米中間で全面的な関税が課される恐れ  米国と中国の意向に温度差か

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米中通商協議によりなされた第1段階の合意について、事実上何も合意してないとの解釈がなされています。すでに発動された数千億ドル分にものぼる中国製品への関税は残されたままであり、トランプ氏がこれらの関税を維持する姿勢を崩していないからです。中国側が関税の全面的な撤廃を求めていることも明らかになりましたが、米中間での温度差が浮き彫りになった形となります。

焦点:米中貿易、ほぼ全面的な関税が「新標準」化の恐れ
10/15(火) 14:25配信 ロイター

 [ワシントン 14日 ロイター] – トランプ米大統領は、中国との貿易協議における第1段階の合意を「これまでで最も素晴らしく、大規模な取引だ」と自画自賛し、中国が最大500億ドルの農産品購入を受け入れたと胸を張った。ただ文書で正式合意されたわけでなく、中国製品向けの数千億ドル規模の関税は残したままで、今後は両国とも輸入関税を課すのが「新標準」となる懸念が生じつつある。

 ホワイトハウスの記者会見は今回の部分合意にはほぼ言及しておらず、中国政府の公式声明からは、同国側が実際には何も合意していないと考えている様子がうかがえる。

 そもそも関係者の話では、貿易戦争の発端で米政府の不満の核心となっている中国の国家主導型経済モデルは、部分合意には解決策がほとんど含まれていない。このモデルに基づき、中国は外国企業に技術移転を強要し、不公正な補助金を支出しているほか、世界的な生産設備過剰を助長している。

 一方で米財務省の国際問題担当次官を務めた、PGIMフィクスト・インカムのチーフエコノミスト、ネーサン・シーツ氏は、米国はこの問題で何も柔軟性を見出していないと指摘。部分合意が着地点になれば、中国に相当な水準の関税を本当に恒久的に課すのかという点が問題になるとの見方を示した。

 貿易専門家や中国市場のアナリストによると、米中は5月がそうだったように結局個々の問題で11月半ばに予定される首脳会談までに折り合えない可能性が大きい。また第1段階の正式合意が成立したとしても、中国はより困難な第2段階に必要な譲歩には気乗りせず、むしろ米国から高い関税を適用される方を選ぶだろうという。

 パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)のモハメド・エラリアン氏は2009年、金融危機後の低成長、低インフレ局面を「新標準」と描写したが、それから10年を経てそうした世界が永遠に続く恐れが出てきた。米国が大半の中国製品に高い関税を課し、中国もほとんどの米製品に関税を発動することで世界経済の足を引っ張る半面、中国の根本的な行動変化は起きないからだ。

 米戦略国際問題研究所(CSIS)の中国貿易専門家スコット・ケネディー氏は、部分合意は両国にとって当面は状況を前に進めるには十分とはいえ、いずれトランプ政権が協議を放棄し、中国企業は制約を受けなくなると予想した。

(中略)

 逆に今回の部分合意で、トランプ政権が15日に予定していた中国向け制裁関税引き上げの見送りは、世界総生産へのマイナス効果を0.1%ポイント和らげるに過ぎない、とオクスフォード・エコノミクスは試算した。

 ブルッキングス研究所の中国専門家デービッド・ダラー氏は(トランプ政権は)他の関税を維持することで中国に対して強硬的で、決して屈しないと主張できる。さらなる話し合いや中国市場の開放に向けた展望はそれほど大きくないように思われる」と話した。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191015-00000075-reut-cn

トランプ氏は関税を維持する意向

今週の出来事を振り返るのにふさわしい記事だな。なるほど…。合意合意と騒ぎたいだけの人が世界中に増えているような気がするね。

やっぱり文書に残さないと、正式な合意ではないんですね!ホントに合意できるのか怪しくなってきましたね・・・。

中国が合意を受け入れるかどうかが焦点となります。第1段階の合意に向けた文書の作成が進められていますが、それに伴い中国側が現在中国製品に対し発動されている関税を維持することに前向きでいられない可能性が高まっています。トランプ氏は関税を撤回するつもりはないとBrookings InstitutionのDavid Dollar氏により推測されています。

中国は今回の合意で関税の撤廃を望んでるんだっけ?だったら合意は無理じゃないか?

それで、11月半ばの首脳会談までに折り合えないって言われてるんですね・・・。ファーウェイの制裁については、延長されるんでしょうか?

制裁の猶予期間のことだね。ファーウェイは7-9月期も前年同期比で売り上げを24.4%伸ばしているけど、猶予期間が終わったら急に崩壊しそうな気がする。

現時点ではHuaweiに関して伝えられることはありません。また、通商協議における合意事項とHuaweiへの制裁は別のものと一般的に認識されています。部分合意には米国が要求する事項がさほど盛り込まれていないと見る向きもありますが、第2段階以降にそれらが含まれれば中国は合意に応じることが難しくなる可能性もあります。

中国はけしからん国じゃよ。一度の合意では足りぬぞ。立場を弁えさせる必要性を感じておる。

合意合意と騒ぎたいだけのマスコミ関係者も多いですからね…。中身のない合意で世界をぬか喜びさせるだけです。

中国当局はすべての関税撤廃を要求

私からはこちらの報道も共有します。中国当局はすべての関税を撤廃することを最終目標としており、米国の認識とは温度差があることが把握できます。また、第1段階の合意に対しても多くの作業が必要になると慎重な姿勢を見せています。

米との段階的合意、可能な限り早期に達成したい=中国商務省
10/17(木) 18:40配信 ロイター

 [北京 17日 ロイター] – 中国商務省は17日、米国の通商交渉について、可能な限り早期に段階的な合意に達し、双方の製品に対する関税の撤回を進展させたいと表明した。

