- 日本人は有給休暇取得率が低く、長時間労働のイメージが強いです
- 東南アジアでは「のんびり文化」を尊重し、バランス重視の働き方が多いです
- 日本人が休まない理由には“勤勉すぎる”国民性や職場の空気などが絡んでいます
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ここ数年、日本では「働き方改革」だの「ワークライフバランス」だのと、やたらと聞くようになりました。しかし!【東南アジア人】から見れば、「え?まだそんなことで悩んでるんですか!?」とツッコみたくなる場面が多々あるようです。日本人が「休まなすぎ!」と指摘される理由は、いったいどこにあるのでしょうか?日本はもともと“勤勉な国民性”で知られていて、戦後の高度経済成長を支えたのも、そのハードワークっぷりといわれています。でも今や時代は令和!世界の潮流は“のんびり”にシフトしつつあるのに、日本は「なかなか休暇を取れない」社会が根強いまま……。東南アジア人から見れば、あまりにも「休みが少ない」「リラックスしない」ため、ちょっと驚かれることもしばしばのようです。
実際、厚生労働省が発表した2021年のデータによれば、日本人の有給休暇取得率は約56.6%。つまり、せっかく与えられた有給休暇の半分近くを放置している計算になるわけです。一方で、タイやマレーシアなどでは祝日が多かったり、休日をしっかり取ることが当たり前の風潮だったりするので、「日本はやりすぎでしょw」という感覚になるのは無理もありません。
そこで、今回は【東南アジア人から見た「日本人は休まなさすぎ!」遅れてる理由5選】をまとめてみました。日本人としては耳が痛い話題かもしれませんが、いったいどこが「遅れてる」ポイントなのか、見ていきましょう!
目次
【1】「職場の空気が休みを許さない!?」
「有給は取りやすい制度になりました!」と言われても、実際に職場で「ちょっと休みます」と言うのはなかなか難しいです。特に日本では、同僚や上司に迷惑をかけることを極端に嫌う風潮が強いですよね?東南アジアの人たちは「自分の時間を大切にする」のが当たり前なので、「え?気にせず休めばいいじゃないっすかw」とツッコミたくなるみたいです。日本人の思いやりの気質が、逆に「みんなも休まないから自分も休めない」という悪循環に陥っているのかもしれません。
【2】「仕事に没頭することが美徳とされる風潮」
「石の上にも三年」という言葉が象徴するように、日本には“我慢してこそ評価される”といった精神があります。東南アジアの人たちからすると、「一生懸命働くのはいいけど、もっと自分を大事にしないと!?」と心配になるそうです。彼らは「家族や友人との時間をゆったり楽しむのが人生だろ!」という考えが根付いているので、日本の“仕事一直線”の働き方が理解しにくい面があるわけですね。しかも日本では「長時間働く=頑張っている」という昔ながらの風習が色濃く残り、結果的に休まない人が偉いとされるケースがまだまだ多いようです。
【3】「休暇の過ごし方がわからない!?」
長い休みを取ったとしても、「何をしていいのかわからない」という日本人も意外といるらしいです。“旅行に行きたいけど、休暇の計画を立てるのが面倒”“結局、家でダラダラするくらいなら出社したほうがマシ”と思っちゃう人、あなたの周りにもいませんか?一方で、東南アジアの人たちは休日を存分に満喫するためのプランをしっかり用意しています。ビーチでのんびりしたり、友人同士で週末旅行に行ったり、カフェで延々とおしゃべりしたり。「休みをどう楽しむか」にモチベーションを注ぐ姿が、日本人からすれば「そんなに遊んで大丈夫?」って感覚になるかもしれませんねw
【4】「働く場所以外でもストレスが多い社会構造」
日本は電車の通勤ラッシュや狭い住環境など、日常生活でストレスを感じる場面が多いと言われています。そのため、休日になっても疲れが抜けきらず、リフレッシュどころか“さらに疲れる”パターンもあるようです。東南アジア諸国では、都心部でも比較的ゆったりとした空気感が残っており、人々の笑顔やコミュニケーションもゆるめ。結果的に「それほどムリに頑張らなくても十分暮らしていける」という意識が育つのかもしれません。日本のギスギスした社会にドン引きする東南アジア人も少なくないようですw
【5】「制度があっても活用しきれない“お国柄”」
有給休暇や育児休業、介護休業など、制度としてはそれなりに充実してきている日本。でも実際には「周りの視線が気になる」「休んだ分の仕事がたまるのが不安」など、制度をフル活用できない人が多いです。法律的には権利があっても、それを行使しづらい雰囲気が社会全体に漂っているのがネックですね。一方、東南アジアでは“家族第一・自分の生活第一”という価値観が尊重されやすく、そもそも「休めるときに休む」ことに罪悪感を抱かない人が多いと言われます。日本はそこが「まだまだ遅れてる!?」と見られてしまう要因になっているのかもしれません。
【質疑応答コーナー】
セイジ
「日本の勤勉さって、もう変えられないんすか?? なんか遺伝子レベルで根付いちゃってる感あるっすよね」
プロ先生
「確かに“勤勉=美徳”という価値観は長い歴史の中で定着してきたわね。でも、社会や制度が変わると人の考え方も少しずつ変わっていくものよ。特に若い世代は柔軟だから、変化の兆しは十分あると思うわよ?」
セイジ
「東南アジアの“のんびり文化”って、実際に働く人たちの生産性とかは落ちないんすか?? のんびりしすぎるとサボりがちなイメージあるっす」
プロ先生
「もちろん個人差はあるけど、のんびりしていても成果を出す人は多いわよ。むしろ、適度に休んでエネルギーを回復するから、メリハリがついて集中力が高まるって話もあるの。実際、欧米でも休暇をきちんと取る人のほうが生産性が高いってデータもあるしね」
セイジ
「たしかに、休みを取ることでリフレッシュできるならいいっすね。でも、日本だと“自分だけ休むのは申し訳ない”って雰囲気あるじゃないっすか?? どうやって断ち切ればいいんすか??」
プロ先生
「そこはリーダー層の意識改革が大事だと思うわ。上司が率先して休みを取るとか、休みやすいシステムを整備するとかね。個人単位じゃ限界もあるから、職場全体の働き方をアップデートしていく流れが必要なのよ」
【まとめ】
- 日本人は勤勉さゆえに休まない傾向が強く、東南アジア人には不思議に映る
- 休みやすい環境づくりと意識改革が日本社会の課題になっている
- 「働きすぎ」を見直し、ほどよく“のんびり”する姿勢が今後ますます重要に!?