米中会談の直前に米軍爆撃機が南シナ海上空を飛行  険悪な雰囲気で共同声明も見送られる

トランプ政権, 中国ニュース, 米国ニュース

米国が中国の覇権主義的な行動に圧力を加えました。米国防長官のマティス氏が中国の国防相と会談しましたが、その直前に米軍爆撃機B52が南シナ海上空を飛行したそうです。中国に対する挑発とも捉えられるこの行動により米中間は険悪な雰囲気となりました。中国との共同声明も発表されず、会談内容も明らかになっていません。

米中の国防相が会談 その前に米軍のB52爆撃機が南シナ海上空を飛行
10/18(木) 21:34配信 産経新聞

 マティス米国防長官と中国の魏鳳和国務委員兼国防相は18日、シンガポールで会談した。貿易問題をめぐる米中対立が安全保障分野にも波及し、南シナ海では最近、中国艦が米艦に異常接近する事案も起きている。米国防総省幹部は、偶発的衝突の懸念も高まる中、中国側が事態の正常化と安定を模索しているとの見方を示している。

 ロイター通信によると、マティス氏と魏氏は会談冒頭、握手を交わしたが、挨拶などは公開しなかった。会談内容などは不明。

 マティス氏は当初、今月中旬に北京を訪問し、米中両政府が予定していた「外交・安全保障対話」に出席する予定だったが、中国側が中止を伝達していた。

 両氏は、18日にシンガポールで開幕した東南アジア諸国連合(ASEAN)拡大国防相会議出席のためシンガポールを訪問中。米国防総省によると、中国側がシンガポールでの会談を呼びかけてきた。

 一方、米CNNテレビは18日、米太平洋空軍の話として、中国が人工島の軍事拠点化を進める南シナ海の上空で、B52戦略爆撃機2機を16日に飛行させたと報じた。中国による南シナ海での覇権的行動を牽(けん)制(せい)する狙いがあるとみられる。

 米太平洋空軍は、今回の飛行について、インド太平洋軍が2004年から継続的に実施している「爆撃機の存在感を示す作戦」の一環だとした。南シナ海のどの人工島の上空を飛行したかは明らかにしなかった。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181018-00000627-san-n_ame

共同声明も発表されず中国の思惑が裏目に

ほほう…。米国から軽いジャブが飛んできたな。

爆撃機が南シナ海の上空を飛んだのって、会談の直前だったんですね!時系列が分かりやすいです。

CNNでも報道されていますが、産経新聞の方が時系列が分かりやすいので採用しました。

米軍のB52爆撃機、南シナ海を飛行 中国との緊張高まる中
10/18(木) 11:15配信 CNN.co.jp

 ワシントン(CNN) 米太平洋空軍は18日までに、B52爆撃機2機が16日、南シナ海で領有権が争われている島の近くを飛行したと明らかにした。

 声明によると、米領グアムを拠点とするB52Hストラトフォートレスが、南シナ海付近で「通常の訓練任務」に従事した。インド太平洋軍が2004年3月から続けている「継続的爆撃機プレゼンス作戦」の一環だという。

 国防総省はB52がどの島の近くを飛行したのか明らかにしなかったものの、最近はスプラトリー諸島をめぐる緊張が高まっている。

 米国は南シナ海で定期的に航空機を飛行させているが、こうした航空機が人工島や軍事施設のある一帯に近づくことに対し、中国政府は特に神経をとがらせている状況だ。

 太平洋空軍は16日の作戦について「国際法や、自由で開かれたインド太平洋地域を目指す米国の長年の取り組みに沿ったもの」だとしている。

 アジア・太平洋地域の安全保障を担当するシュライバー国防次官補は記者団に、「中国はこうした拠点の一部の軍事化に成功しており、その行動は積極性を増している」とし、米国として適切な対応を試みているところだと説明した。

 シュライバー氏は現在、マティス国防長官に同行してアジアを歴訪中。国防総省の高官によれば、中国国防相はマティス氏と会談することに同意した。米中の国防相会談は先日予定されていたが、米国の対中制裁などをめぐる摩擦で中止となった経緯がある。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181018-35127187-cnn-int

前回は中止されたけど、今回は一応開催されたわけか。しかしムードは終始険悪で、挨拶などの公開も見送られた。そのため会談では何が話されたかも公になっていない。

中国が航行の自由作戦を中止するよう求めた、と時事通信は推測してます!記事によると、握手は無言で共同声明も見送られたみたいです!

