日本の輸出管理について海外がどう報じているかはさほど重要ではないが、参考までにたまたま見つかったこの記事を紹介したい。ドイツマスコミと言えば韓国と同じかそれ以上に日本には愛国的な内容だが、今回もご多分にもれず韓国寄りの論調だったようだ。産業が丸かぶりの日本に追い抜かされたという悔しさに嫉妬しているんじゃないかという分析結果が出た。
韓国・文在寅の「反日」政策をドイツメディアはどう報じているか
8/16(金) 6:01配信 現代ビジネスドイツメディアの論調
「ドイツでは、日韓のホワイト国問題、どう報道されていますか?」という質問を、最近、しばしば受ける。一言でいうなら、主要ニュースとしては報道されていない。
しかも、このごろは、朝鮮半島のうち、出てくるとすれば必ず北朝鮮関連なので、「韓国のニュースは聞きませんねえ」などと受け流していたが、昨日(14日)、気になって調べてみたら、短い報道がいくつかヒットした。それを読んで、びっくりしてしまった。
●「新たな貿易戦争 今、日韓までが係争」(8月2日付 Spiegel〈シュピーゲル〉オンライン版)
https://www.spiegel.de/wirtschaft/soziales/japan-und-suedkorea-handelsstreit-verschaerft-sich-a-1280140.html●「新貿易戦争 韓国は日本製品をボイコット」(8月5日付 Spiegel Online)
https://www.spiegel.de/wirtschaft/unternehmen/handelsstreit-suedkoreaner-boykottieren-produkte-aus-japan-a-1280443.html●「戦時賠償をめぐる争い 韓国は日本製品をボイコット」(8月5日付 FAZ〈フランクフルター・アルゲマイネ〉紙オンライン版)
https://www.faz.net/aktuell/wirtschaft/mehr-wirtschaft/handelsstreit-zwischen-suedkorea-und-japan-wegen-entschaedigung-16318540.html●「貿易戦争 韓国は日本に依存しない経済の構築を目指す」(8月5日付 Handelsblatt〈ハンデルスブラット〉紙オンライン版)
https://www.handelsblatt.com/politik/international/handelskonflikt-suedkorea-will-wirtschaft-unabhaengiger-von-japan-machen/24871814.html?ticket=ST-87820-qgWe6KxsUpJ22jiYgFaR-ap3使用してある写真は、Spiegel と FAZ は、韓国での大々的な抗議デモの風景。Handelsblatt は、デパートの売り場に立っている日本製品ボイコットを促す看板だ。
内容は、どれも似通っていて、まとめると下記のようになる。
———-
・日本政府が、韓国に対して付与していた輸出管理上の特権を中止した
・韓国は日本政府のやり方は政治的な意図によるものだとして強く非難している
・日本側は、この措置は、安全保障上の懸念によるものだと言っている
・この係争の背景には、20世紀前半、日本が朝鮮半島を占領していた間の、強制労働に従事した労働者に対する賠償金の問題がある
・韓国では1.5万人が抗議デモに参加
・韓国で日本製品のボイコットがどんどん広がっている
———-これらの記事で、まず、私が呆れたのは、どんなにくまなく読んでみても、日韓の間でいったい何が起こっているのかがわからないことだ。たとえば、「日本が韓国に対して付与していた輸出管理上の特権」と書かれてはいるが、それが何かがわからない。
また、「ホワイト国」とは何か、なぜ、それが存在するのか、そして、ここ数年、韓国がルール違反をしていた可能性なども一切説明されていない。なのに、「韓国はこれから煩雑な事務手続きを余儀無くされる(Spiegel Online)」という文章が入っている。
これでは、あたかも日本が韓国に不当な制裁をかけているかのようだ。
日本の主張には触れないまま
断っておくが、ドイツは韓国を元々ホワイト国には入れていない。しかし、一般のドイツ人は、そんな話とは無縁だし、これらの記事でももちろん触れられていない。つまり、ことの次第がちゃんと説明されているとは言い難い。
また、日本の主張には全然触れないまま、「日本は、この決定は安全保障上の懸念によるものだと言っている」で済まされている。これでは、どう見ても、強い日本が弱い韓国に対して理不尽なことをしているようにしか取れない。
そして、そのあと、「この喧嘩の裏には、20世紀前半の強制労働の問題が潜んでいる」となり、こちらは、やけに詳しく説明がなされている。
・・・https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190816-00066556-gendaibiz-kr
ドイツにとっても見たくない現実
ドイツって、食事がいまいちなイメージしかないです・・・。
いきなり飯の話か。政治の話をしようと思ったんだが。
行った事があります!まだ小さい頃だったのであまり覚えてないんですけど、フランスの方が楽しかったんです。ドイツは、パンとソーセージとポテトばっかりです。
報道の頻度としては少ないが、ドイツで日本の対韓国輸出管理に関する記事がいくつかヒットしたらしい。この記事を書いているのはドイツ在住の日本人ライターだが、なかなか興味深い記事を書くことで評判の人物だ。ドイツメディアの報道は8月2日から5日頃だそうだ。
じゃあ、ムン大統領がまだ強気だった頃ですね。今とは全然違うと思います!
