トランプ氏の一般教書演説で中国との対立が浮き彫りに  厳しい構造改革を要求し中国が反発

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世界中から注目された一般教書演説ですが、内容としてはほぼ事前の予想通りとなりました。第2回の米朝首脳会談を27日と28日にベトナムで行なうことを述べた一方、中国には改めて厳しい構造改革を求めるなど対立関係を浮き彫りにしました。演説の内容に対し中国が反発しており、今後の米中通商協議は一層不透明になりました。

一般教書 米朝首脳会談開催地のベトナムは歓迎、中国は反発
2/6(水) 20:43配信 産経新聞

 トランプ米大統領の一般教書演説で名指しされた各国は歓迎や反発など様々な反応を示した。

 2度目の米朝首脳会談の開催地とされたベトナムの外務省報道官は6日、「朝鮮半島の平和、安全、安定を維持する対話を力強く支援する」と歓迎し、成功に向けて積極的に貢献する用意があると強調した。国営メディアが伝えた。

 ベトナムはホスト役に意気込みを示してきた。世界的に注目を集める会談を成功させることで、国際社会での存在感を高める好機とする姿勢だ。ベトナムは、一党支配の社会主義国として北朝鮮と長く友好関係を結ぶ一方、近年は南シナ海情勢を巡り安全保障上の利害を共有する米国との関係も緊密になっている。

 ベトナムの首相経済顧問などを務めたレ・ダン・ドゥアイン氏は6日、開催地決定を受け、ベトナム政府としては米越首脳会談を平行して実現させ、「北朝鮮問題以外の多くの議題も取り上げることを模索する」との見方を示した。

 一方、一般教書演説が米中貿易協議に関して中国に「真の構造改革」などを求めたことを受け、中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報(電子版)は6日の社説で「予見できる未来において、中米関係は衝突と摩擦の中で進んでいくだろう」と反発した。

 社説は、米国の与党・共和党と民主党の対中政策をめぐる立場は違うものの「他の政治議題と比べると差異は小さい」と指摘。これがトランプ政権の対中押さえ込み政策につながっているとし、米中が対抗する場面は今後、さまざまな分野で出現すると予測した。

 また、社説はトランプ氏が演説でロシアに対する中距離核戦力(INF)全廃条約の破棄通告や、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長との2月末の会談に触れたことを挙げ、「独断専行の米国がどうして世界に団結を作り出すことができるだろうか」と疑問を呈した。

 トランプ氏は演説で北大西洋条約機構(NATO)諸国の国防費支出増加を実績として強調したが、ドイツ紙ウェルト(電子版)はこれを「自画自賛」だとし、「これまでと違って同盟国への圧力がなかった」と指摘。トランプ氏は国防費支出や貿易摩擦でドイツをやり玉に上げてきたが、同紙は「演説では言及されなかった」と加えた。

 ただ、独公共放送ARDは、トランプ氏が中距離核戦力(INF)全廃条約に代わる中国も交えた軍縮の枠組み作りが難航する場合、兵器開発を目指すとしたのを踏まえて、「新たな軍拡競争」に懸念を示した。(フィリピン中部ボラカイ、北京、ベルリン)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190206-00000622-san-n_ame

米中首脳会談の話題は出ず中国に強硬姿勢

出たな!一般教書演説。内容としては想定通りだったのかな?

ベトナムでの首脳会談は、27~28日で確定なんですか?

そうですね。開催地としては米国は安全が確保されている中部Da Nangを推しているのに対し、北朝鮮側は大使館のあるHanoiがいいと述べています。日付だけ先に確定させて、詳細事項を北朝鮮側と詰める方向のようです。

なるほどね。それでダナンとハノイで報道に開きがあるのか。そして中国に対しては一転強硬姿勢と。

トランプ氏としては当たり前のことを述べたまでですが、中国側は気に入らなかったようですね。中国共産党の機関紙である環球時報は、米国との摩擦や衝突を視野に入れている様子です。北朝鮮との会談を一方的に決めたことにも不満があるようですね。

中国には覚悟が足りん。北朝鮮もじゃよ。開催地で対立しとるようじゃ話にならんぞ。

どっちが譲るのかが興味深いですね…。同じベトナムでも距離があります。

そう言えば、中国との首脳会談もダナンでやるんですよね?香港のサウスモーニングチャイナポストがそう報道してるみたいです!

「トランプ-習、27~28日ベトナム・ダナンで首脳会談」
2/6(水) 11:09配信 中央日報日本語版

 米国のドナルド・トランプ大統領と中国の習近平国家主席が27日~28日、ベトナム・ダナンで米中首脳会談を推進するという報道が出た。

 香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)は3日、複数の関係者を引用してこのような内容を報道した。

 SCMPはトランプ大統領と習主席はダナンで会って両国間貿易紛争の妥結を模索する可能性が高いと伝えた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190206-00000014-cnippou-kr

サウスモーニングじゃ南朝だろww 南朝鮮の新聞なの?サウスチャイナモーニングポストな。

あれ?間違えました。紛らわしいです!

