中国が補助金で市場をゆがめていると米国財務省が指摘  為替報告書の公表で

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公表が遅れていたとされる財務省の為替報告書ですが、中国やドイツなど9カ国を引き続き監視対象国に指定することとなりました。同盟国の日本も監視対象となったものの、為替操作国の基準を満たした国はありません。これとは別に、財務長官のMnuchin氏は中国人民元が過去1年でドルに対し8%下落したことを踏まえ、中国との2国間の協議を継続することを表明しました。中国の補助金制度や国有企業が市場をゆがめていることについても言及されています。

米財務省の為替報告、日本や中国など9カ国を監視対象に
5/29(水) 7:35配信 ロイター

 [ワシントン 28日 ロイター] – 米財務省は28日に公表した半期に1度の為替報告書で、主要貿易相手国を為替操作国と認定することを見送った。ただ、日本や中国など9カ国について、監視の対象になるとした。

 財務省は今回、通貨政策分析の対象となる主要貿易相手国・地域を21に拡大した。その結果、中国・ドイツ・アイルランド・イタリア・日本・韓国・マレーシア・シンガポール・ベトナムの9カ国について、通貨政策を注視するとし、監視リストに指定した。

 一方、為替操作国の基準を満たした主要な貿易相手国および地域はないと説明した。

 財務省は中国人民銀行(中央銀行)による直接的な為替介入について、過去1年は限定的だったとの認識を示した。

 ムニューシン米財務長官は声明で、中国の対米貿易黒字が極めて大規模かつ拡大しつつある中で人民元相場が過去1年でドルに対し8%下落したことを踏まえ、財務省は為替相場の問題に関する中国との2国間の取り組みを継続すると表明した。

 報告書では、中国は補助金や国有企業など市場をゆがめる要因の是正に積極的に取り組む必要があるとも指摘。経済のファンダメンタルズ(基礎的条件)が改善すれば人民元を下支えし、中国の対米貿易黒字の削減につながるとした。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190529-00000032-reut-bus_all

監視対象に指定された国々について

韓国は?韓国は?って言う必要もなかったな。記事にしっかりと韓国も書かれているから。

ロイターさん、公平な書き方で好感が持てます!為替報告書がやっと発表されたんですね・・・。

公表が例年より遅れてるとか言われてたからな。案の定為替操作国指定はなかったものの、中国や韓国にドイツ、そして日本も引き続き監視リストに指定されることになった。

シンガポールとマレーシアも入ったんですね!意外です。

少し前までは名前が出てこなかった国だね。他にもアイルランドやイタリアなどが初めて聞いた国名になる。

アイルランドって、イギリスの一部ですよね?どうしてイギリスは入ってないんですか?

英国の一部ではないwww 北アイルランドと勘違いしてない?

そうみたいですね・・・。独立国家だったとは思いませんでした。アイルランドで独立運動が数年前に起きてたと思ったんですけど。

それはスコットランドだと思うww 色々ごっちゃになってない?

そうみたいです・・・。もっと地理を勉強します!

まあ俺ら日本人にとって英国は地理的に遠い国だからな。同じように英国にとっては日本は地理的に遠い国だから、韓国が今でも日本の一部と思ってる人は大勢いそうで恐ろしいね。

そうなんですか?

2002W杯の時に英語表記を”Korea, Japan”としたせいで、韓国が日本の一部かのような誤解が欧米諸国を中心に広まったんだよ。この話以前にしなかったっけ?

聞いた覚えがあります・・・。カンマを使ったのが良くなかったんですよね?

ワトソン君が北アイルランドとアイルランドの区別がついてないように、英国や米国の人達も北朝鮮と南朝鮮の区別がついてない可能性もあるって話だ。まあそれは今はいい。

財務省の為替報告書が公表されました。通貨政策分析の対象国家や地域を21に拡大し、その結果中国やドイツなどの9カ国を監視対象に指定することになりました。

ロイターさんは、記事タイトルで「日本や中国など」って書いてあるんですけど・・・。

どちらでも構いませんが、皆さんが日本が為替の監視対象に入っていることを重視したいのであればそうすべきでしょう。私は記事本文の順番とおりに”中国やドイツなど”と表記することにします。

