 “米国の紛争介入縮小”トランプ政策を可視化 マティス国防長官の辞任など、反発も強まり 朝米対話や在韓米軍問題にも影響を与える見込み
ドナルド・トランプ米大統領がシリアからの米軍撤収を電撃的に発表したのに続き、アフガニスタンからも米国兵力の削減を考慮している。トランプ大統領が在任下半期のスタートを控え、米国の全世界的な紛争介入の縮小を主張してきた自身の対外政策を本格化しようとする分かれ道に立つことになった。ジェームズ・マティス国防長官がシリア軍撤収に対する意見の相違で辞任を発表するなど、トランプの対外政策をめぐり、ワシントンでは本格的な対立も起きている。
(中略)
また、これはトランプが推進する朝米対話にも大きな影響を与えると見られる。現在、朝米対話が膠着状態に陥った理由の一つは、今年6月のシンガポール朝米首脳会談の原則を具現化する過程や、詳細事項の導出ができていないためだ。これは、朝鮮半島の非核化をめぐる朝米両国の根本的な見解の相違もあるが、トランプ式朝米対話に根本的に反対するワシントンの外交安保官僚が消極的な態度を見せているためだ。
トランプがワシントン内の反対を押し切って中東紛争で“撤退”を貫くなら、これは朝米対話でもトランプの主導力が強まることを意味する。また、中東で米軍の軍事力撤収は在韓米軍問題にも長期的な影響を及ぼすと思われる。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181222-00032417-hankyoreh-kr
ネットユーザーの反応は、こんな感じでした!
・トランプ大統領の行動次第では、日本も安全保障の見直しをした方がいい。アメリカに頼りすぎてる
・日本は憲法改正を急ぐべき
・在韓米軍は駐留費用で妥結できなければ、撤退すると思う
・シリアから撤退した兵力を使って、朝鮮半島での開戦を考えてる?
・半島で人手が必要になったからでは?
・韓国軍にレーダー照射されたし、ホントに戦争前夜という感じ
・次は朝鮮半島からも撤退すると思います
・いよいよ朝鮮半島に展開かも
・在日米軍に再配置される
・ここまで分かりやすい大統領も珍しい
・最終的な責任は韓国が負うことになるって言ってる
在韓米軍が撤退するフラグだと思ってる人と、シリア部隊を朝鮮半島に展開させるフラグだと思ってる人で意見が分かれてるのが面白いね。全然分かりやすくないと思うよ。
どっちも一緒なのでは?在韓米軍を引き揚げて、代わりに実戦部隊を投入するんですよね?
シリア部隊って陸軍じゃないの?だったら在韓米軍に合流すると考えるのが自然なんだが。
確かに・・・。
空爆で危険だから在韓米軍を撤収させるというなら、空爆の範囲は北朝鮮だけでなく韓国も含まれないとおかしいよね。北朝鮮がソウルに攻め込んでそこを本拠地にしたらどうするんだ?韓国の飛行場を制圧して軍事要塞化したらどうする?全部破壊しておかなければならない。
アメリカは実際には先制攻撃をするつもりはない?
じゃあ、アメリカ軍はホントは北朝鮮を攻撃するつもりはないんでしょうか?
朝鮮戦争でなぜ米軍が北朝鮮に手こずったかの部分を思い出せるか?
え~と、中国と北朝鮮の国境付近の山岳部に、中国兵が大量に隠れていたからですよね?でも、今回は中国は北朝鮮の味方ではないのでは?
誰が北朝鮮に物資を供給してると思ってるんだ?
あっ・・・。じゃあ、中国は今でも北朝鮮側につこうとしてるんですか?
中国にも色々と勢力がいるから、まあ北朝鮮寄りの戦区とでもしておくか。そういう兵団が大量に山の中に隠れているとなれば、米軍がいくらバンカーバスターを持っているとしてもきりがないだろう。残された手段は核の投下ということになるけど、それこそ米国にも同じことをされかねない。北朝鮮は確か核の小型化に成功していたという話もあったはず。
空爆、空爆と言っても、実際には難しそうですよね・・・。
昨日の話でもあったように、夜間の空中給油という難易度の高いミッションも多数要求されるだろう。トランプは万が一米兵に多数の犠牲者を出すようなことがあれば、次の選挙が危うくなることを理解しているわけだ。だから韓国側に相応の金銭負担をさせようとしている。できなければ撤収するからあとは好きにしろ。トランプは交渉術の材料として先制攻撃は示唆するけど、実際にそれに踏み切るかどうかは分からないね。あまりにもリスクが大きすぎる。そこまでして韓国を守る必要性があるのか?という疑問に誰でも行きつく。
確かに・・・。日本には引き続き米軍がいるので、アジアでの拠点を失うことはありませんよね?
そうだ。だから在韓米軍の負担金増額に反対し続けてきたマティスもまた、ティラーソンと同じように韓国寄りの人物だったということになる。それが辞めることは非常に大きな意味を持つんだ。そして日本とは完全に関係がなくなる。
そうですよね!日本の自衛隊も、もう絶対に韓国の味方をしないと思います!
日米で足並みが揃っていることを考えれば、理由は様々あったとしても韓国を見捨てる方針であることは明らかだ。最後の堤防であったマティスが崩壊し、いよいよトランプの在韓米軍撤退方針を諌める勢力が不在となるわけだ。それ以前に米韓の軍事演習が12月に続き4月も中止となったし、韓国との会談もプールサイド方式に格下げされるなど露骨に軽視し始めたのも最近の話。9月の南北首脳会談で文在寅がやらかしたのがすべてのきっかけだったね。米国政府からの恐怖の電話もその頃から始まった。日本にとっては韓国はもう不要だし、安全保障で足を引っ張るどころかむしろ敵対しかねないからな。
韓国の皆さん、そのまま突き進んでください!頑張ってください!
日本は関係ない!統一おめでとう!韓国さようなら!