インドの感染爆発はなぜ起こったのか
2021.04.27インドでコロナの感染爆発が起こっている。毎日30万人が感染し、3000人が死亡するという昨年のヨーロッパと似た状況だ。その原因がインドで変異した新型コロナウイルスの「二重変異株」だという人がいるが、これは疑問である。モンゴルの感染増加率はインドより急速で、これは変異株が原因とは考えられない。
タイとカンボジアでも感染が増えているが、これはインド変異株の影響があるかもしれない。感染爆発の起こっている国の共通点は、ワクチン接種率の高いアジアのBCG接種国である。ワクチン接種の始まる3月まで感染ゼロに近かった国で感染(および死亡)が急拡大しており、時系列にも強い相関がみられる(図2は累計であることに注意)。
これまでアジアのコロナ感染率が低い原因の一つとして、BCGによる訓練免疫などの「ファクターX」が想定されたが、今回はBCGがワクチンの効果に悪い影響を与えている疑いがある。
…https://agora-web.jp/archives/2051243.html
因果関係はわからないが、相関関係は時系列(ワクチン接種の始まった今年3月から感染爆発)まで含めて一致している。偶然とは考えられない。 https://t.co/m06gUGnDjr
— 池田信夫 (@ikedanob) April 27, 2021
アジアの感染爆発国の共通点とは
マナブ氏は効果が薄いシノバック接種でバンコクに戻る
ワクチン接種で街は「緩和」へ イギリス警官が喜びの舞
4/26(月) 12:54配信 ニューズウィーク日本版成人の6割が新型コロナウイルスの1回目のワクチン接種を済ませたイギリスでは、感染者数が激減している。
そのため全人口の8割を占めるイングランドで、4月12日にロックダウン(都市封鎖)を緩和した。
4月17日のロンドンには、街に繰り出した市民に囲まれて踊る警官の姿も。
イングランドでは全市民が週2回、感染の有無を確認するための簡易検査を無償で受けられる。
ワクチン接種が遅れ感染が拡大しつつある国と、「日常」を取り戻しつつある国。その差は開く一方なようだ。【ニューズウィーク日本版編集部】
https://news.yahoo.co.jp/articles/7fe6580dc9d63c39f1b9c72dce929be95b4c011f