29歳インフル「優柔不断は“人に会ってないせい”」 ← 科学的に見たら真逆だったwww

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  • 優柔不断は「人に会ってないせい」ではなく、不安・うつ状態や不確実性への弱さなど、メンタル要因と強く結びついています。
  • 人に会う数を増やしても、情報過多・同調圧力で決断がさらにブレることも研究で示されています。
  • 決断力は「人脈」よりも、選択肢の整理・マイルール作り・メンタルケアなどで鍛えられるスキルです。

はじめに

とある29歳インフルエンサーさんが、「8000人に奢った経験から、優柔不断な人は“人に会ってないせい”」という趣旨の発言をして話題になりました。事実ベースで見るとかなり無理のある主張です。この記事では、心理学・脳科学・意思決定研究の知見をもとに、反論を5つに整理して紹介します。

 

反論5選w

【反論①】「優柔不断」は“人付き合い不足”じゃなくて“不安とメンタル”の問題です!?

研究では、優柔不断さは不安・心配・抑うつなどと強く結びつく「トランスダイアグノスティック(複数のメンタル不調に共通する要因)」として扱われています。

  • 不安が強いと、「間違えたらどうしよう」が頭から離れず、選択を先延ばしにしがちです。
  • うつ状態になると、集中力やエネルギーが落ち、「何を選んでも意味ないかも…」と決められなくなります。
  • 不確実さが苦手な人ほど「100%正解」を求めてしまい、決断そのものが怖くなります。

このあたりは、
「誰と会ったか」よりも「頭の中で何が起きているか」の問題です。

「人に会ってないから優柔不断」というロジックは、メンタル不調で悩んでいる人に「努力不足」とレッテルを貼ってしまう危険もあります。実際には、カウンセリングや認知行動療法で「不安との付き合い方」を学ぶと、決断力が改善する例も多く報告されています。

 

【反論②】決断力を邪魔してるのは「人脈不足」より「選択肢の多さ」と「完璧主義」説w

意思決定研究では、「マキシマイザー(常にベストを求める人)」と「サティスファイサー(十分良いところで決められる人)」という有名な区別があります。

  • マキシマイザータイプの人は、より多くの情報を集め、より多くの選択肢を検討しようとして疲弊しがちです。
  • その結果、「決められない」「決めた後も後悔する」など、人生の満足度が下がる傾向が報告されています。
  • 逆にサティスファイサーは、「自分なりの基準を満たしたら決める」というスタイルで、迷いすぎずに動けます。

ここで重要なのは、
問題なのは「会ってる人数」ではなく、「選択肢への向き合い方」だという点です。

現代は、SNSやネットのおかげで「情報」と「選択肢」が爆増しています。「彼氏・彼女選び」「転職」「副業」「投資」「美容」…どれも検索すれば無限に出てきます。その中で「絶対に最適解を出さなきゃ!」と思うほど、優柔不断スパイラルに入りやすくなります。

選択肢に対する考え方がマキシマイズ寄りなら、むしろ決められなくなるリスクすらあります。

 

【反論③】「人に会えば治る」どころか、メンタル不調だとそもそも“会いに行けない”問題

うつや強い不安状態では、外出や人付き合いそのものが大きな負担になります。研究でも、抑うつ・不安は意思決定の質だけでなく、「そもそも行動を起こすエネルギー」を落とすことが示されています。

  • 「人に会いに行けない自分が悪い」と責めると、自己肯定感がさらに下がって悪循環になります。
  • 「会えば治る」という雑なアドバイスは、メンタル不調の人にとってはプレッシャーにしかなりません。
  • 実際の支援では、「小さな決断」から練習したり、専門家と一緒に不安を整理するステップが重視されています。

つまり、「優柔不断=人に会ってないから」は、メンタル面のハードルを完全にスルーしているわけです。

もちろん、「信頼できる人と会って話す」ことは回復に役立つ場合も多いです。ただしそれは、「会った人数が多いから決断力が上がる」という単純な話ではなく、「安心して本音を話せる関係があるか」のほうがずっと大事です。

 

