香港への厳しい統制は中国の誤算か  トランプ氏にも逃亡犯条例改正の問題を指摘される

中国ニュース

香港特別行政区からでも中国本土への容疑者引き渡しを可能にする逃亡犯条例の改正について、当局が手を焼いているようです。事実上の一国二制度の無効化とも呼ばれており、香港の市民から強い抵抗を受けて審議を延長することになりました。中国政府が直接改正を支持したとの憶測もあり、今後も波乱が予想されます。

中国の「指示」誤算か 建国70周年に香港混乱
6/12(水) 19:54配信 産経新聞

 【北京】香港で中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」の改正について、中国政府は「揺るぎない支持」(外務省報道官)を表明している。ただ実際は習近平指導部が香港政府に改正を「指示」したとの見方が支配的だ。建国70周年の祝賀式典を10月に控える中、香港の混乱が長期化すれば、米中貿易戦争に加えて「内憂外患」のタネをまた一つ抱えることになる。

 北京の政治学者は「香港を厳しく統制するのが現指導部の方針だが、誤算があった」と指摘する。

 2014年に香港行政長官選挙の民主化を求めた大規模デモ「雨傘運動」は、政府側の譲歩を得られないまま強制排除され、以降は民主派の動きが低調になった。「こうした状況の中で条例改正も問題ないと判断したが、これほど大きな反響があるとは予想していなかった」(政治学者)という。

 中国政府は2月、広東省沿岸部と香港、マカオに一体的な経済圏を築く「ビッグベイエリア(大湾区)構想」を正式に始動させた。北京の外交筋は「香港の一国二制度を骨抜きにする動きが強まっている」とし、条例改正が強行されれば中国が同制度の受け入れを求めている台湾でも反発が強まるとの見方を示した。 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190612-00000578-san-cn

香港での条例改正について

やったー!有能さんが、香港のデモを取り上げてくれました。重大な事件だと思います!

アクセスランキングでも目立ち始めたからな。コメント数が1000件を突破するくらい注目されつつあるってことだ。

今回は香港での条例改正という側面から本件を取り上げることにします。言うまでもないかと思いますが、この条例改正により香港に滞在する場合でも中国司法の脅威にさらされることになります。対象は香港市民のみならず外国人にも及ぶため、カナダをはじめとした西側諸国が香港に滞在することが困難になる恐れがあります。

香港市民か…。“香港国民”と呼びたいが、台湾と違って特別行政区だからな。英国から返還された時点でこういう潜在的なリスクは誰もが警戒していたよね。

「香港国民」で検索したら、中国語のサイトしか出てきませんでした!

デモの様子もツイッターで見たけど、どこかの駅がデモの中心になってて閉鎖されたんだろ?

香港の警察が取り締まってることになってるんですけど、実は・・・。

え?まさかそれはないだろ?まさか…。

ツイッターで見た動画だけでは真実かどうかが分からないんですけど、ホントにひどい取り締まり方なんです!同じ香港の人だとは思えないです。香港は旅行もしたことがあるんですけど、みんなすごく優しいしエネルギッシュでした!

へー!行ったことあるんだ?デモの場所は分かる?

香港は半島と島で分かれていて、今回のデモの中心地は島の方だと思います!「金鐘」という駅名で検索すれば、詳しい情報が分かると思います!

後で探してみるわ。大変なことになってきたな…。

一国二制度により香港では表現の自由が保障されていることになっていますが、ここ数年ではその前提を覆すような事例も徐々に増え始めてきました。いわゆる雨傘運動の契機となったのは、2014年に行政長官の普通選挙実施方針を撤回し事実上中国政府による指名を容認したことです。

考えられぬ話じゃのう。自治権を脅かす圧政なぞ許されてはいかんぞ。

首相を中国が指名するという話に等しいですからね…。自由主義の危機だと思います。

条例改正問題に関するトランプ氏の見解について

この問題にトランプ氏も見解を残すことになりました。中国と香港はこの問題を解決できるとしつつ、基本的には当事者同士で話し合ってほしいという認識を示しましたが議会とは温度差があるようです。

