トランプ政権

中国がカナダに報復を開始か  元外交官を拘束しファーウェイ幹部逮捕に対抗

中国政府がカナダに矛先を向けた矢先に、中国国内でカナダ人の元外交官であるMichael Kovrig氏が拘束される事態となりました。Huawei幹部の孟氏逮捕に対する報復と受け止められており、カナダ政府が深刻な憂慮を表明しています。それとは関係があるかは不明ですが、孟氏が先ほど保釈されたとの報道が入りました。米国へと身柄が引き渡される可能性も依然として残っています。

カナダ政府:元外交官が中国で拘束された事件を「憂慮」
12/12(水) 1:32配信 Bloomberg

 シンクタンク「国際危機グループ(ICG)」に勤務する元カナダ外交官マイケル・コブリグ氏が中国で身柄を拘束されたと11日報じられた。カナダ政府はこの報道について、カナダ人の身柄拘束を確認したものの、個人名までは特定しなかった。

 グッデイル公安・非常時対応準備相はオタワで記者団に対し、「われわれが把握しているのは、カナダ人が中国で明らかに困難に陥っているということだ。われわれは当然、この状況を承知しており、憂慮している」と述べた。

 カナダが米国の要請に基づき1日に華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)の孟晩舟最高財務責任者(CFO)を逮捕した事件と、コブリグ氏の拘束に関連があるかどうかはまだ不明。グッデイル公安相は「現時点で明白な兆候はない」と述べた。孟CFOの保釈請求を巡ってはバンクーバーで3日目の審問が行われている。

 今回の事件は、孟CFO逮捕を巡って対立する中国とカナダの溝をさらに深めそうだ。中国当局者は孟CFO逮捕に激しい憤りを表明しており、報復のリスクについて警告する声も上がっていた。

 カナダのフリーランド外相は11日午前、コブリグ氏の件にコメントせずに閣議の場を離れた。トルドー首相はその後、議会の外で記者団に対し、カナダ政府が中国当局者にその件について直接提起したことを明らかにし、「その件について真剣に受け止めている」と述べた。

 コブリグ氏は香港在勤で、 これまでにカナダの外交官として北京や、ニューヨークの国連本部に勤務した経験があり、ICGには昨年入社した。ICGは「コブリグ氏の所在に関する追加情報の確保と、迅速かつ安全な解放を実現させるため、あらゆる可能な手段を尽くしている」と声明を発表。広報担当者はそれ以上のコメントを控えた。

 トルドー政権は孟氏逮捕の件から距離を置いており、同国の司法制度は独立しており、いかなる政治的な関与もなかったと主張している。

 オタワにある中国大使館に11日、コブリグ氏拘束について取材を試みたが、現時点で返答はない。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181212-45923792-bloom_st-bus_all

カナダがHuawei副会長の保釈を決定

報復早っ!昨日の今日みたいなペースでカナダに報復したな。

カナダがファーウェイCFOを釈放しないので、中国が怒ってるみたいですね・・・。

これとは関連があるかは分かりませんが、先ほどHuawei副会長の孟氏が保釈されたとの情報が入りました。保釈金の用意に加え、健康上の不安を訴えたことも考慮されているようです。

ファーウェイ孟CFOの保釈認める…加の裁判所
12/12(水) 8:22配信 読売新聞

 カナダCBCテレビによると、バンクーバーの裁判所は11日、米国の要請で身柄拘束された、中国の通信機器大手「華為技術」(ファーウェイ)の孟晩舟(モンワンジョウ)・最高財務責任者(CFO)(46)が求めた保釈申請を認めた。保釈金は1000万・カナダドル(約8億5000万円)。「国外逃亡の恐れがある」として却下を求めたカナダ検察側の主張を退けた。

 孟氏を巡っては、ファーウェイの関連会社を通じて制裁下のイランと続けていた不正取引について、米金融当局などに虚偽の申告をしたとして、詐欺容疑で捜査を進める米ニューヨーク連邦地検が身柄の引き渡しを求めている。

 孟氏は健康に不安があるとして勾留を停止して保釈されるべきだと主張し、総額1500万・カナダドル(約12億7000万円)の保釈金を供託する用意があるなどと訴えていた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181212-00050007-yom-int

ええっ?釈放?いいんですか?