【反論④】人に会いまくると、むしろ“迷いが増える”こともあるんですがそれは…?w

社会心理学や意思決定の研究では、「他人の意見」が判断に与える影響がかなり大きいことがわかっています。

  • グループで話し合うと、一部の自信満々な人の意見に引っ張られがちです。
  • 若者の意思決定では、友人などの同年代が強い影響力を持ち、リスクの高い選択に傾くこともあります。
  • たくさんの人に聞けば聞くほど、意見がバラバラで「余計に決められない」という状態にもなります。

ここから言えるのは、
「人に会う=決断力アップ」とは限らず、むしろノイズとプレッシャーが増えることもあるということです。

たとえば、恋愛相談を5人にしたら、5通りの真逆アドバイスが返ってきて、ますます混乱…というのはよくある話ですよね。

大事なのは、

  • 「誰の意見を、どのくらい参考にするか」を自分で決めること
  • 「自分で決めるライン」をきちんと残しておくこと

奢って話を聞いてくれる人が何千人いようが、「判断基準が他人任せ」のままだと、決断力は育ちません。

 

【反論⑤】決断力は“人脈”ではなく“スキルと環境”で鍛えるべきです!

意思決定の研究では、「どういうプロセスで選択をしているか」を変えることで、迷いすぎを減らせることがわかっています。

たとえば、こんなスキルや工夫があります。

  • マイルールを決める:「服は10分で決める」「2つで迷ったら安いほう」など、自分なりの即決ルールを作る。
  • “十分に良い”ラインを明確にする:「家賃は○万円以下」「通勤時間は○分以内」など、最低条件を書き出す。
  • 決断のレベル分け:「人生が変わるレベル」と「失敗してもダメージ小」の決断を分け、後者はさっさと決める。
  • 選択肢を減らす環境作り:サブスクや定番化(毎朝同じメニューなど)で、日常の小さな決断を自動化する。
  • 不安用の“セーフティネット”を用意:「合わなかったら1年で転職OK」「返金保証があるサービスを選ぶ」など、リスクを限定する。

これらはすべて、
「自分の頭と生活環境をどう整えるか」という話であって、「何人に奢ってもらったか」とはほぼ無関係です。

むしろ、「決断力=人脈」と誤解してしまうと、

  • 人付き合いが苦手な人が「自分は一生優柔不断だ」と諦めてしまう
  • お金や時間がある一部の人だけが有利、という変な格差感を強める

といったデメリットすら出てきます。

 

質疑応答コーナー

セイジ
正直、優柔不断って「性格だからしゃーないっすよね??」って思ってたんすけど、変えられるもんなんすか??

プロ先生
「生まれつきの気質」はありますが、だからといって一生そのまま、というわけではありません。さっきのマイルール作りや、選択肢の整理の仕方、不安との付き合い方などはトレーニングでかなり変えられます。

セイジ
人に相談しまくるのはどうなんすか?? なんか「いろんな人に会え」論を聞いて、そうしたほうがいいのか迷ってるんすけど…

プロ先生
相談そのものは悪くありませんが、「誰に・何のために」相談するかが大事です。専門性のある人、あなたの価値観を理解してくれる人など、「信頼できる数人」にしぼったほうが、ノイズが減って決めやすくなります。

セイジ
じゃあ、優柔不断を直したいなら「人に会う」より「自分のルール作る」とか「メンタルケア」が優先ってことなんすか??

プロ先生
そうですね。「人に会う」のはあくまで選択肢の一つであって、万能薬ではありません。まずは、生活リズムや睡眠など、ベースの体調を整える。そのうえで、「応援してくれる人と会う」「ロールモデルを見つける」など、プラスになる人間関係を少しずつ広げていくのが現実的だと思いますよ。

 

まとめ

  • 優柔不断の正体は「人に会ってないせい」ではなく、不安・うつ・不確実性への弱さなど、メンタルと意思決定スタイルの問題です。
  • 人に会うことはプラスにもマイナスにも働き、人数さえ増やせば決断力が上がる、という単純な話ではありません。
  • 決断力は、「情報の扱い方」「マイルール」「環境づくり」「必要なら専門家のサポート」で、誰でも少しずつ鍛えていけるスキルです。

インフルエンサーの派手なフレーズにモヤッとしたあなたの感覚は、かなり妥当です。数字や「◯◯人に会った自慢」に惑わされず、事実ベースで自分のペースの決断力を育てていきましょう。

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