愛国日報があれだけボルトン!ボルトン!と騒いでいたというのに、蓋を開けてみればその中身は在韓米軍の分担金やホルムズ海峡への派兵など安保方面に限定されていたという。日韓関係の仲裁には言及が一切なかったそうだ。愛国日報の期待はもろくも散ったことになる。朝鮮日報が冷静に報道している。
韓日問題には言葉少な、「安保請求書」を差し出したボルトン氏
7/25(木) 11:00配信 朝鮮日報日本語版ジョン・ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は24日、青瓦台で鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長に会い、ホルムズ海峡派兵問題と韓米防衛費分担金問題を話し合った。政府は、最近の韓日対立局面における米国の「仲裁役」に対して大きな期待を抱いていたが、青瓦台が同日公表した「韓米安保室長協議の結果発表文」には韓日関係についての言及がなかった。外交関係者の間からは「ボルトン補佐官は韓日確執仲裁要請に対しては明確に答えないまま、『安保請求書』を差し出していった」という声も上がった。
韓米両国の安保室長はソウル市内のホテルで業務を兼ねた昼食会を含めて合計2時間35分にわたり会談した。青瓦台の高ミン廷(コ・ミンジョン)報道官は書面発表文で「ホルムズ海峡での海上安保と航行の自由のための協力案を引き続き協議していくことにした」と明らかにした。
防衛費分担金に関しては「同盟の精神に基づいて最も合理的かつ公正な方向で協議していくことにした」と発表した。ホルムズ海峡派兵と防衛費分担金引き上げは、米国側が韓国政府に積極的な協力を要求している事案だ。だが、与党支持層の拒否感が大きく、政府としては政治的負担がかなり大きな問題でもある。
青瓦台関係者は「韓日関係も話し合われた」と言ったが、高ミン廷報道官の書面発表文には日本あるいは韓日関係という表現はなかった。
政府消息筋は「我々側の仲裁要請に、ボルトン補佐官は『韓米日安保協力のためには両国の確執が解決されなければならない」という原則的な見解を明らかにしたと聞いている」と言った。1泊2日の日程で訪韓したボルトン補佐官は、鄭義溶室長に続いて鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防部長官、康京和(カン・ギョンファ)外交部長官に相次いで会ったが、韓日の確執に関しては言葉少なだった。その代わり対話を通じた外交的解決や、「韓日、韓米日安保協力」の重要性などという程度での言及はあった。韓国政府・与党で取りざたされている韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)破棄論に対する懸念も表明した可能性がある。
ボルトン補佐官はこれに先立つ22日、日本の河野太郎外相との会談で、悪化した韓日関係について、「北朝鮮非核化のための韓米日連帯に悪影響を与える可能性がある」として、当事者間での解決を強調した、と共同通信が同日報道した。安保面で両国関係の重要性に言及しながらも、「米国は韓日関係に積極的な仲裁をする意思がない」という考えを伝えたものだ。
ボルトン補佐官は24日、韓国の外交・安保トップと相次いで会談した際、米国の関心事について集中的に言及した。特に、米国の中国けん制構想である「インド太平洋戦略」や、イランと対立している「ホルムズ海峡問題」の解決を強調した。康京和長官は同日、ボルトン補佐官との会談の冒頭発言で、「ホルムズ海峡で軍事的緊張が高まっている状況で、これを安定させようとするボルトン補佐官のリーダーシップを全面的に支持する」と述べた。ボルトン補佐官がホルムズ構想に言及する前に公に支持を表明したものだ。
・・・https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190725-00080060-chosun-kr
日米で足並み揃えて韓国に懸念表明
ボルトン補佐官、結局韓国に何もしてくれなかったんですね・・・。
予想通り韓国に求める内容ばかりで、韓国の要望は1ミリも聞き入れることがなかった。在韓米軍の分担金問題に加えてホルムズ海峡への派兵問題についてたっぷり2時間半も話し合ったという。
ボルトン補佐官は、一応日韓関係については原則的な発言をしたみたいですね!
