ロイターの報道によれば、中国当局がスイスの大手銀行UBSの社員を出国停止したことを受けて、世界中の金融機関が訪中を見合わせているようです。この女性社員は拘束はされていないものの、出国を阻止された理由は未だに明らかではありません。中国はどこへ向かっているのでしょうか。
中国当局、スイスの銀行社員に出国阻止、世界大手銀行は渡航見直し通知=ロイター
2018年10月23日 17時40分中国当局がスイス大手UBS銀行の行員の出国を阻止したとの情報を受けて、世界大手銀行のシティ・グループやスタンダード・チャータード銀行などは22日までに社員に訪中の延期や再考を通知した。
ロイター通信によると、シンガポールからのUBS銀行の女性行員は10月中旬、中国当局から、地方当局高官と面会するために出国計画を遅らせるよう要求されたという。彼女は、富裕層資産管理部門の顧客担当マネージャーを勤めていた。この女性行員は拘束はされていないという。
米フィナンシャル・タイムスによると、UBS銀行は3830億ドル(約43兆円)相当のアジア最大の富裕層資産の管理を担う。
BNPパリバとJPモルガンもまた、訪中自粛との通知を社員に出した。世界で3900億ドル相当の資産を管理するスイス民間ジュリアス・ベア銀行も、社員に対して訪中には慎重と再考を求めたという。情報筋がロイターに語った。
23日、フィナンシャル・タイムスはUBS銀行の声明として「全社員が中国への出国や入国を自由にでき、通常業務を行えることを確認した」と報じた。
中国当局による世界大手銀行社員の出国阻止と、これに伴う他行の訪中警告は、中国でのビジネスを展開するうえで伴うリスクを露呈した。
重大な情報を握っているため出国停止された可能性
え?これ大問題じゃないの?
出国阻止って、出国禁止措置とは違うんですか?
いやいや阻止も停止も禁止も大差ないだろ。犯罪者でもないのに出入国の自由を制限するなんてとんでもない話だよ。中国は何をしたいんだ?
本件はReutersのみならずBloombergでも報道されており、事実であることが確認できました。出国停止措置の理由は当局との面談を求められとのことですが、詳細は明らかになっていません。富裕層資産管理部門とのことですので、何か重大な情報を握っている可能性があります。
シティ、バンカーに中国出張再考促す-行員足止めのUBSは制限解除
10/23(火) 13:23配信 Bloomberg米銀シティグループは富裕層を顧客とするバンカーらに中国出張を考え直すよう促した。事情に詳しい関係者が明らかにした。中国から出国しようとしたUBSグループのウェルスマネジャーが足止めされたため、複数の銀行がシティと同様の措置を取っている。UBSも中国出張を制限していたが、解除したと23日に発表した。
事情に詳しい関係者によると、中国を担当していたUBSのウェルスマネジャーは先週、現地当局との面談を求められ出国を延期した。当局の用件は明らかにされていない。UBSは面談が今週中に行われると伝えられているという。非公開情報だとして関係者が匿名を条件に述べた。
UBSの事例の後、同行とジュリアス・ベア・グループは出張を制限したと、別の関係者らが19日に述べていた。UBSの広報担当ロブ・スチュアート氏によると、同行は制限を解除。「行員は全員、自由に中国に出入りできるし、中国での事業は通常通りだ」と同氏は電子メールで説明した。
シティの措置についてはロイター通信が先に報じていた。ロイターによると、スタンダードチャータードとJPモルガン・チェースもプライベートバンクの行員らに中国出張を控えるよう求めた。スタンダードチャータードとJPモルガンの広報担当者はコメントを控えた。シティとジュリアス・ベアの担当者もコメントしなかった。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181023-68583431-bloom_st-bus_all
なるほど。プライベートバンカーか。シンガポールのUBS銀行からの出張中に拘束されたと。
拘束はされてません!
いやいや、中国から自由に出られないってもう”拘束”も同然じゃん。UBSは通常どおりだと平静を装ってるけど、ただごとじゃないのは当事者が一番よく分かってると思うよ。
広報担当のスチュアート氏によれば、行員は全員中国に自由に“出入り”できるとされています。中国から”出る”ことが自由でないならば国際問題になるはずです。スチュアート氏はうっかり本音を漏らしてしまったものと思われます。
確かに!中国旅行から帰れなくなったら大変ですもんね!
