ペンス副大統領の演説について、振り返りたいと思います!雑誌系メディアの現代ビジネスで取り上げられたんですけど、そこでもやっぱり対中強硬姿勢は変わらなかったと書かれてて、ボクが考えたのとほぼ一緒でした。でも、もっと大事なことをペンス副大統領はいっぱい話してたと思います・・・。ファーウェイへの制裁は、いつか必ず実施されると思います!

対中国の「超強硬派」ペンス副大統領の演説の「驚くべき中身」
10/26(土) 11:01配信 現代ビジネス

「呼びかけ」のニュアンス

 10月24日、世界の耳目を集めていたマイク・ペンス米副大統領の対中政策に関する講演がワシントンのウッドロー・ウィルソン・センターで行われた。

 昨年10月4日に保守派の牙城であるハドソン研究所で行われたペンス講演は、中国の統治体制を全面的に否定する対中宣戦布告ではないかと思われるほど強硬的な内容であり、その後のトランプ政権の対中貿易・通商政策を予見するものであった。

 だが、今回は「米中冷戦開始」と受け止められ過ぎたことを懸念してか、「対立」は求めていないし「封じ込め」のつもりもなく、交渉は断念していないと、対中呼びかけのニュアンスが盛り込まれた。

(中略)

アピールへの絶好の機会

 ところが、ペンス演説に関するホワイトハス発表には「reflect on the US-China relationship over the past year and look at the future of our relationship」とあるように、過去1年の関係を振り返り、将来の関係を見据えるといった柔軟かつ前向きな印象を与えるものがあった。

 来年1月の大統領選での再選を全てに優先するドナルド・トランプ大統領にとっては、10月11日の閣僚級協議での部分合意(一時休戦)をAPEC首脳会議で習近平国家主席とのツーショット(「第1段階合意」の署名式)にまで前進させて、反トランプ系メディアを仰け反らした上で貿易交渉の進展をトランプ支持層の有権者(特に農業従事者)にアピールするための絶好の機会なのだ。

 それにしても、である。ペンス演説全体のトーンは、中国による人権・軍事・監視・窃取・移転強制などを非難した上で、香港の抗議活動に対する明確な支持を表明し、全米バスケットボール協会(NBA)を「中国から補助金をもらっている」と強く批判するなど、依然として厳しいものであった。

 そしてペンス副大統領は、自分が1年前に指摘したことは現在も当てはまる、中国はトランプ氏以外の大統領を欲している、言い換えればトランプ政権の対中政策は効いている、我々は決して屈しない、とまで言い切っているのだ。

 米中貿易戦争の「一時休戦」が「平和協定」にまで進すむにはまだ時間がかかるということである。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191026-00068052-gendaibiz-int

ペンス副大統領の演説の要約

宿題できたか?このホワイトハウスのページに掲載されているペンス副大統領の演説に全文目を通して、要点を整理するというものだ。
https://www.whitehouse.gov/briefings-statements/remarks-vice-president-pence-frederic-v-malek-memorial-lecture/

やりました!あまりに長くて、途中で英文を読むのに疲れてしまったので、残りはグーグル翻訳さんを使いました・・・。

あっそうww まあ別にいいよ。努力は認めてやる。それで、要点は整理した?

ファーウェイの問題、ウイグルの問題、香港の問題、それから南シナ海や尖閣諸島の問題を中心にしていたんです。通商協議も話してたんですけど、それとは全然違う問題がいっぱいあって、中国への圧力はもっと強くなる予感しかしませんでした!

簡潔な要約で素晴らしい。85点としよう。合格だ。

ええっ?じゃあ、黒井さんはどんな風に考えてるんですか?

全体を通じて最も印象に残ったフレーズは“export censorship”だね。中国は検閲を自国だけにとどまらず他国に輸出しようとしている、これが何を意味するか分かるか?その観点を見逃さなければ95点を与えてもよかったと思っている。

要点の整理って、難しいですね!ナイキやNBAの話は、主張を分かりやすくするためのエピソードだと思ってしまいました・・・。

実は昨日の有能さんとの談義でもそこはカットされていたんだが、そこに米国の本心が含まれているからというのがありデリケートな一面もあったのが理由だと思っている。何しろ”un-American”という非常に強い表現が含まれていたからな。

ホントだ!確かに、NBAの部分でそう発言してるみたいです。つまり「非国民」って事ですよね?

そう。中国共産党の検閲に少しでも協力するような素振りを見せれば、君達は今日から米国民ではなくなると副大統領が直々に警告したわけだ。これが何を意味するか考えればペンス副大統領の演説が中国という国家そのものの脅威に向けた超強硬路線であったことがうかがい知れるよね。

演説は全文読まないとダメ?最後だけ読んだら間違った結論に?

