米中の貿易協議が始まってるんですけど、アメリカの商務長官が解決は困難だと言い始めたみたいです!輸入品の拡大では合意できるけど、知的財産権の侵害など構造的な改革については解決できないそうです・・・。このままだと3月1日に追加関税発動となってしまうんですけど、どうなるんでしょうか?

米中貿易協議「知的財産権侵害などは解決困難」米商務長官
2019年1月8日 9時41分

 アメリカと中国の貿易摩擦で世界経済の先行きに不安が広がる中、ロス商務長官は貿易問題をめぐる両国の次官級の協議について中国の輸入拡大では合意に至る可能性が高いものの、知的財産権の侵害など構造的な改革が必要な問題では解決はかなり難しいという認識を示しました。

 先月の米中首脳会談でアメリカ側は、中国からの輸入品の関税を引き上げる制裁措置を3月1日まで猶予したうえで知的財産権の侵害などで改善策を示すよう中国に求めていて、その最初の協議として7日から2日間の日程で次官級の協議が北京で開かれています。

 これについてロス商務長官は7日、CNBCテレビのインタビューで「お互いに受け入れが可能な妥当な合意が得られる可能性は高い。それは大豆の購入など当面の貿易の問題だ」と述べ、貿易赤字の削減に向けた中国の輸入拡大については合意できるという考えを示しました。

 しかしロス長官は、中国による知的財産権の侵害など構造的な改革が必要な問題では解決はかなり難しいとして厳しい認識を示しました。

 トランプ政権は3月1日までの期限に合意できなければ関税を引き上げる制裁措置の発動も辞さない構えで、世界経済の先行きに不安が広がる中、協議の行方が注目されます。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190108/k10011770601000.html

時事通信の記事はおかしい?

ああこれもう決裂必至だわ。米国はもう中国に追加関税を賦課する前提でいると思う。

そうなんですか?

ちなみにこれはネット掲示板からだよな?

ネット掲示板です!ロス商務長官が、輸入拡大では合意できるけど知的財産権の侵害では解決は難しいって言ってるみたいです。

産経新聞はこんな感じだ。

米中協議、合意順守の仕組みも焦点 約束破りに罰則も
1/8(火) 21:29配信 産経新聞

 【ワシントン】8日に2日目の協議が行われた米中間の貿易問題をめぐる次官級協議は、米政府内で「双方が受け入れ可能な合意に達する機会」(ロス商務長官)につながるとみられている。ただし中国が過去に示した合意内容をほごにしてきたとの不信感も強い。知的財産権の保護強化などの課題で合意できたとしても、いかに中国側に順守させる仕組みをつくるかが課題になるとも懸念されている。

 今回訪中した米国の交渉団には、米通商代表部(USTR)のゲリッシュ次席代表を筆頭に、財務省や農務省など多数の省庁担当者が参加した。幅広い問題を協議するための大型訪中団との位置づけだ。
・・・

 ただし中国が政府補助金を投じて進めるハイテク産業振興策や、外国企業への技術移転の強要などをめぐる「構造改革」での話し合いは簡単な課題ではない。ロス氏も中国側が示している対応策に関して、「(合意の)履行確保がもっとも困難だ」としている。
・・・

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190108-00000608-san-cn

朝日新聞はこう。

米中通商協議、日程延長へ 中国の輸入拡大など議論
1/9(水) 1:02配信 朝日新聞デジタル

 米中の次官級による通商協議が8日、前日に続いて北京で開かれた。外交筋によると、中国による米国からの輸入拡大や知財保護政策、市場開放などを主なテーマに話し合った。ロイター通信によると、協議は予定を延ばして9日も続くことになった。

 トランプ米大統領は米国時間8日朝、「協議はうまくいっている」とツイート。一方、ロス商務長官は7日の米CNBCテレビで、中国側の輸入拡大は「容易だ」としつつ、知財侵害など中国の国策と直結する「構造問題」の解決はより難しいとも強調した。
・・・

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190109-00000002-asahi-int

ところが時事通信は知的財産権の侵害についての記述が一切ない。これは一体どういうことだろうね?

やっぱり時事通信なんですね・・・。また公平じゃないって怒られそうです!