あれ?時事通信には“さん”付けをやめたんだっけ?

やめました!「旭日旗問題」という表記をしたからです!

分かりやすいなww

中国側の要望に米国が応じて会談を開きましたが、米中関係の悪化ぶりを世界に見せつけるだけの結果となりました。米国はこれで問題ないと考えていますが、中国は呼びかけが裏目に出た形となります。共同声明が発表されなかったため、爆撃機の飛行に対する明確な反対を世界に訴えかける機会も消滅しました。

つまり爆撃機の飛行は問題ないことになったわけだ。そして、国防長官同士が会って話し合いをしてもそれは変わらなかったと。何気に重要な展開だな。

“米中の国防相会談”という表記について

あの・・・米中の国防相が会談という表記なんですけど、

どうかした?

厳密には間違いですよね?だってマティス国防相って言い方をしないじゃないですか!

なるほど。「”マティス国防相”」 カタカタカタ…ターン 確かに300件くらいしか出てこない。この表記は間違いということだね。

どうして産経新聞さんは中国の国防相という呼び方に合わせて「米中の国防相」という書き方をしたんでしょうか?これじゃ中国寄りみたいです!

まあそれ以外に表記のしようがなかったんじゃないの?

CNNでも同様に“米中の国防相会談”と表記していますので、産経新聞など日本メディアがその表記に従った可能性はあります。

でも!でも!日中や日韓の場合は「防衛相会談」と表記してるんです!中国は防衛相ではないので、この表記は日本寄りですよね?

マジだな。“日韓国防相会談”と表記してるのは韓国マスコミばかりだ。ちなみにAFPも同じ表記なんだけど、フランスの場合は国防相と呼ぶらしいので妥当ではある。

どうして米中国防長官会談と表記しないんでしょう?

“米中国防長官会談”と表記してるサイトはわずか9件しかない。まあ長すぎるし違和感があると言われれば反論はできないけどな。

米国としては、日本語の表記にこだわるほど暇ではないということでしょう。仮に日本のメディアがそのように表記することで、中国への恭順の意を示す形になるならば問題となりますが。米国が日本語表記に関して一切圧力を加えていないという証でもあります。

中国がそのように表記するよう日本に圧力を加えてる可能性は残されるな…。

細かすぎる話じゃのう。細部に囚われて全体を俯瞰できぬ愚か者になってはいかん。

すみません・・・。ボクは意外と神経質で、細かい部分が気になってしまうんです!

開き直りかww まあそれも個性だと思うよ。程々にしておけばいい。

マティス氏解任なら対中姿勢はさらに強硬に

ネットユーザーは、アメリカばかりに頼らずアジア全体でルールを守らせるようにした方がいいと言ってます!

米国がいなければ、アジアはすぐにでも中国の支配下になってしまいそうだ。陸続きでインドシナ半島が丸ごと乗っ取られてもおかしくない。中国とインドの間にある国々はみな警戒すべきだね。

マティス国防長官はホントに解任されてしまうんでしょうか?そこを心配している人もいます。

トランプ政権発足後から長く国防長官を務めているマティス氏ですが、対中強硬姿勢が足りないとトランプ氏に判断されれば解任も十分考えられます。その場合後任は中国に厳しい人材が配置されることになりますので、米中の対立はより一層激しいものとなるでしょう。私は今回のマティス氏の対応には問題がないと考えておりますが、全てはトランプ氏の意向次第です。

爆撃機は飛行速度が遅いので、実際に通常弾を沢山搭載していたのではと推測してる人もいます。一触即発の事態と見なしているみたいですね。

確か数年前にも南シナ海上空をB52が飛行したことはあると思ったけど、今回は米中が不穏な状態での実施だからな。直後の米中防衛相会談にも響くこととなった。

「米中防衛相会談」とは?

米中どちらにも配慮しない表記方法だ。

違和感がありすぎます!検索結果も4件しか表示されません!

ダメか…。表記の問題は神経を使うから難しいね。

米国は中国との全面戦争の準備をしていることだけは確かです。中国としては軍事衝突にまで発展させるつもりはなく、妥協案を探っているように見えます。しかし米国はそうではないということです。今後のトランプ氏の発言に注目しましょう。