じゃあ、最初にボクが出した記事は、全然ダメダメですね・・・。

60点だね。まず1ページ目に冗長な部分が多すぎる。ペンス副大統領ではない別の米国政府の要人の発言ばかりをピックアップして、あたかもペンス副大統領も第1合意に乗り気だし今回の演説もそれに準じたものになったという間違った認識を生み出したいかのようだ。

実際には、貿易交渉はホントに一部だけですよね!それ以外の部分の方が演説としては多くて、それに観衆も「中国が抑圧的だ」という発言部分で拍手を入れてます!

その抑圧的な専制に対する反抗から米国は誕生したと述べ、中国が価値観を180度入れ替えて米国と共に歩くように願う形で演説は終わった。最後だけ切り取って見れば確かに融和的に見えるかもしれないが、長い演説の中で中国のことを何度厳しく非難したかを考えればそれは美辞麗句にすぎないってわけ。

日本人は、ボクもそうですけど、終わり良ければ全て良しと言うし、結論部分だけ見る事が多いですよね!それで、融和的だって思った人が多いんだと思います。

中国が仮に今の価値観を180度変えて、香港やウイグルその他の国に“検閲を輸出”するようなことをやめれば米国は迎え入れようと言ってるんだ。中国共産党にとっては1ミリどころか1ナノも受け入れられない主張だ。米国もそれを分かっててこういう言い方をしたんだろう。

結局、関税がどうなるのかは、気になるんですけど、関税が撤廃される可能性はあるんですか?

場合によっては12月分だけではなく9月の追加分まで撤回される可能性はあるかもね。だがそれと引き換えにファーウェイ制裁については譲らない姿勢を取ると思う。猶予期間が延長されるかどうかは何とも言えないけど、いずれ制裁されることになるなら大差ないんじゃないかな?

それに、中国の監視カメラ企業とか8社には、ファーウェイと違ってすぐに制裁が発動されました!

あの件ってエンティティリストに追加されたか確認できる?どうせならソースがほしい。お役立ちリンク集から“ファーウェイ制裁リスト”の項目を探してくれ。

ありました!見つかりました!10月9日の日付で、PDFファイルも追加されているのが見れます。「ハイクジビジョン」や「ダーファ」の名前も、確認できました!

でかした!俺も今見てみる。

「ハイクジビジョン」www

すみません、ハイクビジョンの間違いです(笑) 普通に変換すると「俳句ビジョン」になってしまうので、変換にてまどいました!

「てまどう」って何www ワトソン君も日本語検定が必要かなww

すみません、「戸惑う」「手間取る」が混ざってしまいました(笑)

結論:アメリカが戦っているのは自由を脅かす人権侵害そのもの?

結論を出そう。米国が今相対しているのは中国という世界2位の経済大国ではなく、中国共産党という共産主義を標榜する政党とそれによる自由を脅かす検閲や人権侵害そのものだ。貿易交渉では大半の問題は解決されないという意味でもある。ペンス副大統領の演説は前回よりもトーンは控えめだったという分析もあるが、中身を見ればより強硬で、より本質を突いたものだと判断することができる。

アメリカと中国の争いは、単なる経済大国同士の争いじゃなくて、価値観の争いだって言われてますよね・・・。資本主義と、共産主義の戦いなんでしょうか?

米中新冷戦という言葉の背景にはその争いがあると考えるのが妥当だね。中国は今もってなお社会主義国家だが、最終的には共産主義国家の樹立を目指しているという点では世界で最も危険な存在なんだ。その共産主義の実現のために”検閲の輸出”という概念がある。ウイグルや香港、さらには米国内でまでも同じことをやろうとしている。ペンス副大統領が懸念したのはまさにそこだ。

そんな世界、絶対にイヤです!何だか、人間がロボットに支配されるみたいで、小説とか漫画の話だとしか思えないです。

ディストピアこそが共産主義の行き着くゴールと言えるだろう。今米国が立ち上がらなければいずれ世界はディストピアへと向かっていく。その流れを食い止めるためにトランプ政権が発足し、今の強い政策を生み出すまでに至ったというわけだ。米国は関税では多少譲歩はしても安全保障や人権侵害の面ではほとんど譲らないだろう。中国は米国が何を考えて制裁措置を下しているかを明確に認識した方がいい。

中国の皆さん、経済がダメになったっていいんです。最後にはキム委員長が養ってくれます!一緒に千年王国を築きましょう!日本は何も関係ないので、さようなら!

習近平の国賓訪問がありながら無関係でとは言えないがな。基本的にはそうであってほしい。日本は関係ない!民主化おめでとう!中国さようなら!

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