- 本当に褒め上手な人ほど「自分は人を操れる」とはあまり語らない傾向があります。
- 「褒めは内臓レベルで人をいじれる」と語る人ほど、心理的には自己防衛やコンプレックスの表れなことが多いです。
- 健全な褒め方と危険なほめ方にはパターンがあり、ポイントを押さえればちゃんと見抜けます。
目次
はじめに
29歳インフルエンサーの男性が「8000人に奢った経験から言うと、『褒め上手な人はお前の内臓に何かを突っ込んで気持ちよくもできるし、内部から破壊もできる』って語る奴は、自分が褒め上手じゃないことに気付いてない痛い人」と語っていました。ちょっと過激な物言いですが、「確かにそれ、的を射てるかも…」と感じる人も多いはずです。なぜなら、人を本当にうまく褒められる人ほど、わざわざ「褒めは危険な武器だぞ」とドヤらないからです。ここでは、この主張が正しい理由を解説します。
1:本当にうまい人ほど「自分のスキル」を誇示しないw
「ほめ上手な人は人を内部から破壊できる」とか言いたがる人は、「自分は相手の心を読めている」「操れる側だ」と思いたい欲求が強いことが多いです。
しかし、コミュニケーション研究では、本当にスキルが高い人ほど、自分の力を誇示しにくいという傾向が知られています。いわゆる「ダニング=クルーガー効果」です。
- スキルの低い人ほど、自分の能力を過大評価しやすい
- スキルの高い人ほど、自分が「まだまだ」だと感じて控えめになりやすい
つまり、「俺は褒めで人の内臓いじれるぜw」と語る人は、
「自分は褒め上手である」という自己評価がズレている可能性が高いのです。
本当に褒めがうまい人は、相手の反応が繊細に見えているからこそ
「こんな言い方で大丈夫かな」と慎重になり、ドヤ顔で「操れるw」なんて言いません。
2:操作的なほめは「バレやすい」ので、むしろ長期的には損w
「褒めは洗脳ツールだ!」みたいな言説は、いかにも強そうですが、現実にはそんなに万能ではありません。
心理学の実験でも、あからさまなお世辞は、かなりの確率で見抜かれやすいことが示されています。
- やたらと回数が多すぎるほめ
- 具体性のない「すごいですね~」「さすがっすね~」連発
- 何か頼みごとや営業トークの直前だけ不自然に増える称賛
こうした「いかにもな褒め」は、
最初のうちは気持ちよくても、慣れてくるとむしろ警戒フラグになります。
長期的には「この人、なんか裏あるよね?」と信用を失い、
「内部から破壊」どころか、相手の信頼残高を自分で削っている状態ですw
なので、「俺は褒めで人を操れる!」と信じている人ほど、
実際には「バレバレの浅い褒め」を乱射して嫌われているケースも多いのです。
3:「褒めは危険」と語りたがる人ほど、自衛ではなく”言い訳”になっていることも
「褒めは相手の内臓を破壊できる」的な話は、一見すると警告のように聞こえます。
しかし、よく観察すると、それが自分自身への言い訳になっている場合もあります。
- 人を素直に褒めるのが苦手
- 自分が褒められると、素直に受け取れず「裏がある」と思ってしまう
- 人間関係での失敗を「相手がズルかったせい」にしたい
こうした心情があると、
「褒めるなんて危険だ」「褒め上手は人を壊す」と言うことで、
「自分が褒めない・褒められないこと」を正当化しやすくなります。
結果として、
- 褒めない自分=鋭くて賢い側
- 褒められて喜ぶ人=騙されるバカ側
という構図を作って、自分を守ろうとするわけです。
インフルエンサーの「そう言ってる奴は自分が褒め上手じゃないことに気付いてない」という指摘は、
こうした心理的な防衛メカニズムをかなり的確についていると言えます。
4:健全な「ほめ」は、相手の”操作”ではなく”成長”を後押しする
もちろん、褒め方によっては人を操作することも理論上は可能です。
ただし、健全なほめは本来「相手の成長と自己肯定感」を支えるツールです。
良い褒め方の典型パターンはこんな感じです。
- 行動やプロセスを具体的に褒める(「あの資料、数字の整理が本当にわかりやすかったです」など)
- 相手の努力や工夫にフォーカスする
- 見返りを期待せず、その場で完結している
このタイプの褒めは、相手の中に
- 「この方向性で頑張っていいんだ」という安心感
- 「自分は役に立てる」という有能感
を育てます。
これは操作ではなく、支援に近いものです。
一方、「褒めは内臓いじれる」と語る人の頭の中には、
「褒める=相手をコントロールするテクニック」という前提が強くあります。
その時点で、すでに健全なほめからズレているのです。
5:「褒めの怖さ」を知るほど、むしろ人を大事に扱うようになる
ここがインフルエンサーの指摘と一番リンクする部分です。
本当に人の心を動かす力を持った人は、その力の「怖さ」も知っています。
だからこそ、
- 「自分の言葉で人が傷つくかもしれない」と自覚している
- その結果、乱暴にほめて期待を煽りすぎないようブレーキをかける
- 相手のペースや境界線を尊重する
というスタンスになります。
つまり、力がある人ほど慎重で優しくなるのです。
逆に、「俺はほめで人の内臓いじれるw」と軽々しく言える人は、
自分の言葉が持つ影響の重さを、実はそこまで体感していない可能性が高い。
だから平然と「破壊」「操る」といった単語が出てくる。
この意味で、インフルエンサーの
「そんなこと言ってる奴は、褒め上手じゃない痛い人」という評価はかなり的確です。
質疑応答コーナー
セイジ
「褒めで人を操るのは無理ってことっすか?? それともやっぱ一部のガチ勢はいるんすか??」
プロ先生
「”完全に操る”はほぼ無理ですが、『雰囲気に流されやすい場』では影響力が強まることはあります。ただし、それは褒めだけの力ではなくて、立場や空気、相手の孤立感など複数の要因が絡んでいます。だからこそ、褒めだけを過大評価して「内臓までいじれるw」と語るのは、現実を知らない感じが出ちゃうんですよね。」
セイジ
「じゃあ、褒める側としてはどこまで気にすればいいんすか?? うっかり相手を傷つけたりもしそうでビビるっす…」
プロ先生
「大事なのは『コントロールしたいから褒める』になっていないかを、自分でチェックすることです。見返りを期待していないか。その場しのぎで機嫌を取ろうとしていないか。相手のコンプレックスを突いて持ち上げていないか。このあたりを意識していれば、むしろ人を安心させる褒め方になっていきますよ。」
セイジ
「褒められる側としては、どう見抜けばいいんすか?? 『これは利用目的の褒めだな』って判断できたら楽っすよね??」
プロ先生
「ポイントはいくつかあります。褒めが出てくるタイミング…お願いや勧誘の直前だけ急にほめが増える。内容の具体性…やたら大げさなのに中身がない。こちらが嫌がったときの反応…境界線を尊重して引いてくれるか、それとも食い下がるか。この3つをセットで見ると、かなり判断しやすくなります。 」
まとめ
- 「褒めは内臓までいじれるw」とドヤる人ほど、実際には褒めスキルも自己理解も怪しいケースが多いです。
- 本当に褒めがうまい人は、その影響力の重さを知っているので、むしろ慎重で優しく、操作より支援を選びます。
- 褒めを恐れすぎず、「具体性」「タイミング」「境界線の扱い」を見れば、健全な褒めと危険なほめを見分けられます。



