釈放と保釈は違うぞ。

どう違うんですか?

保釈は釈放のうちの一部で、暫定的な措置という説明になるかな。こんな結果が出てきた。

保釈について. 保釈とは、勾留されている被告人を、暫定的に釈放する手続きです。 保釈は、起訴された後にしかできず、また、保証金を納付する必要があります。 保釈されても、勾留決定そのものが無くなるわけではありません。そのため、保釈が取り消される …

まあこれは日本の法律であって、カナダの場合の保釈はどういう意味なんだ?

同様の措置となります。夜間の外出は禁止され、パスポートは”全て”押収されますので海外逃亡は基本的には不可能です。追跡装置も取り付けられたようです。健康上の問題を主張していたこともあり、保釈が認められる流れとなりました。中国側がカナダの元外交官を拘束したこととの関連性は不明です。なお、引き続き米国当局の求めに応じて身柄を引き渡す可能性は残されています。

なるほどね。自宅軟禁という形に近いわけだ。当然通信手段も断たれてるだろうし、ファーウェイ本社との打ち合わせも基本的に禁止だろう。保釈という暫定措置で中国がどう出るかだな。

米国に身柄を引き渡すかどうかは2019年2月に持ち越される

あの、気になったんですけど、ゴーン会長はなぜ保釈にならないんでしょうか?

簡単な話だ。ゴーンが一切容疑を認めてないからだろ?

えっ?じゃあファーウェイのCFOは容疑を認めたんですか?

記事には書いてないけどな。保釈についての説明文を見たか?「保釈は、起訴された後にしかできず」と書いてあるだろ?要するにファーウェイ副会長が起訴されるのはもう確定事項ってことだ。そういう解釈でいいんだよな?

そうですね。国外逃亡の可能性があれば保釈は認められませんが、報道を見る限り孟氏は全ての条件でカナダ当局と合意できたようですので、保釈という決定には特に違和感はありません。今後の捜査にも前向きに協力することが期待されています。

ん?容疑を認めたわけではないってこと?

孟氏の犯罪行為自体はカナダで認められたものではないため、当局としても難しい判断を迫られたようです。孟氏は無実を主張しており、米国に身柄を引き渡すかどうかは2019年2月の次回の審理で決まるとのことです。なお、中国側がこの審理に応じてカナダの元外交官の拘束を解くかどうかは明らかではありません。

そうか…。米国でもし捕まってたら保釈は無理だろうけど、カナダなら保釈はぎりぎり認められるというわけか。

私の見立てでは、カナダ当局は問題を先送りしたに過ぎません。対イラン制裁違反に関する詐欺行為があったのは明らかであり、孟氏の主張は通らない可能性が高いです。米国の90日猶予期間のこともあり、カナダとしても米国に先行して制裁を加えたくないという意図もあるでしょう。もしも米国の求めに応じる気がないのであれば、最初から逮捕に踏み切らなかったはずです。

あの、アメリカの裁判所って8月には逮捕状を出してたんですよね?カナダがずっと対応してくれなくて困ってたって話を聞きました!

それもまさかのツイッター情報か?

う~ん、忘れました・・・。ツイッターに貼られてたニュース記事だと思います!

ツイッターじゃないかwww 何でもかんでもツイッターツイッターだなww

カナダの元外交官が拘束されたことに米国務省も懸念を表明

それで、カナダの元外交官はどうなるんだ?まさかファーウェイ副会長を保釈したのに、拘束したままという話はないよな?