ふーん。ロイターは日本が為替操作の監視対象だと言いたいわけか。いやまあ日本語記事だしそれくらいで腹を立てなくてもいいとは思うけど。

でも、日本が中国よりもずっと後に書かれてるのは、何となく気分が悪いというか・・・。

どういう書き方なら納得するんだよって話だわなwww

各報道機関による国ごとの扱いの差について

それを言うなら産経新聞の記事タイトルは日本人の不満を増幅させる内容となっている。中国の為替操作国見送りと日本が監視対象に入ったことを強調してるからな。

米、中国の「為替操作国」見送り 日本など9カ国の監視継続 為替報告書
5/29(水) 9:17配信 産経新聞

 【ワシントン】米財務省は28日に公表した外国為替報告書で、中国や日本、ドイツなどの9カ国を「監視対象」に指定した。日本の指定は7回連続となった。報告書は中国の通貨・人民元が対ドルで大幅に下落していると警戒感を示したが、積極的な為替介入を控えていることなどから「為替操作国」への認定は見送った。

 ムニューシン財務長官は声明で、「中国の巨額の対米貿易黒字が拡大する中、元は対ドルで昨年8%下落した」と懸念を表明。一方で「中国に対する2国間の関与を継続する」と述べ、為替操作国には指定せず、米中両国による貿易協議の中で是正を迫る方針を示唆した。報告書は中国の通貨政策をめぐる「透明性の欠如」も問題視した。

 監視対象の指定国は、3カ国のほかに韓国、イタリア、アイルランド、シンガポール、マレーシア、ベトナム。昨年10月の同報告書では6カ国を監視対象とした。自国通貨を不当に安く誘導している為替操作国に認定された国はなかった。
・・・

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190529-00000520-san-bus_all

産経新聞さん、見損ないました!

短絡的すぎるだろww もう少し冷静に見てみよう。書くべきことは全部書いてると思うので、国名の順番と記事タイトルだけがロイターと異なっていることになる。

そこまで気にされる内容ではないかと思います。中国を念頭に置いた為替報告書であることは言うまでもありません。Mnuchin氏の発言からもそのことが読み取れます。

ロイターと産経新聞の報道記事を比較してみた。ついでにブルームバーグと時事通信も。

ロイター
・記事タイトルに日本と中国(監視リスト)
・国名順は中国、ドイツ、アイルランド、イタリア、日本、韓国、マレーシア、シンガポール、ベトナム

産経新聞
・記事タイトルに日本のみ(監視リスト)、中国為替操作国見送り
・国名順は中国、日本、ドイツ、韓国、イタリア、アイルランド、シンガポール、マレーシア、ベトナム

ブルームバーグ
・記事タイトルに中国為替操作国見送り
・国名順は中国、日本、韓国、ドイツ、アイルランド、イタリア、ベトナム、シンガポール、マレーシア

時事通信
・記事タイトルに日中(監視リスト)
・国名順は日中、韓国、ドイツ、マレーシア、シンガポール、ベトナム、アイルランド、イタリア

何の意味があるんですか?

各メディアによる微妙な違いを楽しむのも大人の嗜みってことだよ。時事通信としては日本と中国の関係が密接なことを強調したいと分かるし、ブルームバーグとしてはドイツなんかより同盟国の韓国の方を重視したがってるということも分かる。産経新聞はかつての日独伊三国同盟の相手国だったイタリアをアイルランドより上に置きたがってるとかね。

細かいですね・・・。でも、それって各メディアの方針に基づいてるんですよね?

そうだと思ってるけど。ブルームバーグにはこれまでインドとスイスが入っていたが今回は除外されたことも書いてある。時事通信は省略する。

米財務省、中国を為替操作国と認定せず-貿易戦争の中で
5/29(水) 7:03配信 Bloomberg

 (ブルームバーグ): 米財務省は28日に公表した半期に一度の為替報告書で、中国の為替操作国認定を見送った。トランプ大統領の選挙公約は今回も果たされなかったが、米中貿易戦争の激化は避けられる見込みだ。

 米財務省が議会に為替報告書を提出した。それによると、報告書の対象とする国・地域を従来の12から21に増やした。また報告書の対象国のうち、より警戒が必要な「監視対象国」に新たにアイルランドとイタリア、ベトナム、シンガポール、マレーシアを追加。中国、日本、韓国、ドイツが引き続き監視対象国に指定された一方、インドとスイスは除外された。

