米通商代表部が中国との合意にはまだ問題があると発言  一方トランプ氏は歴史的な合意がなされると述べる

トランプ政権, 中国ニュース, 米国ニュース

現在も進められている米中の通商協議について、米国政府から2種類の見解が出てきています。米通商代表部代表のLighthizer氏は、中国との協議でまだ解決されていない大きな問題があると述べました。一方のトランプ氏はあと1か月ほどで歴史的な合意が発表される可能性があると主張しています。米国政府内で異なる雰囲気が流れているかのように見えますが、発言をよく聞けば方針が一致していることが分かります。

対中合意の準備整わず、1カ月ほどで歴史的合意の可能性とトランプ大統領
4/5(金) 6:24配信 Bloomberg

 (ブルームバーグ): トランプ米大統領は4日、米中貿易戦争を終結させる合意の用意はまだできていないが、「非常に歴史的」な合意が1カ月ほどで発表される可能性があると述べた。

 トランプ大統領はホワイトハウスでの中国の劉鶴副首相との会談の冒頭で記者団に、「まだ先の話だ」と発言した。

 劉副首相はトランプ大統領との会談に先立ち、ワシントンで2日間、米国側と協議した。トランプ大統領は、通商協議を締めくくる中国の習近平国家主席との会談については発表せず、「われわれれが合意すれば首脳会談を開くだろう」と語った。

 トランプ大統領は、知的財産権と一定の関税、そして合意の履行はいずれも未解決だとした上で、「合意済みの問題は未解決の問題よりもはるかに多い。このことが最も重要だ」と述べた。

 トランプ大統領は、これから劉副首相と関税について話し合うとしたが、それ以上の詳細は語らなかった。

 ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表は、通商協議ではまだ解決すべき大きな問題が残っていると述べた。ナバロ国家通商会議(NTC)委員長は、「マラソンの最後の1マイルが最も長く感じられ最もつらい」と話した。

原題:Trump Says China Trade Deal Isn’t Ready But May Be ‘Monumental’(抜粋)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190405-13098812-bloom_st-bus_all

中国との合意準備はまだできていない

合意の準備が整わないのに、1カ月で歴史的合意か。どっちなんだよwww

記事タイトルだけ見ると、混乱しそうですね・・・。

中国との合意の準備はまだ整っていませんが、もし合意できればそれは歴史的なものになるという意味です。要するに言い方の問題かと思います。

思わせぶりにもほどがあるね。トランプはいい加減にしてほしい。

ボクなら、もう合意するんだってすぐ騙されてしまいそうです。

今ダウ平均株価が半年ぶりの高値圏にあるのは、そういう騙された人が多いのか、あるいは騙されたふりをして株価を吊り上げてる大人がいるのか。大統領選にはプラスだろうけど。

異なる2種類の言い方により米中通商協議の様子を伝えた形になりますが、発言をよく聞けば主張内容に違いは見られません。中国が知的財産権の問題を認めたことをはじめ、すでに中国と合意できている問題が多いのは事実です。しかし、残された問題の中にまだ解決すべき大きな問題があるということもまた事実なのです。

知的財産権や関税、合意の履行についてというのはメインテーマと言っていいほどだと思うんだけど。他の問題はどれも些細なものではないのか?

そうですね。中国と合意済みの問題が具体的に何を指し示すかは明確にはなっていませんが、合意への道のりが着実に短くなってきていると考えるのは自然なことです。Navarro氏が言うように、後半になればなるほど険しい道のりとなるのもまた同じです。

そうじゃ。国家間の交渉には険しい道のりは付き物じゃよ。簡単に解決できると考えてはいかんぞ。

習近平も言葉に翻弄される韓国みたいにならなければいいですけどね。

欧州の景気が冷え込み主要輸出国の市場心理も悪化

好調な株価とは裏腹に、欧州では景気の冷え込みが顕著になりつつあります。EUを牽引するドイツは、鉱工業受注指数が2年ぶりの大幅に悪い数字となりました。中国や韓国など主要輸出国の市場心理が回復せず悪化の一途との認識です。

ユーロ下落、軟調な独指標受け成長鈍化を懸念=NY市場
4/5(金) 6:17配信 ロイター

 [ニューヨーク 4日 ロイター] – 終盤のニューヨーク外為市場では、ユーロが下落。軟調な独経済指標や、イタリアが今年の成長率目標を引き下げるとのロイター報道を受け、ユーロ圏の成長鈍化に対する懸念が高まった。

 ドイツ経済省が4日発表した2月の独鉱工業受注指数は前月比4.2%低下と、2017年1月以来約2年ぶりの大幅なマイナスとなった。

 スコシア銀(トロント)の主任FXストラテジスト、ショーン・オズボーン氏は、独鉱工業受注指数は「鉱工業セクターが昨年後半の大幅な落ち込みからの急回復が見られないことを示唆している」と指摘。ドイツや韓国、中国など主要輸出国のセンチメントが悪化しているとした。

