今日のラオス記事です!韓国の大宇建設という企業がフィリピン政府との契約を締結させ、早ければ10月にもダム建設工事に取り掛かるみたいです。総事業費は1億9300万ドルだとか。今回もラオスダムと同じく韓国輸出入銀行が資金を出すそうですが、現場は地震多発地帯だそうです・・・。大丈夫なんでしょうか?
Govt expresses sympathy with Myanmar
Latest Update September 7, 2018Prime Minister Thongloun Sisoulith has sent a message of deepest sympathy to Myanmar State Counsellor Aung San Suu Kyi over the collapse of an irrigation dam in the Bago Region.
The message read: “I was deeply saddened to learn about the overflow of the Swa Chaung irrigation dam in Yedashe Township, Bago Region on August 29, which has caused enormous floods and widespread damage to property and farmland. Tens of thousands of people have been displaced.”
(以下略)
http://www.vientianetimes.org.la/sub-new/Previous_209/FreeContent/FreeConten_Govt.php
ラオスダムの話も徐々に関心が薄れてきている?
ラオスダムの話なんですけど、ちょっと変化が・・・。
どういうこと?
ここ最近目新しい記事がビエンチャンタイムズさんから出てないこともあるんですけど、ちょっと関心が薄れてきてるみたいで・・・。
毎日続けていくのは厳しそうってこと?
そうなんです!2日に1回か、3日に1回くらいなら目を引くニュースが出てくるんですけど、毎日だとちょっと難しいかもしれません。
確かにランキングを見る限りだと、1カ月前とは違ってきてるよね。まあ10月には調査も再開されるし、無理のない範囲で更新できればいいんじゃない?
ネット掲示板も新しいトピックが立たないので、今まで立っていたトピックを関連記事で埋めてくれた人がいたんです。あともう2~3日分は何とかなると思うんですけど・・・。
今はもう埋まっちゃって書き込めないってこと?
はい。9月11日が最後です。
まあそれはそれで仕方ないよ。事故からもうすぐ2カ月だけど、よくぞここまで頑張って引っ張ってこれたと思う。未だに注目度自体は高いから、今後も継続的に取り上げていこう。
韓国の大宇建設がフィリピンでダム建設に着手?
それで、今回の記事もネットユーザーが翻訳してくれたの?
そうです!元記事は韓国語でした。ちなみに冒頭の記事はラオス首相がミャンマーのダム決壊事故に同情するという記事です。
【氏名】地域住民に対して、安全性の懸念も、フィリピンハラオデム建設強行する輸出入銀行糾弾
2018.09.10地震発生の危険性、手続きの正当性の欠如、環境破壊などの問題常に存在
ラオスのダムの事故を繰り返してはダメ、中断して再検討しなければなら9月3日、フィリピン灌漑庁大宇建設は「フィリピンのハラオガン多目的事業(2段階)」、本契約を締結し、早ければ10月に第1からダム建設工事に着手すると発表した。
地元住民、市民社会団体の反対と安全性の懸念などを無視したまま、最終的に大規模なダム建設を強行するものである。 総事業費1億9300万ドル(約2,061億ウォン)の今回の事業は、韓国輸出入銀行対外経済協力基金(EDCF)が韓国有償援助史上最大規模で、フィリピン政府との借款契約を結んで行われるものである。
当該事業は、大規模な開発援助事業が及ぼす悪影響を予防し、地域住民の権利を保護するためのEDCFの「セーフガード」が初めて適用されたが、事業の妥当性調査報告書、環境、社会影響評価報告書などの関連情報は公開されておらず、ダム建設に関連する安定性の問題は、現地で継続的に提起されている。 参与連帯は、国民の税金で造成された政府開発援助(ODA)で、現地の住民を、むしろ苦痛に陥れている韓国輸出入銀行を糾弾し、資金支援を中止し、ビジネスを今でも全面的に見直すことを要求する。