となると中国としてはダナンでやってほしいわけだな。北朝鮮をダナンに呼び付けることになるので、中国の方が立場が上だと示せるわけだ。俺はそう解釈した。

米朝とは異なり、米中の首脳会談については決定事項は何もありません。中国こそ勝手に独断で決めているように見えます。トランプ氏が中国の全ての要望に応じるかどうかも不透明です。

米中の開催地は最初中国の何とか島って言ってなかったっけ?コロコロ変わるのは中国も慌ててるってことなんだろう。それで冒頭の記事と。非常に興味深い流れになってきたな。

米国政府の再閉鎖まで残りわずか

今回の一般教書演説は英語でState of the Union Addressと呼びますが、民主党のPelosi氏は気に入らない素振りを見せています。再度の政府閉鎖まで時間が迫る中、壁の予算で協議が進められるかが焦点となります。

ペロシ米下院議長、一般教書演説に一言も発せず反論-表情と身ぶりで
2/7(木) 1:42配信 Bloomberg

 トランプ米大統領が5日夜に行った一般教書演説中、ペロシ下院議長は一言も発することはなかったが、それでも民主党の反論を明快に示した。

 トランプ大統領が「国家の現状は健全だ」という一般教書演説での伝統的な決まり文句を発すると、ペロシ氏はわずかに首を横に振って異議を表明。大統領の演説中、ペロシ氏は議員らの様子を静かに見守りつつ、手元の演説原稿にたびたび目をやり、一部発言には顔をしかめた。

 トランプ氏が米国の「奇跡的な経済成長」を減速させられるのは「政治の駆け引きか、ばかげた党派的調査」だけだと述べた時は、ペロシ氏は信じられないといった顔で冷笑。またペロシ氏のツイッターの公式アカウントはほぼ同時に、議会には憲法上定められた監視責任があると指摘した。

 ただ少なくとも2回、トランプ氏の発言に民主党議員らがあからさまな不満の声を上げた場面では、ペロシ氏は議員らに向けてわずかに手を上げ、落ち着くよう合図を送った。

 トランプ氏とペロシ氏の対立は、ねじれ議会という新たな時代を明白に示している。民主党が下院の過半数を握ったことで、ペロシ氏は議長としての権力を行使してトランプ氏に対峙(たいじ)し、議会の権限を行使している。両者の関係は政府機関の一部閉鎖を巡る問題で特に顕著に示された。35日間に及んだ政府機関閉鎖が解除されたのは、トランプ氏の壁建設資金要求がペロシ氏の強い抵抗に遭い、トランプ氏が屈したためだ。

原題:Pelosi Gives Vivid Response to Trump With Gestures, Expression(抜粋)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190207-71333960-bloom_st-bus_all

何だこりゃ?まるで対立を演出してるかのような露骨な態度だね。

民主党は、どうしてそこまで強情なんですか?

トランプ氏はいい意味で米国世論の分断をもたらしましたが、それだけ米国を貶める勢力に入り込まれているということでもあります。中間選挙で下院を失うことは想定済みでした。今起きていることは全てが自然な米国のありのままの姿です。

ありのままがこの状態か…。日本も他人事じゃないわな。日本も2大政党制で大統領選をやりたい気分だがそれでは国体を維持できない。安倍首相の権限で変えられることは全て変えなくてはならないということだね。

ユニオンアドレスって、どういう意味なんですか?

State of the Unionで国家の現状という意味になります。Addressは演説です。省略系はSOTUとなりますので、Addressは除く場合も多いです。

addressに演説という意味があるのか…。知らなかった。

Pelosi氏は今やトランプ氏に反発する勢力にとって期待の顔となっており、壁の予算を諦めさせるために重要な働きをすると考えているようです。しかしトランプ氏も支持層の期待に応えるために譲る気は一切ありませんので、再度の政府閉鎖を避けられる可能性は現状では低いです。

米中会談を報じたSouth China Morning PostはAlibabaの子会社

ネットユーザーの反応です!

・冷戦の頃から、中国は軍縮に関しては見逃されてる
・唯一評価できるのは、トランプ大統領の対中政策だけ
・トランプ大統領のツイッターを読んだ方が早いと思う
・対中包囲網ができつつあると思う
・ダナンはアメリカが絶体絶命から巻き返した場所で、中国は嫌がると思う
・ここでひょっとしたら韓国の運命が決まる?
・米中首脳会談では、朝鮮半島がどうなるか話し合われるだろう
・ペロシ議長は、あの席でトランプ大統領の演説を聞いてどんな気持ちに?

例によって、反応は少ないです・・・。

まあ韓国も無視されてるのは分かってるし、ぶっちゃけ興味を持つ要素があまりないんだよな。トランプが在韓米軍を撤退するかどうかが一番の関心ごとだ。

米中首脳会談って、ホントにやるんですか?アメリカはまだ何も言ってないんですよね?