全体的な論調としては日本の主張は不明確で、おそらく背景には募集工の問題があるんだろう、そして韓国ではボイコットジャパンが始まり半導体の材料を国産化できるはずだという完全に韓国に寄り添った内容となっている。
ボイコットジャパンはもう終わったし、半導体材料の国産化も無理だし、今は誰も賠償判決とは結び付けてないです!どうして続報は報道しないんですか?
ドイツ民にとっても見たくない現実だからじゃない?ドイツの一般市民の感情は分からないけど、上層部にとっては日本は相容れない存在だろうからな。戦前のドイツが日本に何をしたか知ってるか?
1919派の本体ですよね?
いや、実働部隊の方だ。本体は別の国にいると思う。冷戦期に分断国家だったことで、今でも分断されているという認識を持たれてる朝鮮半島には特別な共感を持っているということだ。ところでドイツ統一については理解してるよな?
東西ドイツ統一モデルは南北朝鮮統一には適用不可能
理解、というのは?
まず東西のドイツ統一はどちらが主導したと思う?言うまでもないか。
西、ですか?
正解。ベルリンの壁が崩壊したのはまさになし崩し的な出来事だったが、その背景にあったのは東ドイツからの大量出国だ。共産主義体制に多くの東ドイツ国民が耐えられずに逃げ出したため、東ドイツがやむなく出した決定がベルリンの壁崩壊を引き起こした。これを好機と捉えた西ドイツの政治家が統一を成し遂げたとされている。
それは知ってるんですけど、何をどう理解すればいいんですか?
朝鮮半島に当てはめて考えてみよう。ベルリンの壁とは何だ?
南北軍事境界線ですか?
そう。つまりドイツ型の統一を韓国が目指す理由がここにある。文在寅は北朝鮮からの大量出国があってほしいし、それにより北朝鮮が制度変更をして統一のきっかけを作ってほしいと考えているはずだ。
じゃあ、韓国主導の統一という意味だったんですね・・・。でも、それは無理だと思います!
北朝鮮と韓国は歴史認識が異なるからな。そもそも北朝鮮は共産主義ではない。金正恩による独自体制であって政党も共産党ではなく労働党だ。よってベトナム型統一以外のシナリオは考えられないというわけだ。
香港でベルリンの壁が崩壊するというのは、どういう意味なんですか?
中国からの大量出国と中国政府による制度変更、それを好機と捉えた香港政府が香港主導の中国統一を持ちかける、というような話になるね。
じゃあ、全然違いますね・・・。ツイッター講義の人は、あまり良くない例えを使ったんですか?
共産主義が崩壊するという意味で使ったなら正しいが、ベルリンの壁崩壊よりもう少し適切な例えがあったような気はするね。最初の記事に戻ろう。そういう統一の背景を持つドイツ勢力が韓国に同じことを求めないはずがないというのが俺の見解だ。ましてや日本とドイツは産業が丸かぶりだからな。
ドイツは日本に嫉妬するあまり韓国に加担するのだろうという分析
そうなんですか?
