トランプ政権

米中協議は中国の全面譲歩で決着か  知的財産権保護など6つの覚書を中国が受け入れへ

現在進められている米中協議ですが、中国の構造改革に向けて知的財産権の保護や技術移転強要の禁止など6つの項目について覚書が作成されているようです。中国側がこの項目を受け入れるかどうかは不透明ですが、米国はこの合意内容を中国に履行させるための議論も進めているようです。米中の隔たりをどこまで縮められるかが焦点となっています。

米中、貿易協議決着へ知財や為替で6覚書 通信社報道
2019/2/21 12:46

 【ワシントン=共同】ロイター通信は20日、米国と中国の両政府が貿易協議の決着に向け、知的財産権保護や技術移転の強要、為替など中国の構造改革に関して六つの覚書を作成していると報じた。中国は貿易不均衡を是正するために10品目の米国産品の購入を検討しているという。

 米中は、貿易協議で合意した内容を履行させるための枠組みについても議論している。

 米中両政府は21日から2日間の日程で閣僚級協議を開始する。米中双方の隔たりの大きい構造改革で着地点を見いだせるかどうかが焦点となっている。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO41545210R20C19A2000000/

中国にとっては受け入れ難い内容

あれ?決着がつきそうなんですか?

何も変わってないと思うけど。中国に6つの項目を履行させるんだろ?ロイターが報じたとかで。

そうですね。米国は中国の構造改革に向けて6つの覚書を作成しています。知的財産権の保護や技術移転強要の禁止などが盛り込まれる予定です。Reutersの記事も掲載します。

米中貿易交渉、主要な構造問題で6つの覚書を準備=関係筋
2/21(木) 12:35配信 ロイター

 [ワシントン 20日 ロイター] – 関係筋によると、米中貿易交渉では、主要な構造問題で6つの覚書が準備されている。交渉に詳しい複数の関係者が明らかにした。技術移転、知的財産権、サービス、為替、農業、非関税障壁をカバーするという。

 関係筋によると、米中の当局者は先週の北京での会談で文書を交換し、覚書の要点をまとめる作業を行った。この作業がかなり実質的な交渉となったため、週の終わりには当局者がそのまま北京に滞在し、作業を継続することも検討されたという。ただ、最終的には、数日間作業を中断しワシントンで協議を再開することで合意した。

 6つの覚書は、両国の通商関係に影響している最も複雑な問題をカバーしており、トランプ米大統領がそもそも、対中貿易関税を決定することになった中国側の慣行を是正することが意図されているという。

 関係筋の1人は、交渉がまとまらない可能性もあると指摘。しかし覚書をとりまとめるための作業は、基本方針と、重要課題における具体的な取り組みという双方について、中国の合意を取り付けるために重要な一歩と考えられているという。

 米企業が中国で事業を行う際、中国は、米企業が中国の提携企業と技術を共有し、企業秘密の知的財産を中国企業に渡すことを強要していると米国は主張している。中国はこれを否定している。

 トランプ政権はまた、業界補助金や規制、事業ライセンスの手続き、製品基準審査など、中国国内の非関税障壁も批判。こうした慣行が中国国内企業を不当に優遇していると主張している。

 ムニューシン米財務長官は、中国の金融サービス部門の外資開放を要請している。

 また、人民元相場が昨年対ドルで大幅下落したことを受け、米当局者は、中国が輸出競争力を高めるために人民元安を容認していると指摘する。

 関係筋によると双方は、施行メカニズムについて議論している。

 ロイターは先月関係筋の話として、米国が対中通商合意の条件として、中国が約束した貿易改革の進展状況を定期的に確認する提案をしてと報じた。仮に中国側が合意に違反したと米国が認定すれば、再び関税措置に訴えることも辞さないという。

 関係筋によると、両国は、中国の対米貿易黒字削減に向け、農産品やエネルギー、半導体製品の輸入などを含めた10項目のリスト作成も検討している。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190221-00000053-reut-cn

ほぼ全面的に米国の思い通りだな。中国はこれを受け入れるのか?