な。これが時事通信なんだよ。今や朝日新聞よりも信用できないメディアになり果ててしまった。時事通信のコメント数が他と比べて大きく伸ばされているのも、時事通信が中国にとって都合いい印象操作をしているからに他ならないだろうね。

ネット掲示板では、時事通信の話題なんて全然見たこともないです!ロゴも青いし、読売新聞さんや毎日新聞と区別がつかなくなります!

それはちょっと乱暴すぎないかww まあロゴが青いで言えば日経新聞とかもそうだし、共同通信なんかは逆にロゴが赤いのでそれだけで目立って見える。赤いのは朝日新聞もそうだな。

時事通信って、どういう人達が運営してるんですか?

1945年11月に創立されており、戦前の同盟通信社の法人サービス部門が母体とされる。以前は略称としてJP=Jiji Pressを使用していたが今はJijiを使用している。

えっ?じゃあ時事通信は日本のメディアではなくなったんですか?

そういう意味ではないと思う。思いたいが…まあそこはいいや。

時事通信って、記事タイトルに「=」を多用しますよね!

その話って前しなかったっけ?他でも使ってるかと思いきや時事通信だけだったというオチになっていたはず。

あれ?そうでしたっけ?じゃあ、大事なことなので2回繰り返します!時事通信は、どうして「=」を記事タイトルに使うんですか?タイトルは計算式ではないと思います!

今回の記事タイトルでもシレっと使ってるね。協議が進展したことと、会合を延長したことをイコールで結んでいる。進展=延長なのか?

違和感があります!

進展⇒延長ならまだ分かる。そうか矢印に置き換えればいいのか…。

ちなみに、同盟通信社って何なんですか?

もう時事通信の話はいいだろww 本題から逸れまくってる。

どうして時事通信は「進展」と記事タイトルに入れたの?

だって、冒頭のNHKさんの記事では「進展」という言葉が使われてません!なのに時事通信の記事では進展と入ってるので、どっちかが間違ってるんです!

進展進展シンテンと…。あれ産経も朝日も使ってない。進展という単語を記事に入れたのは時事通信だけのようだな。念のため日経新聞の記事も持ってきた。知的財産権にもしっかり触れている。

米中協議が延長、3日目に 輸入拡大など詰め
2019/1/9 10:24

 【北京】米中両国政府は9日、北京市内で貿易問題を巡る3日目の協議に入った。当初予定は7~8日の2日間だったが、交渉の細部を詰めるために延長する。中国による米国産の農産物やエネルギーの輸入拡大などで交渉が進展している可能性がある。

 米通商代表部(USTR)のゲリッシュ次席代表が率いる米交渉団は午前8時ごろに市内のホテルを出発した。米政府関係者は協議前に「中国から前向きな提案があれば日程を延長するかもしれない」と話しており、延長は協議進展のサインとも受け取れそうだ。

 協議では中国が2018年12月の米中首脳会談で提案した1兆2千億ドル(約130兆円)の輸入拡大について、実現時期や対象品目を詰めているとみられる。中国の知的財産保護、技術移転の強制、国有企業への補助金など構造問題でも意見を交わしているようだ。

 協議終了後に双方は結果を公表する見通し。その後、早ければ月内にも中国の劉鶴副首相が訪米し、USTRのライトハイザー代表らとの閣僚級協議に臨む。期限となる3月1日までに協議がまとまらなければ、米国は中国製品2千億ドル分への追加関税を引き上げる構えをみせている。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO39795540Z00C19A1EAF000/

日経新聞さんは、記事の中で「進展」という単語を使ってますね・・・。

中国から前向きな申し出があれば、米国側が日程を延長することを予め述べていたそうだね。そういう説明があれば進展=延長とイコールで結んでも問題ないことになるが、時事通信の記事にはそのような説明は皆無だった。

不親切すぎます!時事通信は日経新聞さんを見習うべきです!

一応言っておくと、日経新聞は時事通信の顧客という関係だ。今ネット百科事典を色々と見てるんだが、実はかの電通の大株主として共同通信と共に名を連ねていることを今知った。

えっ?電通の株主?

そもそも同盟通信社の母体が電通だからな。1901年に電報通信社が創立され、1906年に株式会社日本電報通信社として組織を改編している。同盟通信社が発足したのは1936年で、日本電報通信社の通信事業部門を引き継いだ。逆に同盟通信社の広告事業部門を日本電報通信社に引き継いだ。

分かりにくいです・・・。つまりどういうことなんですか?