表面的に見れば、カナダが中国に一定の譲歩をした形となりますので、正常な外交が機能するならば元外交官も釈放される可能性が高いです。中国がカナダにどこまで報復をするかにもよります。今回の件について米国も直接問題視しており、カナダだけを報復対象にすることは難しくなるでしょう。

米、カナダ人拘束で中国に「懸念」 恣意的拘束に警戒強める
12/12(水) 9:08配信 産経新聞

 中国でカナダの元外交官が拘束されたことについて、米国務省のパラディーノ副報道官は11日の記者会見で「懸念している。米国は中国に対し、いかなる形であれ恣意的な拘束をしないよう求める」と述べた。拘束はカナダ当局が米国の要請で中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の副会長兼最高財務責任者(CFO)、孟晩舟容疑者を逮捕したことへの報復措置とも指摘されている。

 パラディーノ氏はその上で、ファーウェイが関連会社を使って米国の対イラン制裁に違反して取引していた疑いがあると指摘し、カナダ当局による逮捕を正当であると強調した。

 これに関連し、ロイター通信は11日、国務省が今回のカナダ人の拘束を受けて、新たな渡航注意情報を出して米国民に中国への訪問に警戒を呼びかける方針であると伝えた。複数の関係者の話としている。

 国務省は今年1月、中国に在住したり、訪れたりする米国民が、中国当局から国家の安全を理由に「恣意的な尋問や拘束」を受ける恐れがあるとして、より高いレベルの注意が必要であるとする渡航注意情報を出している。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181212-00000520-san-n_ame

始まったな…。問題が貿易戦争では収まらなくなってきた。

けしからん話じゃのう。中国は民主主義とは相容れない存在じゃ。

共産主義国なのに、資本主義国かのようなフリをしてましたからね…。本性を現し始めた気がします。

カナダは、アメリカの一部なんですか?

何をいきなり言うんだwww

だって、カナダの元外交官が拘束されたのに、アメリカが出てくるのはちょっとおかしいです!カナダ政府の方が先に言うべきだと思います!

まあ確かにな。カナダ政府も一応懸念は表明してるけど、米国務省がいきなり出てきたという現象は興味深いね。日本で例えたらゴーン逮捕にいきなりメルケルが噛みついてくるようなものだろ?

そうそう!そうです!アメリカはカナダじゃないのに、どうしてカナダの元外交官のことをそこまで心配してくれるんですか?

おっしゃることは理解できます。米国に対する中国の犯罪行為を見逃すことはこれ以上できませんが、それだけでなく中国の非人道的な振る舞いにも焦点を当てています。具体的にはチベットやウイグルの問題ですが、これらは直接米国と関係するわけではありません。中国の問題をこれ以上放置することそのものが、いずれ米国にとっての脅威になると考えているのです。カナダの元外交官の不当な拘束という”非人道的”な扱いに関してもそうです。カナダは米国の同盟国でありFive eyesの一員ですので、尚更警戒を強める必要があるということです。

日本だってそうだぞ。ファイブアイズかどうかなんて中国は気にしない。米国の同盟国だからいつ不当な拘束を受けるか分かったもんじゃない。国務省は米国民にのみ渡航注意情報を出してるけど、本来であれば日本も足並みを揃えて渡航の制限に出るべきだ。

ネットユーザーもそう言ってます!日本国民もスパイ容疑で拘束されるかもしれないって。

すでに何人か拘束されてて、確かこの前の日中首脳会談でも習近平に釈放を要求してたはず。中国は聞く耳を持たなかったようだがね。

ええっ?大変です!絶対に行ってはいけません!用がない人は渡航したらダメって他の人も言ってます!

中国だけでなく香港もだな。ファーウェイ副会長のパスポートを3通も発行してやってた上に、実はそれぞれ名前も違ったらしいという話まで出てきてる。それに、中国では一定の条件を満たせば誰でも香港パスポートをゲットできるそうだよ。

そんなぁ・・・。もう香港は中国の一部なんですね。怖いです!

“香港パスポート”なる呼称もなくなるかもね。全部中国のパスポートに統合されるかもしれない。要するに建前上の民主主義国家の部分を放棄するってこと。香港が窓口となって西側諸国とやり取りできてたというのに。香港には欧米人がたくさん住んでるけど、彼らも全部拘束の対象になるとしたら?考え出せばきりがないけど、緊張状態が高まっていることだけは確かだ。

日本の皆さん、中国だけでなく香港にも行ってはいけません!厳重注意です!