そうですね。記事中にもある通り交渉がまとまらない可能性もあります。中国にとって受け入れ難い内容であることは承知していますが、受け入れなければ追加関税の発動は確実です。中国には選択肢が用意されていないようです。

中国は貿易戦争なぞ諦めることじゃよ。米国と戦って勝てる国は存在せん。

このまま突き進めば大日本帝国の二の舞ですからね…。

ボクは、逆に中国が受け入れるか不安になってきました!大丈夫なんでしょうか?

俺は一旦は中国はこの項目を受け入れたふりをすると思う。追加関税発動を避けることが何よりも重要だから、表面上では6つの覚書を約束してトランプの関心が薄れることを期待するんじゃないかとみている。トランプも来年には大統領選だからな。あわよくば民主党政権の奪還を狙うかもしれない。

対中強硬政策では民主党も一致していますので、中国のそのような試みは徒労に終わるでしょう。米議会は基本的にアジア情勢にあまり関心がありません。中国を安全保障上の脅威だと捉えるかどうかが重要なのです。

協議が万が一決裂すれば中国に全面的に非がある

ネットユーザーの反応です!

・あれ?和解するの?
・先週から同じ状況。隔たりが大きいので、中国は輸入増加で決着させたがってる
・知的財産権の条件を中国が飲めるとは思えない
・結局、中国が折れるしかないと思う
・覚書はただの口約束なので、中国は気にしない
・トランプ大統領をやり過ごせれば、あとはどうにかなると思ってる?
・むしろ中国の契約不履行の証拠にしようとしてる?
・資本移動の自由がないと、儲けを国外に持ち出せない
・制裁期限まであと1週間だけど、ホントにまとまるの?
・ペンス副大統領とトランプ大統領は考えが違う。冷戦には発展しない
・来年のトランプ大統領再選は既定路線だと思う
・中国がこの約束を守らない
・安全保障の問題が核心なので、覚書の締結は難しいかも

中国が到底飲めない条件を飲めるかどうかにかかってるわけだ。果たして中国はどう出てくるだろうか?

私から明言はできませんが、中国に全面譲歩を迫っているトランプ政権の姿勢には一切変わりがないことをお伝えしておきます。トランプ氏が3月1日の期限を延長するならば、それは中国が大幅な譲歩を受け入れたことを意味すると考えてください。

ボクは、それでもいいと思います!

俺は中国は受け入れたふりをするだけだと思うがな。くれぐれも油断しないでほしいが。だから3月1日の関税措置は延長しない方がいいんじゃないかとも思う。

トランプ氏は無闇に貿易戦争を求めているわけではありません。基本的には話し合いで解決することを優先しており、中国が米国の要求に応じるかどうかを最後まで見ているのです。協議が万が一決裂するようなことがあれば、その際には全面的に中国に非があると考えてください。

そこはそうだろうね。俺はトランプは平和主義的な一面もあると思ってる。争いに発展しない交渉術を体得しているとも感じる。

安全保障上の観点から考えれば、米国は中国と戦争になる余地はほとんどありません。中国の実力が米国を大きく下回るからです。中国には米国の要求を受け入れる以外の選択肢が存在しないのはこのためです。万が一戦争を仕掛けることを考えるなら、中国は国体を保つことすら難しくなるでしょう。

争いは同じレベル同士でしか発生しない!だったかな。そういうコピペが有名だ。

ボクも見たことあります!だから日本も韓国とはあまり争わないようにしてるんですか?

それを意識しての姿勢というならば理解はできる。韓国との全面的な争いに発展することは、日本が韓国と同じレベルになってしまってることを意味するからな。だがそれは日本側の認識でしかない。韓国は日本と同じレベルか、むしろ日本よりも上だと思い込んでいるから厄介な問題になってるわけで。

米国は中国の民主化を求めている

米中の協議に引き続き、米国時間の22日午後にトランプ氏と中国の副首相が会談をする予定も計画されているようです。

米大統領が中国の劉副首相と22日午後に会談の計画-関係者
2/22(金) 6:41配信 Bloomberg

 トランプ米大統領は中国の通商交渉責任者である劉鶴副首相とワシントンで22日午後に会談する計画だ。事情に詳しい関係者2人が明らかにした。米国は貿易戦争「休戦」の期限である3月1日までに暫定合意を取りまとめようとしている。