 ロイターは、イタリアが2019年の国内総生産(GDP)伸び率目標を0.3%あるいは0.4%に引き下げ、財政赤字の対GDP比率目標を2.3%前後に引き上げる可能性があると報じた。

 ユーロ<EUR=>は対ドルで0.15%安の1.1217ドル。3月7日の安値1.1174ドルに接近している。同値を下回れば2017年6月以来の安値水準となる。

 一方、投資家は米中通商協議に関心を寄せている。合意に達すれば世界の経済成長に対する逆風を払拭すると見られるためだ。

 トランプ米大統領は4日、中国との通商協議は順調に進捗しているとの認識を示した。ただ「素晴らしいディール(取引)」でなければ受け入れない姿勢を示した。

 また市場は5日発表の3月米雇用統計にも注目している。

(以下略)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190405-00000023-reut-bus_all

世界が米中通商協議に依存する状況か。何ともはや情けないな欧州は。

もっと言うと、世界がトランプ大統領に依存してる状況だと思います・・・。

トランプのリップサービスに依存してる状況と言ってもいいだろう。

そうですね。万が一米中が合意できず追加関税が発動となれば、米中同士の貿易量は長期的に70%減少していくとの見方も一部で報道されています。世界経済の成長率を大幅に押し下げる結果になることは明らかです。

大統領選の前に株価が落ちたら、トランプ大統領は不利になりますか?

不利というか民主党の攻撃材料にされるだろう。壁の予算を強行したせいで景気が悪化した!と根拠もなく主張し始めるかもしれない。

民主党がどのような動きをするかは定かではありませんが、トランプ氏が自身の政策の強みの1つとして株価の高さを掲げていることは確かです。失業率も歴史的に見て低水準となっているため、強気の政策を次々と打ち出すことを可能にしている側面はあります。

じゃあ、今のままキープしないといけないんですね・・・。中国と合意できなければ、下がりますよね?

トランプ氏は昨年末の株価下落の主犯は連邦準備制度理事会だと判断しているというのが私の見方です。株価の下落を他国との交渉の結果だと考えることはさほど多くはないでしょう。中国の景気減速が米国経済に影響をもたらすとは考えていないからです。

そういうことだわな。仮に中国との貿易戦争の結果だとしても、それを認めないのが米国という国なんだと思うことにした。思わせぶりとはったりを効かす交渉術ももう随分と見慣れたような気がするよ。

それは皮肉ですか?

いや心からそう思う。はったりもまた重要なスキルだと思うよ。

そうじゃ。米国との交渉は一筋縄ではいかんぞ。中国は米国を甘く見るから足元を掬われるんじゃ。

中国って、ホントに交渉してるんですか?存在感が全然ないんですけど・・・。

中国側の声が全然伝わってこないのは確かに気になる。まあ中国内へのメンツもあり報道しにくいというのが実情だろう。

中国側に反省の態度が見られるかどうか

ネットユーザーの反応です!

・トランプ大統領はどんでん返しが大好き。予測不可能な未来を楽しんでいる。不調で困るのは中国だから、一生懸命協議している
・またリップサービス?株価を下げたくない思惑もあるかも
・散々持ち上げてから、どん底に落とすパターン?
・中国企業をつぶしたいトランプ大統領、中国企業を守りたい北京。合意は無理でしょう

以上です・・・。

そういや最近”いつもの人”が現れないね。本当に全人代限定の工作活動だったのかな?

確かに!それで、反応の数がすごく少ないんだと思います。あと、反応に対して過剰に反対票を入れる人も消えたみたいです。

いつも赤より青の方が多く入ってたんだっけ?

そうです!中国に批判的な反応には、「そう思わない」の反対票が多くついてたんです。それがなくなってる気がします。

手が回らなくなってきたか、あるいは工作活動自体をやめたか。中国はもう国内対策だけで手一杯なのかもしれないね。

1つだけ私の見解を述べますと、トランプ大統領は中国企業をつぶしたいと考えているわけではありません。中国企業による不公正な活動を認めさせ、態度を改めさせることに主眼を置いているのです。反省の態度が見られれば関税も撤廃されるというのは大前提です。

でも切り札なんだろ?関税は明日にもなくなるとか前に行ってたけど、あれはやっぱり100%ありえない譲歩案だったわけだ。

何事も可能性の問題で処理できます。合意までの道のりが1 mileだろうが1 yardだろうが、解決されていない大きな問題が残されていることに変わりはないのです。それらの解決困難な問題を今すぐにでもすべて解決できるならば、関税が明日にでも撤廃される可能性があると述べたまでの話です。

マラソンの最後の1マイルを走り切ったとしても、トランプがその結果に満足しないんじゃないかと俺なら不安になるね。実はまだあと1マイル、もう1マイル…と言いながら延々と続き最後まで中国が満足できる結果にはならないというか。まあ考えすぎか。

メンタルの面で、あと1マイルだって言われればコロッとなびいてしまいそうです!ボクなら必死になって頑張ると思います!

トランプ氏と習近平氏の首脳会談が最後の1 mileの目玉として設定される可能性もあります。引き続きトランプ氏のTwitterなど最新情報に目を通してください。