韓国が豪雨対策施設に140億円つぎ込む ⇒ 一切稼働できず! その理由が酷すぎた!

韓国が豪雨対策施設に140億円つぎ込む ⇒ 一切稼働できず! その理由が酷すぎた!

豪雨対策に140億円というのは多いのか少ないのか…。ソウルが造った雨水を貯めておく施設が、先月末の豪雨で一切機能しなかったという。その理由として、稼働させるかどうかを判断するのが遅くなったことが挙げられている。どうしてこうなった?

(朝鮮日報日本語版) ソウル市が140億円かけた雨水貯留施設、豪雨時に機能せず
9/5(水) 11:01配信 朝鮮日報日本語版

 ソウル市が浸水被害を防ぐために新たに建設・整備した施設が、最近の豪雨で機能していなかったことが分かった。一部は稼働すらさせられなかったという。ソウル市の設計ミスや未熟な対応で税金約1400億ウォン(約140億円)をかけた施設が事実上、無用の長物になったと指摘されている。

 ソウル市は完成した新月雨水貯留・排水施設を今回の豪雨で稼動させていなかったことが4日、確認された。新月雨水貯留・排水施設は浸水が多い陽川区と江西区の被害を防ぐため、ソウル市が2013年に着工したものだ。工事には予算1380億ウォン(約138億円)が投入された。地下に全長4.7キロメートルのトンネルを作り、下水管路からの雨水を貯留する方式だ。施設は昨年7月に臨時稼動を開始した。陽川区と江西区全域の下水管とつながっており、1時間当たり65-75ミリメートルの雨水を処理できる。ソウル市は台風第19号で大雨が予想された先月23日、「浸水被害が発生するほどの降水が続けば施設をすぐに稼動させる」としていた。

 ところが、実際に豪雨となった先月28日午後、陽川区と江西区の一帯は浸水した。陽川区は新月5洞を中心に1時間に最大50ミリメートルを超える豪雨となり、住宅や商店156世帯が浸水した。陽川区によると、復旧支援金に1億5000万ウォン(約1500万円)が投じられるという。江西区でも1時間に65ミリメートルの豪雨となり、150世帯が浸水被害を受けた。

 本紙取材の結果、両区に降った雨は新月雨水貯留・排水施設の最大収容能力よりも少ない量だったことが分かった。数年間にわたり多額の血税を投じて施設を作っておきながら、全く使わずに被害を出したのだ。これについてソウル市関係者は「状況を判断して施設を稼動させるどうかを決定する過程で時間が遅くなった」と説明した。28日の豪雨は午後7時30分ごろから1時間にわたりソウルに集中した。気象庁は7時40分、ソウル地域に大雨警報を出した。気象庁が警報を発令してから集中豪雨が収まるまで40-50分あったが、排水施設が稼動することはとうとうなかった。下水管路を開放するのにかかる時間はたった3-4分だ。

 ソウル市では、気象庁の予報が不備だったせいもあると主張している。同市関係者は「気象庁で事前の注意報・警報を出していなかったのに、突然豪雨となったため、ゴールデンタイム(事故発生後の対処がなされるべき時間の限度)を逃した。陽川区・江西区の状況を把握した後、すでに降雨が少なくなり始めたため稼働させなかった」と述べた。ソウル市立大学消防防災学科のイ・ヨンジュ教授は「排水施設はいつ、突然大雨になっても迅速に稼働させられるよう、運営主体の迅速な判断が必要だ」と話す。

 ソウル市は2013年から2年間にわたり行った新村一帯下水管整備事業も力を発揮できなかった。工事だけで当時、税金50億ウォン(約5億円)が投入された。ソウル市は15年に工事を終えた際、「新村ロータリー一帯の浸水被害を防ぐことができるようになった」と発表した。しかし、新村一帯は今回の豪雨によりソウル市中心部で唯一、深刻な浸水被害を受けた。新村一帯は先月28日午後7時40分から急に水がたまり始め、人や車両の通行が困難になった。店の入り口まで入ってきて不安を訴える市民も多かった。

 延世大学土木工学科のチョ・ウォンチョル名誉教授は「新村一帯の道路はほとんどが舗装されており、傾斜があるため、雨水が地中に吸収されずに速く流れていく。下水管の整備ではなく、雨水の流入口を増やすべきだったと指摘した。そもそも問題の原因の把握が間違っていたということだ。

 ソウル市関係者は「今回の浸水は西大門区が車道と歩道の間の段差をなくしたために発生したものと見られる」と、区に責任を押し付けた。これに対して西大門区側は「そうした工事をしたのは確かだが、車道と歩道の間に排水管が設置されており、今回の浸水とは関係がない」と反論している。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180905-00000888-chosun-kr

せっかくの興味深い記事をほかすのは勿体ない?

