米中貿易戦争が世界中に波及  トルコが米国車に120%の追加関税を課す

米中貿易戦争が世界中に波及  トルコが米国車に120%の追加関税を課す

トルコと米国の対立が止まりません。トルコ政府が米国製品に対し追加関税を課すと発表。自動車に120%、アルコールに140%など多くの品目が対象となりました。1人の米国人牧師がトルコで軟禁されている件から始まったトルコとの対立ですが、どこまで続くのでしょうか。

トルコが米に報復関税、車など引き上げ 世耕弘成経産相、通貨リラ急落に懸念表明
8/15(水) 21:23配信 産経新聞

 トルコ政府は15日、乗用車やアルコール類などの米国産品に追加関税を課すと発表した。鉄鋼やアルミニウムの関税の税率を倍に上げ、トルコの通貨リラ急落の一因となったトランプ米政権に対する報復措置だ。

 一方、ロイター通信によると、米ホワイトハウス当局者は14日、トルコで軟禁下にある米国人のブランソン牧師について、1週間以内に何らかの対応を取らなければ、「米国はさらなる行動に出る」と述べ、牧師解放までトルコに圧力をかけ続ける考えを示した。

 トルコ政府が発表した追加関税は乗用車が120%、アルコール類が140%、たばこが60%。化粧品やコメ、石炭なども対象となった。

 トルコのエルドアン大統領は14日、米国の電化製品をボイコットする考えを示していた。両国の対立は激しさを増している。

 世耕弘成経済産業相は15日の閣議後の記者会見で、トルコの通貨リラが対ドルで急落したことに関連し、「トルコとの貿易や投資を通じて影響を受ける日本企業が出てくると思われる」と懸念を表明した。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180815-00000583-san-m_est

米国製品締め出しでトランプ大統領に圧力

関税率120%か。事実上の米国製品締め出しだな。

これとは別の記事に「アメリカ政権の意図的な経済攻撃への報復」って書いてありました!もう貿易戦争ですよね?

米中貿易戦争と同様の展開になりますが、トルコは現在リラが急落しており足元が早くもぐらついています。人民元も急落しましたね。米国と対立するということは、自国通貨を売り込まれることに等しいわけです。米国としてはトルコ市場を失っても特に痛手ではありませんので、これはエルドアン大統領の完全な失策と言えるでしょう。

エルドアンはiPhoneをやめてサムスンにしようとか言ってるしね。迷走ここに極まれりって感じだ。

サムスンにすると、何かいいことがあるんでしょうか?

いいわけがないわな。iPhone使ってるトルコの人達はどうするんだ?選択肢がなくなるというのは、好き嫌い以前の問題だぞ。

これがトランプ大統領への圧力になると考えているんでしょうか?ボクには効果がないように見えるのですが・・・。

全くならないだろうね。むしろ敵対行為と見なされてさらに制裁が強まるきっかけになると思う。イランとも組むって表明しちゃったし。

リラ安を受け世界中からブランドショップに人が殺到

トルコリラが安くなったため、ブランドショップに人が殺到してるみたいですね!ネットで話題になっています。

ブランドって世界共通の値段じゃないの?

為替が急激に下落しているため、店舗側の価格改定が追い付かないという事情があるようですね。その隙を突いて世界中から買い手が訪れ、商品がなくなる所も出始めたようです。シャネルのバッグがサウジアラビアの半額だと喜んでいる方がインタビューされていますね。
豊富な観光資源を抱えているため、リラ安で爆発的に観光客が増えるとも言われています。

中国人が現地人を雇ってブランド店に並ばせてるんだろ?さすがどこにでも現れるな。

お金の匂いに敏感なんですね・・・。

まあ在庫がなくなれば値段も変わるだろ。一時的な現象だよ。

ネットでは店舗をなぜ閉めないのか?という意見がありますね。

確かに。それほど影響はないってことかな?

そうみたいですね!原価から考えればまだ高いので、半額になっても利益が出るとか何とか。

まあぶっちゃけ素材とか廉価なバッグとあまり変わらないような…。ロゴが付いてるだけで何十万、何百万に化けるという。

ワシは信頼できる日本の業者に作らせてるんじゃ。丁寧な仕事をさせたら日本製が最も高品質だからのう。

特注ですか?さすがです…。俺は信頼できる業者探しからかな。

ボクは最高品質の首輪がほしいです!あと美味しい餌!

毎度安上がりでうらやましいwww

このままではベネズエラやジンバブエと同じ末路に

トルコは今後どうなってしまうんでしょう?

このまま対米強硬路線を続けるとなると、いずれベネズエラやジンバブエと同じ末路を辿ることになるでしょうね。これらの国の特徴として、指導者の支持率が非常に高いことが挙げられます。しかし結果はご存じの通り、どちらも経済は滅茶苦茶になってしまいました。米国と対立すればロシアや中国の支援を受けられると思っているようですが、実際はそこまで甘くありません。中国人がブランドを買い漁りに来たのがいい例ですね。

つまり、超大国の食い物にされてしまうということだ。中国についたっていいことは何もないのにね。

リラ安を食い止めるには、どうすればいいんでしょう?

イランを始めカタールなど中東諸国を巻き込み、金融市場への介入を行なうのではないかと観測されています。しかしそれも一過性の対策で終わりそうですね。金額の規模は1.5兆円と事前に分かっていますので、それを超える規模の売りが可能であれば何の圧力にもなりません。それどころか、売り手に資金をプレゼントするようなものです。

なんで介入規模を事前に公表しちゃうんだ?トルコやカタールは大丈夫なのか?

確かに、介入資金が尽きたら打つ手がないってことですもんね!

戦争でも事前に軍事力を相手に知らせる間抜けはいないだろ。トルコは今それをやってるってこと。

貿易戦争で勝ち目はありませんね・・・。

トルコリラの暴落ですが、欧州にまで影響が広がると言われていますね。イタリアやフランス、ドイツの銀行が困難に陥るとか。英国ではトルコ国債で21億円の損失を出したトレーダーが話題になっていました。

世界中で貿易戦争が勃発してるな…。そして色分けも明確になってきた。

このままだと、世界はどうなってしまうんでしょう?

まあ平和とは程遠い展開になりそうだね。米朝の方もうまくいってないみたいだし。

そうですね。最初からこうなることは想定済みだったような気もしますが。トランプ大統領の次の一手を見てみましょう。

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