ネット百科事典によれば、ドイツは東西統一による格差の縮小過程で日本に負けてしまったそうだ。再統一の際に通貨も統一したがそれにより西ドイツが3兆5000億円の損失を被ったと言われている。その後も格差は埋まらず過激思想もはびこる中で経済大国というポジションは完全に失われてしまった。だから日本のことをよく思っていないわけ。
単なる嫉妬じゃないですか!韓国と、あまり変わらないんですね・・・。
だからドイツメディアが韓国に全面的に寄り添うのは当然と言える。日本に追い越されて悔しいという思いややっかみをぶつけるために、日本と最も対立している韓国に期待を寄せているというわけだ。
ドイツだって、韓国をホワイト国指定してないじゃないですか!日本だけ批判するなんて、あんまりです。
まったくだなwww 韓国の言い分ばかりを聞き入れてろくに調べてないのが丸分かりだよね。記事の続きには日本の自動車メーカーが打撃を受けて喜ぶドイツという構図も書かれている。
Spiegel は、7月の日本車の売り上げが、トヨタが32%減、ホンダは34%減だったという韓国の自動車協会の発表内容を載せた。ドイツ人は、日本の自動車メーカーが打撃を受ける話は何よりも好きだ。
なお、Spiegel は、「専門家によれば、今回の日本の措置(ホワイト国から韓国を除外)の影響が、グローバルな通商のネットワーク、つまり、ドイツにも及ぶかもしれない」と書く。日本がはた迷惑なことをしていると言わんばかりだが、ただ、「それが具体的に何を意味するかはまだわからない」そうだ。
つまり、何だかわからないが、ドイツにも悪影響が及ぶかもしれないということ。そんな私でもできそうな予言をした「専門家」というのは、いったい誰だろう?
韓国で販売台数が減っても、あまり影響はないと思います。日本で韓国車が全然売れてない事は、気にしないんですか?
まずそこだよね。日本は韓国車不買運動をとっくに完遂させたというのに。ドイツは日本市場で大きなシェアを占めてるんだから余計なことは言わずにガンガン売ればよろしい。ドイツマスコミの一端の記者には分からないだろうがな。
ネットユーザーは、意外と冷たいコメントが多いですね・・・。極東の話なんてヨーロッパにはどうでもいいし、逆にヨーロッパの話なんて日本にはどうでもいいって。情報戦で負けてるのでは、という意見までありました。でも、ドイツを過大評価してはいけない、とちゃんと反論してる人もいました!
記事タイトルがいまいちだからかな?ドイツが日本に批判的で韓国に寄り添う報道をしていたという内容を盛り込めばコメントも変わっただろう。多くの日本人はドイツには勝てないという深層心理を持っているかのようでもある。
勝ってると思いますけど・・・。食事は、世界一とは断言できないけど、日本の方がドイツより美味しいです!それに、車だって全然壊れません!
ドイツ銀行があれだけ負債を抱えているという話も人によっては都合悪いようだしね。欧州の優等生ドイツというポジションが失われるからかもな。日本人はドイツなんか見ないで英国やせめてオランダを見てほしいと思うね。真に優秀な欧州の国はどこなのかをこの目で見て確かめてほしい。
韓国はこういう自国に都合がいい外信の報道ばかりを目にして状況を勘違いしてしまうんだろう。文在寅がようやく愛国心を少し諌めて日本へすり寄るかのような姿勢を見せ始めたがすでに遅い。日本はドイツメディアはおろか欧米すべてのメディアに理解されなかろうが冷静に物事を進める。なぜなら輸出管理は日本自身の問題だからだ。他国にとやかく言われる話ではない。それで韓国経済が崩壊しようが別にどうでもいい。平成時代までの弱気な日本はもういないのだよ。
韓国の皆さん、日本は令和時代で復活します!韓国とはもう関係がなくなるし、助けることもありません!さようなら!
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