そうだぞ。香港だって例外じゃない。拘束鉄道に続き海上の拘束道路まで開通しただろ?簡単に中国へと行けるようになったけど、簡単に帰って来れる保証はどこにもないってわけだ。
動画を見たんですけど、風景が何もなくて・・・退屈そうです!
まあフェリーよりはマシって感じかね。メンテナンスの費用も高くつくし、見栄だけで先行してる印象がある。中国は鉄道やら道路やら何でも陸上で繋ぎたがるけど、そういう発想からして大陸国家の限界を見てる感じだ。
世界的な株安が継続
ネットユーザーは、こんな時に中国へ行く安倍首相はどうかしてると言ってます!出国できなくなったらどうするのかって。
まあ中国は急速に日本にすり寄り始めたからそれはないと思う。UBSの行員が拘束された背景をもっと知りたいんだけど。
大変です!アメリカ株も日本株も大暴落してます!前日比2%以上落ちてて、この前の暴落後の底値を割ってしまいました!
ほら…だから言わんこっちゃない。靴磨きになりたいのか?
いやです!損したくありません!どうしたら助かるんですか?
俺に聞くなwww
このように、投資に夢中になりすぎることで冷静な政治談議ができなくなる可能性は非常に高いものとなります。良い実例を示してくださり感謝しています。他の皆さんは大丈夫かと思われますが、細心の注意を払ってください。
ワシはまだ動かん。リーマンショックでも静観しておったんじゃ。微動だにせんのう。
どこまで暴落すれば買いを入れるんでしょう…?俺もそこは知りたいくらいです。
ボクは動くのが早すぎたんでしょうか?
チャートやPERとかの指標でしっかり分析した?まさか暴落ってだけで買ったの?
チャート分析とは何でしょう?トレンドラインしか分かりません!
ダメだこりゃww
中国幹部の秘密口座を知っていた可能性も
まあ株価はいいだろ。それで、UBSの行員が”拘束”されたこととの関連は?
分からないです・・・ただ、これで中国は世界金融からも外されてしまうことが決まったと言ってる人が多いです。
まあ国際金融資本を敵に回してるからな。スイス企業なんて世界の中枢だろ。
中国幹部の秘密口座について知ってるので、都合悪い情報が広まらないように出国を停止したのではと推測してる人がいました!これはどうでしょう?
ありうる。可能性としては高いね。
米中貿易戦争における最大の被害者は、中国人でも中国企業でもなく中国政府の幹部であると指摘されています。想定外だった米中の衝突が現実のものとなれば、北米へと蓄財を進めた意味がなくなるからです。富裕層の秘密口座も当然明るみになるでしょう。シンガポールなどのタックスヘイブンも例外ではありません。
そういうことか!富裕層がとんでもない金額の蓄財をしてるのをバラされたくないんだ。中国全土にこのことを広めたらどうなると思う?
う~ん・・・金額にもよりますけど。
中国政府はそれを恐れてるんじゃないかな。だから口座情報を握る女性を”拘束”して不必要なことをしゃべるなと脅す。しかし欧米メディアでその事実が報道されてしまい、世界中の銀行に激震が走る。
そういえば、BBCでもウイグルのことが特集されてました!ムスリムの人達を施設に入れて、中国語を無理やり覚えさせてるみたいですね・・・。
きたか。これは世界中で中国に対する姿勢が強まるだろう。大手マスコミも次々と手のひらを返し始めた。これもまた中国政府にとっては想定外か?
私が予め警告していたように、10月は “October Effect” の格言通り大きく下げる1カ月となりました。注意しておきたいのは、格言のすべてが正しいとは限らないということです。月に関する格言には別に “Sell in May and go away, don’t come back until St. Leger day” というものがあります。“St. Leger day” とは9月の第2土曜日のことを指しますが、この格言に沿って9月中旬に戻ってきた人はみな大損を出したことになります。
その通りだな…。まあ格言なんかに振り回されるなって話だな。
ボクはいつ損切りをすればいいでしょうか?
諦めるのが早すぎるだろwww