だが仲裁をするわけではないし、会談の書面発表文にも日本という単語は出てこなかったそうだ。日米韓の安保協力については当の河野外相でさえも述べてることだ。つまり韓国がGSOMIAを破棄するだの何だのと言ってることに対して日米で足並みを揃えて懸念を表明していることになる。
朝鮮日報は、そのことも少し気にしてるみたいです。直接的な発言はなかったみたいですけど、気になりますよね?
まあ米国防総省がポカをやらかしたからな。これはボルトン補佐官とは関係ないけど、記事の続きには日本と韓国の双方の対応を支持するとしたことで米国が仲裁に入らなければならなくなったとする分析も出てきてる。
ボルトン補佐官は、この前日の中国・ロシア軍用機による「東海挑発行動」についても、韓国側と意見を交わした。だが、韓国の見解を全面支持するというよりは「緊密に協議していこう」という原則的な水準の言及のみだったという。青瓦台は書面発表文で「鄭義溶室長は、中国とロシアの軍用機が韓国防空識別圏(KADIZ)に無断で入り、韓国側が断固として対応したという事実を説明した」と明らかにした。ロシア軍用機の独島領空侵犯の事実や、日本の不当な「独島領有権」主張には言及がなかった。
元外交部官僚は「国家の主権と直結する領空侵犯、領有権争いはKADIZ無断進入よりもはるかに厳重な事案だ。これに言及していないとしたら深刻な問題だ」と話す。米国防総省は23日(現地時間)、「米国は、中国とロシアの航空機の領空侵犯に対する韓国と日本の対応を強く支持する」と述べ、どちらの国の領空を侵犯したかについては明確に言わなかったため、議論が巻き起こった。こうした中、米国内では対立中の韓日関係に関連して、米国が事態収拾で何らかの役割を果たすべきだという声が高まっている。ジョージ・ワシントン大学のソレスト・アーリントン教授は先日の米紙ワシントン・ポストへの寄稿で、「米国の介入が特効薬になることはないだろうが、紛争解決に役立つだろう」と述べた。
アメリカの国防省が、ボルトン補佐官の足を引っ張ったんですか?
形式上はね。ボルトン補佐官のように中国とロシアが韓国の防空識別圏に入ったことだけを取り上げればよかったものを、国防”総”省が余計なことをしたため新たな問題が浮上することになったわけだ。
エスパー国防長官が”韓国の領空”と発言したと愛国日報
この点についてはやはり俺の懸念が的中したと言っていいだろう。新任のエスパー国防長官が早くも韓国寄りの姿勢を鮮明にしたからだ。7月24日の就任直後の話だ。
エスパー米国防長官「ロシア、韓国領空(South Korean airspace)通過」
7/25(木) 15:55配信 中央日報日本語版マーク・エスパー米国防長官が23日のロシアのA-50早期警報機の独島(ドクト、日本名・竹島)領空侵犯について「ロシアが韓国の領空を通過した」と24日(現地時間)に述べた。前日国防総省報道官が「米国は中国とロシアの領空侵犯の韓日両国の対応を強く支持する」と日本の対応まで含めて曖昧に表現した。その後1日で米国国防の責任者が「韓国の領空」という言葉を使った。
エスパー長官は同日の記者懇談会で「ロシアの領空侵入に韓国の戦闘機が緊急出撃したことについて情報がないか」という質問に「私の記憶ではロシアがその区域の南方ルートで飛行したのは新しいことではない」とし「新しいことは彼らが韓国の領空(South Korean airspace)を通過したという点だ」と述べた。エスパー長官は続けて「おそらく初めてだろう」という記者の言葉に「この3時間の間、それほどこの事件について多くの研究はできなかったが、それが私が把握していることで、同様に韓国が侵犯を抑制するために確実に対応したという点だ」と述べた。韓国のF-15K、F-16戦闘機10台が出撃し、300発以上の警告射撃をしたことを肯定的に評価したことになる。