つまり電通=時事通信ってとこかな。同盟通信社と日本電報通信社の業務を入れ替えて、広告専業企業と通信専業企業の2つに分けたってこと。同盟通信社は時事通信と共同通信に分裂しているので、電通=時事通信=共同通信という図式も成立する。ちなみに電通=日本電報通信社だ。

元々同じ会社だったんですもんね・・・。それで電通はニュース報道をしないんですね!

この同盟通信社についてもっと探っていくと面白そうなんだが今はやめておこう。本題からあまりに逸れすぎてしまうからな。

中国が守るべき項目「トランプノート」とは?

ネットユーザーの反応です!

・やっとアメリカは危機に気付いた
・産業自体が模倣だから解決は無理だと思う
・結局解決できない、つまり中国とは妥協しないという意味?
・修復は不可能
・中国の利益が全部ダメになる
・この話アメリカにとって良いようにしかなってない
・解決しやすいことは解決できて、難しい方は長引きそうってこと?
・中国が北朝鮮頼みになってる気がする。大丈夫なの?
・中国を追い詰めて要求を飲ませて、直後に梯子を外すのかも
・5G戦争で勝利するまで中国を追い詰めると思う
・覇権争いは何年も続くから、合意は暫定的にしかならない

いいね。みんな話の本筋を分かってると思う。ちなみに時事通信の記事には数件しかコメントがなかったけど、中国は要求を簡単には飲めないとする内容で誰も進展してるなんて思ってなかった。時事通信の印象操作は見事に失敗していることになる。

ですよね・・・。進展進展って言われても、信じられません!

3歩進んで2歩下がるみたいな話ならまだいいんだがな。実際には後退どころか転落しつつあるからな。進展に向けて歩いてる道そのものが崩壊するイメージ。

3月1日に、その道が壊れるんですよね?

そういう解釈で問題ない。90日の猶予期間中に中国がすべきことを全部こなさなければ、追加関税を回避することはできない。さてどんな内容だったかな?

ネットユーザーがまとめてたんですけど、こういう感じみたいです!

・アメリカ企業への技術移転強要を禁止
・知的財産権の保護
・非関税障壁の撤廃
・サイバー攻撃による犯罪の禁止
・サービス業や農業に関する市場の開放
・アメリカの農産品や工業品、エネルギーなどを購入

元となってる記事はこちらです!

米、中国への追加関税を90日猶予 首脳会談で合意
2018/12/2 11:18

 【ブエノスアイレス】米中両国は1日開いた首脳会談で、米国が中国への追加関税を猶予すると決めた。米中は貿易問題で協議を続け、中国の知的財産保護などで妥結点を探る。米側は90日以内と期限を区切り、合意できなければ2000億ドル分の中国製品の関税率を10%から25%に引き上げる。交渉決裂による貿易戦争の激化は回避したが、関税撤廃など完全解決には至っていない。

(以下略)

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO38444990S8A201C1000000/

そうそう。忘れてはいけない原則だ。これらすべてが満たされない限りはいかなる進展も無駄になるということだ。そしてこれを報じているのも日経新聞というのが興味深いね。

ネットユーザーは、この項目を「トランプノート」と言ってます・・・。最後通牒なんでしょうか?

90日猶予、期限は3月1日。その先には貿易戦争を超えた軍事的な覇権争いも視野に入る。歴史を学習すればこの日付にも意味があると分かる。まあ続きはまた今度にしよう。

中国は交渉の手法が分かっておらんのう。米国を甘く見過ぎておるようじゃ。

立ち位置をまだ分かってない感じがしますね…。

中国の人達は歴史が好きだと思うんですけど、結局大事なことは学習できなかったんでしょうか?

まあそういうことになるね。何しろ近代史では隠したいことが山ほど出てきてるからな。南京何たらという歴史のファンタジーも未だに信じ込んでるし。そのような歴史のウソを鵜呑みにする国だから勝ち目はないと思うよ。まあ今後の”進展”とやらに期待しようじゃないか。

時事通信は、もっと現実を見ましょう!公平じゃない記事を書くのはやめましょう!

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