香港と中国、条例改正巡る混乱解決できると確信=トランプ氏
6/13(木) 8:55配信 ロイター

 [ワシントン 12日 ロイター] – 香港で中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案への大規模抗議運動が起き混乱が生じている問題について、トランプ米大統領は12日、中国と香港はこの問題を「うまく解決することができる」とコメントした。

 トランプ氏はホワイトハウスで記者団に「100万もの人が集まり、これまでのデモでも特に大きかった」とコメント。「デモを行う理由は理解できる。中国と香港はこの問題を解決できると確信している」と述べた。ただ、具体的にどのように解決すべきかには言及しなかった。

 一方、民主党のジェームス・マクガバン下院議員はロイターに対して、通商・経済分野において香港が特別待遇を受ける際、十分な自治権があるかどうかを判断する基準を見直すための法案を共和党と共に12日か13日に提出する考えを示した。

 マクガバン氏はまた、トランプ氏はこの問題についてもっとしっかりとした発言をすべきだったと指摘。「大統領は議会の反応をみるべきだ。香港で起きていることに対し、議会内には党を超えた怒りがある」とし「平和的な抗議活動が香港の治安部隊のひどい暴力を受けた。こうしたことは受け入れられない」とコメントした。

 マクガバン氏と共和党のマルコ・ルビオ上院議員は11日、香港の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官に宛てた書簡で、「逃亡犯条例」改正案に対する抗議活動や国際的な反発は、少なくとも、香港の評判と法の支配への香港の取り組みを守るための代替策を模索するため、追加の時間が必要であることを示している、と指摘した。マクガバン氏とルビオ氏は、中国の人権問題や同国との貿易関係を監視する議会委員会の共同委員長の立場で書簡を送った。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190613-00000029-reut-cn

トランプは平和主義者だよな。分かってたけど。トランプが強硬なのは議会の後押しを受けてというのは間違いないね。

ホントですね・・・。介入してほしいとは言わないけど、何か具体的な行動をしてほしいです!世界中が怒ってます!

議会は香港特別行政府への書簡を通じて、香港に自治権があるかどうかの判断をするとしています。香港が中国司法の支配下にあるとなれば、香港そのものとの関係を見直す必要があるからです。

えっ?これって、そういう意味なんですか?

米議会には香港を救うという考えはないみたいだね。分かってたけど。これが現実だよワトソン君。自分の国は自分で守るしかない、同盟関係になければね。いかに日英同盟が重要な関係だったかこれで分かるよな?

知ってます!日英同盟は、自動介入条項があったんですよね?日米同盟との一番の大きな違いは、そこだってこの前知りました。

そうだ。それなのに日本陸軍は第一次世界大戦で部隊を欧州に送らなかった。自動参戦規定を破ったんだ。日本海軍が艦隊を派遣したり輸送船の救助活動をしていたというのに陸軍は何もしなかったんだよ!

日英同盟がもし続いていたら、日本は敗戦国にもならなかったんですよね?

そういうこと。日本が没落することになった重大なきっかけは大正時代の出来事にあるというのが俺の考えだ。昭和に起きたことはその結果でしかないんだよ。明治時代の輝かしい近代化が大正時代でストップしたのが日本敗戦の理由だ。

ホントにそうみたいですね・・・・。大正3年に第一次世界大戦に参戦して、その9年後の大正12年に日英同盟が終了してます。大正時代って、どういう時代だったんですか?

大正時代はさらに驚くべきことが起きている。年表を見れば一目瞭然だが、19…ここでやめておくか。本題からあまりにも離れてしまう。

香港の歴史を振り返る予定はありません。また日英同盟と日米同盟の違いについては、今は触れるべきではないとも考えられます。重要な点は、香港で今発生していることは台湾にも当てはまる可能性が高いということです。

香港での出来事は台湾の未来という指摘も

台湾は、香港と違って「国」って言えますよね!アメリカ政府もそう認めてるって、この前ツイッターで見ました!

