ドルウォン市場ではとうとう1USD=1,200KRWラインが抵抗線になってしまった。この前まで防衛ラインだった水準が、今では戻り売りの起点になっているのだ。米国株が短期的に底打ち回復している状況でもこれでは、本気で今年中に通貨危機が起こるかもしれない。

通貨危機が起こる条件が徐々に揃い始めている
少し前までは1,200ラインを突破されそうだというだけで不安げに報道していたが、いざ突破されてしまうと現実逃避をして一切記事にしなくなるのが韓国マスコミだ。本物の危機は報道の裏で密かに、だが確実に進行するものだとよく理解できる。気付けばコロナショック時の最安値水準をも突破してしまうかもしれない。
通貨危機が起こる条件としては反米政権、貿易収支の悪化、外貨準備高の減少、格付けの引き下げなどが挙げられる。今の韓国は通貨危機の淵に立っているようなもので、格付け機関が動き始めれば収拾がつかなくなるだろう。3月危機とも言われているが、その時期が最も危ないと言える。














