トランプ氏が6月の米中首脳会談でHuaweiとの取引を認めるとしましたが、実際には1件も許可されていないことが分かりました。禁輸状態が続いていることになります。中国が約束を守っていないためトランプ氏の意向が変わった可能性もあり、行政府の足踏み状態が続いているようです。

米商務省、ファーウェイとの取引許可申請130件超=関係筋
8/28(水) 10:06配信 ロイター

 [ワシントン 27日 ロイター] – 中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)との取引を求める企業から130件を超える申請が米商務省に提出されたことが、関係筋3人の話で分かった。

 だが、トランプ政権はファーウェイへの販売許可をまだ1件も付与していないという。

 トランプ大領領が中国との貿易摩擦で一貫性のないメッセージを発する中、ファーウェイとの取引を巡る速やかな決定への期待も薄れつつある。

 元米商務省当局者は「行政府の誰も、トランプ氏が何を求めているのか分かっておらず、そうした状態で決定を下すことを恐れている」と指摘した。

 今回明らかになった企業からの取引申請件数は、ロス商務長官が7月に公表した約50件を大幅に上回っている。

 商務省報道官は「ファーウェイとその非米国関連会社に関する許可申請を審査する省庁間の手続きは現在進行中だ」と述べた。

 トランプ大統領は6月、中国の習近平国家主席と会談し、米企業とファーウェイの取引を一部認めると表明した。しかし、ファーウェイに対する制裁緩和は、既存機器の保守に関わる取引を認める例外措置を8月に延長したケースのみにとどまっている。

 アメリカン・エンタープライズ研究所(AEI)の中国専門家、デレク・シザーズ氏は、米中の通商協議が進展すれば、早ければ9月にもファーウェイへの販売許可が下りる可能性があるとの見方を示した。

 米中は9月にワシントンで協議する予定だが、具体的な日程は公表されていない。

 米商務省当局者3人によると、国務省や国防総省など他の政府機関は取引許可申請の多くをすでに審査した。

 ただ、関係筋3人によれば、判断基準の設定や申請への回答はまだ行われておらず、ロス商務長官とホワイトハウスの承認を待っている状態だという。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190828-00000028-reut-cn

中国が約束を守っていないことが原因

ファーウェイ禁輸は続くよどこまでも…。

トランプ大統領、どうするつもりなんでしょうか?

トランプ氏が6月にHuaweiとの取引を一部認めると表明しましたが、実際には安全保障上の問題があるかどうかに関わらず1件も許可されていないことが分かりました。現時点で申請は130件超となっているようです。

いやもう無理じゃない?ファーウェイはすでに自社OSも発表したし、欧州では新スマホを発表するとも報道されてる。米国への敵対心をむき出しにし始めてると思う。

Huaweiに対する制裁緩和措置としては現状では8月中にあった猶予期間延長のみとなります。この措置は90日後の11月中旬に打ち切られる公算が高まっています。中国が農産品購入などの約束を守っていないことが許可が出ない主な理由かと思います。

中国は、逆にトランプ大統領が約束を守ってないと言い返しそうですけど・・・。

トランプのTwitterはもう気にしなくていい、トランプに影響力は皆無だと決め付けてる中国のネットユーザーもいるみたいだね。米国企業すべてに中国からの撤退を促した件でそう言われてた。物理的に不可能だからというのがその理由だ。

中国は米国を甘く見とるようじゃな。状況を読み違えてはならんぞ。

トランプ氏は中国との最終的な合意を求めていますが、中国が合意に応じないのであれば応じるように促すのは自然です。中国が態度を改善させない限りその傾向は続くでしょうね。影響力という以前の問題かと思います。

トランプ氏の影響力について

通商代表部がトランプ氏の提案した追加関税引き上げについての案を承認しました。9月1日から3,000億ドル分の中国製品に対して15%の関税が発動されることになります。一部は12月15日からとなります。

USTR、中国製品3000億ドルの関税率15%への引き上げを承認
8/29(木) 2:12配信 ロイター

 [ワシントン 28日 ロイター] – 米通商代表部(USTR)は28日、トランプ大統領が提示した総額3000億ドルの中国製品に対する関税率を5%引き上げ、15%とする案を承認した。

 具体的には、対象品目の一部に9月1日付で15%の関税を発動させ、携帯電話端末などを含む残りの品目に対し12月15日付で15%の関税を発動させる。

 トランプ政権は従来は関税率を10%としていたが、中国商務省が23日、報復措置として米国から輸入する750億ドル相当の製品に対し5─10%の追加関税を課すと発表したこと受け、関税率を15%に引き上げるとしていた。

