中国が英国との政治的緊張を強める  香港問題を理由に株式相互接続制度を停止か

上海とLondonの証券取引所間における株式相互接続制度を、中国が一時停止させたことが分かりました。英国の香港での抗議活動に対する姿勢などが理由とされていますが、明確な背景は明らかになっていません。これにより両国の政治的緊張が強まる可能性が考えられます。

EXCLUSIVE-中国、上海・ロンドン株式相互接続を一時停止 政治的緊張で=関係筋
1/2(木) 16:52配信 ロイター

 [香港/ロンドン 2日 ロイター] – 上海証券取引所とロンドン証券取引所<LSE.L>の株式相互接続(ストック・コネクト)制度を中国が一時的に停止したことが、関係筋の話で明らかになった。英国との政治的緊張が理由という。

 上海・ロンドン株式相互接続は、上海上場企業がロンドンに、ロンドン上場企業が上海にそれぞれ上場できる制度で、中国企業の投資家基盤拡大や、中国の投資家による英上場企業への投資につながるとみられていた。

 当局者や上場計画に関わる人物を含む関係筋5人は全員、制度の一時停止は政治的な理由によるものだと話した。うち2人は、香港のデモを巡る英国の姿勢に言及し、1人は香港の英領事館職員が中国本土で拘束された件を巡る英国側の反応に触れた。

 中国証券監督管理委員会(証監会、CSRC)と上海証取はコメントの求めに応じていない。ロンドン証取の広報担当者と英財務省報道官はコメントを控えた。

 中国外務省は声明で、詳細は承知していないとしたうえで、「英国に投資する中国企業に対し英国が公平で偏りのない事業環境を提供し、両国が様々な分野で円滑に協力できるよう英国が適切な環境を整備することを期待する」とした。

(以下略)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200102-00000021-reut-bus_all

英国と中国の関係が最終的にどのようになるか

第1段階の合意と株高に夢中になる米国に代わって英国が中国との対立を深めるんだろうか?

アメリカ株、また上昇してるんですね・・・。どこまで上がるんですか?逆に不安になります!

今回の措置は政治的な背景が理由とされています。英国が香港の抗議活動に対して見せた姿勢や、香港の英国領事館職員が中国で拘束されたことなどが考えられるようです。詳細については明らかにされていません。

中国の言い分を聞く限りは英国側に原因があるような感じだね。英国政府も英国の証券会社も沈黙をしているから詳細が分からない。

イギリスが公平な環境を提供しないから、中国が怒ってプログラムを止めてしまったのでは?

Bloombergでも同様の内容が報道されています。英国と中国の関係が最終的にどのようになるかにかかっているとのことです。

ロンドン・上海証取間の相互上場、中国が一時的に差し止め-関係者
1/2(木) 18:09配信 Bloomberg

 (ブルームバーグ): 中国当局は上海とロンドンの両証券取引所間の相互上場プログラムを一時的に差し止めた。この決定に詳しい複数の関係者が明らかにした。相互上場とは、どちらかの証取に上場している企業が、連携先の証取に預託証券を上場できる制度。

 同関係者らが匿名を条件に語ったところによると、政治的な配慮が決定の背景にあり、いつごろ再開するかは不明。中国証券監督管理委員会(証監会)と上海証券取引所にコメントを求めたが、現時点で返答はない。差し止めについてはロイター通信が先に報じた。

 関係者1人によれば、香港の抗議デモに対する英政府の姿勢が今回の差し止め決定につながった要因の一つで、最終的な決定は英国との関係がどのように展開するかにかかっているという。

 中国外務省の耿爽報道官は2日に記者団に対し、「詳細は承知していない」と述べた上で、「英国に投資する中国企業に公正かつ差別的でない開かれた環境を提供し、両国が現実的な協力を行う上で適切な条件を英国が整えるよう期待していると強調したい」とコメントした。

 ロンドン証券取引所の北京在勤担当者はブルームバーグの取材に対し、英国の事務所に問い合わせるよう求めた。英財務省の報道官はロイターに対しコメントを控えた。

原題:China Is Said to Suspend Link Between Shanghai, London Exchanges(抜粋)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200102-56155301-bloom_st-bus_all

英国は1月末までにEU離脱をする予定なんだけど、そのことに伴う動きかもしれないね。もしEU離脱が本気で実現するなら中国はEU側につくだろ?

確かに・・・。中国は、ドイツやフランスと仲良くしたいんですよね?

具体的な政治的背景について明らかにされている情報は多くはないですが、英国と香港の関係から考えれば根深い対立が表面化する可能性は否定できませんね。中国当局が英国政府に支持を求めているとも考えられます。

ここでも英国とフランスの対立構図か…おっと口を滑らせてしまった。

米国政府はどこへ向かっているのかという疑問点について

しーっ!