韓国の記事をテコ入れしてるんですか?

ここ最近災害続きでほかしてた記事が多かったからな。せっかく朝鮮日報が興味深い記事を書いてくれているのに、取り上げなかったら勿体ないだろ?

確かに、災害情報ならTwitterを直接見た方が早いですもんね・・・。

オフレコで色々と方針についてやり取りがあったんだけど、ニーズにより特化した記事を中心に持ってくるべきだという結論に達した。

今でも記事ランキング上位にラオスがいます。ニーズとはそういう意味でしょうか?

そう。災害を取り上げるのも大事だけど、皆さんがより知りたがっているのは韓国の経済とかラオスのダムについての話ってことだ。今週から来週にかけて”テコ入れ”をすることになった。

今回の記事ですけど、韓国でも大雨が降ったんですか?

「今回の豪雨」とあるから、最近の話だよ。軽く調べてみたら、先月末の8月29日から2日間で489ミリの豪雨となっている。最低賃金引き上げ反対デモの時に降ってたやつだね。

そして、雨水の貯留施設が稼働せず浸水が起きてしまったと・・・。

どうして稼働しなかったのか詳しく見ていこう。

時系列でみれば明らかにソウル市の過失

この施設は1時間当たり75ミリメートルまでの雨水を処理できるんですね!なのに1時間最大50ミリの豪雨を処理できずに、住宅や商店156世帯が浸水してしまったみたいです。

なぜか判断が遅れて、施設を動かすことができなかった。大雨警報が出てからすぐに動かせば、被害は半分以下に抑えることができたはずだね。

どうして判断が遅れてしまったんでしょうか?

時系列で見ると、豪雨は午後7時30分から1時間にわたり降った。しかし気象庁が大雨警報を出したのが7時40分。同時刻に急激に水がたまり始めて浸水被害。そこから陽川区と江西区の状況を把握するまでにホニャララ分。稼働させることを決めた頃には、既に雨が弱まっていたため無意味だと思い稼働させず。

そのホニャララ分が問題ですよ!状況をすぐに把握すれば30分以内に稼働できたはずです。

だよな。明らかにソウル市の担当者の過失なんだけど、記事を読んでてあっこれは気象庁のせいにする流れなんだな…と思ったら最後の方で雨水の流入口を増やすべきだという意見が突然出てきて、最後には車道と歩道の段差をなくしたせいだと言い始める人まで出始めた。

つまりどういうことなんですか?

みんな責任逃れをしたいんだよ。一番の問題がどこにあるのかをぼやかしてるんだ。

それじゃ何の解決にもならないじゃないですか!

まったくだな。朝鮮日報にしては珍しく結論があやふやで、まるで韓国経済新聞を読んでいるかのような気分だった。記事の質が落ちてるのかな?

各方面で言い訳祭り、責任の押し付け合い?

ネットユーザーも全く同じ部分を指摘してます!各方面の言い訳祭りだって。

まあ誰が見てもそう思うよな。2ページ目まで見る人は少ないだろうから、それを見越して書いたのかもしれないけど。

無駄遣いそのもの、設計ミスを気象庁のせいにしてる、設備だけが有能でも意味がないという感じです!

気象庁が大雨警報をあと10分早く出していればよかった話でもあるけど、大雨警報が出てから少なくとも20分以上は何もしなかったことになるよね。3~4分で施設自体は稼働できるというのに。

あと、稼働したくてもできなかったのでは?と書いてる人もいます。

設備が不良だったってこと?それならまさに無用の長物だよな。さすがに140億円かけておいてそれはないんじゃない?

140億円って高すぎませんか?何となく怪しい感じがしますけど・・・。

業者の中抜きを疑ってる?考えられなくはないけど、朝鮮日報は一切触れていないね。どうなんだろう?

何となくですけど、みんな本当の理由を言いたくないように聞こえるんです。無理やり他の理由をでっち上げてるというか。

韓国のことだからな…。十分ありうる。まあ施設に問題があった可能性も書くべきだったね朝鮮日報は。140億円の一部が誰のポケットに収まったのかもちゃんと取材した方がいいよ。

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