韓国政府は韓国国民に、そして”日本政府は日本国民”に補償をして終わりにしろ…こういう突拍子もない提案をしてきた日本の元政治家がいる。その背景として日本政府は韓国どころか日本の国民にも賠償をしておらず、世界の先進国と比べてそういう補償制度もないという点を指摘した。また韓国側へ5億ドルを渡したのも時期尚早で、韓国側で個人補償の仕組みができてから渡すべきだった…とこれまでにない斬新な主張をしているようだ。その政治家とは、橋下徹である。
橋下氏、徴用工問題の解決に向け持論「こういうことを言うと売国奴だと言われる…」
12/17(月) 10:03配信 AbemaTIMES13日放送のAbemaTV『NewsBAR橋下』に出演した橋下徹氏が、韓国の徴用工判決をめぐる問題について持論を展開した。
まず橋下氏は「日本政府や日本国民の立場は“1965年の日韓請求権協定で韓国国民に渡すお金5億ドルを政府の方に渡したのでチャラ。それで終わりとなったのに、今になって韓国が言い出した、韓国の裁判所おかしいじゃないか“というもの。でも、法律家からすれば和解の時に金銭を誰に払うかというのは非常に重要で、韓国国内での仕組みも整備した上で渡せばよかったのに、お偉いさんたちだけの口約束みたいな形で進めてしまった。だから国民に請求権があるとなったときに、それに対して政府が“請求するのはアカン“と言ったら、“なんであんたらが決めるんだ““政府が補償しろ“となるに決まっている。韓国は民主国家だし、選挙で選ばれた政治家が任命した裁判官が出した判決については、中身がどうであろうと尊重すべきではないのか。それに従うな、文大統領にどうにかしろ、というのはおかしいと思う」と主張。
その上で「なんで日本政府が終わった終わったと言っているかと言うと、日本自身が戦争で被害を被った国民に賠償していないから。世界の先進国では国民への補償制度があるのに、日本はない。だから、今回の問題を解決しようとなったら、韓国政府は韓国国民に、日本政府は日本国民にそれぞれ補償するから終わりにしましょうね、とすればまとまると思う。僕はフェアということを大事にしたい。それは自分が言っていることは相手にも認めるし、自分ができないことは相手にも強要しないということ。そういうことを日本の政治家は言わないし、逆に僕が“売国奴だ“とか言われる。国民に言われるのは良いが、政治家やコメンテーターに言われると腹立つ」と話していた。(AbemaTV/『NewsBAR橋下』より)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181217-00010005-abema-kr
日本国民は日本政府に賠償を求めなかった
橋下さんって、今何してるんですか?
2015年12月18日、大阪市長の任期を満了するのに伴い政界引退。大阪都構想の住民投票で否決多数となったことによる。引退後は本業の弁護士に戻り、維新の会の法律顧問をしてるようだね。
そうなんですね・・・。ボクは結構好きでした!大阪都構想だけは反対だったんですけど、大阪万博はいいと思います!
俺も大阪都は反対だった。京都を差し置いてそういう動きをしたのはマイナスイメージを強めただろうね。それに橋下は生まれてから小学5年生まで東京に住んでいたんだ。生粋の大阪の人じゃないってことも作用した可能性はある。
そうなんですか?意外です。確かに関西弁でしゃべってるのをあまり聞かないですよね・・・。
まあ近畿圏出身でも普段は共通語を話してる人は多いんだけどな。逆に近畿圏以外の出身者の方が関西弁を使いたがる傾向にある。
ツイッターでも関西弁かな?という発言を見かけるんですけど、普通に出身が別の場所だったりすることもあります。
例えばどこ?