エスパー長官は続けて「韓・日訪問を計画中だが、日本が『我が国の領空でロシアに対応射撃した』と韓国を批判したことが両国と米国との関係に影響を与えないか」という質問に「私が太平洋に向かって旅立ち、彼らに会って議論する議題の1つ」と述べた。韓日の葛藤についても議論するという意味だ。共同通信は同日、エスパー長官が8月初めに韓国と日本を訪問すると報じた。エスパー長官も先立って米上院軍事委の承認聴聞会で前任者のジェームズ・マティス国防長官と同じく就任後すぐにNATO(北大西洋条約機構)や韓国、日本などの同盟国から訪問するのかという質問に「そうする」と約束もしている。
エスパー長官は同日国防総省が、スペイン政府が空母「エイブラハム・リンカーン」に派遣していた自国のフリゲート艦を撤退させたことに対し遺憾を示したことについて「私は長年の公職生活で知っている最も強力な関係は軍隊間の結束であり、これは基本的なもの」と述べた。「時々そのようなことが起こることもあるが、各国の軍事的関係は最も強力で、私が保持しようとするものの1つ」と強調した。韓国のような軍事同盟を重視するという意味だ。
先立ってスペインは4月に自国海軍のフリゲート艦「メンデス・ヌニェス」をリンカーン空母に合流させたが、対イランのホルムズ海峡防衛作戦に投入され、最近撤退を決定した。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190725-00000037-cnippou-kr
エスパー国防長官・・・さようなら!
まあまあ落ち着けww 救いはこの”south korean airspace”という表現が韓国マスコミ以外ではほぼ報道されていないことだ。英語ソースを当たったが当の米国メディアがほぼ報道してない。韓国が韓国の領空を侵犯したと言ってるという話か、もしくはロシアは韓国の領空を侵犯していないという話のいずれかが大半だ。
じゃあ、中央日報さんがウソをついてるんですか?
24日(現地時間)と述べてるので、おそらく米国での記者懇談会だろう。ところがいくら探してもこのことを報道した記事が見つからないんだ。例えばエスパー国防長官がスペインのフリゲート艦撤退についてコメントしたとされる内容がいくら検索しても出てこない。完全な作り話である可能性を否定できない状況ってわけ。
アメリカ国防省の、プレスリリースとかには書いてあるのでは?
その可能性は否定できないが、いつどこで行なわれた記者懇談会なのかが分からない時点で探しようがないと思う。本当にそう発言したのなら問題化しなければならないからな。俺も真剣に探したんだよ。
ネット掲示板では、特に話題になってないみたいですね・・・。ホントの話だとしたら、韓国のコメント部隊がもっと動くと思います!
マジで?となると愛国日報は同胞からも大して信用されていないことになるな…。残念極まりないね。愛国心の安売りをしすぎてメディアとしての価値まで落としてしまったようだ。
大手ネットサイトのネットユーザーは、単なる記者との懇親会の内容をここまで書く中央日報さんはおかしい、という雰囲気です!公式見解じゃないので、どこも報道してないのでは?
なるほど。記者会見ではなく”記者懇談会”というのがキーだな。いくらでも話をでっち上げられる。
ホントに、中央日報さんの記事って誰からも信用されてないですね・・・。1日経たないと真実かどうかが分からない、記者の想像だと思う、以前にも言ってないことを言ったことにしてアメリカが怒ってた、と完全否定する雰囲気です!
愛国日報だからなwww 愛国心をケアしつつアクセスを稼ぐためなら平気で作り話も書くってわけだ。さすがに朝鮮日報は作り話はしないと思うが、これでも朝鮮日報の方が意地悪とでも言うのか?
