中国は香港の自治権を保障すべきと英国外相  議会占拠による混乱を受け

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香港における自治権を50年間約束する中英共同宣言について、中国が法的義務を順守するよう英国外相のHant氏が述べました。しかし中国政府は同宣言は実質的な効力を持たない文書だと認識しているようです。これに先立ち香港では逃亡犯条例改正案の撤回を求めた市民団体が議会を占拠しており、中国が非難する事態となっています。

中国、香港の自治保証した「中英共同宣言」順守を=英外相
7/3(水) 0:59配信 ロイター

 [ベルファスト 2日 ロイター] – 英国のハント外相は2日、ロイターとのインタビューで、香港の「高度の自治」を50年間にわたり保証した「中英共同宣言」を中国が順守することを望むと述べた。

 香港では、中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案の完全撤回などを求めて立法会(議会)にデモ隊が突入。これを受け、中国政府は2日、香港の統治制度に対する「あからさまな挑戦だ」と厳しく非難した。

 英国と中国は1984年に香港返還を巡り中英共同宣言に調印したが、中国政府は同宣言について実質的な意味を持たない歴史的文書との見解を示している。

 ハント外相はロイターに対し、「(中英共同宣言は)法的拘束力のある文書であり、50年間は有効だ。中国が他国に対し国際的な法的義務の順守を望んでいるように、英国も(中国に対して)望む」と述べた。

 中国は1日、英国はもはや香港に対する責任が一切なく、香港に関する言及をやめるべきと指摘した。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190703-00000001-reut-cn

香港の自治権は保障されるべき

ワトソン君の好きな香港の話じゃないか。しかし議会にデモ隊が突入か…。まあ何とも言えないね。

これって、絶対中国寄りの人達が、わざとやってるんだと思います!デモ隊は平和的なデモを望んでるのに、一部の人がおかしなことをしてるせいで、主張がメチャクチャになってしまいます・・・。

そうですね。暴力的な行動は許されるべきではありませんが、それが香港の市民の意見を反映した行動なのかどうかは精査が必要かと思います。これを受けて、中国は香港の自治権を保証した中英共同宣言を順守すべきと英国外相のHunt氏が主張しています。

有能さん、そこは「保証」ではなく「保障」だと思います!微妙な違いなんですけど・・・。

どのような違いがあるのでしょうか。

この前やったよな。保証は約束をすること、保障は身を守ったり保護したりするという意味の違いがある。自治権というのは保護するものだと考えられるので、どちらかと言えば保障の方が使われる回数が多いと思う。

ただ、「自治権を保証」で検索しても、10500件も結果が出てきますね・・・。厳密には、どっちも正しいような気もします。

中国政府が香港に対して約束すると考えることは可能かと思いますが、より望ましい表記をすべきかと思いますので今後は”保障”とします。

英語表現での違いは“Guarantee”“Protection”となる。後者の方がより守る感が出てる単語だと思う。

ロイターさんは、「保証」派なんですね!

安全保障の観点から考えねばならんぞ。自国の安全は自国で守らねばいかん。

中国が約束を守ることは期待できませんからね…。”保証”だと期間限定の色が強まります。

中国が介入するかのような姿勢を見せる

香港での暴徒事件について、中国政府の機関紙が寛容なき政策で対応すべきとの見解を示しています。香港での出来事に中国が介入するかのような姿勢です。

デモ暴徒化した香港、2日は政府庁舎閉鎖 行政長官は厳しく批判
7/2(火) 13:23配信 ロイター

 [香港 2日 ロイター] – 中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案の完全撤回などを求めて立法会(議会)にデモ隊が突入して大混乱が生じた香港は、一夜明けた2日、平穏を取り戻しつつあるかのようにみえる。

 香港が中国に返還された記念日に当たる1日に行われた抗議活動は、夜に一部が暴徒化。警察は催涙スプレーなどを使って2日未明までにデモ隊を強制排除した。議会周辺には、混乱の様子を物語るデモ隊が身に着けていたヘルメットや雨傘が散乱している。

 デモ隊排除後に警官隊は議会周辺の主要道路でフェンスや障害物の撤去作業に当たった。政府庁舎は2日、閉鎖される。

 香港政府トップの林鄭月娥行政長官は2日の早朝に記者会見を開き、「こうした暴力的行為は、法の支配における中核的価値に影響を及ぼす。怒りを覚え、困惑している。こうした行為は厳しく非難されるべきだ」と語った。

