銀行にトイレがないのは「防犯対策」「法令の問題」「衛生管理コスト」などが主な理由
意外にも「スペースの都合」や「お客さんの回転率向上」も影響!?
公共施設じゃないから、あえて設置しない方がメリット大きいんです!
銀行に行って「ちょっとトイレを借りたい…!」と思ったのに、店内を見渡してもトイレの案内が見当たらない。そんな経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか?「コンビニにもあるトイレが、どうして銀行にはないの?」という疑問は、実は多くの人が抱く謎なんですw そこで今回は、**「銀行にトイレが存在しない理由5つ」**を徹底解説していきます!
「え、単にケチってるだけ?」とか「銀行マンはトイレ行かないの!?」なんて声もありますがw 実際はもっと深~い事情があるんです。防犯面だったり、法律の兼ね合いだったり、とにかくお金を扱う場所ならではの理由が隠されているんですよね。
目次
【1. 防犯上のリスクが大きい!?】
銀行といえば大量のお金を扱う場所です。「現金がたくさんある場所=犯罪リスクが高い場所」といっても過言ではありません。では、トイレを自由に使えるようにしたらどうなるでしょう? お客さんを装った不審者がトイレにこもって銀行員の目を盗んで何か悪さを計画する…なんて事態も想定されますよね。
さらに、トイレで身を隠して監視カメラの死角を作り、怪しい工作をする可能性だってゼロではありません。だから銀行側としては、不特定多数が自由に出入りできるスペースを増やすのは怖いんです。トイレがあれば当然、みんなが頻繁に出入りしますから、セキュリティが甘くなりかねないってわけですね。
【2. 法的に義務がない!?】
実は、銀行には「お客さん向けのトイレを設置しなさい」という法令が存在しないんです。飲食店や大型商業施設なら「お客さま用トイレを何室以上設置すること」という建築基準や条例がある場合もあります。でも、銀行の場合はこれに当てはまらないケースが多い。
つまり「設置しなきゃいけない」という義務がないから、銀行が意図的に「作らなくていいやw」と判断しても、とくに問題にならないわけです。「銀行は公共施設のようであって、実はそこまで公共的な存在じゃないんですよ」というのが意外な盲点なんですよね。
【3. 衛生管理やコストの問題】
トイレをお客さんに開放するとなると、清掃やメンテナンスに相応のコストがかかります。しょっちゅう使われる場であれば汚れも激しくなりますし、消耗品も増えますし、清掃回数も増やさなければなりません。もちろん、これは銀行にとっては「コスト増大」を意味します。
また、クレーム対応のリスクだってあります。「トイレが汚い」「手を洗うところが狭い」「スリッパが不衛生」など、トイレを設置すればするほど細かいところに目がいく方も一定数存在しますよね。銀行としては、本業の金融サービス以外の部分で手間とコストがかかるのを極力避けたい。なので、あえて「トイレは設置しません!」という選択をする銀行も多いようです。
【4. スペースの有効活用】
銀行の店舗は、立地の良いところに構えられることが多いです。駅前だったり、商業施設の中だったり、とにかく**「一等地」にあるケースが少なくない**んですね。そうすると家賃や土地代も高額になります。限られたスペースをどう活かすか? となれば、当然トイレよりは窓口や応接スペース、ATMコーナーなどを広くとったほうが「お金を扱う業務」に直結していて効率的です。
また銀行は、口座開設やローンの相談などをする相談カウンターに力を入れる傾向が強いです。トイレの設置に割ける面積があるなら、相談ブースやカウンター数を増やすほうが収益にはプラス。こういった事情もあり「トイレはあえて作らなくていいかなw」という判断に至りやすいわけですね。
【5. お客さんの滞在時間を短縮させたい】
これも地味に大きな理由だといわれています。銀行は回転率を重視していて、なるべく「短い時間で多くのお客さんにサービスを提供する」ことを目指しているんですよね。もしトイレを開放すると、用事がない人まで長居してしまう可能性が出てきます。
「ちょっと休憩させてもらうか~」とトイレに入ったり、友人を待つ間の待合場所に使われたり…となれば、銀行の待合スペースが混雑してしまい、本当に金融手続きが必要な人が利用しにくくなる。結果、業務効率が落ちる恐れがあるんです。だからこそ銀行としては、「サクッと用事を済ませて帰ってほしい!」という思惑があるため、トイレを開放しない店舗が多いのです。
【質疑応答コーナー】
セイジ
「銀行さんって、お客さんを大切にしてるんすよね?? トイレの一つくらい置いてもいい気がするっすけど…お客さん目線だと厳しいんすか??」
プロ先生
「銀行はもちろんお客さまを大切にしていますが、防犯やコスト面、スペースの問題などから総合的に判断して設置しない場合が多いのです。特に大きな銀行だと、店舗のレイアウトにかなりシビアな計算が入っていることが多いんですよ」
セイジ
「そっかぁ…でもコンビニやファミレスにはあるんすよね?? やっぱり商売の仕組みが違うってことなんすか??」
プロ先生
「その通りですね。コンビニやファミレスはお客さまの『飲食』や『買い物』に直結する利便性が求められます。トイレの有無が売上にも影響するので設置が当たり前になっています。一方、銀行は金融商品がメインですから、トイレ設置によるメリットがそこまで大きくないのです」
セイジ
「そう考えると納得っすね。銀行って普段から混んでるイメージあるんで、更に長居されちゃうと厄介なんすね??」
プロ先生
「ええ、長居による混雑もひとつの問題です。お客さま同士のトラブルが起きるリスクもありますし、スタッフの目も行き届かなくなります。セイジさんが言う通り、銀行はとにかく回転率重視ですから、なるべく早い手続きとスムーズな退店を優先するわけですね」
★ポイントまとめ★
防犯リスクを下げる
法的な義務なし
衛生管理コストがかさむ
狭いスペースを有効活用
お客さんの回転率維持
「え!? そんな理由でトイレ作らないの!?」と思うかもしれませんが、これらの要因が積み重なり、“銀行=トイレなし”が多くの店舗で常識化しているんですねw「おかしいんじゃないの!?」と感じた方は、ぜひ次に銀行へ行く際、トイレ問題を思い出してみてくださいw いろいろ納得できる部分があるかもしれませんよ!
以上、「銀行にトイレが存在しない意外な理由5つ」をお届けしました。ご参考になりましたら幸いです!