トランプ氏が中国に関税の即時撤廃を要求  米中貿易戦争の先行きは不透明に

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対中関税発動の期限が延長される一方で、トランプ氏が中国に対する新たな要求を突き付けました。米国の農産物に対する関税を即時に撤廃するというものです。農産物の輸出先として世界2位となっている中国ですが、関税撤廃がなされれば米中通商交渉は大幅に進展するかもしれません。

トランプ氏、中国に農産物関税の即時の全廃要求
3/2(土) 16:53配信 CNN.co.jp

 (CNN) トランプ米大統領は1日、中国に対し牛肉や豚肉などを含む米国の農産物に課している全ての関税を即座に撤廃することを要求した。

 中国からの輸入品への追加関税の引き上げ延期の措置と対中貿易の改善に絡めながら述べた。農産物関税の全廃要求は米中貿易交渉の進展に基づくものとし、「米国の農家や私にとって非常に重要なこと」とツイッター上で主張した。

 トランプ氏は先に追加関税の引き上げ延期と米中間の貿易合意を最終的に決着させる習近平(シーチンピン)国家主席との首脳会談計画を発表。追加関税の引き上げは米中貿易交渉に進展がなかった場合、3月1日から実施予定だった。

 米通商代表部(USTR)によると、米国の農産物市場として中国は世界で第2位。2017年の対中輸出額は200億ドルでこのうち大豆が120億ドルを占める。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190302-35133583-cnn-int

中国も了承済みという認識

対中関税発動期限の延長と共に、新たに中国に対する要求事項を出したわけだ。トランプは一歩も引かない姿勢だね。

どうなるんでしょうか・・・?

米国の農産物についての関税を即座に撤廃するように、トランプ氏が中国側に要求しています。米中の通商交渉が進んでいる中での話としています。

じゃあ、中国側もこのことは知ってるんですか?

また合意にないことをいきなり言い始めるトランプメソッドじゃないの?関税の即時撤廃なんてやったら中国の農家が壊滅的な打撃を受けると思うけど。

そうですね。米国としては中国の農家がどうなるかについては関心がありません。中国が関税により米国産の流入を防いでいるのならば、米国はその関税を取り払うように求めるまでです。トランプ氏は自国の農家を最優先させているのです。

それが米国ファーストだよな。知ってる。

トランプ大統領は、アメリカファーストを通じて、世界中の指導者に自国ファーストであるべきだって言ってるそうです!そういう解釈をどこかで目にしました。

じゃ安倍首相は日本ファーストをやるべきなのか?

それは分からないです・・・。でも、世界中でそういう動きが出てるので、日本もいずれそうなるかもしれないです!

自国の国益を考えることは当然じゃよ。トランプ氏こそが真の米国大統領じゃ。他国に利益を明け渡す指導者は尊敬されんぞ。

オバマはあまり尊敬はされてないですね…。トランプのような強烈な支持者もいたかどうか分からないです。

債務上限引き上げ問題も復活、半年間は資金繰り可能

そう言えば、債務上限の引き上げってどうなったんですか?こういう記事が出てるんですけど・・・。

米国債発行に制限、債務上限復活…今後混乱も
3/2(土) 22:15配信 読売新聞

 【ワシントン】米政府が発行する国債など借入金の限度額を定めた債務上限が2日、復活した。法律で定めていた上限適用の停止措置の期限が切れたためだ。米政府は自由に国債を発行できなくなる。

 米財務省は1日、地方政府向けの特別国債の発行を停止した。今後もこうした資金枯渇を回避する緊急措置を発動する方針で、政府の運営に当面、支障が出る可能性は少ない。ただ、資金が枯渇するとみられる秋頃までに対応策を決めなければ、米国債のデフォルト(債務不履行)の恐れから、市場が混乱しかねない。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190302-00050212-yom-bus_all

そうですね。債務上限の適用が3月2日から復活するという話ですので、今後債務上限の引き上げをしない限り債務不履行の危険性が高まるということになります。それ以上でもそれ以下でもありません。

え?じゃデフォルトしてしまうってことか?

債務の上限が引き上げられなくとも、しばらくは資金繰りには問題がないということでさほど深刻には捉えられていません。今後半年間は債務上限が引き上げられない可能性もあります。

米債務上限引き上げ、10月以降になり得る-上院財政委員長
2/26(火) 7:15配信 Bloomberg

 グラスリー米上院財政委員長は25日、議会は恐らく連邦債務の法定上限を少なくとも今夏まで引き上げないだろうし、10月1日まで上げないこともあり得ると述べた。

 適用停止となっていた債務上限は3月1日に復活するが、米財務省はいわゆる特別措置を使ってその後の数カ月間、デフォルト(債務不履行)を阻止できる。グラスリー氏が委員長を務める上院財政委が債務上限を管轄する。