それを言ってしまうと、特定できるかもしれないので・・・。
まあそれはいいや。今回橋下が大胆にも賠償判決に対する意見表明を行なったわけだが、内容としては悪くないのではと俺は思ったんだ。
そうですか?ムン大統領に直接言うのはおかしいって主張は、日本政府の方針と合わない気がします。
大事なのは後半部分だな。日本政府はそもそも自国民にも賠償をしていないという話がある。敢えて”問題”としないのは、日本国民のほとんどが国による賠償なんて望んでいないからだ。韓国の人達だけが賠償賠償と騒ぐので、仕方なく5億ドルという当時では大きな金額を韓国政府に渡すことになったわけだ。
聞いたことないですよね・・・。ボクもそうなんですけど、日本人って終わったことは水に流したりしていつまでも言わない気がします。
過去を振り返るより未来を見よう…まだ戦後間もない時期で、いち早く国家を建て直して経済発展させなければならなかった頃の話だ。日本人ほど未来志向な民族は他にいないんじゃないかというくらい当時は奇跡的な復活を遂げたわけだ。賠償なんて求めてる暇があったら国を発展させようというわけだ。
韓国の人達は、そうではなかったんでしょうか?
一部だね。韓国政府の主流も、やはり歴史問題を水に流して日本の支援を受ける形にするのがいいと考えた。ただし賠償責任を求めることも愛国心の観点から必要だと考え、あの”植民地支配”は違法だったという文言を入れろと最後まで要求し続けたわけだ。結局その文言は入らず、後付けで“あれは賠償的性格のある金だ”と国民にはごまかすしかなかった。
でも、そのお金があったから韓国は発展できたんですよね?
そうだ。韓国は大日本帝国が残した数多くのインフラに加え、日本からの当時としては巨額な5億ドルという資金でやっと発展することができたんだ。日本がもしも隣にあったならどんな後進国でも発展できるだろう…と各国の首脳がうらやましがったという話もある。まあそういう形で日本は韓国に“経済協力金”を渡し、これにて最終的な解決とするという内容で日韓請求権協定を結んだ。
韓国側が約束を破ったのが100%悪い
でも、橋下さんはそのことも批判してますよね!まだ韓国内で仕組みができてないのに、単なる口約束で進めてしまったって。
日本としては個別に対応する選択肢も用意していたが、当時の韓国政府が経済発展を優先したがっており自分が全部受け取ると言って聞かなかった。基本的に韓国政府に責任がある話のはずなんだけど、橋下は日本側にも同様の責任があるかのような言い方をしている。この辺りは解釈の分かれる部分であり、同時に橋下に批判の声が出るポイントともなりうるだろう。
そうですよね・・・。日本企業が韓国の人達と個別に和解する機会を残していたのに、韓国が賠償判決を出したせいでそれができなくなった、という話もありました!
日本はとことん優しい国だから、こうしていくらでも“募集工”と話し合える場を残してやっていた。ところがそれを韓国側の身勝手な司法で賠償を認める判決を出し、自ら慰労金を受け取れるチャンスをふいにしてしまったんだ。いつでも悪いのは韓国の方で、日本の努力はいつでも蔑ろにされてきたということ。日本側が激怒するのもやむを得ないよね。
義理の親としての、せめてもの情けなんでしょうか・・・?
情けだね。世界的には慰労金なんて渡してやってる国の方が少ないはずだ。賠償金でさえまともに払わない国の方が多いだろう。日本のそういう優しさにつけ込んで、まるで親のすねをかじるかのように甘えてきたのが韓国というわけだ。
韓国政府が韓国国民に補償すべき、という主張に関しては評価
俺は全体的には今回の橋下の主張を評価してるんだが、その理由は最後にある。韓国政府は韓国国民に、日本政府は日本国民にそれぞれ補償しようという結論部分のことだ。個人請求権が残っているというのは日本政府も認めているが、こうして各国国民が自国政府に対して個人的に請求するならば何も問題は生じない。韓国に渡した5億ドルの範囲でどうぞやりくりしてくださいで終わる話だ。
そうですよね!ボクもそこはいいと思ってます。問題なのはムン大統領が日本への個人請求権を復活させようとしてる点だと思うので、日本政府がムン大統領に色んなことを言うのは仕方ないと思ってます!
日本政府の方針としては韓国のことは韓国政府に全部やってもらうということだから、橋下の言うような主張ともそう違いはない。だが実際には韓国は日韓請求権協定を反故にし、日本への請求権を復活させて日本企業の資産を差し押さえようとしている。橋下にはここまで突っ込んでもらいたかったね。韓国側の動きについてどう思うか、どう対処すべきかって。
確かに・・・。でも、政界を引退したのであまりはっきり言うのも難しいのでは?