米中の会談に関しては1社の報道だけが元になっていますので、実現性は極めて怪しい状況です。Da Nang開催にこだわる点から考えても、米朝首脳会談を阻害したい意思の方が強いのではないでしょうか。

確かに…。ただ、それだと上のネットユーザーの話と噛み合わないな。中国はダナンを嫌がってるんだろ?

今回の首脳会談はベトナム戦争についての話ではありませんので、中国にとっては北朝鮮を従わせる意図の方を強めた形になるかと思われます。仮にベトナムを米中の代理戦争だと考えたとしても、最終的に米国は南ベトナムから撤退していますのでさほど嫌がることはないはずです。

そりゃそうだ。ネットユーザーの反応も当てにならないことがあるな。まあベトナムを開催地に選んだこと自体は北朝鮮としても歓迎されるべきだろうから、北朝鮮が開催地をダナンにしない理由はほとんどない気がする。

ベトナム戦争で、北ベトナムが勝ったので、話がスムーズに進んでんですよね?

なんだそのフランクな言葉遣いはwww 別にいいけど。

すみません(笑) 進んでるんですよね、と書こうとしてました。

韓国にとっては聞き捨てならないだろうね。南ベトナムが負けて消滅した歴史は誰もが知っている。韓国が同じような運命になることを暗に示していると考えれば、中国としては韓国側についてでも米朝首脳会談を邪魔したい。そう考えるのが自然じゃないか?

該当記事を報道した香港のSouth China Morning Post紙ですが、親会社は中国のAlibabaとなります。表向きは公平中立を謳っていますが、中国共産党政府にさほど反対する姿勢を見せないため中国寄りとの指摘があります。ちなみに日曜版はSunday Morning Postと呼ばれています。

なるほど。アリババの子会社か。実に分かりやすいww

じゃあホントに信用できないんですね・・・。

日本でも同名のTV番組があるとの話

あらゆるマスコミの米中首脳会談ネタがこのサウスモーニング社発祥だったのでおかしいとは思ったんだよ。そうか中国共産党の御用新聞だったのか…真面目な話題として取り上げる必要があったのか?

私の見る限りでは、日本の多くの報道機関が真面目な話題として取り上げています。英語圏ではさほど見かけません。

そうか日本のマスコミか…。外信だからと一斉に食いついてさも真実かのように報道したけど、欧米では出所不明の怪しい噂と一蹴されてるわけだ。

結局サウスモーニングと呼ぶことにしたんですか?

面倒だからそれでいいかなと。

サンデーモーニングって、日本のテレビ番組にもありますよね?

そうだな。中国共産党の御用新聞の日曜版と偶然同じ名前のテレビ番組が日本にもあるようだね。俺は中国共産党のメディアと名前が似てしまったのは偶然じゃないかと思ってるんだけど、社長が中国共産党員であることが分かったアリババグループの子会社のサウスチャイナモーニングポストの日曜版と番組の名前が一緒という現象は実に興味深いね。

一文がやたらと長いんですけど、わざとですか?

そうだよwww

サンデーモーニングって、和訳だと日朝ですよね?

日曜朝だろ…いや日朝でいいのか?土日って言うしな。日朝か…。日朝。

何だか、英語って楽しいですね!もっともっと勉強したいと思いました!

なぜその結論に至るんだwww

今回の米朝首脳会談の決定を中国が歓迎しているという論調も見られますが、トランプ氏が中国に対して構造改革を求めていることは事実です。中国に態度改善の意思が見られるようであれば、中国が望む通りにベトナムでの米中首脳会談も実現されるかもしれません。中国の意思が全てです。

日本の報道機関はどう読むべきか

あの、聞きたいんですけど、どうして朝日新聞と産経新聞さんを優先するんですか?

いい質問だ。

影響力の強さからです。読者層に向けた明確な言葉を発しているのがこの2社です。日経新聞はその次に優先されます。その他に関しては取り上げることは基本的にはありません。

読者層に向けた・・・?

なるほどな。確かに朝日新聞は左寄りの人達にとってのバイブルのような存在だし、産経新聞は日本屈指の保守メディアだと俺が太鼓判を押したくらい右寄りの新聞だ。日経新聞は経済の話に特化していることが多い。そういう観点でいくと、読売新聞や毎日新聞では中途半端だということだね。

確かに、読売新聞さんの報道って他でも見るような話が多いです。毎日新聞も同じです。それに、読売さんは世界一の発行部数ではなくなってしまいました・・・。

え?マジで?

読売さんのロゴマークから、世界最大の発行部数という文言が消えたんです!一体何があったんでしょうか?

マジだった。これって変わったの最近だよな?どういうことなんだ?

ボク、ちょっとこの話調べたいです!時間をください!

いいけど、他の宿題も忘れるなよ?

最後に繰り返しますが、中国が米国と首脳会談を実現させたいと願うならば、中国が態度改善を行ない反省の色を見せることです。トランプ氏は全ての動きを受け入れるでしょう。その内容次第では3月1日の追加関税制裁を避けることが可能になるかもしれません。中国の改善に期待しましょう。