 トランプ大統領はこの他に10月1日付で2500億ドル相当の中国製品に対する関税率を25%から30%に引き上げる方針も示している。USTRはこの件については言及しなかったが、USTR報道官は、10月1日付での関税率引き上げ、およびこの件に関する意見公募に関して別途発表することを明らかにした。

 USTRは中国が対米追加関税措置を発表したことについて、「現時点で実施されている措置が適切でないことが示された」と指摘。「通貨切り下げに向けた具体的な措置」などを挙げ、中国の「不公平な政策と慣習」を非難した。その上で、中国は根底にある問題に対処せず、代わりに関税を引き上げ、報復措置を警告したとし、「これにより米経済は一段の阻害を受ける」とした。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190829-00000004-reut-bus_all

影響力あるじゃん。トランプが旗を振れば米通商代表部は動くんだ。中国はそういう部分でしか勝ち誇れないというのは何とも情けないものがあるよね。

その記事って、中央日報さんの記事ですよね?

そうだ。見てみようか?

貿易戦争中の中国で「トランプ大統領ツイート無視論」登場
8/27(火) 16:04配信 中央日報日本語版

 トランプ米大統領の「ツイッター政治」に対して中国人に耐性が生じているという。中国英字紙グローバルタイムズは27日、「中国人はなぜトランプ大統領のツイートを無視するのか」と題した記事を掲載した。中国人がトランプ大統領のコメントを虚勢と考え始めたということだ。

 トランプ大統領が自らの見解をツイッターに載せ始めた頃は多くの中国人が斬新だと考えた。ツイッターで統治する大統領という考えからだ。そしてすぐに恐怖を感じた。トランプ大統領がソーシャルメディアプラットホームを利用して中国をたたき始めたからだ。

 トランプ大統領のツイートは米国主流社会を代表するため、ツイッターで中国を非難した内容によって中国と中国人に大きな影響が及ぶと心配した。特に関税引き上げで中国人の生活が厳しくなるという考えから懸念はさらに強まった。

 ところが、ある程度の時間が過ぎると、異なる判断をするようになった。ビジネスマンから大統領に変身したトランプ大統領を初期には個性が強い政治家と見なしたが、個性が強いのでなくトランプ大統領の政策に一貫性がないことを発見したということだ。

 トランプ大統領のコメントは変化が大きく、一日にも何度も基調が変わる。時には自己矛盾するコメントを載せたりもする。ティラーソン前米国務長官に対するトランプ大統領の評価が代表的な例だと同紙は主張した。
・・・

 23日にトランプ大統領が米国企業に「中国から出て米国で製品を作るべき」と命じた時、驚いた中国人はほとんどいなかったと、同紙は伝えた。可能なことではないと判断したからだ。

 米ニューヨークタイムズが報道したように米国のビジネスは中国と深く絡んでいて、それを断った瞬間に世界経済は災難を迎える。実際にトランプ大統領のコメントに驚くのは中国でなく米国だと、同紙は主張した。
・・・

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190827-00000045-cnippou-kr

関税についての話が特に書かれていないようですが、これは公平な記事と言えるのでしょうか。

いや一応続き部分には書かれてるんだけど、韓国の中央日報が引用している中国メディアによれば株価がどれくらい上下したかにのみ着目しているんだ。株価に影響がなければ中国経済も安心だということらしい。

トランプ氏が関税を発動した目的がまったく理解されていないということが把握できましたので、中国への措置はより厳しいものになるでしょう。また、このような偏った内容の記事を掲載する該当の報道機関にも問題があるかと思います。

えっ?

私がいる時にはこちらの報道機関の記事を掲載しないように求めます。また、該当報道機関の記事内容について話題にすることも控えて下さい。公平でない記事を書く報道機関は例外なくそうして下さい。あくまでも”お願い”となります。

うわっ中央日報名指しで禁止指定かよ…。やっちまった。話題にしなきゃよかった。

有能さん、中央日報さんは何も悪くないんです!朝鮮日報の記者が勝手に中央日報さんに入り込んで、好き勝手にひどい記事をいっぱい書いてるのが悪いんです!