 商務省の高峰報道官は記者団に対し、段階的な合意は市場の信頼感の回復と不確実性の低下につながると述べた。また、双方が引き続き緊密に連絡を取っていると付け加えた。

 現在両国は事務レベルで合意の詳細を詰めていると説明した。

 トランプ米大統領は11日、米中が「第1段階」の通商合意に達したと発表したが、双方の当局者は合意にはさらに多くの作業が必要だと指摘した。

 ムニューシン米財務長官は16日、第1段階の合意について、両国首脳が来月署名できるよう、双方の交渉団が文書化に取り組んでいると明らかにした。

 同報道官は「交渉の最終目標は、貿易戦争を終わらせ、すべての追加関税を撤廃することだ」とし「そうなれば、中国、米国、全世界が恩恵を受ける。双方が引き続き協力し、交渉を前進させ、できる限り早期に段階的な合意に達することを期待する」と述べた。

 同報道官は「今年以降、米中貿易摩擦の影響で、米中間の貿易・投資は減少している」とし「これは貿易戦争に勝者がいないことをはっきりと示している」と述べた。

 中国の李克強首相は17日、米中ビジネス評議会(USCBC)のグリーンバーグ会長率いる代表団と会談し、米中双方とも対話を通じた問題解決が必要と指摘。「中国は国内企業と海外企業が平等に扱われる法律によって支配された国際的な事業環境を創出していく。財産権および知的所有権は厳格に保護されるだろう」と語った。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191017-00000081-reut-cn

「交渉の最終目標は、貿易戦争を終わらせ、すべての追加関税を撤廃することだ」

ムチャだと思います!トランプ大統領にそんな事を言っても、許してもらえない気がします!

交渉上手な中国は滅びたのかな?今我々が目にしている中華人民共和国は別の何かなのか?それとも中国は最初からその程度の底の浅い国だったのか?

中国が困ってるなら、関税はもっと増やすべきって思いますよね?ボクでも、弱味はカンタンに見せちゃいけないって分かるのに、中国はそうしないんですね。

最初から要求事項全部をテーブルの上に置いてさあ飲み込みなさい、その方が米国にとってもプラスになるだろう…これだけだからな。手札すべてを目の前に見せて、君達も手札を全部さらしなさいと言ってるようなものだ。

中国当局が第2段階の合意はおろか第1段階の合意にも応じるかは不透明です。財務長官のMnuchin氏によれば双方により文書化が進められているとされていますが、その中で中国側がどこまで合意に応じる姿勢を見せられるかが焦点となります。

文書化できませんでした、はい決裂となる最悪の未来も想定できるってわけだ。来月の首脳会談まで1カ月しかないけどまとまるんだろうか?

絶対無理だと思います…。関税の全部撤廃なんて、絶対に無理です!アメリカ経済は好調だし、関税をやめる意味がないと思います。

現時点ではどちらとも明言できませんが、トランプ氏の合意案に中国当局が前向きでないことだけは事実かと思います。今後両者の溝がどこまで埋まるかにもよります。中国が多くの譲歩をしなくてはならないという意味です。

香港への措置は通商協議とは関係なく実行される

ネットユーザーは、もしトランプ大統領の再選が決まるなら、中国との合意は逆にしないんじゃないかって言ってます!次もトランプ大統領なら、持久戦をやっても無理なんじゃないかって。それから、香港がどうなるかも大事だって言ってます!

香港の人権法案は通商協議とは別だよね?

そうですね。中国には香港との一国二制度を維持する義務が生じていますが、その建前を放棄するのであれば自治権も保障されないことになります。香港への優遇措置が適切かどうかを判断する必要があるということです。

中国は、ファーウェイや香港も全部解決しろって言ってきそうですよね・・・。中国に都合悪い事を全部やめてほしいから、合意するんだと思います!

中国側の認識の甘さから考えると本気でそう思ってそうな気配だよな。まさに韓国が日本に対して思っていることと同じというか。中国は米国はどこかで許してくれるだろうと思っている節があるよね。

トランプ氏が述べる第1合意に関する続報があれば引き続き取り上げます。関連報道にも目を向けてください。私からは以上です。

しまった!英国のEU離脱について取り上げるのを忘れてた!まだ有能さんいるかな?

あ~っ!有能さんに、何か聞いておいた方がいいのでは?

Brexitに関してはこちらの報道を参考にしてください。英国の議会を通過させられるかが目先の焦点です。

ブレグジット合意、19日に議会否決の確率は55%=ドイツ銀
10/18(金) 0:36配信 ロイター

 [ロンドン 17日 ロイター] – ドイツ銀行は17日、ジョンソン英首相が欧州連合(EU)ととりまとめた英EU離脱(ブレグジット)に関する新たな合意が19日に議会に否決される確率は55%との見方を示した。ただ最終的には総選挙後に批准される可能性があるという。

 ドイツ銀のマクロストラテジスト、オリバー・ハーベイ氏は、今週末に合意が承認される確率は45%とし、合意が議会を通過しない可能性の方がやや高いと指摘。「ただ、現状において最も可能性が高いのは総選挙において保守党が多数党となり、その後ジョンソン首相の合意が批准されることだ」と述べた。

 ジョンソン首相は17日、ブレグジットに関する新たな「素晴らしい」合意をEUととりまとめたと表明し、議員に対し19日の下院での特別審議で合意を承認するよう呼び掛けた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191018-00000003-reut-asia

なるほど。この記事は重要だね。聞けてよかった…。見逃すところだった。

EUと合意しても、議会で否決されたらダメなんですか?

まさにそれでメイ首相が問題をこじらせて辞任に追い込まれただろ?ジョンソン首相も同じ目に遭う可能性が出てきたわけだ。これは19日までどうなるか読めないね。日曜の話題にしよう。