フィリピンのハラオガン多目的事業(2段階)は、イロイロ(Iloilo)州にハラウハイデム(高さ109m)の3つのダムと81kmの配線管、31,840haに及ぶ灌漑施設を建設する事業である。 しかし、ダム建設予定地域は活断層が通る位置にあり、地震発生の危険性が高いと知られている。 当該事業を推進するフィリピン灌漑庁(NIA)はウェストファナ(West Panay)活断層が、現在は「休眠状態」で「動きの痕跡を見つけることができない」と明らかにしている。
韓国輸出入銀行もダムの安定性に特に問題がなく、ダムの設計時に、その地域の耐震基準より厳しい耐震設計を反映して、問題がないと主張している。 しかし、フィリピンの火山地震研究所(PHIVOLCS)によると、2017年1月から現在までの事業地域であるイロイロ州で合計22回の地震が検出された。 また、1948年パナイ島最悪の地震の一つであった震度8.2の「レディケイケイ(Lady Caycay)「地震が西ファナ活断層によって発生したという事実を想起するとき、この地域に高109mの大型ダムを建設するということは非常に危険なことである。
ttp://www.peoplepower21.org/International/1583715
韓国輸出入銀行による韓国史上最大の有償援助でODAか。建設するのは大宇建設でSK建設とは関係はない。そして建設予定地には活断層があり地震のリスクがある。なるほど。嫌な予感がするね。
どうなんでしょう?記事もかなり批判的な論調で、地震が22回起きていることも書いています。
高さ109mってかなりでかいよな…。しかも3つ。これ万が一やらかしたら、ラオスの比じゃないくらいヤバいことになりそう。
大きな地震が起こったら、ダムはひとたまりもないですよね?
亀裂が入っただけでもアウトだろ。ラオスの二の舞だよ。
ダム事業はフィリピン国内法に違反?地域住民の不承諾を勝手になかったことに?
大丈夫なんでしょうか?記事には続きがあるんです。
また、当該事業は、推進過程で、フィリピン国内法に違反している。フィリピンは1997年に制定された先住民の権利法(IPRA)に基づいて先住民の権利を保障してきた先住民居住地域での開発事業を着手するときは「自由意思による事前のか同意(FPIC)」の手続きを踏まなければならない。
ここで全会一致の同意を受けなければ事業着手が可能である。 しかし、反対住民はハラオデム建設事業の事前のか同意を得る過程自体も事業を承認する人々によって操作されたと主張している。
フィリピンの灌漑庁事業に反対したり、賛成することを躊躇して住民にインセンティブを提供してFPIC過程に関与したのである。 FPICガイドライン(2006)によると、先住民委員会(NCIP)は先住民の「同意/非同期の「決定を尊重し、先住民の決定に基づいて事業進行するかどうかを決定するようにしている。 しかし、FPIC獲得過程で3つの村が非同期の(non-consent)を提出したにもかかわらず、1つの村の非同意のみ受信され、FPIC施行時点の手順に合わないなどのいくつかの問題があった。
韓国輸出入銀行は、FPIC獲得プロセスの問題を認知したにもかかわらず、手続き的な問題がないと主張している。
3つの村が承諾しないと意思表示したのに、伝達の過程で2つの村の分が抜け落ちてしまったんだね。1つの村だけが承諾してないことにされてしまった。
これって大問題じゃないですか?
フィリピン国内法に違反してるそうだけど、灌漑庁の見解はどうなんだろう?見て見ぬフリかな?
韓国輸出入銀行の言い分だけ載せても意味がないですよね・・・。勝手に承諾したことにされるなんてかわいそうです。
1つでも反対の村があるなら事業に着手できないだろ?なのに早ければ10月にも着工って、どうにか賛同を取り付ける見込みでも立ってるのか?
伊東市のメガソーラーもそうなんですけど、何だか工事を強行してしまいそうで心配なんです。実はこの記事にはまだ続きがあります。明日以降にまた取り上げます!
そうか。この話は結構大ごとになりそうだから、何度も取り上げるべきだね。問題点もかなり多そうだし、色んなところで拡散した方がいいかもしれない。
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