 グラスリー委員長は、「これは恐らくこのところ続く予算交渉の一部になりかねず、また政府はわれわれの借り入れを止めるために、例えば退職者向けの資金を転用できることから夏までは決着しないだろう」と説明。議会は必要なら上限引き上げを承認できるが、「それは恐らくは10月1日以降になろう」と述べた。上限引き上げがいつ必要になるかに関する最新の予想を財務省から伝えられたどうかは明らかにしなかった。

原題:Debt Limit May Not Be Increased Until October, Grassley Says(抜粋)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190226-32940199-bloom_st-bus_all

そんな程度でいいのか。なら大して深刻ではなさそうだな。“退職者向けの資金を転用”してもいいというなら意外とどうにでもなりそうだ。

それって、ボクがクレジットの支払いをしようとした時、パパの財布から勝手にお金を抜き取って、支払いに充てるようなものですか?

なんだその不適切な例えはww いや適切なのか?というかワトソン君にはパパがいたのか?

今はもういないんですけど・・・。

そのような解釈で問題ないかと思います。米財務省が管轄するあらゆる部門で同様の出来事が発生するかもしれません。もちろん法定上限が引き上げられればこの問題は即座に解決されます。

中国との関税交渉をしている場合なんだろうか?トランプは大丈夫なのか?

そうですね。仮に米国が債務不履行に陥る場合は民主党の責任となりますので、トランプ氏としても重大な決断をせざるを得ないでしょう。すでに国家非常事態宣言はなされていますので、米議会が持つ権限も徐々に縮小されているという認識です。

まあ少なくとも半年は無事でいられるということなら、その間には日本では平成が終わるし憲法改正の議論も進むことを望むよ。それでようやく来たる事態に備えることができる。

対中関税発動の期限は設定されず

ネットユーザーの反応です!

・トランプ大統領は選挙が近いので、農家にいい顔をしたい
・アメリカの面倒を、中国に見てもらうという話?
・北朝鮮との会談が物別れに終わって、中国には強硬になるかも
・トランプ大統領が、視点がビジネスマン的だと思う
・何か取引材料があるの?
・即時ということは、もし応じなかったら追加関税を今すぐにでも始める?
・追加制裁ならトランプ大統領の目標からは離れると思う
・中国の堪忍袋が切れます!トランプ大統領の再選も水の泡です!外交は譲歩が不可欠!

最後のは“いつもの人”だよな?

そうです!日本語が間違ってるんですけど、そのまま載せました!

堪忍袋の“緒が”切れるだよな。堪忍袋自体で言うなら切れるというより破裂かな。まあ日本語は難しいので頑張って勉強してね!

他の記事に比べて、中国のコメント部隊の割合が多い気がします。なぜあなたの話を聞かないといけないの?というコメントに多くの賛同がついていました!

中国も次は自分達の番だと悟って必死なのかな?

対中関税発動についての期限が設定されていないという話ですが、トランプ氏はあくまでも習近平氏との直接的な対談により解決を模索するようです。その結果次第では即座に発動させる可能性もあります。

対中協議、成果焦るトランプ氏 関税引き上げ延期・次の期限示せず
3/3(日) 5:30配信 朝日新聞デジタル

 米トランプ政権は、米中通商協議で中国に譲歩を迫る「切り札」だった3月2日の関税の引き上げを延期した。昨年12月の米中首脳会談後の経緯をたどると、トランプ大統領が外交成果を誇示しようと焦る余り、戦略的な目標を持てなかった構図が浮かぶ。

■強硬姿勢の維持、難しく

 「私はいつだってディール(取引)から降りる準備がある。中国とだってうまくいかなければそうする」

 想定外の決裂になった2月28日の米朝首脳会談を終えたトランプ氏は、記者会見でこう強調した。米朝協議の思わぬ結果さえ、対中圧力に使わざるを得ない苦境がにじみ出る。

(以下略)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190303-00000001-asahik-soci

まあそういう話になるよね。むしろそれがいいと思う。習近平との話し合いの結果関税発動しました、というストーリーの方が中国の民主化には役立つんだろ?

私からはそれ以上は言及しませんが、トランプ氏が習近平氏との話し合いを求めていることだけは確かです。中国の態度改善が必要になる中で、首脳同士の協議で決着をつけようという目論見です。

えっ?習さんに、その場で頭を下げさせるんですか?

そういうことだな。習近平に6つの覚書とやらの改善項目を突き付けて、合意できない場合は追加関税をちらつかせる。習近平は大幅な譲歩を迫られることになるだろう。結果中国国内から不満が噴出し政情不安定になると。中国は米国から3.3兆円もの食料を購入すると約束したんだよな?

確かに!3兆円もアメリカの農産品が入ってきたら、確実に中国の農家は習さんに反発すると思います!

トランプ氏が米通商代表のLighthizer氏のやり方に難色を示しているとの報道もされており、今後の通商交渉は首脳同士でのみ進む形になる可能性もあります。その結果により中国がどう変わっていくかは現在は解説を控えておきます。引き続きトランプ氏のTwitterに目を通してください。