朝鮮日報は、キム委員長の妹について、作り話を書いて世界中から非難されました!中央日報さんは、朝鮮日報からその方法を教えられたんだと思います。
なら愛国日報も意地悪クラブの一員だろうがwww なにちゃっかり教えてもらってるんだよww
日本の防空識別圏はGHQによって決められていたという現実
というわけで、結局ボルトン補佐官が日韓の関係に仲裁しないと明言したことだけが重要事項になる。日本もそれを分かってるので、愛国日報の訳の分からない記事に惑わされずにいてもらいたいと思う。
補佐官「米は日韓対立仲介せず」 河野外相に会談で伝達
7/24(水) 17:21配信 共同通信ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が河野太郎外相と22日に会談した際、元徴用工問題や半導体材料の輸出規制強化を巡り対立が深まる日韓関係について、米国として積極的に仲介する意思はないと伝えていたことが分かった。日本政府関係者が24日、明らかにした。外務省幹部は取材に「日本は仲介を求めない」と明言した。米国は日韓の橋渡しに動かない公算が大きい。
関係者によると、河野氏は22日のボルトン氏との会談で、韓国との関係悪化について「元徴用工問題で国と国との約束を破り、仲裁手続きにも応じない韓国に責任がある」と説明。輸出規制強化は正当な措置だと訴えた。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190724-00000146-kyodonews-pol
ボルトン補佐官は、完璧だと思います!でも、アメリカ国防省は信用できないです。エスパー国防長官は、在韓米軍も残そうとしてますよね?
だから“国防総省”だっての。それから防空識別圏のことも少し調べてみたが、どうやら日本は1945年にGHQが設定した空域をそのまま使用してるらしい。ワトソン君も知ってのとおり、竹島の日本帰属が確定したのはサンフランシスコ条約で1952年だ。それ以前の米国の認識では竹島は日本領ではなかったんだ。歴史のバグのようなものだと考えればいい。
歴史のバグ・・・?
米国内勢力における竹島の認識として、1945派と1952派がいると考えればいいってことさ。1945年の時点で日本は主権を回復できていなかったし竹島は日本領ではなかった。当時のマッカーサーは日本を社会主義国にしようとしていた可能性もあると言われてる。朝鮮戦争が発生しなければ日本が再び復活することはなかっただろうね。
そういう人達が、まだアメリカに残ってるってことですか?
可能性の問題だ。かつて米国が日本にしたことを踏まえればそうだ。米国が竹島を日本領とするべきだと言い始めたのも、あくまでも米国の軍事戦略に基づいた決定だったことを思い出してほしい。竹島を軍事要塞化するという話だ。
それを中国が嫌がってるので、韓国が竹島を実効支配したんですか?
当時のソ連もだな。竹島自体は何もないがあの位置が重要だ。海底資源が多数眠っているという噂もあるがそれは二次的な理由でしかない。例えばあそこにレーダーやミサイル迎撃システムを設置すれば中国、北朝鮮にロシアはほぼ手が出せなくなる。何しろ人が誰も住んでないからな竹島は。
今では、住んでる人もいるみたいですけど・・・。普通は住もうとは思わないですよね。
竹島問題はそういう観点から考えなければならないってこと。米国が韓国のことを中国やロシア側の国だと看破し突き放すことができれば、竹島は日本の手に戻るだろう。だが米国までもがもし露中の工作にやられてしまったら当面返ってくることはないかもしれないという意味だ。俺はロシアが竹島を制圧する最悪のシナリオも視野に入れている。
えええっ?
北朝鮮が南進すると同時にロシアが竹島を制圧するんだよ。考えられなくはないだろう?韓国が消滅すれば竹島は一時的に無防備な島となるからな。日本がすぐさまそこを軍事要塞化しなければまた誰かに奪われてしまうだろうね。もしくは防空識別圏を設定し直すことだ。そこまでやらないと竹島は奪還できないと俺は思っている。この話は長くなるので続きは今度やろう。
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