そうだ。“country”という認識を持ってるからな。台湾は香港と違い戦略的にも重要な位置付けだが、中国政府により民主主義の危機にさらされているという点においては違いがないと思う。香港で今起きてることは台湾の未来だよ。最悪の場合日本の未来かもしれない。

今回の事件に対する台湾の位置付けは複雑です。台湾との犯罪人引き渡し条約が調印されていないことが、逃亡犯条例改正が必要だとする口実になっているからです。

「逃亡犯条例」改正案とは 「一国二制度」事実上崩壊の懸念
6/12(水) 18:07配信 産経新聞

 香港政府が進める「逃亡犯条例」改正案に対する反対運動が激化している。条例改正案はどういったもので、なぜ反対の声が広がっているのか。

 Q 「逃亡犯条例」改正案とは

 A 香港が犯罪人引き渡し協定を締結していない国・地域の要請に基づいて、容疑者引き渡しを可能とするものだ。香港政府が4月に立法会(議会)に提出した。現在、香港は米国など20カ国と犯罪人引き渡し協定を結んでいるが、中国本土やマカオ、台湾との間にはない。香港紙、星島日報(電子版)によると中国は55カ国と犯罪人引き渡し条約を調印していて、中国の特別行政区である香港とは結んでいない。香港政府トップの林鄭月娥(りんてい・げっか)行政長官は「法の抜け穴をふさぐため」必要な措置だと強調している。

 Q なぜ条例改正の動きが出たのか

 A 昨年2月、香港人の男が台湾で恋人を殺害し、逮捕される前に香港に戻るという事件が起きた。香港政府は、犯罪人引き渡し協定がない台湾への身柄移送ができないことを理由に、このような事態を解消するため条例改正が必要だと主張している。

(中略)

 Q 今後の展開は

 A 林鄭氏は改正案を撤回しない方針を10日の記者会見で表明し、立法会で20日にも採決が行われるとの見通しが伝えられている。立法会は親中派が多数を占めており、採決に至れば中国政府が支持する改正案が可決される可能性は高い。ただ、9日のデモ参加者は主催者発表で103万人(警察発表は24万人)と返還後最大規模となり、反対の声は学生や労働者、ビジネス界など香港社会の幅広い層に広がっている。反対運動により12日午前に予定されていた改正案の審議は延期された。反対運動の盛り上がりが改正案の大幅修正や撤回にまでつながるか注目される。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190612-00000558-san-cn

事件が起きたのが理由だったのか…。これは知らなかった。

犯罪は良くないと思います!でも、それとこれとは話が別のような気もしますね・・・。

香港との事実上の犯罪人引き渡し条約を結ぶ形となれば、引き続きマカオや台湾にも同じような措置を迫ってくるだろうね。特に台湾は重大だ。台湾を巡って米中で壮絶な争いが繰り広げられる可能性もある。

ネットユーザーは、香港はもう独立した方がいいと言ってます!中国政府は香港の民衆の力を分かってなかったという声もあれば、アメリカやイギリスの支援がなければみんな逮捕される、と予測してるシビアな人もいます・・・。日米が香港と台湾を国家承認するアイデアも書かれてました!

台湾はまだしも、香港は仮にも“一国二制度”だからな…。つまり国としては中国の一部なんだよ。自治権を持ちながら独立したいなら、まず一国二制度自体をやめなければならない。台湾の総統もそのことを提案していたはず。

記事にもあるように、今月の20日にも採決が行なわれる見通しです。反対する香港市民の声がどこまで届くかが焦点となります。引き続き状況を注視してください。トランプ氏を含め米国側で動きがあれば再度取り上げることにします。

あと1週間しかないなんて・・・。香港の皆さん、最後まで諦めないでください!これは、自由民主主義を守るための戦いなんです!

今回の事件は台湾に危機感を持たせるために必要なことだと思う。今年の秋に総統選があるだろ?ここで万が一負けるようだと台湾も陥落する可能性がある。何としてもそれだけは防がないといけない。香港と台湾にはここで踏ん張ってほしい。日本は全力で応援するぞ!