 米財務省当局者が28日に記者団に語ったところでは、為替報告書は本来4月中旬が提出期限だが、各国を評価する基準の変更などにより遅れていた。

 為替操作国に認定された場合でも即時の制裁措置は講じられないが、金融市場を揺るがしかねない。ブルームバーグは今月、ベトナムが為替操作国に認定される可能性があると報じたが、同国当局者が先週ワシントンを訪れ、為替慣行に関して追加情報を提出した結果、認定は回避された。

 為替操作の有無を判断する3つの基準のうち、経常黒字を巡る基準が国内総生産(GDP)比3%から2%に引き下げられた。残る2つの基準は自国通貨防衛のための為替市場への持続的介入と、200億ドル(約2兆2000億円)以上の対米貿易黒字だ。これら3つの基準のうち2つに抵触すると認定された国が、監視対象国に指定される。財務省によると、中国は1つの基準にしか抵触しないものの、対米貿易黒字が巨額なため監視対象国とされている。

原題:U.S. Spares China From Currency Manipulator Label Amid Trade War(抜粋)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190529-80983798-bloom_st-bus_all

「中国は1つの基準にしか抵触しないものの、対米貿易黒字が巨額なため監視対象国とされている」

中国を念頭に置いた為替報告書であることが理解できたかと思います。中国との結び付きを強めている東南アジア諸国も例外ではないということです。ベトナムに関しては世界唯一の為替操作国に指定される可能性もありました。

それで、マレーシアやシンガポールも入ってしまったんですね・・・。

マレーシアは例の東西を結ぶ高速鉄道が嫌気された可能性もあるね。それにしても、シンガポールにベトナムと米朝首脳会談の舞台になった国々がこぞって監視対象に指定されたのは皮肉な話だ。

インド太平洋構想を進めるために、インドを除外したんですか?

それは関係ないんじゃない?いやどうだろう…確かトランプはモディ首相のことも安倍首相同様にベタ褒めしてたはずだ。今後米国にとって最も重要な国のうちの1つになる可能性があるね。中国に代わる超大国として役目を果たせると思う。

中国の為替政策に対する米国の動きに注目

ネットユーザーは、韓国も含まれてしまったと言ってます!トランプ大統領の意見がころころ変わるので、日本としても何と反応していいか分からない、という雰囲気がありました・・・。あまり前向きなコメントがありませんでした。

韓国は前から入ってただろ?除外されたインドとスイスに代わって、アイルランドにイタリア、マレーシア、シンガポール、ベトナムが新たに追加されたという事実の方に注目すべきだと思うがね。それから中国を念頭に置いた為替報告書だということもな。

韓国が貿易赤字に転落して、経常黒字の割合が減ってしまったら、ひょっとして監視対象国から外れてしまうのでは?

なるほどww むしろ輸出の不振で米国の監視対象を逃れた!文大統領はすごい!ってか?まあ監視対象を逃れたところで特にメリットはないけどな。

でも、為替操作国と認定されるリスクは下がりますよね・・・。

中国を巡る為替操作についての判断のうち、対米黒字の大きさと対ドルでの人民元の下落幅、そして補助金や国有企業に技術移転の強要など様々な要素が含まれていることに注目すべきかと思います。これらの要素は他の国にはさほどみられないものです。トランプ氏が相殺関税の概念を提案し始めたことも重要です。

ワトソン君、そういうことだ。日本が監視リストに入っていようが気にする必要はない。前回の発表からどこがどれだけ変わったかの方を重視すべきだと思うよ。

確かに・・・。ネガティブな書き込みばかり見てると、考え方もネガティブになりますよね!大手ネットサイトはそういう人が多いって、ツイッターで言い始める人が増えてるんです。

人それぞれだと思うがね。ワトソン君がいつも文在寅の記事でやってるように、共感できる人の書き込みだけを見るというのは1つの手だと思うよ。中国事案となるとそれができてないのがワトソン君だがな。今後の改善点として記録しておこう。

中国の話となると、ヘンな人が一気に増えることもあるんだと思います。反省します・・・。

米国による中国の為替政策に対する動きに着目してください。米中貿易戦争の一環として進められるはずです。米中首脳会談の開催が不透明になりつつありますので、来月からが特に重要です。

6月初頭のとある日付が特に重要だよな。わざと明言しないでおくけど。

何日ですか?

オフレコで教えてやるよ。事前に公表するとまた予定が変わってしまうかもしれないからな。