まあ先にネットユーザーの反応を見た方がいいような気がするね。記事からはこれ以上何も分からないし推測するしかないからな。

主権範囲の事だと思う、と書いている中国のコメント部隊がいました・・・。経済的に依存させて、骨抜きにするのが中国のやり方だ(GHさん)、習さんの政策は愚かだ、今のイギリス首相が誰だか分かってない(FRさん)、イギリスに香港を守ってほしい(GQさん)、という雰囲気です。

まあ米国がだめなら英国しかいないよね。有能さんに1つ聞きたいんだけど、今のトランプ政権は一体どこへ向かおうとしてるんだろうか?大統領選で当選することだけを考えてるんだろうか?

参考になるかは分かりませんが、こちらの報道を共有します。トランプ氏と習近平氏の第1合意に関する署名式の報道については、皆さんもご存じかと思いますので省略します。

米軍約750人を中東に増派、イラクの大使館襲撃受け
1/1(水) 20:40配信 ロイター

 [ワシントン 31日 ロイター] – 米政府は31日、在イラク米大使館をデモ隊が襲撃した事件を受け、米兵約750人を直ちに中東へ派遣することを決めた。さらなる増派も準備しており、数日以内に最大4000人規模を追加派遣する可能性がある。

 イラクでは31日、米軍がイスラム教シーア派武装組織の拠点数カ所を空爆したことを受け、首都バグダッドの米大使館周辺で暴力的な抗議デモが発生した。イランが支援する民兵を含むデモ隊が米大使館の出入り口に火を付けたり、投石するなどした。

 米国防総省の発表によると、まずは陸軍の第82空挺部隊から約750人を派遣。複数の米当局者によると、数日以内にさらに最大4000人を増派する可能性があるという。

 エスパー国防長官は声明で、「米国人と施設への脅威レベルが高まったことを受けた、正当で予防的な措置だ」とした。

(以下略)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200101-00000018-reut-asia

おいおいトランプの方針とは真逆じゃないか…。中東に米軍を新たに派遣するって?トランプは大統領選と弾劾訴追で手一杯という解釈でいいのかな?

そうだと思います!だって、トランプ大統領は「ダボス会議」に出席するそうです。去年は代表団を送るのを中止したのに、今年はムニューチン長官に率いられて参加するみたいです・・・。

ダボス会議?

そうです!ボリスジョンソン首相は、欠席を決めましたよね?それなのに、アメリカは出席するんです!

Davos 2020は1月21日から24日までスイスのDavosで開催されます。財務長官のMnuchin氏が代表団を率いて出席することを発表しています。また、トランプ氏が昨年欠席を決めた理由は政府閉鎖によるものです。

欠席する理由がないから出席する、というのはトランプらしくない気もするけどね。ジョンソン首相との温度差が出始めている気がする。

Queen ElizabethがEU離脱の施政方針を読み上げたことについて

イギリスは、女王様がいますよね?アメリカには、王様がいません!その違いだと思うんです。

確かにエリザベス女王がEU離脱を最優先するという施政方針を読み上げてるし、トランプと違って簡単には覆らない雰囲気を見せてるよね。というかさ、この前車線について話したじゃん?

左車線国家と、右車線国家ですよね?

あれってそのまま立憲君主制の国と共和制の国に分類される気はしないか?試しに並べてみようぜ。

【左車線国家と右車線国家】
左車線:英国、日本、オーストラリア、ニュージーランド、インド、香港、シンガポール、南アフリカ共和国など
右車線:フランス、米国、ロシア、ドイツ、中国、サウジアラビア、カナダ、韓国など

次に立憲君主制の国をいくつか抽出してみよう。重複している国が多いと思われるアジアと英連邦王国に絞って、色をつけて比較してみた。

【立憲君主制の国】
アジア
・カタール国
・カンボジア王国
・クウェート国
・タイ王国
・日本国
・バーレーン王国
・ブータン王国
・ブルネイ・ダルサラーム国
・マレーシア
・ヨルダン・ハシミテ王国

英連邦王国
・アンティグア・バーブーダ
・イギリス
・オーストラリア連邦
・カナダ
・グレナダ
・ジャマイカ
・セントクリストファー・ネイビス連邦
・セントビンセントおよびグレナディーン諸島
・セントルシア
・ソロモン諸島
・ツバル
・ニュージーランド
・バハマ国
・パプアニューギニア独立国
・バルバドス
・ベリーズ
※赤色が左車線国

という感じになった。

どういう感じなんですか?

記事が完成する時に色分けされる予定だから、楽しみにしておいてくれ。

まあそういうわけで、これはやはり英国とフランスの争いがいよいよ本格化しそうなフラグじゃないかと思うね。何しろ中国はEUとべったりだからな。EU離脱後に英国と中国の関係がそのまま維持されるとは思ってない。だからこの株式市場の停止騒動は一時的には終わらないと思ってる。

有能さん、またいなくなってますね・・・。消えるタイミングがさりげないです!

空気を読んでるんじゃない?知らないけど。それで俺も車線の話を持ち出したんだ。この件は後で予定表にも入れておくから、後で最新版を共有しようと思う。ワトソン君も何か追加できそうな項目があったら教えてほしい。

黒井さん、分かりました!

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