- 未成年でも顔写真を差し替えた「フォトスワップ免許」で堂々飲酒&入店例が発覚!
- SNSには偽造IDが1枚1万円で流通、半年で7,500万円荒稼ぎの事件も!
- 2025年に本格化するICチップ読取義務化で「紙一枚トリック」は終わる!?
目次
◆1:実在免許の「顔だけ差し替え」は意外と古典!
姉の免許に自分の顔写真だけ貼り替えて20歳未満で飲酒──そんなケースは珍しくなく、ホストクラブに17歳が偽造免許で入店していた例も報告されています。
- ICチップを読み込まない店舗では肉眼チェックのみ=見抜けない
- 偽造有印公文書行使で10年以下の懲役(刑法159条)リスク
◆2:1万円で買える!? SNS偽造IDマーケットの実態
2024年末~2025年春にかけて、中国籍グループが在留カードなど約1万点の偽造データをSNS経由で販売し、推定売上7,500万円超と警視庁が摘発。ドライバーズライセンスも“商品”の一部でした。
- 購入者は未成年だけでなく、金融口座開設を急ぐ闇バイト応募者も
- AI生成の顔写真と合成し“生体認証突破”をうたう悪質業者も存在
◆3:成人年齢18歳になっても飲酒は20歳──サバ読みは減らず!?
2022年4月1日に民法が改正され成人年齢は18歳へ。しかし酒・たばこ・競馬の年齢制限は従来どおり20歳のまま。法律が二層構造となり「18~19歳のグレー層」が偽造免許で飲酒する温床になっていると指摘されています。
◆4:2025年、ICチップ読取義務化で“紙免許”は終了のお知らせ?
金融機関・携帯キャリア・夜の営業店などは、犯収法改正で対面でもICチップ読取を義務化する方向。
- 暗号化データ+電子署名チェックで貼り替え・カラーコピーは即アウト
- 非対面でもマイナカード公的認証(eKYC)一本化へ
◆5:警察白書が語る「検挙人員50人」「端緒24件」の重み
警察庁JAFIC年次報告によれば、2023年に偽造運転免許証等を端緒とした事件は24件、関連検挙人員は50人。暗号資産口座や特殊詐欺用スマホ契約の“不正開設”が主要目的でした。
- 匿名・流動型犯罪グループが詐欺資金源として巧妙利用
- ICチップ義務化で偽造犯行コストは3倍以上に跳ね上がる試算も
【質疑応答コーナー】
セイジ
フォトスワップ免許って、光にかざしてもバレにくいんすか??
プロ先生
ICチップ未搭載の旧式免許なら肉眼チェックのみなのでバレにくいですが、紫外線ライトや透かし模様で破綻するので専門店では発見率が上がっています。
セイジ
SNSの偽造業者って、逮捕されたらどれくらい重い刑になるんすか??
プロ先生
公文書偽造罪は10年以下、使用しただけでも5年以下。さらに詐欺や資金決済法違反が重なると実刑の可能性が高まります。
セイジ
ICチップ義務化で完全解決ってわけじゃないんすよね??
プロ先生
はい、チップそのものをコピーする“リレー攻撃”や、本人認証を丸ごと盗むソーシャルエンジニアリングが懸念されます。技術と教育をセットで強化する必要がありますね。
【まとめ】
- 年齢偽装は「顔だけ差し替え」など多様化、未成年飲酒や闇バイトの温床
- 偽造IDはSNSで手軽に売買→警察の検挙は年50人規模で推移
- 2025年のICチップ読取義務化で“紙免許詐称”は激減も、次の手口に要警戒!