ロシアがとうとう一線を越えた感がある。ウクライナ西部の軍事施設に対し、極超音速ミサイルを使用したことが分かった。迎撃が難しいこのミサイルを一斉に使われればひとたまりもないが、そうなればいよいよロシアは国体を維持できなくなるだろう。
ロシア軍、極超音速ミサイルを初使用 ウクライナ西部攻撃 武器貯蔵施設を破壊
3/19(土) 16:34配信 時事通信【クラクフ(ポーランド)時事】ロシア国防省は19日、極超音速ミサイル「キンジャール」を18日に使用し、ウクライナ西部イワノフランコフスク州の軍事施設を破壊したと発表した。
ロシア通信によると、ウクライナでの軍事作戦で極超音速ミサイルが使用されたのは初めて。
米国や英国の国防当局がウクライナ軍の激しい抵抗により、ロシア軍が想定外の苦戦を強いられていると分析する中、最新鋭の極超音速兵器の投入を公表し、軍事力を誇示する狙いがありそうだ。ロシア軍が攻撃を一層激化させる懸念も高まっている。
ロシア国防省報道官は「キンジャールがイワノフランコフスク州デリヤティンにあるウクライナ軍の大規模な地下武器貯蔵施設を破壊した」と述べた。ミサイルと航空機用弾薬が貯蔵されていたと主張している。
キンジャールは空中発射型で、射程は2000~3000キロ。最大速度はマッハ10とされる。プーチン大統領が2018年の年次教書演説で「理想の兵器」として公表し、ロシア軍は侵攻開始前の2月19日に発射演習を実施していた。
国防省報道官は、ウクライナ南部オデッサ州にある軍の無線偵察施設をミサイル「バスチオン」で破壊したことも発表した。オデッサは黒海に面する南部の要衝で、ロシア軍が攻撃強化を狙っている可能性がある。
一方、ロシア軍は包囲を続ける南東部の要衝マリウポリでも制圧を狙い、攻勢を強めている。ウクライナのメディアは19日、マリウポリの鉄鋼会社の欧州最大規模の工場が破壊されたと伝えた。
ロシア国防省は18日、マリウポリの包囲強化と市中心部での戦闘を発表し、攻撃拡大を予告していた。ウクライナ軍はマリウポリが面するアゾフ海へのアクセスが一時的にできなくなったと明らかにした。
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ロシアが極端な選択肢を選ぶ可能性が高まった
ウクライナ西部を突然攻撃したのは、単なる示威行為とウクライナの補給を断つ目的の両方があると言われている。ロシアは会談を進展させるふりをして時間稼ぎをしているとネットユーザーが指摘していた。キエフ陥落後も西部で体制を立て直せることがないように、予め破壊している可能性もある。
ロシア陸軍の侵攻は既に完全停止し補給も尽きて多くの兵が犠牲になっているものと思われる。ウクライナも同じ状況に追い込むことで、相対的に有利に戦局を運ぼうとしているのかもしれない。ミサイルの在庫が尽きかけているということもあり、極端な選択肢を取る可能性が徐々に高まりつつあると言える。
【キンジャールは空中発射式の極超音速ミサイル。事実なら、今後、弾の不足の影響もあり、使用するミサイル種類も変わってくる可能性も→ロシア軍、ウクライナで極超音速ミサイル使用】
— 佐藤正久 (@SatoMasahisa)
戦術核の予行演習か、ミサイル在庫切れで高価で数も揃っていない極超音速ミサイルまで持ち出す羽目になったか・・・
— 擲弾兵@ブースター接種終わり (@tekidanhei)
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