今日は結局ボクがやります!中国が主導するRCEPなんですけど、閣僚会合で合意に至る事ができなくなって、4日の首脳会合での妥結は無理な雰囲気になってしまったそうです!関税の撤廃などで対立が残ってしまったのが理由だとか。記者会見も中止されてしまったそうです・・・。どうなってしまうんでしょうか?

RCEP閣僚会合、合意に至らず 首脳会合での妥結は不透明に
11/2(土) 0:29配信 共同通信

 【バンコク共同】日本や中国、韓国と東南アジア諸国連合(ASEAN)、インドなど16カ国が参加する東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の閣僚会合が1日、バンコク郊外で開かれた。年内妥結を目指すRCEP交渉は最終局面を迎え、関税、投資などの重要分野を協議したが、タイの当局者は妥結には「もう少し時間がかかる」と述べ、最終的な合意に至らなかったことを明らかにした。4日の首脳会合での妥結は不透明な情勢だ。

 牧原秀樹経済産業副大臣は会合終了後に記者会見し「交渉を何とか終わらせるという各国の意欲を共有した。議論の結果は首脳会合後に共同声明で発表する」と述べた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191102-00000003-kyodonews-bus_all

去年に引き続き妥結されない?

この話題はむしろ時事と共同が率先して不一致という面を報道しているね。同じ時事や共同でもこうも論調が異なるのはどうしてだろうか?

「バンコク時事」「バンコク共同」だからだと思います!どこの地域から発信されたかで、全然違うんだと思います・・・。

興味深い報道ですが、米国との関連が薄いAsia全般の話題については皆さんにお任せすることになります。去年も妥結がなされなかったことが報道されましたが、今年もそれに引き続き妥結されないという解釈でしょうか。

そうだと思います!時事通信の記事になってしまうんですけど、年内の妥結は無理じゃないかって言われてるんです。

RCEP、年内妥結困難=閣僚会合で一致できず
11/1(金) 23:31配信 時事通信

 【バンコク時事】日本、中国、韓国と東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国など計16カ国が参加する東アジア地域包括的経済連携(RCEP)交渉の閣僚会合が1日、バンコクで開かれた。

 4日の首脳会合の声明内容について協議したが、一致できなかった。目標とする年内妥結は厳しい情勢だ。関税の撤廃・削減をめぐり対立が残ったとみられる。

 日本からは梶山弘志経済産業相の代わりに牧原秀樹経産副大臣が出席。牧原氏は1日夜、会合後の記者会見で、「本国に確認する部分が残っている」と語り、閣僚間で合意に至っていないことを明らかにした。

 閣僚会合では、関税撤廃・削減といった論点を折衝した。首脳声明の方向性は共有したが、文言などで一致できず、議長国タイは予定されていた記者対応を中止。交渉筋は「あとは首脳の決断に委ねられる」と述べた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191101-00000185-jij-pol

この感じでいくと中国と他の国との溝が深かったかのような印象を受けるね。中国は米国以外の他の国にも関税の撤廃を求めてそうだ。

詳細は分からないんですけど、誰も中国との関税を撤廃したくないと思います・・。中国製の安い製品ばかりになってしまいます!

これがTPPなら大歓迎なんだがな。RCEPは2カ国ほど余計な国がくっついてくるから問題になってるわけで。

11月4日になされる首脳会合後の首脳声明そのものが発表されないという解釈でよろしいでしょうか。

もし発表されたとしても、中身がない声明になる気がします・・・。インドが抵抗しているみたいなので、妥結は無理だと思います!

妥結できないのはインドが理由?最初から呉越同舟だった?

インドも参加してるんだっけ?

そうです!産経新聞さんによれば、インドが反発しているのが理由で妥結が難しくなるそうです!

5時間半遅れて開催 RCEP閣僚級会議
11/1(金) 22:17配信 産経新聞

 日本や中国、韓国、東南アジア諸国連合(ASEAN)など16カ国が参加する東アジア地域包括的経済連携(RCEP)交渉の閣僚級会議が1日、バンコクで開かれた。目標とする年内の妥結に向け、関税撤廃など意見の隔たりの大きい分野を中心に詰めの協議を行った。4日には首脳会議を予定するが、妥結に至るか見通せない状況だ。

 公式会議の前に各国の意見を調整する“地ならし”のための非公式会議が急遽決まり時間を費やした。結局、正式な会議は、予定より約5時間半遅れて始まるなど議論は難航した。

 年内の妥結に向け、鍵となるのがインドだ。対中貿易赤字に悩むインドは自国産業への影響を警戒し、関税撤廃や削減に慎重な姿勢を崩していない。今回の会議でもインドを納得させるための「妥協点」を見いだすことに協議の時間が多く割かれたもようだ。