 ワシントンで行われていた通商協議を締めくくる形で同大統領と劉副首相の会談が計画されたことから、両者の一対一での会合が正当化されるぐらい十分に両国の貿易交渉が前進しているとの楽観的見方も可能だ。

 米中交渉が続く21日、担当者らが最終合意案の基礎となる覚書の作成に取り組んでいると報じられた。協議の説明を受けた関係者によれば、覚書の分野は農業、非関税貿易障壁、サービス、技術移転、知的財産権など。

 米中両国は交渉期限を来月1日としており、米国はそれまでに合意に至らなければ中国からの輸入2000億ドル(約22兆1300億円)相当への追加関税率を現行の10%から25%に引き上げると警告している。

 事情に詳しい複数の関係者によると、中国は米国産の大豆やトウモロコシ、小麦などの農産品の輸入を年300億ドル拡大することを提案する。一方、別の関係者によれば、米国は中国側に人民元相場の安定を維持するよう求めている。中国が米関税の影響を打ち消そうとして、人民元を切り下げる手段を封じることが狙いだという。

 ホワイトハウスは22日のトランプ大統領と劉副首相の会談に関するコメントを控えた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190222-85306117-bloom_st-bus_all

へー!じゃ人民元が暴落してたのは、中国による関税措置の回避手段だったわけか。

米国ではそのような見方がなされているという話です。中国がどのように意図しているかは分かりません。中国が好き勝手に人民元の相場を操作できなくすることが最終的な目的です。財務長官のMnuchin氏も中国の金融開放について求めており、これらの項目も6つの覚書に盛り込まれることになります。

中国共産党の存在意義がどんどん薄くなると思うんだけど、受け入れられるのか?

米国は最終的には中国を民主化させることを求めています。中国政府が覚書の項目を順守できないということであれば、追加関税を発動させるしかなくなります。制裁的色合いが強くなります。

じゃあ、アメリカは、中国を完全にはつぶそうとはしてないってことですか?

トランプ氏が好きなことは交渉と商売だと私は考えています。今の中国は商売に値しないという意味です。もちろん態度を改善させればその考えも変わるでしょう。すべては中国がどう動くかにかかっているのです。

なるほどね…。そして安全保障上の脅威にもならなければ言うことなしと。米国にとって脅威でなければ商売してやってもいい。これは米朝首脳会談における北朝鮮に対する要求とも一致してるように見えるね。

日本に対しても、そうだったのでは?

ある意味そうかもな。80年代までの日本の急成長は米国経済を脅かしていたのは事実だ。だから徹底的に叩かれた。それから30年、日本は米国との関係をこの上なく強めている。今中国も同じことをされている。米国は自らの覇権が危うくなると同じ事を繰り返しているということかな?

そのように捉えてもらって構いません。トランプ氏が日本に厳しい態度をとる局面がもし訪れるならば、それは米国が日本を安全保障上の脅威だと考えた場合です。私にはそのような動きは今のところ伝わってきていません。私の目から見ても日米関係は良好ですし、対中でも全面的に協力できると現状では考えています。

現状では、ね。安倍政権が倒されたらそれも危うくなるってことだ。まあ国際社会の力関係を考えたら今は米国についていくのが日本にとってベストだと言えそうだな。米国に逆らって北朝鮮にすり寄るどこかののび太は別として。

思ったんですけど、トランプ大統領って、漫画のドラえもんには出てきませんよね?

私は”ドラえもん”という固有名詞については把握していません。またそのような漫画にも特に興味はありません。よって私から話せることは何もありません。

そりゃそうだwww ドラえもんネタは韓国事案でだけ使おう。その方が面白くなると思うよ。まあとにかく協議の結果だな。中国が本当に”6つの覚書”とやらを受け入れるのかどうかだ。俺は一応最後まで疑っておくよ。ワトソン君も何か気付いたことがあれば共有してくれ。

分かりました!





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