米国政府が中国の一帯一路を批判  追加関税も辞さない姿勢を強める

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先日のAPEC首脳会議におけるペンス氏の演説ですが、今後の米国政府の方針を示唆する重要なものであった可能性が高まっています。議題は中国との貿易摩擦に留まらず、一帯一路構想や南シナ海問題にまで言及しているのです。G20までに中国が態度を改善させる可能性は低いものと見られています。

米副大統領、中国が態度改めない限り「関税方針変えない」
11/19(月) 9:56配信 ロイター

 [ポートモレスビー 17日 ロイター] – ペンス米副大統領は17日、対中貿易摩擦について、中国が米国の要求を受け入れて態度を改めない限り、米国が引き下がることはないと言明。輸入関税を課す中国製品を倍増させる可能性もあると警告した。

 ペンス氏はアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議での演説で、「中国との不均衡是正に向けわれわれは断固たる措置を講じた」と強調。「2500億ドル相当の中国製品に関税を課しており、この数字を2倍以上にする可能性もある」と述べた。

 「中国がやり方を変えるまでは米国が方針を変えることはない」とした。

 トランプ大統領は16日、中国が貿易摩擦是正策のリストを米側に回答したことを明らかにした上で、同国に追加関税を課す必要がなくなる可能性があるとの認識を示しているが、ペンス氏はこれとは対照的に、譲歩する姿勢をみせなかった。

 ペンス氏は「中国は何年にもわたり米国を巧みに利用してきた。これ以上そうはさせない」と語った。

 中国の広域経済圏構想「一帯一路」については、「米国は締め付けるような帯や一方通行の道路を提供することはない」と皮肉った。

 アジア太平洋の海域での領有権問題については、中国の主張には直接触れずに、国際法で認められ、国益に合致する限り、飛行と航行を続ける。嫌がらせはわれわれの決意を強固にさせるだけだ」と強調した。

 ペンス氏に先立ち演説を行った中国の習近平国家首席は、一帯一路について詳しく説明するとともに、アジア太平洋地域での自由貿易の必要性を訴えた。

 習氏は「一帯一路は非加盟国に閉ざされた排他的なものではなく、一部の人々に言われているような(債務の)わなではない」と訴えた。また、保護主義は「近視眼的」で、「失敗する運命にある」と語った。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181119-00000020-reut-cn

今後の米国政府の方針を示唆する重要な演説

あれ?この話ってもう取り上げなかったっけ?

ペンス氏の演説ですが、今後の米国の対中外交において重要な位置づけになっていく可能性があります。内容を今一度精査し、G20に向けた正確な予測を考えることもまた重要です。

ボクは、ペンス副大統領の演説で一帯一路にも触れてるのは初めて聞きました!通商問題だけじゃなかったんですね。

確かに。昨日の記事よりも少し内容が詳しい気がする。

ペンス副大統領って、いつも中国に厳しいですよね!この前の演説でも中国のことを沢山批判していました!

“新冷戦”に突入とされた例の演説か。確かに分量としては凄まじいし、中国のありとあらゆる蛮行に対する決意表明と捉えることができた。あの演説以降ちょっと世界の空気が変わってきた感じがするよね。

今後アジアの全ての国は米国か中国を選ぶ必要がある

今後は日本を含め、アジアのすべての国は米国か中国のいずれかを選ぶ必要性が生じてくるでしょう。シンガポールのリー氏が警告を発しています。

リー首相「アジアはもうすぐアメリカか中国を選ばなければならなくなる」
11/16(金) 15:52配信 ニューズウィーク日本版

<ASEANとの一連の首脳会議で明らかになったアジアめぐる米中の覇権争いに、シンガポールの現実主義リー・シェンロン首相は言った>

 シンガポールのリー・シェンロン首相は11月14日、大国アメリカと中国の緊張関係が続けば、アジア諸国はどちらにつくかの難しい選択を迫られるだろう、と警告した。

 シンガポールで開催されたASEAN(東南アジア諸国連合)首脳会議後、会見で発言した。同日行われたASEANとアメリカの首脳会議には、マイク・ペンス米副大統領が出席した。

 「もしある国が敵対する2国の両方と友好関係にあるなら、両方と上手くやれる場合もあるし、それで逆に気まずくなる場合もある」とリーは言った、と香港英字紙サウスチャイナ・モーニングポストは伝えた。米中の狭間で「どちらか一方を選ばすに済むのが非常に望ましい」とも言った。「すぐに選ばずに済むことを願っている」

 シンガポールは1967年のASEAN発足当初からの加盟国。ASEANはアメリカと強固な結び付きを維持する一方、アジアの大国である中国とも同等の関係を築いてきた。だがASEAN加盟国のなかには南シナ海の領有権を中国と争っている国もあり、関係は複雑だ。

(以下略)

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181116-00010002-newsweek-int

なるほど。シンガポールは複雑な立ち位置だな…。

シンガポールは安全保障で米国に依存している反面、歴史的に見て中国との結びつきも非常に強い国家です。米朝首脳会談の会場として選ばれた背景からも分かるように、東南アジアでも中立的な立場を維持してきた国でもあります。米中の対立は望まないでしょうが、それが避けられないことをリー氏は理解しているものと思われます。

それって、日本にも同じことが言えるんですよね?日本は大丈夫なんでしょうか?

