脱線30分前、工事責任者が事務所に入ると…滑り出したトラックが線路脇に滑落
4/3(土) 20:44配信 読売新聞オンライン【台北】台湾東部・花蓮県で2日発生した特急「太魯閣(タロコ)」号脱線事故で、原因究明の動きが本格化し、列車と衝突した作業用車両側の人為的な過失が事故につながった可能性が浮上している。
台湾当局は3日、作業用車両が列車と衝突した経緯を発表した。車両はトラックで、台湾メディアはクレーン付き車種と報じている。
衝突現場のトンネル付近では現在、斜面の安全対策工事が行われている。事故の約30分前、このトラックを運転してきた工事責任者が事務所に入った後、止めていた車が動き始め、線路脇の斜面に滑落した。
捜査機関が責任者を事情聴取し、サイドブレーキのかけ忘れや危険な場所での駐車などの過失があったのではないかとみて詳しく調べている。
…https://news.yahoo.co.jp/articles/97819bd8703b32f214311349b032e6466fbda838
衝突の工事車「サイドブレーキかけた」台湾
4/4(日) 0:59配信 日本テレビ系(NNN)台湾で特急列車が脱線し乗客ら51人が死亡した事故で、列車が衝突した工事車両の運転手が、事故の前にサイドブレーキをかけたと話していることが分かりました。
台湾東部で特急列車が脱線した事故では、乗客ら51人が死亡。損傷が激しい遺体もあり、当局はDNA鑑定などをして身元の特定を急いでいます。
警察当局は、サイドブレーキがかかっていない工事車両が線路に滑り落ち、そこに列車が衝突したとみています。
これに対し、工事車両の運転手は地元メディアの記者の問いかけに「サイドブレーキをかけた」と話しました。
一方、事故現場には3日午後、遺族が初めて訪れました。亡くなった家族の名前を呼んだり、「一緒に帰ろう」と呼びかけたりするなど、突然の別れに動揺を隠せない様子でした。
蔡英文総統は3日朝、事故の負傷者を見舞うため病院を訪問。事故原因を徹底的に究明するよう関係機関に指示を出しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/03da9a0e1a793db319241ff8ad0fd93a708d0622
滑落するような場所に30分も放置するのが問題
工事業者が逃げたという衝撃情報
台湾鉄路管理局、安全管理に体質的不備 3年前にも脱線 非公表の事故も多数
4/2(金) 17:00配信 産経新聞台湾東部・花蓮で特急列車の脱線事故を起こした台湾鉄路管理局(台鉄)は、2018年にも同じ路線で速度超過による特急列車の脱線事故を起こした。台鉄は今回の事故について、いち早く作業用車両を放置した業者に賠償を求める姿勢を示したが、線路の維持管理を含む台鉄の安全管理体制にも厳しい視線が注がれそうだ。
現地報道によると、事故の直接の原因は、事故現場付近の線路わきの土手に停車していたトラックが、土手から線路に転落して列車に衝突したこととみられている。トラックはサイドブレーキをかけておらず、警察は作業を担当した業者から事情を聴いている。
…https://news.yahoo.co.jp/articles/ed668c2065fe80197c55d6a70841f3598bf9bfa2