 行政長官は先月、市民の声に耳を傾けたとして改正案の審議延期を表明した。ただ、完全撤回や同長官の辞任要求を受け入れなかったことから、市民の反発は収まらず、デモ隊の一部が議会に突入するという過激な行動を取った。

 中国国営紙は2日、デモの暴徒化について社説で「ゼロ寛容」政策で対応する必要があるとの見解を示した。

 中国共産党機関紙・人民日報傘下の環球時報は社説で「盲目的な傲慢と怒りから、デモ隊は法と秩序を完全に無視」したと非難した。また中国社会はこのような破壊的行為を改めるにはゼロ寛容政策が唯一の方法だと十二分に承知している。さもなければパンドラの箱を開けるようなものだ」とした。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190702-00000052-reut-cn

中国には関係ないだろww と言いたいがやはりこれは怪しいな。香港の人達がわざわざ暴徒になってまで訴える理由がないんだよね。一応は法改正の無期限停止という成果は勝ち取ったわけだから。

撤回にまで追い込まないと、信用できないというのは分かるんですけど・・・。ちょっとやり過ぎだと思います!

現時点ではすべて憶測の域を出ませんが、結果として議会は一時的に占拠されたため香港政府としては強硬手段に出る必要がありました。中国紙が述べる”寛容なき政策”の具体的な内容は明らかにされていません。

トランプが米中首脳会談で譲歩するかのように言われ始めた途端にこれだからな。今ここで聞くのは不適切かもしれないが、米国はどういう状況なんだ?

トランプ氏は基本的な問題は当事国同士で解決してほしいという姿勢です。ただし安全保障上の問題に関わることはその限りではありません。Huaweiへの制裁措置についても一部緩和との誤った情報が流れ続けていることは把握しています。安全保障上の問題が生じない枠組みを企業が自主的に見つけ、輸出を再開させることは最初から制限されていないからです。

つまりトランプは中国に譲歩したわけではないと。だが中国はトランプが譲歩したと思っている。勘違いかもしれないがね。その結果香港の自治権を脅かすような発言までし始めた。このことについてはどうだろう?

英国政府が香港における状況を注視しているのは、中英共同宣言に基づく国際的な法的義務を中国に守らせるためです。中国が同宣言を軽視することは許されないという意味です。中国側は英国にはもはや責任がない話だとして反発しています。

中国も韓国と同じように、合意を守らない国だったんですね・・・。分かってましたけど。

香港の統治制度を脅かす行為だ!という発言で香港の自治権を脅かしている中国という構図だね。中国は自分達が何を言ってるか分かってないのかもな。

中国との約束は破られるとの意見も

ネットユーザーは、中国との約束なんてなし崩し的に破られると言ってます!イギリスもプライドをかけて、香港のことに責任を持つしかないという意見もあります。でも、50年後はホントに自治権がなくなるなら、その時こそが悲劇だと言ってる人もいます。

期間限定の自治権だと考えるなら、ある意味“保証”の方がふさわしいかもね。保証期間は終了しました、サポートもしません…ということだからな。

じゃあ、50年後にはイギリスも・・・?

世界中の誰も何もしてくれないってこと。だから逆に中国が今こういう形で約束を破り始めたのは香港にとってはプラスになるかもしれない。明らかに中国が先に手を出した形になるからな。香港での暴徒事件はそれに比べたらささいな出来事だと思うよ。

思ったんですけど、どうして「英中共同宣言」じゃないんですか?

英語ではSino-British Joint Declarationと表記します。1984年12月19日に署名されたものですが、当時のGDPは英国の方が上だったためなぜこの順番とされているかは不明です。正式名称はJoint Declaration of the Government of the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland and the Government of the People’s Republic of China on the Question of Hong Kongとなります。

なげえ名前だなwww 正式名称だと英国が先なのに、略称だと中国の方が先という奇妙な構図だね。

「チャイナ」じゃなくて、「シノ」なのはどうしてですか?

“支那”だからだよ。語源はイエズス会宣教師による秦の呼び名シーナが由来とされている。

そうなんですね・・・。何だかはっきりしないです。でも、国家間の約束は守るべきです!中国は、韓国みたいな国になりたいんですか?

中国が中英共同宣言の内容を形骸化させる動きに出るならば、英国としても何らかの動きを見せることになるかと思います。現時点ではこれ以上の情報は出てきていませんので、引き続き最新情報を注視してください。