まあそういうことだわな。結果的に橋下の提言は理想論に近いものとなっており、現実的な解決法にはなり得ないというのが結論になるのかな。意見の1つとしては斬新だし興味深いがそれだけでは不十分ということ。あとは日本政府に任せてもらえればいい。安倍内閣ならうまく対処してくれるだろう。
徴用工は実際は数百人で大半は戦時労働者でしかなかった
ネットユーザーは、正しいか正しくないかだけで論じるのはよくないと言ってます!
まさに俺が最後に指摘したような点だな。正論ばかりを突き付けても結局理想論でしかなくて、相手が思い通りに動かない場合どう対処すべきかを考えなくてはならない。
日本は当時も個人請求権を認めてたのに、個人ではない韓国政府にお金を渡したんですよね?不注意とも言える、という意見もありました。
まあ韓国を安易に信用して国交正常化なんてしたのが間違いだったのかもね。韓国側で個人が補償を求められる仕組みができるまで様子見して、そのままずっと関係を持たずにいた方がよかったかもしれない。
そうですよね・・・。現実問題として、20万人を超える労働者に個別に支払うのは難しいという意見もあります!
だから一括ではなく、個別に日本企業が対応して慰労金を渡すという形でよかったんだよ。それを韓国政府が欲を出して全部いっぺんに受け取ったから問題になってこじれてしまった。
そもそも被害者ではなく、受益者だったのではという意見も。実際に徴用されたのは300人しかいなかったんですか?
まあ労働がどれだけ過酷だったかなんてのは記録から類推するしかないし、当時は日本国民だったんだから戦時徴用は当たり前の話と言うしかないよね。“不法な植民支配”なんていう前提があるから、“強制連行”という言葉も飛び出してきてしまったわけで。
1919派も当時は日本国民だったのに、それを拒否してるってことですよね?
そうだ。実際に朝鮮半島で徴用された人数だが、1944年9月と終戦間際に始まったこともありさほど多くはないようだ。北海道や九州の炭鉱で500人徴用されたという記録が残ってる程度となる。解釈の違いだというなら、今ブラック企業で働いている人達も強制労働の被害者だと言い張ることも可能になる。
単なる戦時の労働者にも同じ話を適用してるので、22万人という人数になってるんでしょうか?他の人が言ってるんですけど、このことって意外と明確になってない気がします!
そうだったな。実際の徴用人数ではなく、自らの意思で日本へ働きに来てたのが全部で22万人というのが正確な話になるね。だから安倍首相は徴用工という言葉はウソだと最初の段階で否定したんだ。
でも、確か今回の賠償判決では戦時労働者への慰謝料を渡せという話になってたんですよね?
それも慰謝料も含めて請求権協定で解決済みだ、という反論になる。一体こんなやり取りをいつまで続けなければならないんだ?もう韓国なんかに構ってる暇はないんだよ。日本は韓国との関係をなくす方向で話を進めている。賠償じゃなくて慰謝料だからとか、徴用工じゃなくて戦時労働者だとかそういう細かな部分はどうでもいい。
そうですよね・・・。ただの屁理屈だと思います!
橋下が言うように、確かに当時の日本が韓国政府を信用して一括で5億ドルを渡したのは迂闊だったのかもしれない。個人請求権は残っていると認めておきながら、韓国政府にその個人請求の窓口を担わせるなんてのは今では考えられないね。まあ人間誰でも失敗はあるものだし、一度くらいは韓国のことを信用しようという向きもあっただろう。結果的に一度じゃ済まずに何度も何度も約束を破られ裏切られてきた。日本もそろそろ怒っていいと思う。そろそろ具体的な制裁が必要だろう。ビザの免除措置の凍結を含め、目に見える形で韓国に制裁をする段階に来てる。そうして関係をなくしていくことこそが日本に今できる唯一の施しだ。
韓国の皆さん、現実に目を向けましょう!逃げてはいけません!
日本は関係ない!統一おめでとう!韓国さようなら!
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