それを打開するのがTPPというわけだな。TPPには米中の両方とも入っていないので、中立的な国家の集合体として存在感を発揮するだろう。まあ日本が米国寄りなので、間違っても中国寄りの組織になることはないと思うけどね。

TPPのおかげで、アメリカも許してくれてるんでしょうか?

中国の工作活動が日本にも浸透していることは、米国も十分に把握しているかと思います。その上で、日本がそのような勢力の手に落ちないために何をすべきかを入念に検討しているのでしょう。米国にもGoldman Sachsを筆頭に親中の勢力が多数存在し、決して安泰とは言えない状態が続いていました。

日米が組めばかなう相手は世界におらんぞ。中国と組むような愚かな真似だけはせぬことじゃ。

近頃は中国のすり寄り攻勢が激しいですからね…。日本も政府一丸となって対応できればいいんですけど。

中国が仕掛けた債務のわなは、今やアジアを越えて世界中に広まりつつあります。中国に反旗を翻す国々が減っていけば、遠くない将来に世界は中国の支配下となってしまうでしょう。日本の力が必要とされているのです。

“良い警官”と”悪い警官”についての報道の真意とは

ネットユーザーは、これがトランプ政権の本音に近いのではと言っています!

トランプとペンスの役割ってさ、まさにこれだと思うんだよ。

これも外交戦術?トランプ大統領とペンス副大統領が「悪い警官」と「良い警官」を演じ分け中国へ揺さぶりか
11/19(月) 17:10配信 FNN PRIME

トランプとペンスの不思議な関係

 パプアニューギニアで開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議は、首脳宣言を出せないという異例の事態となった。米中の対立からと言われるが、中でもペンス米副大統領の中国に対する厳しい批判が両国の対立を煽ったと言われる。米国は中国と新たな冷戦を始めたのだろうか。

 同じ頃ホワイトハウスではトランプ大統領が中国側から貿易問題で妥協案を送ってきたことを明らかにし「中国は合意を望んでおり、追加制裁措置は不要かもしれない」と楽観的に語っている。

 米国の正副大統領が全く異なった態度を示しているわけで、ニューヨーク・タイムズ紙電子版は16日(現地時間)複数のホワイトハウス筋を引用して「トランプ大統領はペンス副大統領の忠誠度に疑問を表明しており、2020年の再選選挙では別の副大統領候補を指名するかもしれない」と伝えた。

「良い警官」と「悪い警官」

 ニューヨーク・タイムズはいつものようにインチキニュースを流した。彼らは情報筋をでっち上げて私には聞こうともしない。その話なら誰よりもよく知っているのに」
トランプ大統領はツイッターでこう反論した。

 政権内に亀裂があるのかどうかは定かではないが、それは中国側を惑わすための外交戦術なのだという指摘も出てきた。

 「マイク・ペンスが中国に対して『悪い警官』を演ずるのはなぜか」米国問題の分析に定評ある中東アブダビのニュースサイト「ザ・ナショナル」がこういう見出しの記事を掲載していた。

 「悪い警官」とは、容疑者の取り調べの際に高圧的にのぞみ自白を引き出そうとする警官で、次に「良い警官」が入れ替わり同情的に容疑者に接して自白を得るという取り調べ方法のことを言う言葉だ。「ザ・ナショナル」はペンス副大統領が「悪い警官」トランプ大統領が「良い警官」を演じ分けて中国から妥協を引き出そうとしていると分析している。
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https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181119-00010008-fnnprimev-int

あ~っ!それボクも見ました!先に取り上げようと思ったのに、ずるいです!

別にいいだろww まあ要するにトランプが良い警官を演じるというのは、これまで何度も繰り返されてきた光景ってわけだ。見た目は悪い警官寄りのトランプが融和姿勢を見せることで、中国側の油断を誘う…という構図が見え隠れする。

“良い警官”と”悪い警官”という報道の真意ですが、中国が明確な犯罪国家であることを暗に分からせるためとも考えられます。中国の知的財産権侵害やサイバー犯罪など、弁解の余地もない犯罪行為に対してどのように”反省”をするのかを見ているのです。残念ながら中国側に改善の意思が見られませんので、現状のままですと最も重い”刑罰”が下されることになるでしょう。

そういうことだわな…。結局トランプは融和姿勢を見せていても”警官”なんだよ。中国は対等な話し合いができるとは思わない方がいい。

態度を改めるとは、共産党体制の崩壊のことだと言ってる人もいます!ホントでしょうか?あとトランプ大統領が飴で、ペンス副大統領が鞭だという意見もありました!

飴か?俺だったらビビっちゃうよ。トランプ警官に飴玉を手渡されて舐めるように言われるんだろ?

どういう意味ですか?

まあ…この話はいいや。とにかく、米国は1ミリも中国に譲歩しない姿勢を明らかにしたわけだ。中国が提出した142項目の妥協案についてもトランプは受け入れなかったこれはG20がいよいよ運命の”確定判決”になるかもしれないね。

三菱重工さんへの賠償判決の翌日なんですね!タイミングが重なってて面白いです。

な?興味深いだろ。こうやって歴史は動いていくんだ。韓国との関係だけでなく、世界的に見ても年末年始は山場になるだろうね。