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「寿司お見合いは成約率30％アップ」29歳インフルの謎理論に科学が秒でツッコミｗｗｗｗｗ

2時間前

非稼ぐ系

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初期の恋愛「惹かれ度」は自己申告の好みからほぼ予測不能という研究がある。
寿司屋を含む飲食店の騒音や席配置は会話の質に影響、店選びで「成約率」は簡単にブレる。
「奢り」や高級演出は好意を引き出すが、相性を測る物差しではない。

はじめに

「寿司屋でお見合いすると成約率が30％くらい高くなる。寿司の好みで異性の好みも分かる」――そんな景気のいい話、ちょっと待ってください。人の惹かれ合いは文脈と相互作用の塊。場所・体調・音・お会計の出し方まで、ぜんぶが評価に混ざります。ここでは実証研究の視点から、思わず「なるほどｗ」となる反論5選をお届けします。感覚論より、まずは根拠で斬る！

反論1：初期の恋愛は“好み表明”だけでは読めない！ ⇒ 予測不能問題ｗ

自己申告の「理想のタイプ」や性格アンケートを機械学習で突っ込んでも、目の前の相手に感じるその場の恋愛欲求（魅力度）はほとんど当てられない――スピードデーティング2研究の結論です。つまり「寿司の嗜好」という一要素で成否を読もうとするのは、予測不能問題に真正面から突っ込む行為。研究は、100超の指標からでも「この人とだけはなぜか惹かれる」の相互作用部分は説明が難しいと示しています。

反論2：寿司屋が万能？いいえ、店の“音”と“座り方”で会話が崩れることは普通にある！

会話がしやすいのは60～70dB程度。外食はしばしば70dB超になり、80dBは体感的に2倍うるさい。騒音は疲労・不安を増やし、聴き取りを下げ、相手評価にも影響します。実測でも米外食チェーンの中央値が70dB超の例は珍しくありません。カウンターで横並びの寿司スタイルは視線や声量の調整が難しく、初対面には不利に働くことも。場の設計が会話の質＝印象を左右する以上、「寿司だから上がる」という単純法則は成立しづらいのです。

反論3：「奢り」は“返報性”でYESを引き出すトリック ⇒ 相性の証明にはならない！

心理学の基本、返報性の原理。人はギフトや厚意を受けるとお返ししがちです。レストラン実験では、会計時の飴1個やさりげない小さな贈り物だけでチップが有意に増加。これは「相手が好き」だからではなく、「もらったから返す」社会的規範が動いた結果です。高級店での見栄消費（コンスピキュアス・コンスンプション）は短期的な魅力度を上げても、長期関係の意図は示さないことが示されています。つまり奢り×高級演出で上がる“成約”は、好相性ではなく場当たり的な同意を増やしている可能性が高いのです。

反論4：「寿司の好み＝異性の好み」って飛躍しすぎ！食は“似てくる”し、アレルギー・宗教・妊娠で選べないことも多い

カップルが似ているのは教育・価値観・生活習慣など広い要因で、食は同居後に収斂（コンバージェンス）することも多い、と複数研究が示します。初対面での刺し身・貝類NGは体質や宗教・衛生上の配慮かもしれません。事実、甲殻類アレルギーは成人で約2～3％。さらに妊娠中は生魚（寿司/刺し身）を避けるのが公的機関の推奨です。「寿司を選ばない＝相性が悪い」「寿司の好み＝恋愛の好み」は誤推論になり得ます。

反論5：「30％アップ」の数字マジックｗ ⇒ ベース率を無視すると見かけが派手なだけ！

参考として、最近のスピードデーティングでは相互に「また会いたい」マッチが約16.5％。ここから30％相対増と言っても、16.5％→21.45％（差は4.95ポイント）に過ぎません。しかも寿司店に来やすい層（都市・所得・嗜好）に自己選択がかかれば、見掛けの上昇は選抜バイアスや交絡で簡単に増減します。集団の切り方次第で比率がひっくり返るシンプソンの逆説も要注意。因果を言うなら、少なくとも無作為化や交絡統制が必要です。