中国への関税発動は有効な交渉手段だとゴールドマン前CEO  米国より中国の方が失うものが大きいとも指摘

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Goldman Sachsの前最高経営責任者であるLloyd Blankfein氏が対中関税も交渉手段だと述べました。関税発動が米国の害にもなるとする指摘を否定するものになります。中国の方が貿易依存度が高く失うものも大きいとしています。これに先立ちトランプ氏が中国の金融緩和について予測し、FRBが追随して利下げすれば米国の勝利だと述べています。

中国には「関税は有効な交渉手段かもしれない」-ゴールドマン前CEO
5/15(水) 8:54配信 Bloomberg

 (ブルームバーグ): ゴールドマン・サックスのロイド・ブランクファイン前最高経営責任者(CEO)は14日、対中関税に伴う経済への悪影響を相殺するために中国が講じると考えられる政策を想定し、トランプ大統領がツイートで「相応な対抗措置」を金融当局に求めた直後、関税の有効性について自らの見解を示した。

 ブランクファイン氏は「関税は有効な交渉手段かもしれない。関税がわれわれの害になるというのは的外れだ。中国の方が貿易に依存しており、失うものも大きい」とツイートした。

原題:Blankfein Says ‘Tariffs Might Be An Effective Negotiating Tool’(抜粋)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190515-78070530-bloom_st-bus_all

中国が強情な態度を見せ始めた

関税は有効な交渉手段?言い切ったな…さすがゴールドマン。

ゴールドマンサックスって、中国寄りって言われてましたよね?違ったんですか?

今回の発言者はGoldman Sachsの前最高経営責任者であるLloyd Blankfein氏ですので、現在は直接的に経営に関わる立場ではありません。Blankfein氏は中国への交渉手段として関税を発動することは有効だと考えていますが、それはGoldman Sachsの見解とは異なる可能性があるということです。

そうは言っても元ゴールドマンの肩書きを持つ以上影響力は絶大だろう。これにより投資家が米国経済について前向きになればトランプはさらに強硬な策を仕掛けられる。中国にとっては最悪の展開だと思うよ。

トランプ大統領は、アメリカ経済を守るために関税を引き上げたんですよね?

そういうこと。だから米国経済が盤石であればあるほど中国への関税攻勢は激しさを増すというわけ。中国の報復関税も結局600億ドルどまりなら大した報復にならないよね。

中国は、もう上限目一杯に関税をかけてるので、報復の方法がないと思います!

中国政府は態度を急変させ、譲れない原則があると強情な姿勢を見せ始めました。米国が要求する事項を改善する気がないと宣言したようなものですので、事実上の決裂となりました。交渉担当者のLighthizer氏も中国の態度に怒りを露わにしているようです。

中国は器が小さいのう。大国との交渉の仕方がまるで分かっておらん。

譲れない原則とやらを引っ提げて何がしたいんですかね…。習近平は何も考えてない気がします。

Federal Reserve Boardも中国に追随し利下げに動く可能性

これに先立ちトランプ氏が中国の金融緩和について述べています。関税発動により弱った経済を金融緩和で補うという見方です。これによりFederal Reserve Boardも利下げに動くことになれば米国の勝利だとしています。

貿易摩擦で中国は利下げへ、FRB続けば米国の勝利=トランプ氏
5/15(水) 9:35配信 ロイター

 [14日 ロイター] – トランプ米大統領は14日、米中貿易摩擦に関するツイッターへの投稿で、中国は国内システムに資金を供給し、恐らく利下げを行うだろうとの見方を示し、米連邦準備理事会(FRB)も同様に金融緩和に動けば「ゲームオーバーで、われわれが勝利する」と述べた。

 トランプ氏は、中国は国内企業を支援するためにいつものように資金供給を行い、恐らく利下げをすると指摘し「FRBも同様に動けばゲームオーバーだ。我々の勝利だ。いずれにせよ、中国は(貿易協議で)合意を望む」と説明した。

 また、それより以前の投稿では「中国の米国からの輸入は米国の中国からの輸入を大きく下回っており、5000億ドル近くの差がある。そのため、われわれは素晴らしい状況にある。米国で製造すれば関税はない。中国製品の代わりに、関税がない他国製品を買うことができる。多くの企業が中国から離れている」と主張した。

 さらに「しかるべき時が来たらわれわれは中国と合意する。習近平国家主席への尊敬と友情は限りがない。ただ、これまでも習氏に重ねて伝えているように、米国にとって素晴らしい合意である必要があり、そうでなければ意味がない」と説明した。

 トランプ氏はこの日記者団に対して、米中貿易摩擦は「ささいな口げんか」で、中国との通商協議は決裂していないと述べた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190515-00000041-reut-cn

どうしてFRBが動くと、アメリカの勝利なんですか?

トランプはFRBの利上げを誰よりも嫌がってて、去年末の株価暴落も全部FRBのせいにしてただろ?実際にFRBが利上げをやめると宣言した途端に株価は上昇することになった。

中国が利下げすると、FRBも利下げをするんですか?

トランプは利下げ合戦になると予測してるんだろう。中国だけ利下げした状態では不均衡になるからな。それにより米国経済が盤石になれば大統領選も乗り切れると踏んでるわけ。中国はバイデンと交渉したがってるんだろ?

トランプ氏は5月に入り就任後で最高水準の支持率を得ました。この2年間の政策が有権者に評価されているということです。特に大統領当選時の支持者が引き続きトランプ氏を支えていくことになるでしょう。民主党が用意している候補のBiden氏では力不足となる可能性が高いです。

そういうことなんですね・・・。それで「われわれが勝利する」って言ってるんですか?

トランプの目標は中国を負かすだけではなく、自分自身が勝利を得ることで達成されるということになるね。米国内での権力争いにも勝利するってことだだよ。

何だか、すごく頼もしいです!2期目も頑張ってほしいと思います!

トランプ氏は中国と”口げんか”状態にあると認める

トランプ氏は現在の中国との状況を決裂とは考えてはいないようです。が、口げんか状態であることは認めましたので、少なからず対立があることは否定しようがありません。この”対立”がどこまで進むのか、また解消されるのかを今後見ていく必要があります。

交渉団は決裂したんじゃないの?

次回の通商協議は北京で行うことを中国が要請していますが、現時点では決められた予定はありません。長い間開催されない状態であれば交渉担当の段階で決裂したと市場にみなされる可能性はあります。

トランプが口では決裂を否定しても、市場はそれを疑うってことか…。まあ昨日の株価は上がったみたいだしあまり当てにはならないと思うけど。

最後には、首脳会談をやれば何とかなると思ってるのでは?

中国が譲れない原則をとか言ってる限り、習近平に国際社会の場で恥をかかせるだけになると思うけどね。中国はむしろ首脳会談はやりたがらないと思うよ。

ネットユーザーは、経済界からもお墨付きを得られたと言ってます!グローバル金融資本は中国を見放し始めたんじゃないかって。関税を持ち出すのは理にかなってる一方で、関税負担はアメリカ企業が負担することになる、という意見もありました!

ゴールドマンが暗に今後の方針を示したことになるからな。前CEOだろうが油断ならない。親中だったゴールドマンサックスはもはや過去のものかもしれないね。

金融緩和合戦になったら、株価は上がりますよね?

どうだろうな…。株価だけ上昇して実体経済が空洞なら無意味だし、いずれ中国側がおかしなことになると思うよ。

Blankfein氏は中国の方が貿易依存度が高く、それだけ関税で失うものも大きいとしています。米国との根比べにも負ける可能性が高いです。引き続き各種報道やトランプ氏のTwitterに目を通してください。