 RCEP交渉は2013年から始まったが、トランプ米政権の保護主義的な動きに対抗するため、交渉参加国の間で妥結への機運が高まっている。とくに対米貿易摩擦が激化している中国が妥結に前向きになっているという。

 今回の閣僚級協議に出席を予定していた梶山弘志経済産業相は、国会日程を優先させ出席を見送った。代わりに牧原秀樹経産副大臣が出席した。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191101-00000665-san-bus_all

というかこの話題は欧米メディアは一切取り上げてないね。英語圏でもシンガポールやバンコクのメディアだけだ。欧米が参加国じゃないから関心も薄いということだろう。

そうみたいですね・・・。会議自体が5時間半遅れたし、日本の経産相も出席を見送ってしまいました。

インドは米国との関係も重視していますが、中国との関税を撤廃させることに抵抗があるという話との関連性は不透明です。妥結に関しても中国が前向きとの話ですが、このRCEPそのものが保護主義的な動きかと思います。

参加国の面子のあくが強すぎるし最初から呉越同舟だと思ってたよ。中国やインドに韓国、タイやフィリピンなど癖のある国を省いて、代わりにカナダやオーストラリアにニュージーランド、メキシコにチリなどを入れたTPPがいかに優秀な枠組みかがよく分かるよね。

有能さんは、TPPは保護主義的な枠組みだと考えていますか?

Trans-Pacific Partnershipは通商面より安全保障面での役割が大きいという認識です。米国は参加しないことを決めましたが、安全保障の側面で考えれば米国抜きでも成立する枠組みの発足は急務かと思います。

TPPって今どうなってるんだっけ?ついでに調べてみようぜ。

アメリカ抜きでも・・・?

TPPが日米の貿易協定に役立った?中国は全然ダメ?

と思って調べてみたけどすでに発効してるし特に話題もなかった。日米貿易協定で米国も事実上TPPに融合しつつあるというような報道なら見かけた。それから最も興味深く読ませてもらったのはこの記事だね。

苦心の日米貿易協定、防波堤になったTPP
編集委員 坂本英二

2019/10/12 6:00

 米政府にはしごを外されても結んだTPPが、次の対米交渉で有効なカードになった――。日米両政府が10月7日に署名した新たな貿易協定の交渉経過を見ながら、先が読めない国際政治の皮肉をつくづくと感じた。10年前に当時のオバマ政権に促されて日本が重い腰をあげ、トランプ政権の翻意で米国抜きでスタートした環太平洋経済連携協定(TPP)の存在が、今回の貿易協定で日本の譲歩がこの程度で済んだ防波堤になったと思うか…

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50850390Q9A011C1I00000/

ちなみに会員記事だけど月10本までなら無料で読めるぞ。TPPや日欧EPAという安倍首相の残した中で最も大きな成果のうちの一部がトランプとの貿易交渉に役立ったという内容だ。中国とは桁違いの交渉上手だと思うよ。

そうみたいですね!記事を読んでて、すごく元気が出てきました・・・。TPPや日米貿易協定に反対する人は、何も分かってないと確信できました!

トランプ氏と日本首相の安倍氏は良好な関係を築けているように見えます。懸案とされていた自動車関税についてもひとまずは見送られる形となりました。安倍氏はトランプ氏がどのような合意を求めているかをよく把握しているかと思います。

やったぁ!それに比べて、中国は全然ダメダメですね。

私からはこちらの報道内容を共有します。中国との合意は第3段階まで進んで初めて最終的なものになると言えそうです。現時点では第1段階に向けた合意が進展していること以上に述べられることはありません。

米中、通商合意は第3段階まで必要=ナバロ補佐官
11/2(土) 7:06配信 ロイター

 [ワシントン 1日 ロイター] – ナバロ米大統領補佐官(通商製造政策局長)は1日、米中の第1段階の通商合意に向けた交渉は順調に進捗しているとしながらも、中国の構造的な問題に対応するためには第3段階まで必要になるとの考えを示した。

 ナバロ氏はFOXビジネス・ネットワークに対し、中国が合意に違反した場合に米国が中国の報復関税を恐れることなく関税措置を発動できる施行メカニズムが交渉の焦点になっていると指摘。「中国の構造問題に対応するためには、第3段階まで必要になる」と述べた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191102-00000030-reut-cn

なるほど。読みようによっては、第1段階だけの合意では米国が中国に譲歩したかのようにもなってしまうね。合意違反時の措置を第3段階に盛り込もうとしても、中国はそこまで達する前にトランプ政権が終わると判断するんじゃないか?

ちょっと不安が残りますよね・・・。結局、トランプ大統領は関税を延期しないんでしょうか?

会場の場所も近く発表されるとは言ってたけどまだ何も出てきてないしね。来週になるまでしばらく生ぬるい展開が続きそうだ。4日のRCEP首脳会合がどうなるかでも変わってくるだろう。

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