・ドイツ人から見ると日本の“もったいない精神”は逆に無駄が多い!?
・包装過剰や使い捨て文化にツッコミ続出w
・リサイクル意識はあるのに矛盾点が目立つ日本の現状…
日本では昔から「もったいない」という言葉が根付いていて、物を大切に使おうという精神が広く浸透しています。世界的にもエコ志向が高まる中、この「もったいない精神」は環境保護の観点からも見習うべき点が多いとされることがあります。ところが、環境先進国といわれるドイツをはじめとする欧州諸国の人々からすると、「日本人のやってることって、意外と無駄が多くないか!?」とツッコミを入れたくなるような側面が少なくないそうです。そこで今回は、ドイツ人視点で見る「日本の“もったいない精神”のここがヘンだよ5選w」をご紹介します!
目次
【1】過剰包装がスゴすぎるw「開けるときのゴミが多すぎ!?」
日本では贈り物やお土産を買うと、箱に入っているものをさらに紙で包み、その上からビニール袋をかぶせ…というように、丁寧だけど明らかに過剰すぎる包装が当たり前になっています。百貨店などでも、商品をきれいに包むことが「サービス」とされているため、お客様が望む望まないにかかわらず細やかな包装が施されるケースが多いです。
ドイツ人から見ると「まず見栄えよりもゴミの量を気にしろw」と思うらしく、「日本のもったいない精神はどこへ消えた!?」とちょっとした衝撃を受けるポイントになっているようです。開封後は膨大な量の包装紙とビニール袋が即ゴミになってしまうため、リサイクル意識が高い欧州人には理解しがたいところなのでしょう。
【2】使い捨て食器に依存しすぎ「割り箸多すぎw」
日本ではコンビニでお弁当やお惣菜を買うと、ほぼ自動的に割り箸やプラスチック製スプーン・フォークが付いてきます。ファストフード店でもプラのストローやカップを使うのが当たり前。もったいない精神を掲げる日本なのに、「え、ここまで使い捨てに頼るの!?」と驚かれるのも当然かもしれません。
ドイツなどでは、割り箸の使用は環境への負荷が大きいとされるため、再利用可能なカトラリーを持ち歩くのは当たり前。マイボトルやマイカップ持参の習慣も進んでおり、そこに対して「あれ、日本人ってお箸を大事にする文化があるんじゃないの?割り箸はいいのか!?」と疑問が生じるそうです。
【3】ペットボトルがやたらと多い!?「自販機頼みでゴミ量産w」
日本にはいたるところに自動販売機が設置されていて、いつでもどこでもドリンクを買えるのが便利な点だと評価される一方、ペットボトルのゴミが大量に出てしまうという問題があります。自動販売機自体が電気を常時使うため、エコとは程遠い印象を与えることもしばしば…。
ドイツでは、ペットボトルにはデポジット(保証金)がかかっており、空き容器を返却すればお金が戻ってくる仕組みが一般的。その結果、街中でペットボトルが捨てられている光景はあまり見かけません。日本のペットボトル回収システムも年々整ってきてはいるものの、ドイツ人から見るとまだまだ「いちいち自販機に頼りすぎ」「もっとマイボトル使ったら!?」と感じるようです。
【4】冷暖房の温度管理が極端すぎw「電力の無駄遣いじゃない!?」
日本のオフィスや公共の場では、夏の冷房温度がキンキンに冷えすぎていたり、冬の暖房がむやみに熱すぎたりすることが多いと感じる人も少なくありません。外が猛暑なら室内は極寒、あるいは外が寒いのに室内はまるでサウナのよう…と、温度差が激しい場面もしばしばw
ドイツでは節電や省エネの意識が高く、冷暖房設備の温度設定は必要最低限にとどめる習慣があります。そのため、日本の「もったいない」と言いつつも、公共施設やオフィスで無駄に電力を消費しているように見える状況は「どうして誰も疑問を感じない!?」と不思議がられるようです。
【5】食品ロスが意外と多い!?「食べ物を残すのはもったいないんじゃw」
日本には「食べ物を粗末にするのはもったいない」という考えが根強い一方で、実際にはコンビニや飲食店などの大量廃棄問題がクローズアップされることがあります。賞味期限を少し過ぎただけで捨てられてしまう食品が大量に発生するのも、在庫を切らさないための企業努力の裏返しとはいえ、欧州の目には「これって逆にもったいないどころか大浪費じゃね!?」と映ってしまうのです。
ドイツでは食品ロスを減らすために、少し傷んだ野菜や賞味期限切れ間近の食品は値引きしたり、地元のフードシェアリングシステムを活用したりして、できるだけ食材を無駄にしない仕組みが広く浸透しています。「日本人のもったいない精神って、食に関してはそこまで厳密じゃないの?」と感じるドイツ人も多いようです。
【質疑応答コーナー】
セイジ
「プロ先生、ドイツってほんとに環境意識が高いって聞くんすけど、実際どこまで厳格なんすか??」
プロ先生
「セイジくん、ドイツではゴミの分別やリサイクルは当たり前だけど、食べ物を無駄にしないための仕組みもいろいろ整っているんですよ。フードバンクや地域の人同士で余った食材をシェアする取り組みも盛んです。日本人からすると、そこまで徹底しているの!? と驚くかもしれませんね」
セイジ
「でも、日本はゴミの分別は細かいっすよね?? ドイツ人から見てもすごいと思うんじゃないすか??」
プロ先生
「たしかに日本のゴミ分別ルールは自治体ごとに細かく設定されているので、初めて住む外国人は戸惑うことが多いでしょう。でも、日本の場合は分別そのものに熱心でも、その後のリサイクル体制が実際に機能しているかどうかは別問題のようです。ドイツでは“分別したゴミが本当に再利用されている”という安心感が強いので、日本と若干捉え方が違うかもしれませんね」
セイジ
「あと、包装が多いのはおもてなしの一環だと思うんすけど、ドイツ人には理解されにくいっすよね??」
プロ先生
「そうですね。日本ではきれいな包装は好印象の象徴でもあります。でもドイツの人は環境や資源の無駄を最優先で考えるから、包装を最小限にするのが当然なんです。文化の違いといえばそれまでですが、最近は日本でも過剰包装を見直す動きが出てきましたから、今後は変わっていくかもしれません」
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■まとめ■
・「もったいない精神」は良い面もあれば矛盾点もある!?
・ドイツから見ると、日本にはまだまだ“無駄”が潜んでいるw
・文化の違いを知ることがエコ向上のヒントになるかもしれません!
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以上がドイツ人から見た「日本の“もったいない精神”のここがヘンだよ5選w」でした!
- 過剰包装
- 使い捨て食器
- ペットボトル&自販機天国
- 冷暖房の極端な温度設定
- 意外に多い食品ロス
「日本の良さ」でもあるもったいない精神ですが、欧州の視点から見ると、まだまだ「本当にエコにつながっているの?」と感じるポイントがいくつもあるようです。多用される「!?」「?」「!」とともに、これを機会に日本のエコ事情を見直してみるのも面白いかもしれませんねw