- 『ぴえん』は「軽い悲しみ・嘆願」を表す若者語の擬音で、辞書系アワードでも認定された事実があります。
- 『ぴえん系』はメイク・ファッションの系統名で、“うるうるの涙袋＆困り眉”などが要点です。
- ビジュアルの代表アイコンは絵文字（Pleading Face）。「笑ゥせぇるすまん」的な目とは文脈も表情設計も別物です。
目次
はじめに
「こないだ奢ったギャルが『ぴえん系＝笑ゥせぇるすまん的な目』と言い張ってて意味不明…」――そんなモヤモヤ、データとソースでスッと晴らします。『ぴえん』は若者語として定着し、絵文字や“うるうるメイク”と結びついて広がりました。一方で、昭和～平成のブラックユーモア作品のキャラクターの“目”と混同する説は、どう見ても無理筋です。本稿では反論5選を、会話で使える一言つきでお届けします。ｗ
反論5選
①「辞書とアワードが言ってる定義、見ます？」――起点は“泣きのオノマトペ”です！
『ぴえん』の本体は擬音（オノマトペ）で、「軽い悲しみ・落胆」を含むニュアンスが公式に説明されています。アニメキャラの造形や特定の“目つき”を指す語ではありません。
使える一言：「“ぴえん”って辞書的には“軽い泣き声”ですよ。キャラの目の話じゃないですｗ」
②「ビジュアルの代表はだよ！」――『Pleading Face』＝“子犬がお願い”の顔
『ぴえん』を可視化する場合、代表アイコンは（Pleading Face）。大きな潤んだ瞳と下がり眉＝“お願い・同情を誘う”表情として定義されています。Unicode 11.0（2018年）で追加された絵文字で、日本でも“ぴえん顔”として通用。これを「笑ゥせぇるすまん的な目」と同一視するのは、視覚記号の読解として飛躍があります。
使える一言：「ぴえんの顔文字はっす。お願い＆うるうるの設計で、“不気味スマイル”とは方向が真逆っすねｗ」
③「『ぴえん系メイク』は“涙袋・うるうる・困り眉”」――造形の目的が違います！
実務的に『ぴえん系』と言えばメイク／ファッションの系統名。涙袋を強調するラメ、ピンク～赤みのアイシャドウ、八の字の困り眉などで“儚げ・守ってあげたくなる”を演出します。これはホラー風の不穏さではなく、可憐・甘めの方向性です。
使える一言：「『ぴえん系』は“涙袋きらきら＋困り眉”の可愛いメイクの話です。作品キャラの目つき論とは別件っすよね？ｗ」
④「文化史を並べるとズレが一目瞭然」――2020年前後の若者語 vs. 昭和～平成のブラックユーモア
『ぴえん』は2019～20年にSNSで爆発し、辞書系アワードで裏取り済み。一方で「笑ゥせぇるすまん」は黒ずくめのセールスマン・喪黒福造が人間心理をえぐるブラックユーモアの古典。主要な視覚アイコンはタレ目＋不気味な笑みで、“うるうる甘え顔”と混ぜるのは文脈的に無理があります。
使える一言：「流行年代もジャンルも違います。“甘えの”と“ニタァの喪黒さん”を同列にするのはさすがに暴論っすｗ」
⑤「“系”は造形様式のラベル」――キャラ口癖や目つきの別称じゃありません！
『ぴえん系』は“系統（スタイル）”の略で、ヘア・メイク・服のトータル雰囲気を指す用法が一般的です。近縁の用語として“量産型”や“地雷系”などがあり、甘め⇄ダーク寄りの差で語られます。いずれも見た目様式の話であって、作品キャラの“目そのもの”の比喩とはカテゴリーが違います。
使える一言：「“◯◯系”はスタイルの話っす。目の形のあだ名じゃないっすよね？定義からズレてますよｗ」
質疑応答コーナー
セイジ
『ぴえん系』って『地雷系』と同じなんすか??
プロ先生
似ているポイント（涙袋強調など）はありますが、目的地が違います。ぴえん系は“うるうる・甘え”寄り、地雷系は“ダーク寄りの可愛さ”が強調されます。媒体の説明でも方向性に差が示されています。
セイジ
『笑ゥせぇるすまん』の目に似てるって言われたら、どう返すのが角立たないっすか??
プロ先生
「その発想は新しいｗ でも辞書だと“軽い泣き声”の言葉、ビジュアルはだよ」と事実をサラッと共有しつつ、メイクの話に切り替えるのが平和です。「涙袋キラッの系統だよね」と添えれば会話は丸く収まります。
セイジ
男子でも『ぴえん系』メイク試したらウケますね??
プロ先生
似合えばウケます。ポイントは“目元のツヤと立体感”。涙袋に光、下まぶたに淡ピンク、眉を少し下げて柔らかい表情へ。ステレオタイプに縛られず、TPOに合わせてアクセントを調整しましょう。
まとめ
- 『ぴえん』は“軽い泣き声”の若者語で、辞書系アワードも認定⇒キャラの“目”の話ではありません！
- 『ぴえん系』はメイク／ファッションの系統＝涙袋・うるうる・困り眉がキモです！
- 代表アイコンは。『笑ゥせぇるすまん』の目とは文脈も設計も真逆でしたｗ
