News U.S. レポート

「日本はもっと貧しくなる」論の嘘を暴く

この記事は昨日発行されたNews U.S. レポートの最新記事「日本人は本当に貧しくなったのか?」についての簡単な紹介と編集後の感想、補足情報などを追加した記事になる。

News U.S. レポート March 12, 2021の無料部分

ごきげんよう。黒井だ。先日週刊ムン春のとある記事が話題になった。日本人は貧乏になった、韓国よりも平均賃金で下回ったというものだ。
韓国は青年失業率が高い上に45歳や40歳で大半が定年を迎える国だから、ドロップアウトした大多数の人はここには算入されていない。それを分からず韓国を持ち上げている人があまりにも多く辟易とした。今日はその話は横に置いておいて、果たして日本は本当に貧乏になったのか?日本人の生活は貧しくなったのか?という本質的な部分にフォーカスしたい。

News U.S. レポートは2020年8月24日に新しく創刊された月額マガジンである。News U.S. の名にふさわしく米国の話題が中心となる。米国独立宣言の1776年をそのまま採用し月額1,776円としている。単独記事としての販売については3月から部数制限をやめることにした。価格は704円のままだ。これは独立記念日の7月4日に基づいている。これまで10年間米国で活動したりサイトを運営してきた中で、膨大な人達や情報に触れながら経験してきたすべてのことを少しずつ記していくための場所だ。黒井単独の企画となる。

週刊ムン春の日本こき下ろし記事について

例の週刊ムン春の記事についてレポートを書いたが、見てくれたか?今回はいつもよりボリュームが増えて気合が入っている。
文春をムン春と読まないで下さい(笑) ムン大統領とは無関係です!
まあいいじゃん。愛称のようなものだ。愛称。暇さえあれば日本をこき下ろす記事ばかり書いている雑誌に対する”最大限の”愛称と思ってくれ。なあムン春。
それでだ。日本人が貧しくなっただの韓国に賃金で抜かれただの言われてたが、実際には韓国は40歳で6割が定年を迎えるという話をしたよな。この記事はそこから始まっている。
話が具体的で、分かりやすかったです!貧乏かどうかって、考え方で変わるんだなって思いました。
統計データだけを見て判断するような専門家にはなりたくないものだね。しっかりと現地情報に触れて、時には足を運んで体感してこそ実際はどうなのかが分かる。その部分ではこの専門家K氏には負ける気がしないね。

補足情報:結論ありきの記事は読まない方がいい

補足情報としてこの記事を読もう。日本維新の会の議員だったが先日落選した藤巻氏だ。

日本はもっと貧しくなる。財政赤字をためないと法律で定めよ
3/10(水) 11:00配信 日経ビジネス

異次元の金融緩和、膨れ上がる国債発行──。新型コロナウイルス感染症(以下、コロナ)の問題が起こる前から、日本は深刻な財政問題を抱えてきた。だがコロナ禍の発生により、世界は財政出動を余儀なくされ、日本も国債の追加発行、株式の大量買い入れを実施した。ワクチン接種が始まり、コロナ禍に収束の希望が見える一方で、日本が抱えた財政危機は、より深刻な問題となって国民に降りかかる可能性が高い。
・・・

相場氏:現在の状態から日本が財政再建に取り組むとなると、相当な時間がかかると思います。その間、何が起こるか、一般の人の生活がどうなるのかが気になります。

コロナ禍の影響もあり、日本では生活に困窮する人も増えています。私は都心の新宿区に住んでいますが、近所にハンバーガーチェーンの店があります。24時間営業なのですが、朝、犬の散歩で通りかかると、寒い中、20歳前後の若者が、ウーバーイーツのロゴが入ったバッグを横において、テーブルに突っ伏して寝ています。稼働前なのか、オーダーに備えているのでしょう。その近くにある公園では徐々にホームレスの姿が増えています。

片や、都内の六本木などでは、30代くらいのグループがフェラーリなどの高級車を乗り回しているような、バブル時代を思わせる光景も目にします。いつから日本はこんな国になったのかと考えてしまうのです。

藤巻氏:世界的に格差が広がっているといわれますね。しかし、ほかの国と比べると日本の格差はまだ小さいと思います。実際にいろいろな国に行って見てみれば分かりますが、日本にはとんでもない金持ちも、とんでもない貧困層もいないのです。また格差発生の理由が、日本は他国とは違うというのが学者たちの通説です。他国は金持ちが富を独占することによって格差が拡大したが、日本は中間層が消えたといわれます。
・・・

相場氏:日本が世界の中で貧しくなっているという実感もあります。『Exit イグジット』の中に、古賀という裏のコンサルタントがニューヨークに行く話が出てきます。3年前の私の実体験なのですが、景気が悪いといわれている中、マンハッタンで日本のビジネスホテルよりも小さい部屋が1泊500ドルしました。宿の隣には車が行き交うホランドトンネルがあり一晩中うるさい小部屋です。レストランも日本の2倍、3倍すると感じました。

4年前に香港に行ったときも現地の高級レストランにリムジンがずらりと並ぶ光景を見て日本に帰ると、さびれた印象がありました。つくづく国力が落ちていると感じました。

藤巻氏:なるほど。ただ、私からするとニューヨークで500ドル、日本円にして5万数千円でホテルに泊まれるのは、円が高すぎる水準にあるおかげだという気がします。経済力を比べると本来なら10万円、20万円くらい払わねば泊まれないはずだと思うのです。円の実力で言えば、もっと円安、例えば1ドル=200円が妥当でしょう。米国の成長に比べて、日本の経済は停滞しているからです。1ドル=200円なら1泊500ドルのホテルは日本円で10万円です。情けないことではありますが、貧しくなった国の国民が豊かな国のホテルに泊まるのなら自国通貨建てで大枚を必要とするのが当たり前です。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/45e377f97526868292f0eb067cdaaf3efd8e09b8

どうなんですか?実体験が結構書かれてますけど・・・。
この記事は「貧困国ニッポン」という結論ありきでインタビューを実施してるから誘導質問に近いものがあるね。だからニューヨークのホテルは高い!香港リムジン!とわざとらしく強調してる。そんなものは上澄みでしかないってこと。
確かに!結論がおかしいから、記事の内容もヘンになってしまうんですね。日経ビジネスさん、見損ないました!
米国への投資は正解だが、日本をこき下ろしてから米国に投資しろという論調は反感を買うだけだと思うがね。随分と威圧的じゃないか。正直やめてほしい。むしろ米国株に投資してほしくないのかと勘繰ってしまう。
最後にNews U.S. レポート記事へのリンクを示す。
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