公平でない記事を書くすべての報道機関と述べましたが。

ワトソン君、つまり時事通信や朝鮮日報も含めてってことだよ。朝鮮日報も中央日報も時事通信も全部ひっくるめて原則禁止ってことだ。

ええっ?そんなぁ・・・。

これはあくまでも”お願い”となりますので、最終的な判断は皆さんにお任せします。掲載する必要性が生じた際には理由の説明を求める場合もあります。

禁止ではない、禁止ではないが…ということだな。まあこればかりは愛国日報が悪い話だ。仮にも米国の同盟国である韓国のマスコミが書く記事とは思えないからね。他の記事は許せてもこの記事だけは許せないというのは何となく俺も理解できる。

英国首相のJohnson氏が10月中旬までの議会閉会を明言

私からは最後にこちらの報道も共有します。英国首相のJohnson氏が合意なきEU離脱を進めるために議会を10月中旬まで閉会にすることを決めました。議会の影響力を封じるためとされています。

英首相、10月中旬まで議会閉会 合意なき離脱阻止の動き封じ込めへ
8/29(木) 0:47配信 ロイター

 [ロンドン 28日 ロイター] – ジョンソン英首相は28日、10月中旬まで議会を休会とする方針を表明した。10月末の欧州連合(EU)離脱期限までの議会の審議時間を大幅に短縮し、合意なき離脱阻止に向けた議会の動きを封じ込める考えとみられる。

 ジョンソン首相は、議会開会を正式に宣言する女王演説を10月14日に設定し、エリザベス女王はこれを容認した。これによって、議会は9月中旬から10月14日まで閉会され、10月17─18日に開催のEU首脳会議までに残された時間はわずか数日、EU離脱までは2週間強となり、合意なき離脱の可能性が強まる。

 ジョンソン首相は記者団に対し、離脱を巡り討議する時間は「十分にある」と強調。EU離脱を遅らせる議会の動きを阻止することを狙っているかとの質問に対しては「そのようなことは全くない」と応じた。

(中略)

 トランプ米大統領はツイッターへの投稿で「ボリス(ジョンソン首相)は英国の望んでいることを実行している」とし、コービン労働党・党首の目指す不信任案の可決は困難と指摘。「ジョンソン氏が『素晴らしい』ことは証明される!英国に愛を」と述べた。

 合意なき離脱の可能性が高まる中、ポンドは急落。一時、対ドルでは6日ぶり安値、対ユーロでも約1週間ぶり安値を付けた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190829-00000001-reut-eurp

トランプ大統領、ジョンソン首相とホントに仲良しですよね・・・。G7で会談をやった時も2人だけが笑顔で、周りが暗い顔をしている様子が印象的でした!

俺はマクロンとの会談で机に足を乗っけた時に身震いしたね。この男ならばEUという巨悪に立ち向かえると思ったよ。何しろトランプでさえ欧州に対してはそこまで失礼な態度を取ることはできないからな。

G7、結局ヨーロッパとの亀裂が深まっただけでしたね・・・。

私は亀裂が深まったとは考えてはいません。元から相容れない存在でしたので、そのことが表面化したに過ぎないからです。ドイツを筆頭としたEUは元々米国に立ち向かうために結成されたものですので、利害関係が一致しなくなることは早くから想定されていました。

日本では、欧米は仲良しだと思われてます!この前まであったホワイト国という枠組みでは、ドイツもフランスもアメリカも一緒のグループでした!

米国と日本の欧州に対する認識が異なるという意味でしょうか。

そうです!日本は、アメリカほどヨーロッパとは敵対してないと思います・・・。イギリスとは、逆にブレグジットでちょっとだけ仲が悪くなってる気がします。

ぶっちゃけ俺も同じ意見だ。日本国内にはまだまだEU寄りの勢力が多い。ジョンソン首相が机に足を乗っけた時も英国を批判する声が圧倒的に多かったからな。ネットユーザーの反応でだ。

ボクは、それがすごくイヤだったんです・・・。でも、これが日本の現状なんだと受け入れる事にしました。ボク達だけでも、ジョンソン首相を応援しなくてはいけないって思いました!

よくぞ明言したのう。ワシもジョンソン氏支持じゃよ。悪しき慣習は変えねばならん。

日本では態度で印象を決める風潮がありますからね…。もう少し政治の中身を見るようにリテラシーを向上させたいものです。

日本国内での状況については把握しました。すべての意見が反映されているとは思いませんが、ある程度の影響力を持つことは事実でしょうね。私の見立てでは日本首相の安倍氏は間違った方向には進んでいないかと思います。

安倍政権じゃなくなった時が恐怖でしかないがな。ポスト安倍首相はぜひとも河野外相にお願いしたい。間違っても小泉進次郎ではあってはならない。

河野外相、ホントに都合悪いみたいですよね!中央…何でもないです。

知ってる。その話後でしようぜww ひとまずここで区切りますかね。

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